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番外編
俺と義母の話
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エルとジークと離れている間に、ちょっくら雉打ちに行っておく。
『雉打ち』って登山用語なのに、この世界では貴族用語らしい。
多分何も考えていない作者様らしく、引用したのだろう。
女性の『お花摘み』はまだいいが、『雉打ち』って鉄砲で雉を仕留める姿に似ているところが語源らしい。
この世界鉄砲ないよ!ないのにこの言葉が生まれた理由を反対に俺は知りたい!
スッキリした後、中庭に戻ろうとした時に、木の影に1人の女性が見えた。
彼女は中庭のほうを遠くから見つめていた。
女性に見覚えはないが、既視感がある。何度か小説の挿絵にも登場したな。
俺はふぅと溜息を吐く。
「中庭には行かれないんですか?」
俺は思い切って女性に声を掛けた。
「ひゃっ!」
「驚かせてすみません。中庭に行かないんですか?」
俺はもう一度言う。
「!!」
「一言お祝いの言葉を言うだけでも、いいんじゃないですか?」
「……あの子は私を歓迎しないわ。」
「まあ、そうですね。」
「…否定しないのね。」
「俺は優しくないからね。でも、エルは優しいよ。引っかかる部分はあっても、きちんと飲み込んでくれる。今ああやって普通に皇帝とも話せるし。今すぐとは言わなくても、きちんと話をしたら?長男の王太子の座はもう揺らがないでしょ?それにエルには子供を作れないし。」
「……。」
「守ってくれる親がいなかったから、子供を作れなくなった。それに誰よりも家族の愛情に飢えていたエルが、家族を持てないと知った時の絶望を、貴女は考えたことがある?」
「…側妃の件は、陛下に聞くまでは本当に知らなかったの。」
「貴女は何も知ろうとしなかったから、何も知らないんだよ。…子供にとって母親は一人だけど、母親は子供が一人とは限らないのを今のエルは知っている。でも幼いエルは知らなかったんだよ。ただ母親を魔物から助けるために魔法を使っただけで、手を振り払われるなんて、誰も思わないだろう。」
うっと女性は泣き出す。
「泣いたって何も変わらないよ。誰も厳しく言わない環境に甘え過ぎだよ。子供ができた時点で母親の自覚を持ちなよ。いつまでもお嬢様でいるから、人は離れるんだよ。」
今では、夫のエルパパも、長男の王太子にも相手にされていないらしい。街の噂でよく聞く。
「一応皇后の肩書きがあるんだから、やらなきゃいけないことはやったら?」
「…貴方は本当に優しくないのね。」
「エルと和解が出来たら優しくしてあげるよ、お義母様。」
「ホントに憎たらしい嫁ね。」
「ま、涙が引いたらこっちにくれば?ここで逃げたら、一生逃げ続ける人生になるんだろうね。」
「ホントに憎たらしいわね。」
ぷんと起こる姿は少女のようだった。大人の女性の仕草では決してなかった。
俺はこれ以上は関わりたくないと、その場から立ち去る。
ジークあたりが俺を探し出しそうな気がする。
あの人も、俺と嫌味の応酬が出来るならこっちに来るだろうと思った。
中庭に戻れば、エルとジークがげっそりとしていた。
あの3人はエルパパやラインハルトに売り込みをして、予算を確保するようだ。
電話の実用性を知れば、どこも導入するだろう。
「エル、ジーク、お疲れ様。」
「「…疲れた。」」
「うん、疲れるよね。」
「商談でこんなに疲れたのは初めてだよ。」
「まあ、お祝いだけであの人達は動かないから。兄さんが反対しなかっただけでも、良しとしなきゃ。」
「…魔石を優先的に融通することで許しが出た。」
「すまんね。年が離れているから、兄というよりは父性が強いんだよ。父さん達があんなだから、幼い頃は俺の面倒をよくみてくれていたし。」
「……なら仕方ないか。」
「さ、メインディッシュのドラゴンステーキが出来上がるから、食べに行こう。」
みんながステーキに舌鼓を打っているなか、一人の女性が俺たちに近づいてきた。
女性の顔を見て、エルの顔が強張る。
「エルンスト。」
「……母上、いらっしゃったのですか?」
「お祝いを言いたくて。」
「…そうですか。」
ぎこちない親子の会話。事情を知っている周囲はハラハラしている。
俺はお構いなしに、ジークにステーキを食わせる。
ジークの色気が増し増しになって周りが騒然としても、この2人は沈黙のまま。
俺はお節介はしないスタンスでいくから、エルには頑張ってもらいたい。
エルパパや王太子達もただ見守るだけみたいだし。いや、お前らもエルに協力しろよ。
そんな沈黙を打ち破る人が現れた。
「あら、エルさんのお母さん?あらあら、エルさんはお母さん似ね。まあ、とても成人した子供がいる母親に見えないわね。どこの化粧品をお使い…あら、目が腫れているわ。嬉し泣きをされたのね。でも、お化粧が崩れたままは良くないわ。さぁ、あっちでキレイにしましょう。」
「えっ、あの。」
俺の母さんのぐいぐいに、皇后もタジタジのようだ。貴族の周りにはあまりいない人種だから。
「ああ、ユーリの母です。これからは家族になるんですもの。よろしくお願いしますね。さて、お化粧直しと。あらでもエルさん達にきちんとお祝いの言葉は済んだのかしら?家族でもね、きちんと礼儀を重んじないといけないわ。さあ、にっこり笑ってお祝いの言葉を言ってあげてくださいな。」
いや、母さんすごいわ。一人で完結してここまで進められるなんて。
周りが気を遣い過ぎって、あまり良くないね。
でも、母さん、『礼儀』っていうと教会での一件はまさにブーメランだからな。
皇后はぎこちないながらも笑顔を作って、
「おめでとう。幸せになってね。」
とエルに言ってくれた。エルも母親からの初めての温かい言葉で戸惑いながらも頷いた。
その後は母さんに連れられてどこかに消えた。
まあお姑同士仲良くするがよい。
「エル、良かったね。」
「なんか拍子抜けした。」
「頑張ったな。」
「うん。……しかし、ユーリ家族が間に入ると難しく考えていたことがあっさり解決するように思えんの、僕だけ?」
「違うよ、エルが頑張っていたから、そうなっただけだよ。物事はなるようにしかならないからね。」
ドラゴンステーキがジークの同僚の騎士達が食らい尽くしたところで、披露宴もお開きとなる。
帰っていく招待客に俺たちは中庭の出入口で挨拶をして、お土産を渡していく。
この日のために、バームクーヘンを作った。パティシエじゃないし、器具もないからエルにお願いしたけど、我ながらよくできたと思った。
『年輪のように、長い年月をこの2人と過ごしていきたい』という、俺の決意表明でもあった。
『雉打ち』って登山用語なのに、この世界では貴族用語らしい。
多分何も考えていない作者様らしく、引用したのだろう。
女性の『お花摘み』はまだいいが、『雉打ち』って鉄砲で雉を仕留める姿に似ているところが語源らしい。
この世界鉄砲ないよ!ないのにこの言葉が生まれた理由を反対に俺は知りたい!
スッキリした後、中庭に戻ろうとした時に、木の影に1人の女性が見えた。
彼女は中庭のほうを遠くから見つめていた。
女性に見覚えはないが、既視感がある。何度か小説の挿絵にも登場したな。
俺はふぅと溜息を吐く。
「中庭には行かれないんですか?」
俺は思い切って女性に声を掛けた。
「ひゃっ!」
「驚かせてすみません。中庭に行かないんですか?」
俺はもう一度言う。
「!!」
「一言お祝いの言葉を言うだけでも、いいんじゃないですか?」
「……あの子は私を歓迎しないわ。」
「まあ、そうですね。」
「…否定しないのね。」
「俺は優しくないからね。でも、エルは優しいよ。引っかかる部分はあっても、きちんと飲み込んでくれる。今ああやって普通に皇帝とも話せるし。今すぐとは言わなくても、きちんと話をしたら?長男の王太子の座はもう揺らがないでしょ?それにエルには子供を作れないし。」
「……。」
「守ってくれる親がいなかったから、子供を作れなくなった。それに誰よりも家族の愛情に飢えていたエルが、家族を持てないと知った時の絶望を、貴女は考えたことがある?」
「…側妃の件は、陛下に聞くまでは本当に知らなかったの。」
「貴女は何も知ろうとしなかったから、何も知らないんだよ。…子供にとって母親は一人だけど、母親は子供が一人とは限らないのを今のエルは知っている。でも幼いエルは知らなかったんだよ。ただ母親を魔物から助けるために魔法を使っただけで、手を振り払われるなんて、誰も思わないだろう。」
うっと女性は泣き出す。
「泣いたって何も変わらないよ。誰も厳しく言わない環境に甘え過ぎだよ。子供ができた時点で母親の自覚を持ちなよ。いつまでもお嬢様でいるから、人は離れるんだよ。」
今では、夫のエルパパも、長男の王太子にも相手にされていないらしい。街の噂でよく聞く。
「一応皇后の肩書きがあるんだから、やらなきゃいけないことはやったら?」
「…貴方は本当に優しくないのね。」
「エルと和解が出来たら優しくしてあげるよ、お義母様。」
「ホントに憎たらしい嫁ね。」
「ま、涙が引いたらこっちにくれば?ここで逃げたら、一生逃げ続ける人生になるんだろうね。」
「ホントに憎たらしいわね。」
ぷんと起こる姿は少女のようだった。大人の女性の仕草では決してなかった。
俺はこれ以上は関わりたくないと、その場から立ち去る。
ジークあたりが俺を探し出しそうな気がする。
あの人も、俺と嫌味の応酬が出来るならこっちに来るだろうと思った。
中庭に戻れば、エルとジークがげっそりとしていた。
あの3人はエルパパやラインハルトに売り込みをして、予算を確保するようだ。
電話の実用性を知れば、どこも導入するだろう。
「エル、ジーク、お疲れ様。」
「「…疲れた。」」
「うん、疲れるよね。」
「商談でこんなに疲れたのは初めてだよ。」
「まあ、お祝いだけであの人達は動かないから。兄さんが反対しなかっただけでも、良しとしなきゃ。」
「…魔石を優先的に融通することで許しが出た。」
「すまんね。年が離れているから、兄というよりは父性が強いんだよ。父さん達があんなだから、幼い頃は俺の面倒をよくみてくれていたし。」
「……なら仕方ないか。」
「さ、メインディッシュのドラゴンステーキが出来上がるから、食べに行こう。」
みんながステーキに舌鼓を打っているなか、一人の女性が俺たちに近づいてきた。
女性の顔を見て、エルの顔が強張る。
「エルンスト。」
「……母上、いらっしゃったのですか?」
「お祝いを言いたくて。」
「…そうですか。」
ぎこちない親子の会話。事情を知っている周囲はハラハラしている。
俺はお構いなしに、ジークにステーキを食わせる。
ジークの色気が増し増しになって周りが騒然としても、この2人は沈黙のまま。
俺はお節介はしないスタンスでいくから、エルには頑張ってもらいたい。
エルパパや王太子達もただ見守るだけみたいだし。いや、お前らもエルに協力しろよ。
そんな沈黙を打ち破る人が現れた。
「あら、エルさんのお母さん?あらあら、エルさんはお母さん似ね。まあ、とても成人した子供がいる母親に見えないわね。どこの化粧品をお使い…あら、目が腫れているわ。嬉し泣きをされたのね。でも、お化粧が崩れたままは良くないわ。さぁ、あっちでキレイにしましょう。」
「えっ、あの。」
俺の母さんのぐいぐいに、皇后もタジタジのようだ。貴族の周りにはあまりいない人種だから。
「ああ、ユーリの母です。これからは家族になるんですもの。よろしくお願いしますね。さて、お化粧直しと。あらでもエルさん達にきちんとお祝いの言葉は済んだのかしら?家族でもね、きちんと礼儀を重んじないといけないわ。さあ、にっこり笑ってお祝いの言葉を言ってあげてくださいな。」
いや、母さんすごいわ。一人で完結してここまで進められるなんて。
周りが気を遣い過ぎって、あまり良くないね。
でも、母さん、『礼儀』っていうと教会での一件はまさにブーメランだからな。
皇后はぎこちないながらも笑顔を作って、
「おめでとう。幸せになってね。」
とエルに言ってくれた。エルも母親からの初めての温かい言葉で戸惑いながらも頷いた。
その後は母さんに連れられてどこかに消えた。
まあお姑同士仲良くするがよい。
「エル、良かったね。」
「なんか拍子抜けした。」
「頑張ったな。」
「うん。……しかし、ユーリ家族が間に入ると難しく考えていたことがあっさり解決するように思えんの、僕だけ?」
「違うよ、エルが頑張っていたから、そうなっただけだよ。物事はなるようにしかならないからね。」
ドラゴンステーキがジークの同僚の騎士達が食らい尽くしたところで、披露宴もお開きとなる。
帰っていく招待客に俺たちは中庭の出入口で挨拶をして、お土産を渡していく。
この日のために、バームクーヘンを作った。パティシエじゃないし、器具もないからエルにお願いしたけど、我ながらよくできたと思った。
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