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迷惑な兄様たち
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今日はアルフォンソ様がいらっしゃって、お話もできたから嬉しかった。
弓の練習をしてから、兄様たちと一緒にお茶しようと思っていたのにアルフォンソ様はおかしなことを仰って帰ってしまった。
「ローガン兄様、アルフォンソ様になにを言ったのですか?」
「いや、なにも‥‥」
「私の夫がどうとかって仰って帰られましたけど!」
「あぁ、お前の結婚相手をな、探してくれるように頼んだ」
あぁ、なんてばかなことをしてくれたのだろう!
私は好きな人から夫を紹介されるの?
「大丈夫だ。あいつは快諾してくれた」
「そうですか‥‥」
「あ、そういえば、あいつも婚約者がいないだろう?」
ウルフ兄様は思い出したように言った。
「あぁ、でも、あいつはダメだ。ほら、あいつの姉君たち知っているだろう?だから、アルフォンソの好みは姉君たちのような女性に違いない」
え?そうなんだ‥‥あの巨乳の色っぽい人たちね。
では、私では到底、無理ね。
私は自分の胸元を悲しい気分で見下ろした。
なぜ、巨乳好きの男性がこの世には多いのかしら?
☆
「そういえば、アルフォンソの姉君達はずいぶんと我が儘らしいぞ」
「あぁ、聞いた。あそこは両親が早く亡くなってアルフォンソが家督を継いだが、姉君たちが湯水のように金を使うらしい」
「だが、素晴らしい美女だよなぁーー二人とも」
「まぁなーー」
兄様たちが、あの色っぽい人たちの噂話をしていたが、私には全く興味がなかった。
帰り際にやけに冷たかったアルフォンソ様の口調を思い出して涙が出てきた。
結婚なんかしたくない。
兄様たちにはわからないだろうな。
幼い頃から憧れていた異性から、他の異性を紹介される気持ち‥‥
弓の練習をしてから、兄様たちと一緒にお茶しようと思っていたのにアルフォンソ様はおかしなことを仰って帰ってしまった。
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「だが、素晴らしい美女だよなぁーー二人とも」
「まぁなーー」
兄様たちが、あの色っぽい人たちの噂話をしていたが、私には全く興味がなかった。
帰り際にやけに冷たかったアルフォンソ様の口調を思い出して涙が出てきた。
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