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姉編
6 こんなつもりじゃなかった(姉視点)
セレニティーの婚約者のオースティンは、簡単に引き込めた。
まるで、待っていたかのように、すぐに仲良くなって・・・・・・
きっかけは、相談を持ちかけたことなのだけれど、人妻が、夫以外の男に相談する必要がどこにある?
よく、使うきっかけづくりよ。
本当に、相談したければ、自分の親兄弟にするべきだし、人生経験豊かな社交界のおば様達にした方が、よほど有益な答えが得られる。それを、相手もわかっていて、相談に応じるのだから同罪だと思う・・・・・・
楽しかった。セレニティーのものを奪っているという満足感!
この男のことを、好きでも愛しているわけでもない私は、ただ自己満足のためにオースティンと愛を囁きあっていた。
今日も、当然そのつもりだった。ちょっとしたお約束よ? こうして、愛してるふりごっこをして、お互い楽しく時をすごすだけ。そこに、『真実の愛』なんてありっこない!
*:゚+。.☆.+*✩⡱:゚
バタン!!と、クローゼットの扉が開いて・・・・・・そこから、セレニティーが飛び出して来た時には腰を抜かしそうになったわ。なんで、そんなところに隠れていたのよ?
セレニティーは、天然なはずなのに・・・・・・知っていたのかしら?
「私は、オースティン様と婚約破棄をいたしますわ! 私が身を引きますから、お二人でお幸せになってくださいませ。早速、お父様にご報告しますわ!」
あぁ、やっぱり、天然なのね? そう言ったセレニティーの瞳には、私を応援する、という固い意志がみてとれたから。
お願いだから、やめてよ・・・・・・これは、違うのよ・・・・・・遊びなんだってば・・・・・・
私が呆然としているうちに、セレニティーはコルト公爵様の執務室に入ってしまった。
オースティンは私をバカ女呼ばわりして、私も負けずに、言い返していたら、頬を思いっきり叩かれた。
この男は、興奮すると暴力を振るう癖があることがわかった瞬間だった・・・・・・
謝ってきたけれど、こんな男は逆上するたびに、暴力を振るうに違いないわ。サイテーー・・・・・・
「それにしても、まずいわ・・・・・・どうしたらいいかしら・・・・・・」
そう呟く私に、コルト公爵が、こちらに向かってくる足音が聞こえたのだった。
まるで、待っていたかのように、すぐに仲良くなって・・・・・・
きっかけは、相談を持ちかけたことなのだけれど、人妻が、夫以外の男に相談する必要がどこにある?
よく、使うきっかけづくりよ。
本当に、相談したければ、自分の親兄弟にするべきだし、人生経験豊かな社交界のおば様達にした方が、よほど有益な答えが得られる。それを、相手もわかっていて、相談に応じるのだから同罪だと思う・・・・・・
楽しかった。セレニティーのものを奪っているという満足感!
この男のことを、好きでも愛しているわけでもない私は、ただ自己満足のためにオースティンと愛を囁きあっていた。
今日も、当然そのつもりだった。ちょっとしたお約束よ? こうして、愛してるふりごっこをして、お互い楽しく時をすごすだけ。そこに、『真実の愛』なんてありっこない!
*:゚+。.☆.+*✩⡱:゚
バタン!!と、クローゼットの扉が開いて・・・・・・そこから、セレニティーが飛び出して来た時には腰を抜かしそうになったわ。なんで、そんなところに隠れていたのよ?
セレニティーは、天然なはずなのに・・・・・・知っていたのかしら?
「私は、オースティン様と婚約破棄をいたしますわ! 私が身を引きますから、お二人でお幸せになってくださいませ。早速、お父様にご報告しますわ!」
あぁ、やっぱり、天然なのね? そう言ったセレニティーの瞳には、私を応援する、という固い意志がみてとれたから。
お願いだから、やめてよ・・・・・・これは、違うのよ・・・・・・遊びなんだってば・・・・・・
私が呆然としているうちに、セレニティーはコルト公爵様の執務室に入ってしまった。
オースティンは私をバカ女呼ばわりして、私も負けずに、言い返していたら、頬を思いっきり叩かれた。
この男は、興奮すると暴力を振るう癖があることがわかった瞬間だった・・・・・・
謝ってきたけれど、こんな男は逆上するたびに、暴力を振るうに違いないわ。サイテーー・・・・・・
「それにしても、まずいわ・・・・・・どうしたらいいかしら・・・・・・」
そう呟く私に、コルト公爵が、こちらに向かってくる足音が聞こえたのだった。
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