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真実の愛
しおりを挟む「真実の愛か‥‥そんな男がいるとはね」
「レディ・マドンナ」のマダム・ヘレナはつぶやいた。
エリザベスが娼館を去る日、ヘレナは皇帝に謁見していた。
「お話しさせて頂きたいことがございます。エリザベス様は男性の客は一人としてとっておりません。高級娼婦の教育係として「レディ・マドンナ」で講師をしておりました。ですから、清い身体のままです」
「ふふっ、ありがとう。よく教えてくれた。だが、その情報はわたしにはそれほど重要なことではない。エリザベスの命があって無事であればそれだけでいいんだ」
きっぱりと男らしく言い切った美貌の皇帝は輝かんばかりの笑顔だ。
参ったわ、完敗よ、そんな男がいるなんて‥‥ならば‥‥私も
「さぁて、私も愛を探しに行くとするわ」
ヘレナの明るい希望に満ちた声が部屋中に響いた。
☆
国で最も有名な高級娼館の「レディ・マドンナ」は突然、閉店した。
3年後、マダム・ヘレナによく似た女将が若い夫とパンを捏ねる光景を見た貴族がいたらしい。
そして、高級娼婦だった女によく似た母親が小さな子供を連れてそのパンを買っていたそうだ。
そのパン屋の店名は「ラ・ヴェリテ・アムール」真実の愛。
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退会済ユーザのコメントです
感想ありがとうございます❣
もやっとさせて
ご、ごめんなさい💦
お読みいただき嬉しいです(*´꒳`*)
|д・) ソォーッ…
今頃ですが😆
兄妹だし、娼館だし、警戒して損しましたよ❗️
甘いですね〜💓
面白かったです(*´艸`*)♡
|ェ)・`)チラックマ🌟
ビクーン∑(・ω・ノ)ノ
びっくりしました‼️
ありがとう( •⌄• )◞ございます👍😆🎶