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6 留学させられた私(フローレンス視点) フローレンスの末路というより希望のある未来です
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「まぁ、フェルゼン様は物ではありませんよ。返して、などと失礼な物言いはいけません! ポピンズ候爵家はリッチ候爵家に借金を肩代わりしていただくのですよ。こちらが決められるお話しではありません。フローレンスはいつまでウサギでいるつもりなのかしら」
お姉様はまた私をウサギ扱いしていて、私を本気でネザーランドドワーフの生まれ変わりだって信じているみたい・・・・・・そんなわけないじゃない・・・・・・
「私は人間だって何度言えばわかるのよ! お姉様のドレスを破いたりシミをつけたのはわざとだし、お母様達にお姉様の悪口を言って嫌われるように仕向けたのも私なんだから! 悪いことだって知ってるもん!」
私の叫ぶ声にお姉様は天使のように微笑んだ。
「これはいい兆候だわ! たった今、自分から尋ねられてもいないのに悪いことをしたと懺悔するなんて、罪の意識が芽生えてウサギから人間になろうとしている瞬間なんじゃないかしら? そうやって罪を認めることはとても素晴らしいことよ。成長したのね?」
お姉様は感慨深げに満足の溜息をついた。
「あぁ、そういうことか! だったら、フローレンスを淑女教育の名門花嫁学校に行かせたらどうかな? 成長期の今こそ勉強すれば身につく時期だよ」
フェルゼン様が余計な提案を言い出した。
「そうね、とてもいい考えだわ! 入学金や授業料はリッチ候爵家が払いますよ」
リッチ候爵夫人はにっこりと笑っていたけれど、目の奥は笑ってなどいない。
「あの・・・・・・私・・・・・・えっと・・・・・・ウサギのままでいいです。それからフェルゼン様は諦めますから・・・・・・」
厳しい花嫁学校に行かされそうになった私はその場を逃げようとしたが、今度はリッチ侯爵が口を開いた。
「ほぉ。ウサギのままでいたいなら、リッチ候爵家の遠縁のニンジンウエール男爵の広大なニンジン畑に招待しよう。遠慮には及ばない。たくさんニンジン畑で走り回ってニンジンをたんと食べてくればいい」
私は自慢じゃないけれどニンジンは大嫌い!
私は慌ててその場を逃げ出しポピンズ候爵家に戻ると部屋にひきこもり、外にも出ないで時が過ぎるのを待った。二度とお姉様には近づきたくない。けれど・・・・・・最悪なことに両親にその話が伝わった。
「リッチ候爵家がフローレンスに隣国の花嫁学校に行く大金を出してくれたわ。あそこは有名な学園で卒業できれば王族にも嫁げる素晴らしいところなのですって。フローレンスには王族の婚約者が似合うわよ」
その3日後、お母様は有頂天になって自室に引きこもっている私をサロンに引っ張り出したのだった。
「必ず卒業するのだぞ! でなければ帰ってくる家はないぞ!」
その学園を卒業した私ならば必ず王族と結婚できるとリッチ侯爵夫妻に言い含められたお父様達は、私に卒業するまでは帰ってくるなと言うのだった。あれほど私に甘かった両親なのに・・・・・・
そして・・・・・・今・・・・・・私は地獄のような勉強漬けの毎日を送っている。こんなことならニンジン畑の方が良かったのかな・・・・・・
私が学園を退学されそうになりポピンズ候爵家を勘当されそうになった時、初めてお姉様の涙を見た。
私が頑張って成績優秀者に選ばれた時は、もっと号泣したお姉様を見ることができた。
あれほど意地悪をしても泣かなかったお姉様は嬉しい時には簡単に泣くのがわかったのはこの時だ。
それから私は何度もお姉様も泣かせている。お姉様が流している涙は嬉し涙なんだけれど、泣かせるという目標を達成した私は満足している。
もうお姉様は私をネザーランドドワーフとは言わない。私はお姉様からは今はこう呼ばれているわ。
「私の自慢のフローレンス」ってね!
そして今の私はお姉様が心の底から大好きなのだった。
୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧
すみません、書いているうちにフローレンスが可愛くなってしまいざまぁというより、更生になりました。申し訳ありません。(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾⁾
お姉様はまた私をウサギ扱いしていて、私を本気でネザーランドドワーフの生まれ変わりだって信じているみたい・・・・・・そんなわけないじゃない・・・・・・
「私は人間だって何度言えばわかるのよ! お姉様のドレスを破いたりシミをつけたのはわざとだし、お母様達にお姉様の悪口を言って嫌われるように仕向けたのも私なんだから! 悪いことだって知ってるもん!」
私の叫ぶ声にお姉様は天使のように微笑んだ。
「これはいい兆候だわ! たった今、自分から尋ねられてもいないのに悪いことをしたと懺悔するなんて、罪の意識が芽生えてウサギから人間になろうとしている瞬間なんじゃないかしら? そうやって罪を認めることはとても素晴らしいことよ。成長したのね?」
お姉様は感慨深げに満足の溜息をついた。
「あぁ、そういうことか! だったら、フローレンスを淑女教育の名門花嫁学校に行かせたらどうかな? 成長期の今こそ勉強すれば身につく時期だよ」
フェルゼン様が余計な提案を言い出した。
「そうね、とてもいい考えだわ! 入学金や授業料はリッチ候爵家が払いますよ」
リッチ候爵夫人はにっこりと笑っていたけれど、目の奥は笑ってなどいない。
「あの・・・・・・私・・・・・・えっと・・・・・・ウサギのままでいいです。それからフェルゼン様は諦めますから・・・・・・」
厳しい花嫁学校に行かされそうになった私はその場を逃げようとしたが、今度はリッチ侯爵が口を開いた。
「ほぉ。ウサギのままでいたいなら、リッチ候爵家の遠縁のニンジンウエール男爵の広大なニンジン畑に招待しよう。遠慮には及ばない。たくさんニンジン畑で走り回ってニンジンをたんと食べてくればいい」
私は自慢じゃないけれどニンジンは大嫌い!
私は慌ててその場を逃げ出しポピンズ候爵家に戻ると部屋にひきこもり、外にも出ないで時が過ぎるのを待った。二度とお姉様には近づきたくない。けれど・・・・・・最悪なことに両親にその話が伝わった。
「リッチ候爵家がフローレンスに隣国の花嫁学校に行く大金を出してくれたわ。あそこは有名な学園で卒業できれば王族にも嫁げる素晴らしいところなのですって。フローレンスには王族の婚約者が似合うわよ」
その3日後、お母様は有頂天になって自室に引きこもっている私をサロンに引っ張り出したのだった。
「必ず卒業するのだぞ! でなければ帰ってくる家はないぞ!」
その学園を卒業した私ならば必ず王族と結婚できるとリッチ侯爵夫妻に言い含められたお父様達は、私に卒業するまでは帰ってくるなと言うのだった。あれほど私に甘かった両親なのに・・・・・・
そして・・・・・・今・・・・・・私は地獄のような勉強漬けの毎日を送っている。こんなことならニンジン畑の方が良かったのかな・・・・・・
私が学園を退学されそうになりポピンズ候爵家を勘当されそうになった時、初めてお姉様の涙を見た。
私が頑張って成績優秀者に選ばれた時は、もっと号泣したお姉様を見ることができた。
あれほど意地悪をしても泣かなかったお姉様は嬉しい時には簡単に泣くのがわかったのはこの時だ。
それから私は何度もお姉様も泣かせている。お姉様が流している涙は嬉し涙なんだけれど、泣かせるという目標を達成した私は満足している。
もうお姉様は私をネザーランドドワーフとは言わない。私はお姉様からは今はこう呼ばれているわ。
「私の自慢のフローレンス」ってね!
そして今の私はお姉様が心の底から大好きなのだった。
୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧
すみません、書いているうちにフローレンスが可愛くなってしまいざまぁというより、更生になりました。申し訳ありません。(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾⁾
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