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番外編
俺のある1日の話2
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アミューズ、オードブル、スープ、ヴィヤンド、デセールと出す予定なので、飲み物が配り終わると、アミューズを出してもらう。
ポワソンがないのは、新鮮な魚が皇都では手に入らない。となると、口直しのシャーベットもいらないわけで。
アミューズを見て『キレイ』『食べるのがもったいないわ』なんて声が届く。
アミューズは店からのおもてなしだから、基本一口サイズで用意する。
鯛に似た魚はこれで終わりとなるが、ここで使い切ることにした。
魚を炙ったものをマッシュポテトでサンドしてバジルソースをかけたアミューズは好評のようだった。もちろん彩りにミニトマトやサニーレタス、にんじんのムースを添えてある。
次のオードブルは、鳥のテリーヌに温野菜を添える。それと一緒にパンも出してもらう。
スープはコンソメスープ。俺の基本のスープは絶対に変えないつもりだ。
ヴィヤンドはローストビーフを薄切りにして、薔薇の形にする。女性は花が好きだからなんて安直な考えだが、ハズレはないはず。
ソースは赤ワインと醤油の2種類。ワインに飲み慣れていないならと、醤油のソースを急遽作った。
薔薇の周りにソースで皿を飾る。
2人に男性と女性でソースが違うから、間違えないように、薔薇の肉の量で見分けて欲しいと頼んでおく。
次は、ケーキに取り掛かる。
料理学校で習ったきりだったが、今はリリーのために時々作るようになった。
リリーがあんなに喜んで食べてくれるなら、毎日作りたいところだが、身体に良くないことを知っているから時々になる。
冷えたスポンジを出して、3段に切り分ける。蜜を塗り、生クリームを塗る。色んな種類の薄切りのフルーツを乗せて、スポンジを重ねる。また同じようして、更に上の部分を載せたら、生クリームを全体に塗る。生クリームでデコレーションしたら、果物を乗せて出来上がり。
パティシエでないから、デコレーションで時間がかかった。
台を見たら、ヴィヤンドも給仕済みだった。
アルスが丁度よく、
「ユーリさん、デセールお願いします。」
と声をかけてくれた。
カートは既に準備済みで、ケーキを乗せ、カートを押す。
お客様の前に行き、挨拶をする。
大体俺の若さで驚かれる。普通に19歳で自分の店を開くってないからね。
「料理長のユーリと申します。この度は当店をお祝いの席にお選びいただきありがとうございます。お嬢様のお誕生日祝いとお聞きしましたので、こちらのデセールはいつもより特別に作らさせていただきました。」
と、ホールケーキを見せる。
ご家族それぞれで感嘆の声が漏れる。
「こちらは4等分に切り分けますが、お嬢様の食べたい部分がございましたら、仰ってください。」
「なら、この赤い果物が乗っているところをお願いします。」
「かしこまりました。」
俺は切り分けて、皿に盛り、2種類のフルーツソースで皿を飾る。
娘さんの輝いた顔でご家族が嬉しそうに微笑む。
ケーキを給仕し終えたあと、
「今、お茶をお持ちしますね。男性の方はコーヒーをお持ちできますが、如何致しましょう。」
「私はコーヒーで。」
「僕もお願いします。」
「かしこまりました。」
と、俺は席から離れ、エレナにお茶をお願いした。男性はコーヒーをと伝える。
チラッと覗けば、みんなが美味しそうに食べている。
息子さんが父親に『僕の時もここでして欲しい』と頼んでいた。
俺は微笑ましく思いながら、後片付けとエルの弁当作りを始めた。
9時前にお客様は帰り、アルス達も帰って行った。
俺はまだ厨房で料理を作っている。
明日明後日の予約は入れていないから、弁当作りに専念する。
この2日間でブイヨン、コンソメスープを作り置く。時間がかかるし、目が離せないから。
その前に市場で買い出しをしないとだな。
家側のドアがノックされ、ジークが顔を出す。厨房は家に繋げてもらった。台所と厨房があったら、掃除が大変だから。
「まだ終わりじゃないのか?」
時計を見れば11時近くだった。
「おかえり、エルの弁当を作っていたよ。エルは?」
「明日からの打ち合わせで泊まり込みになった。明日俺が弁当を届けるよ。」
「うん、わかった。ありがとう。ジーク先に休んでいて。もうすぐで終わるから。」
「いや待っている。」
と、ジークは厨房に入り、賄いを食べる時の椅子に座った。
「今日はどうだった?」
「今日は娘さんの誕生日祝いだったよ。料理もケーキも喜んでくれた。」
「良かったな。」
「うん。人が美味しく食べている姿を見ると、こっちまで嬉しくなるんだよね。また、美味しいものを作ろうって活力にもなるし。」
「俺は楽しそうに作っているユーリを見るのが好きだぞ。」
「ふふ、ありがとう。さ、出来たよ。しまっていいよ。ジークの分もあるから。」
「ああ、明日ちゃんと届けるから。弁当ありがとう。」
「どういたしまして。エルの分、お願いします。」
と、ジークが片付けを手伝ってくれた。
家に戻り、簡単に風呂を済ませたあとはジークと眠る。
けど、エルがいなくて、リリーもいない。
しかも明日は俺は予約がないとなれば、ジークはチャンスを逃さないわけで。
「あっ、あっ、んんっ。」
「ほら、ちゃんと声を聞かせて。」
と、対面座位でジークは下から俺を突き上げる。これで何度目かは数えていない。
「ひゃっ、も、…だめ。ふかいぃ。」
奥をぐぽぐぽとジークのもので擦られれば、もう俺は何も考えられなくなる。
ジークは俺を抱き込められるこの体位が割に好きで、舌を絡めながら穿つ。
「でも、ユーリの腰も揺れているよ。気持ちいいだろ。」
「…うん、…きもち、いい、あっ!」
奥にガツンと穿たれ、軽く空イキする。
蜜月で空イキをしてから、射精しなくても絶頂を味わうようになった。
魔力はなくならないが、体力は格段に減る。最近のジークは俺への加減を覚えてきたのか、ギリギリを見極めて俺を抱くようになったが、今夜はエルがいない。
空イキで身体が痙攣したかのように震える。同時にジークのものも締め付ける。
でもジークはラストスパートのように激しく下から穿つことをやめない。
俺はもう何も考えられないし、言葉も出なかった。口から出るのは喘ぎ声だけで。
ジークの射精と共に俺は意識を飛ばした。
朝起きた時は日が高く、昼近くになっていた。
枕元にジークの書き置きがあり、昨夜の詫びにジークが買い物をしてくると書いてあった。
昨日のうちにジーク分の弁当を作っておいて正解だった。
まだ腰は怠いが、トイレに起きる。
昨日はエルがいなくて、久々に抱き潰された。
ジークが帰ってくるまで、もう一眠りするかと、俺はトイレに行った後はまたベッドに戻った。
ジークがエルに弁当を渡した時に、目敏くジークの首筋に残るキスマークを見て、『ジークだけ狡い!』と叫んでいたことは俺は知らない。
ポワソンがないのは、新鮮な魚が皇都では手に入らない。となると、口直しのシャーベットもいらないわけで。
アミューズを見て『キレイ』『食べるのがもったいないわ』なんて声が届く。
アミューズは店からのおもてなしだから、基本一口サイズで用意する。
鯛に似た魚はこれで終わりとなるが、ここで使い切ることにした。
魚を炙ったものをマッシュポテトでサンドしてバジルソースをかけたアミューズは好評のようだった。もちろん彩りにミニトマトやサニーレタス、にんじんのムースを添えてある。
次のオードブルは、鳥のテリーヌに温野菜を添える。それと一緒にパンも出してもらう。
スープはコンソメスープ。俺の基本のスープは絶対に変えないつもりだ。
ヴィヤンドはローストビーフを薄切りにして、薔薇の形にする。女性は花が好きだからなんて安直な考えだが、ハズレはないはず。
ソースは赤ワインと醤油の2種類。ワインに飲み慣れていないならと、醤油のソースを急遽作った。
薔薇の周りにソースで皿を飾る。
2人に男性と女性でソースが違うから、間違えないように、薔薇の肉の量で見分けて欲しいと頼んでおく。
次は、ケーキに取り掛かる。
料理学校で習ったきりだったが、今はリリーのために時々作るようになった。
リリーがあんなに喜んで食べてくれるなら、毎日作りたいところだが、身体に良くないことを知っているから時々になる。
冷えたスポンジを出して、3段に切り分ける。蜜を塗り、生クリームを塗る。色んな種類の薄切りのフルーツを乗せて、スポンジを重ねる。また同じようして、更に上の部分を載せたら、生クリームを全体に塗る。生クリームでデコレーションしたら、果物を乗せて出来上がり。
パティシエでないから、デコレーションで時間がかかった。
台を見たら、ヴィヤンドも給仕済みだった。
アルスが丁度よく、
「ユーリさん、デセールお願いします。」
と声をかけてくれた。
カートは既に準備済みで、ケーキを乗せ、カートを押す。
お客様の前に行き、挨拶をする。
大体俺の若さで驚かれる。普通に19歳で自分の店を開くってないからね。
「料理長のユーリと申します。この度は当店をお祝いの席にお選びいただきありがとうございます。お嬢様のお誕生日祝いとお聞きしましたので、こちらのデセールはいつもより特別に作らさせていただきました。」
と、ホールケーキを見せる。
ご家族それぞれで感嘆の声が漏れる。
「こちらは4等分に切り分けますが、お嬢様の食べたい部分がございましたら、仰ってください。」
「なら、この赤い果物が乗っているところをお願いします。」
「かしこまりました。」
俺は切り分けて、皿に盛り、2種類のフルーツソースで皿を飾る。
娘さんの輝いた顔でご家族が嬉しそうに微笑む。
ケーキを給仕し終えたあと、
「今、お茶をお持ちしますね。男性の方はコーヒーをお持ちできますが、如何致しましょう。」
「私はコーヒーで。」
「僕もお願いします。」
「かしこまりました。」
と、俺は席から離れ、エレナにお茶をお願いした。男性はコーヒーをと伝える。
チラッと覗けば、みんなが美味しそうに食べている。
息子さんが父親に『僕の時もここでして欲しい』と頼んでいた。
俺は微笑ましく思いながら、後片付けとエルの弁当作りを始めた。
9時前にお客様は帰り、アルス達も帰って行った。
俺はまだ厨房で料理を作っている。
明日明後日の予約は入れていないから、弁当作りに専念する。
この2日間でブイヨン、コンソメスープを作り置く。時間がかかるし、目が離せないから。
その前に市場で買い出しをしないとだな。
家側のドアがノックされ、ジークが顔を出す。厨房は家に繋げてもらった。台所と厨房があったら、掃除が大変だから。
「まだ終わりじゃないのか?」
時計を見れば11時近くだった。
「おかえり、エルの弁当を作っていたよ。エルは?」
「明日からの打ち合わせで泊まり込みになった。明日俺が弁当を届けるよ。」
「うん、わかった。ありがとう。ジーク先に休んでいて。もうすぐで終わるから。」
「いや待っている。」
と、ジークは厨房に入り、賄いを食べる時の椅子に座った。
「今日はどうだった?」
「今日は娘さんの誕生日祝いだったよ。料理もケーキも喜んでくれた。」
「良かったな。」
「うん。人が美味しく食べている姿を見ると、こっちまで嬉しくなるんだよね。また、美味しいものを作ろうって活力にもなるし。」
「俺は楽しそうに作っているユーリを見るのが好きだぞ。」
「ふふ、ありがとう。さ、出来たよ。しまっていいよ。ジークの分もあるから。」
「ああ、明日ちゃんと届けるから。弁当ありがとう。」
「どういたしまして。エルの分、お願いします。」
と、ジークが片付けを手伝ってくれた。
家に戻り、簡単に風呂を済ませたあとはジークと眠る。
けど、エルがいなくて、リリーもいない。
しかも明日は俺は予約がないとなれば、ジークはチャンスを逃さないわけで。
「あっ、あっ、んんっ。」
「ほら、ちゃんと声を聞かせて。」
と、対面座位でジークは下から俺を突き上げる。これで何度目かは数えていない。
「ひゃっ、も、…だめ。ふかいぃ。」
奥をぐぽぐぽとジークのもので擦られれば、もう俺は何も考えられなくなる。
ジークは俺を抱き込められるこの体位が割に好きで、舌を絡めながら穿つ。
「でも、ユーリの腰も揺れているよ。気持ちいいだろ。」
「…うん、…きもち、いい、あっ!」
奥にガツンと穿たれ、軽く空イキする。
蜜月で空イキをしてから、射精しなくても絶頂を味わうようになった。
魔力はなくならないが、体力は格段に減る。最近のジークは俺への加減を覚えてきたのか、ギリギリを見極めて俺を抱くようになったが、今夜はエルがいない。
空イキで身体が痙攣したかのように震える。同時にジークのものも締め付ける。
でもジークはラストスパートのように激しく下から穿つことをやめない。
俺はもう何も考えられないし、言葉も出なかった。口から出るのは喘ぎ声だけで。
ジークの射精と共に俺は意識を飛ばした。
朝起きた時は日が高く、昼近くになっていた。
枕元にジークの書き置きがあり、昨夜の詫びにジークが買い物をしてくると書いてあった。
昨日のうちにジーク分の弁当を作っておいて正解だった。
まだ腰は怠いが、トイレに起きる。
昨日はエルがいなくて、久々に抱き潰された。
ジークが帰ってくるまで、もう一眠りするかと、俺はトイレに行った後はまたベッドに戻った。
ジークがエルに弁当を渡した時に、目敏くジークの首筋に残るキスマークを見て、『ジークだけ狡い!』と叫んでいたことは俺は知らない。
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