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21 R15
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※R15です。特に残酷な描写もないと思いますが、娼婦の話とか性行為を想像させる言葉がありますのでR15にしておきました。
(ジョバンナ小隊長視点)
「ジョバンナ小隊長に任務を与える。カステジャノス侯爵家を監視せよ。あの家族の動向をつぶさに記録し報告するように」
「はい。では、わたしの女性部下達を侍女やメイドとして潜り込ませます。わたしも奴らの外出時に尾行などをし、行動パターンを探ります。騎士団長、やつらは隣国の諜報員と通じている等の疑いがあるのですね? この国を裏切っているわけか……全力を尽くします!」
「いや……そんな頭の良い奴らではない。国王陛下がおっしゃるには、あいつらの罪は聖女様への虐待罪だ」
「え? 聖女様? 騎士団長、それは本当のことでしょうか? 数百年に一度しか現れないと言われる国の宝を虐待ですか……これはもう死刑で……」
「早まるな。国王陛下はリュシュパン公爵夫人から、マクシミリアン様の快気祝いに招待されている。そのパーティにも潜入し、カステジャノス侯爵一家の様子を逐一報告せよ」
「はい、わかりました」
わたしの部下達はカステジャノス侯爵家に潜り込み、奴らの怠惰で傲慢な姿を見た。彼らの思考回路は実に単純だ。彼らに魅力的な情報を与えれば、おもしろいように飛びつく。
カステジャノス侯爵夫妻はグルメで『話題の』とか『新メニュー』の文字に弱い。ベッツィーは着飾ることが好きで、頻繁にドレスを仕立てる。フランクは女好きでメイドに性的悪戯を繰り返した。
マクシミリアン様の快気祝いにも潜入し、あの茶番劇を全て見たわたしは呆れ果てている。けれど、国王陛下はカステジャノス侯爵一家に三日間の猶予を与えた。
(あそこまで愚かで浅はかな者達だ。即刻、首をはねても良いのでは?)
わたしはとても不思議に思う。
その後で国王陛下に直々に指示をいただく。
「そのまま監視を続けよ。もし反省し、この三日間で生活態度を改めるような動きがあれば、それを考慮した処分になる。ただ、少しも反省しないのであれば……地獄に堕とせ」
かくして、私はカステジャノス侯爵を地獄に送り届けた後、孤児院に寄る。ここには、例のレストランで協力してもらった少年と少女がいるのだ。
お土産に市井でドーナツをたくさん買い孤児院に寄れば、「ジョバンナ様。いらっしゃい! この間のわたしの演技はどうだった?」と、目をキラキラさせて聞いてくる少女。彼女は将来、舞台女優になりたいという夢がある。
「とても、素晴らしかったよ。院長も良かったし、君も上手だったな」
「ありがとうございます」
はにかんだ少年は、あのレストランで誕生日を台無しにされたと涙ぐんだ子だ。
そう、あれはお芝居。すべてこちらが仕組んだことだが、やったことは新メニューの案内を侯爵の目に触れるようにしただけだ。まともな当主なら、あのような状況で食事に行くわけがない。おとなしく屋敷にこもり、神に祈りでも捧げるだろう。
しかし、カステジャノス侯爵は違った。浅ましくも予約もなしに訪れ、仮病まで使って食べようとし、テーブルを譲った人間には感謝の言葉もない。それどころか暴言を吐き当然のように食事をした愚か者だ。
さて、次はフランクだ。わたしはメイドのふりをさせた女性達に言う。
「好きに料理していいぞ。ずいぶん破廉恥なことをされただろう?」
「ジョバンナ様、それはご心配なく。ジョバンナ様の忠告どおり、娼婦を待機させておりましたので、わたしどもは無事でした」
「それを雇ったお金は必要経費として書類にして出してくれ。騎士団長に承認をもらう」
「はい、ありがとうございます。では、わたし達はフランクを買いにこれから奴隷収容所に向かいますね。最後の審判における罰をくだしてまいります」
「ふふふ、行っておいで。地獄に落としてくるんだ」
(ジョバンナ小隊長視点)
「ジョバンナ小隊長に任務を与える。カステジャノス侯爵家を監視せよ。あの家族の動向をつぶさに記録し報告するように」
「はい。では、わたしの女性部下達を侍女やメイドとして潜り込ませます。わたしも奴らの外出時に尾行などをし、行動パターンを探ります。騎士団長、やつらは隣国の諜報員と通じている等の疑いがあるのですね? この国を裏切っているわけか……全力を尽くします!」
「いや……そんな頭の良い奴らではない。国王陛下がおっしゃるには、あいつらの罪は聖女様への虐待罪だ」
「え? 聖女様? 騎士団長、それは本当のことでしょうか? 数百年に一度しか現れないと言われる国の宝を虐待ですか……これはもう死刑で……」
「早まるな。国王陛下はリュシュパン公爵夫人から、マクシミリアン様の快気祝いに招待されている。そのパーティにも潜入し、カステジャノス侯爵一家の様子を逐一報告せよ」
「はい、わかりました」
わたしの部下達はカステジャノス侯爵家に潜り込み、奴らの怠惰で傲慢な姿を見た。彼らの思考回路は実に単純だ。彼らに魅力的な情報を与えれば、おもしろいように飛びつく。
カステジャノス侯爵夫妻はグルメで『話題の』とか『新メニュー』の文字に弱い。ベッツィーは着飾ることが好きで、頻繁にドレスを仕立てる。フランクは女好きでメイドに性的悪戯を繰り返した。
マクシミリアン様の快気祝いにも潜入し、あの茶番劇を全て見たわたしは呆れ果てている。けれど、国王陛下はカステジャノス侯爵一家に三日間の猶予を与えた。
(あそこまで愚かで浅はかな者達だ。即刻、首をはねても良いのでは?)
わたしはとても不思議に思う。
その後で国王陛下に直々に指示をいただく。
「そのまま監視を続けよ。もし反省し、この三日間で生活態度を改めるような動きがあれば、それを考慮した処分になる。ただ、少しも反省しないのであれば……地獄に堕とせ」
かくして、私はカステジャノス侯爵を地獄に送り届けた後、孤児院に寄る。ここには、例のレストランで協力してもらった少年と少女がいるのだ。
お土産に市井でドーナツをたくさん買い孤児院に寄れば、「ジョバンナ様。いらっしゃい! この間のわたしの演技はどうだった?」と、目をキラキラさせて聞いてくる少女。彼女は将来、舞台女優になりたいという夢がある。
「とても、素晴らしかったよ。院長も良かったし、君も上手だったな」
「ありがとうございます」
はにかんだ少年は、あのレストランで誕生日を台無しにされたと涙ぐんだ子だ。
そう、あれはお芝居。すべてこちらが仕組んだことだが、やったことは新メニューの案内を侯爵の目に触れるようにしただけだ。まともな当主なら、あのような状況で食事に行くわけがない。おとなしく屋敷にこもり、神に祈りでも捧げるだろう。
しかし、カステジャノス侯爵は違った。浅ましくも予約もなしに訪れ、仮病まで使って食べようとし、テーブルを譲った人間には感謝の言葉もない。それどころか暴言を吐き当然のように食事をした愚か者だ。
さて、次はフランクだ。わたしはメイドのふりをさせた女性達に言う。
「好きに料理していいぞ。ずいぶん破廉恥なことをされただろう?」
「ジョバンナ様、それはご心配なく。ジョバンナ様の忠告どおり、娼婦を待機させておりましたので、わたしどもは無事でした」
「それを雇ったお金は必要経費として書類にして出してくれ。騎士団長に承認をもらう」
「はい、ありがとうございます。では、わたし達はフランクを買いにこれから奴隷収容所に向かいますね。最後の審判における罰をくだしてまいります」
「ふふふ、行っておいで。地獄に落としてくるんだ」
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