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本編
俺が勘違いされる話2
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執事から話を聞いた会頭が頭を下げているが、エル達の怒りはまだ収まらなかった。
「あのね、ユーリがいなかったら、僕達は強くならなかったの。『大事な料理人』って言ったよね?」
うんうんと頷くジークとロドリー。
そんなに強くなっていたの?
「エル、料理人なんて言えば、従者と思うのが普通だから。」
俺はエル達を宥める為に口を挟む。
「普通って何?ユーリは普通とは違うでしょ?第一、僕達が従者扱いしたことあった?」
「……ないね。」
今までを思い返すけど、そんな扱いはされなかった。給金はもらっているけど、今は食事代だけをもらっている。キス?恋人同士なのに金銭が発生したら可笑しいでしょ。その分はもらってないよ。
「もうお礼なんていいから。宿に行くから。」
「申し訳ございませんでした。お詫びも兼ねて、是非泊まってください。豪華なお食事も用意させていただきますので。」
俺たちの事情を知らなく、平謝りの会頭が段々と可哀想になってきた俺は、エル達を見つめる。
「「「……。(何でユーリが捨てられた仔犬の瞳をすんの?!)」」」
と、俺の事だが俺自身が怒っていないので、今回は許すことにしたらしい。
晩餐の豪華なお食事は期待してなかったが、本当に期待外れだった。
サラダはただ生野菜を切って盛り付けただけ。ドレッシングなんてない。玉ねぎは薄切りにもなっていないから、辛くてガリガリと食べた。
スープはただ細かく切った野菜を塩水で煮ただけ。
隣国で流行りの肉料理として出てきたのがハンバーグだった。
「ハンバーグだね。」
「ハンバーグだな。」
「ハンバーグにしては潰れていないか?」
「ソースがない。」
「皆様、ハンバーグをご存知でしたか。こちら調理が難しいらしくて、中々食せないのですが、私はなんとかレシピを購入出来まして、うちの料理人に作らせたのです。」
ん?レシピ?ハンバーグはあの宿しか教えてないけど?門外不出にしてもらっているのに?
ナイフを入れ一口食べる。ん、ハンバーグじゃない。肉団子でもない。ただミンチ肉を丸めただけだ。肉汁もないし、旨味を感じない。
みんなも一口食べて、ナイフを置いた。
「…申し訳ないが、厨房を貸してくれ。」
ジークが言う。お前、料理できた?
「ユーリ、メシ作ってくれ。」
やっぱり俺かよ。
「そうだね。ハンバーグはふわっとじゅわっとしていて、ソースが更に肉を高みに連れていってくれるものだからね。」
これからハンバーグ作れって?ってか、エル食レポうまいな。
「ユーリのメシじゃないと食った気にならん。俺は手伝うぞ。」
ロドリーさんは手伝ってくれるのか。良いパパになるな。
厨房を借りてハンバーグを作ることになってしまった。
「ロドリーさん、肉をミンチにしてね。」
包丁2本を使い、ミンチの仕方を教えたら、塊肉があっという間にミンチ肉になった。やっぱり筋肉が違うよな。
俺はタマネギをみじん切りして炒めて、パンをおろす。牛乳を出してパン粉を浸す。
ミンチ肉に塩、スパイスを混ぜ、パン粉、タマネギ、玉子を入れて、ひたすら混ぜる。
少し粘りが出てきたら、ロドリーと成型していく。空気を抜くのも忘れない。
フライパンに油を敷き、片面焦げ目が付いたら、弱火で蓋をして5分くらい待つ。
「前食べたハンバーグとは違うのか?」
「あれは煮込みハンバーグだったの。煮込んだ方が確実に火が中まで通るから。」
ロドリーには大根をおろしてもらう。
今日はあっさりおろしダレ。
昨日ジークがキノコを取ってきてくれたから、キノコも入れよう。
小鍋でキノコのあんかけを作る。
俺たちがハンバーグを作っている間、ここの料理人達はただ俺たちを遠巻きに見ているだけだった。
「キノコのあんかけハンバーグです。」
と、エル達と会頭に給仕する。
席に座ったロドリーも早速食べ出す。
「やっぱりユーリのごはんが一番だよ。」
「ん。」
「あと2回くらい手伝えば覚えられるな。」
おっ、ロドリーさんのお手伝いする発言は忘れないようにしないと。
今回はキノコの旨みが良い出汁になって、いつもと違うあっさりした味わいだ。
「こ、これがハンバーグですか?!」
一口食べた会頭が驚いている。
「このふわじゅわがハンバーグなんだよ。」
だから何故エルがドヤるの?
「あのね、ユーリがいなかったら、僕達は強くならなかったの。『大事な料理人』って言ったよね?」
うんうんと頷くジークとロドリー。
そんなに強くなっていたの?
「エル、料理人なんて言えば、従者と思うのが普通だから。」
俺はエル達を宥める為に口を挟む。
「普通って何?ユーリは普通とは違うでしょ?第一、僕達が従者扱いしたことあった?」
「……ないね。」
今までを思い返すけど、そんな扱いはされなかった。給金はもらっているけど、今は食事代だけをもらっている。キス?恋人同士なのに金銭が発生したら可笑しいでしょ。その分はもらってないよ。
「もうお礼なんていいから。宿に行くから。」
「申し訳ございませんでした。お詫びも兼ねて、是非泊まってください。豪華なお食事も用意させていただきますので。」
俺たちの事情を知らなく、平謝りの会頭が段々と可哀想になってきた俺は、エル達を見つめる。
「「「……。(何でユーリが捨てられた仔犬の瞳をすんの?!)」」」
と、俺の事だが俺自身が怒っていないので、今回は許すことにしたらしい。
晩餐の豪華なお食事は期待してなかったが、本当に期待外れだった。
サラダはただ生野菜を切って盛り付けただけ。ドレッシングなんてない。玉ねぎは薄切りにもなっていないから、辛くてガリガリと食べた。
スープはただ細かく切った野菜を塩水で煮ただけ。
隣国で流行りの肉料理として出てきたのがハンバーグだった。
「ハンバーグだね。」
「ハンバーグだな。」
「ハンバーグにしては潰れていないか?」
「ソースがない。」
「皆様、ハンバーグをご存知でしたか。こちら調理が難しいらしくて、中々食せないのですが、私はなんとかレシピを購入出来まして、うちの料理人に作らせたのです。」
ん?レシピ?ハンバーグはあの宿しか教えてないけど?門外不出にしてもらっているのに?
ナイフを入れ一口食べる。ん、ハンバーグじゃない。肉団子でもない。ただミンチ肉を丸めただけだ。肉汁もないし、旨味を感じない。
みんなも一口食べて、ナイフを置いた。
「…申し訳ないが、厨房を貸してくれ。」
ジークが言う。お前、料理できた?
「ユーリ、メシ作ってくれ。」
やっぱり俺かよ。
「そうだね。ハンバーグはふわっとじゅわっとしていて、ソースが更に肉を高みに連れていってくれるものだからね。」
これからハンバーグ作れって?ってか、エル食レポうまいな。
「ユーリのメシじゃないと食った気にならん。俺は手伝うぞ。」
ロドリーさんは手伝ってくれるのか。良いパパになるな。
厨房を借りてハンバーグを作ることになってしまった。
「ロドリーさん、肉をミンチにしてね。」
包丁2本を使い、ミンチの仕方を教えたら、塊肉があっという間にミンチ肉になった。やっぱり筋肉が違うよな。
俺はタマネギをみじん切りして炒めて、パンをおろす。牛乳を出してパン粉を浸す。
ミンチ肉に塩、スパイスを混ぜ、パン粉、タマネギ、玉子を入れて、ひたすら混ぜる。
少し粘りが出てきたら、ロドリーと成型していく。空気を抜くのも忘れない。
フライパンに油を敷き、片面焦げ目が付いたら、弱火で蓋をして5分くらい待つ。
「前食べたハンバーグとは違うのか?」
「あれは煮込みハンバーグだったの。煮込んだ方が確実に火が中まで通るから。」
ロドリーには大根をおろしてもらう。
今日はあっさりおろしダレ。
昨日ジークがキノコを取ってきてくれたから、キノコも入れよう。
小鍋でキノコのあんかけを作る。
俺たちがハンバーグを作っている間、ここの料理人達はただ俺たちを遠巻きに見ているだけだった。
「キノコのあんかけハンバーグです。」
と、エル達と会頭に給仕する。
席に座ったロドリーも早速食べ出す。
「やっぱりユーリのごはんが一番だよ。」
「ん。」
「あと2回くらい手伝えば覚えられるな。」
おっ、ロドリーさんのお手伝いする発言は忘れないようにしないと。
今回はキノコの旨みが良い出汁になって、いつもと違うあっさりした味わいだ。
「こ、これがハンバーグですか?!」
一口食べた会頭が驚いている。
「このふわじゅわがハンバーグなんだよ。」
だから何故エルがドヤるの?
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