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本編
ロドリーから油を貰ったら?の話
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「何コレ、可愛い。」
エルの言葉に2人は頷く。
外に出るなって言われたのと、魔力があまりないので(ジークのせいだ!)リリーと一緒に早々に寝た。
で、俺とリリーは手を繋ぎながら寝ていたのをエル達が見て、癒されたらしい。
それと同時に、同じ部屋の空いているベッドが誰が寝るかで、争奪戦を繰り広げられたらしいと、朝ごはんの時に聞いた。
勝手に人の寝顔を見るな!本当に残念イケメン共め!
「わたし、なんにもしないで寝てばかりいるけど、いいの?」
と、リリーが聞いてきた。
「北の国に行く時に馬に乗るから、怪我を治さないとまた傷口が開いちゃうから。今は治すのに専念してね。」
と、エルが説明してくれた。
「肉無くなりそうだから、誰か取ってきて欲しいな。」
とジークとロドリーをチラチラ見ながら俺は言う。
「「…行ってくる。」」
ジークとロドリーが仲良く返事をしてくれた。
でもお前ら2人が肉の3/4は食べているぞ!
「そうだ、昨日街で見つけてきたぞ。」
と、ロドリーが甕をくれた。蓋を開けて確認すると、中身はなんと菜種油だった!
つまり、アレを作れと言っているんだろう。
「からあげ?」
「からあげ。」
「了解しました。」
ロドリーのリクエストに応えてやろうではないか!
「肉は鳥系を多めで。」
と、注文を忘れてはいけない。
俺は洗い物と、ソースを作る。エルに混ぜるのを時々交代してもらう。
「ジークだけに行かせて、ロドリーに手伝ってもらえば良かったのに。」
「あっ!何故気が付かなかったんだ!」
「ユーリ、油で浮かれていたでしょ?」
「浮かれるでしょ?からあげは。」
「からあげ、美味いからね。」
「コロッケもついでに作るか。肉ばかりはリリーもまだ食べれないし。エル、交代。」
「はいはい。」
じゃがいもの皮を剥き茹でる。挽肉は塩胡椒で炒めておく。タマネギもみじん切りにして炒める。
茹で上がったら、レードルで潰す。今回はマッシャーが欲しい。
潰したじゃがいもと挽肉、タマネギをヘラで混ぜる。混ぜたら、小判型に成形せる。
小麦粉、溶き卵、パン粉を順番に付けていく。
「まだ、揚げないの?」
「うん、じゃがいもがまだあったかいから。冷めない内に揚げると爆発するんだよ。」
「へぇ。」
「よし、コレで終わり。エル、交代するから、リリー見てきて。」
「はいはい。」
俺はソースが煮詰まるまで、鍋をかき回し続けた。
「討伐隊は?」
「今、村長の家を中心に調査している。」
肉にニンニク醬油をまぶし、揉み込む。
塩胡椒したのは、そのまま放置した。
「他にも色々と調査することが出てきてな。街から文官が呼び出されていた。」
「ありゃ、結構大規模になったね。」
「殺した冒険者の中に高位貴族出がいたらしい。」
「なら、仕方ないね。もう村全体無くなりそうだね。」
「実際、その方向で話を進めているらしい。そうだ、明日リリーを街に連れて行きたいんだ。調書を取りたいから話を聞きたいって。長くなりそうだから、どこかに泊まるかもな。」
「なら、リリーの服とか一緒に買ってきたら?俺らじゃ男物しかないじゃん。」
「ああ、そうだな。ならエルも連れて行くか。俺はセンスないし。…それに俺だけだと、人攫いに間違われそうだし。」
「「……。」」
ロドリーの自虐ネタに、俺もジークもどう答えていいかわからないので、無言で通した。
「でもさ、村が無くなったら、困ることあるんじゃない?」
「「ない。」」
「寧ろこんな曰く付きなら、無い方がいいだろ?」
「そうかも?…では、小麦粉をまぶしたら、からあげ揚げるよ!」
「「おお!」」
揚げまくったからあげは、夕食の終わりには綺麗に無くなっていた。約5㎏のからあげ。約100個だよ?2人の胃袋はブラックホールか?
リリーはコロッケを美味しそうに食べてくれた。『美味しい』って言いながら食べている姿が微笑ましい。
油は濾してアイテムボックスへ入れておく。でも野営では作らんぞ!
エルの言葉に2人は頷く。
外に出るなって言われたのと、魔力があまりないので(ジークのせいだ!)リリーと一緒に早々に寝た。
で、俺とリリーは手を繋ぎながら寝ていたのをエル達が見て、癒されたらしい。
それと同時に、同じ部屋の空いているベッドが誰が寝るかで、争奪戦を繰り広げられたらしいと、朝ごはんの時に聞いた。
勝手に人の寝顔を見るな!本当に残念イケメン共め!
「わたし、なんにもしないで寝てばかりいるけど、いいの?」
と、リリーが聞いてきた。
「北の国に行く時に馬に乗るから、怪我を治さないとまた傷口が開いちゃうから。今は治すのに専念してね。」
と、エルが説明してくれた。
「肉無くなりそうだから、誰か取ってきて欲しいな。」
とジークとロドリーをチラチラ見ながら俺は言う。
「「…行ってくる。」」
ジークとロドリーが仲良く返事をしてくれた。
でもお前ら2人が肉の3/4は食べているぞ!
「そうだ、昨日街で見つけてきたぞ。」
と、ロドリーが甕をくれた。蓋を開けて確認すると、中身はなんと菜種油だった!
つまり、アレを作れと言っているんだろう。
「からあげ?」
「からあげ。」
「了解しました。」
ロドリーのリクエストに応えてやろうではないか!
「肉は鳥系を多めで。」
と、注文を忘れてはいけない。
俺は洗い物と、ソースを作る。エルに混ぜるのを時々交代してもらう。
「ジークだけに行かせて、ロドリーに手伝ってもらえば良かったのに。」
「あっ!何故気が付かなかったんだ!」
「ユーリ、油で浮かれていたでしょ?」
「浮かれるでしょ?からあげは。」
「からあげ、美味いからね。」
「コロッケもついでに作るか。肉ばかりはリリーもまだ食べれないし。エル、交代。」
「はいはい。」
じゃがいもの皮を剥き茹でる。挽肉は塩胡椒で炒めておく。タマネギもみじん切りにして炒める。
茹で上がったら、レードルで潰す。今回はマッシャーが欲しい。
潰したじゃがいもと挽肉、タマネギをヘラで混ぜる。混ぜたら、小判型に成形せる。
小麦粉、溶き卵、パン粉を順番に付けていく。
「まだ、揚げないの?」
「うん、じゃがいもがまだあったかいから。冷めない内に揚げると爆発するんだよ。」
「へぇ。」
「よし、コレで終わり。エル、交代するから、リリー見てきて。」
「はいはい。」
俺はソースが煮詰まるまで、鍋をかき回し続けた。
「討伐隊は?」
「今、村長の家を中心に調査している。」
肉にニンニク醬油をまぶし、揉み込む。
塩胡椒したのは、そのまま放置した。
「他にも色々と調査することが出てきてな。街から文官が呼び出されていた。」
「ありゃ、結構大規模になったね。」
「殺した冒険者の中に高位貴族出がいたらしい。」
「なら、仕方ないね。もう村全体無くなりそうだね。」
「実際、その方向で話を進めているらしい。そうだ、明日リリーを街に連れて行きたいんだ。調書を取りたいから話を聞きたいって。長くなりそうだから、どこかに泊まるかもな。」
「なら、リリーの服とか一緒に買ってきたら?俺らじゃ男物しかないじゃん。」
「ああ、そうだな。ならエルも連れて行くか。俺はセンスないし。…それに俺だけだと、人攫いに間違われそうだし。」
「「……。」」
ロドリーの自虐ネタに、俺もジークもどう答えていいかわからないので、無言で通した。
「でもさ、村が無くなったら、困ることあるんじゃない?」
「「ない。」」
「寧ろこんな曰く付きなら、無い方がいいだろ?」
「そうかも?…では、小麦粉をまぶしたら、からあげ揚げるよ!」
「「おお!」」
揚げまくったからあげは、夕食の終わりには綺麗に無くなっていた。約5㎏のからあげ。約100個だよ?2人の胃袋はブラックホールか?
リリーはコロッケを美味しそうに食べてくれた。『美味しい』って言いながら食べている姿が微笑ましい。
油は濾してアイテムボックスへ入れておく。でも野営では作らんぞ!
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