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10 お菓子がいっぱい ・ 嫌われすぎだろ?
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ザヘリー公爵夫人と和やかにお話をしていると、私の前に焼き菓子やクッキーが二個づつ置かれました。お菓子を置いてくださったのは満面の笑みで現れたイケメンのおじ様です。
「えっと、美味しそうなお菓子ですねぇ。せっかくですので、いただきますね。モグモグ。わぁーー、美味しい! 外側はサクッとした食感で、内側はしっとり。甘くてほんのりバターの風味が広がります」
「私の趣味はお菓子作りでね。気に入ってもらえてなによりだ。さぁ、もっと食べなさい」
さらにお菓子が私の前に追加されて、イケメンおじ様はザヘリー女公爵様の隣に座ります。どうやら、ザヘリー女公爵様の夫君のようです。お菓子作りが趣味の旦那様なんて最高すぎますね。
「アイビーさんはどんどん食べて良いですからね。むしろ、食べないといけませんわ。食は細いのかしら?」
「いいえ。普通のご令嬢よりも量は食べられるのですが、エルナン男爵家はあいにくそれほど食事にお金をかけられない状況でして、食べ物はほとんど育ち盛りの妹達のものになってしまいます」
私の言葉が終わらないうちにザヘリー女公爵様が私の前にまたもやお菓子を置きはじめ、今では焼き菓子もクッキーも小ぶりの取り皿から溢れだしています。
いくらなんでも一度にこの量は無理です。食べきれなかったお菓子は妹達のおやつとして、かわいい袋につめてくださいました。
「カイド様は今まで通りに女性とデートをしてくださって構いませんから、なんならありばい作りもお手伝いしますのでおまかせください」
私はさらにカイド様を安心させようとにっこりしたのでした。
☆彡 ★彡(カイド視点)
「カイド様は今まで通りに女性とデートをしてくださって構いませんから、なんならありばい作りもお手伝いしますのでおまかせください」
アイビーが満面の笑みで言うのが、なぜかあまり嬉しくない。全く私に関心がないことは理想なのだが、これではなさすぎな気がした。本当なら理想の妻になる女性だと喜ぶべきなのだが・・・・・・。
しばらく窓の外に視線を移し、ぼんやりと景色を眺めていた。ふと、隣を見ればすっかり寝入っているアイビーの寝顔が、とても愛らしく見えて戸惑う。
「アイビー。着いたぞ。なかなか起きないなぁ。仕方がない・・・・・・」
お姫様抱っこをして馬車から降ろそうとすると、すぐさま起きて必死で抵抗された。
「契約妻をお姫様抱っこするなんておかしいです! 離れてください。それ以上はこちらに来てはいけません」
「いや全くおかしいとは思わないね。嫁の心得には『抱かない』という項目はなかったはずだ」
私の言葉にアイビーは、とても嫌そうに顔をしかめた。
「『子供は欲しがらない=抱かない』ですよね? カイド様は私を慰み者にして、子供ができたら堕ろさせるつもりですね? 鬼畜です! 嫌いです」
アイビーの私に対する評価が悪すぎる。女性にここまで嫌われたことなんてないんだが・・・・・・
「えっと、美味しそうなお菓子ですねぇ。せっかくですので、いただきますね。モグモグ。わぁーー、美味しい! 外側はサクッとした食感で、内側はしっとり。甘くてほんのりバターの風味が広がります」
「私の趣味はお菓子作りでね。気に入ってもらえてなによりだ。さぁ、もっと食べなさい」
さらにお菓子が私の前に追加されて、イケメンおじ様はザヘリー女公爵様の隣に座ります。どうやら、ザヘリー女公爵様の夫君のようです。お菓子作りが趣味の旦那様なんて最高すぎますね。
「アイビーさんはどんどん食べて良いですからね。むしろ、食べないといけませんわ。食は細いのかしら?」
「いいえ。普通のご令嬢よりも量は食べられるのですが、エルナン男爵家はあいにくそれほど食事にお金をかけられない状況でして、食べ物はほとんど育ち盛りの妹達のものになってしまいます」
私の言葉が終わらないうちにザヘリー女公爵様が私の前にまたもやお菓子を置きはじめ、今では焼き菓子もクッキーも小ぶりの取り皿から溢れだしています。
いくらなんでも一度にこの量は無理です。食べきれなかったお菓子は妹達のおやつとして、かわいい袋につめてくださいました。
「カイド様は今まで通りに女性とデートをしてくださって構いませんから、なんならありばい作りもお手伝いしますのでおまかせください」
私はさらにカイド様を安心させようとにっこりしたのでした。
☆彡 ★彡(カイド視点)
「カイド様は今まで通りに女性とデートをしてくださって構いませんから、なんならありばい作りもお手伝いしますのでおまかせください」
アイビーが満面の笑みで言うのが、なぜかあまり嬉しくない。全く私に関心がないことは理想なのだが、これではなさすぎな気がした。本当なら理想の妻になる女性だと喜ぶべきなのだが・・・・・・。
しばらく窓の外に視線を移し、ぼんやりと景色を眺めていた。ふと、隣を見ればすっかり寝入っているアイビーの寝顔が、とても愛らしく見えて戸惑う。
「アイビー。着いたぞ。なかなか起きないなぁ。仕方がない・・・・・・」
お姫様抱っこをして馬車から降ろそうとすると、すぐさま起きて必死で抵抗された。
「契約妻をお姫様抱っこするなんておかしいです! 離れてください。それ以上はこちらに来てはいけません」
「いや全くおかしいとは思わないね。嫁の心得には『抱かない』という項目はなかったはずだ」
私の言葉にアイビーは、とても嫌そうに顔をしかめた。
「『子供は欲しがらない=抱かない』ですよね? カイド様は私を慰み者にして、子供ができたら堕ろさせるつもりですね? 鬼畜です! 嫌いです」
アイビーの私に対する評価が悪すぎる。女性にここまで嫌われたことなんてないんだが・・・・・・
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