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番外編
ジークのある1日の話
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俺がユーリと結婚して数ヶ月後。
エルが、皇帝陛下の隣国訪問に同行することになった。
隣国で、首脳会議が開かれることになったからだ。
エルだけだったら、門を使えば2日で終わるのだが、今回は騎士団もいるから、普通に馬車での移動だ。
エルが泊まり込みになり、リリーも実家に行っているし、今夜は久しぶりに2人きりだ。なんて思うと、顔が緩む。(実際は無表情)
で、案の定抱き潰してしまった。
ユーリを抱きしめながら、一睡もせずに今は寝顔を見ている。
俺より小さな身体で、俺の全部を受け入れてくれるのはユーリだけだ。
最近は恥ずかしがって中々言わなかった言葉も素直に言ってくれている。
空イキができるように密かに仕込んでいたが、エルに取られて悔しかった。
真っ新な身体を俺が色々と仕込みたかったが、エルのものが復活してからは、エルに譲ることが多い気がする。
それでもユーリに関しては譲れないこともある。
程よくついた筋肉、柔軟性もあって硬すぎない。女性の柔らかさはないけど、吸い付くような肌は女性以上に白くきめ細かくて、ずっと触っていたくなる。
……これ以上は考えるのはよそう。寝ているユーリを犯してしまいそうになる。
ベッドから降りて、身支度を整える。
今日出勤したら、明日は休みだ。それに朝のうちにエルに弁当を届けないとだし。
寝ているユーリにキスをして、部屋を出る。
戸締まりを確認してから家を出る。鍵をかけるのも忘れない。
魔馬に跨がり、城へと向かった。
エルに弁当を渡す際に、俺の首筋に残る情事の跡をみて騒ぎ立てるが、俺は気にせずに騎士団へ行く。
ユーリ曰く、エルは今『赤ちゃん返り』ならぬ『子ども返り』の真っ最中らしい。
特に俺だけに『狡い』と連発するのは、俺と比べている証拠だという。
幼い頃にできなかったことを今しているだけだから気にするなと言われた。
エルより年下のユーリの方が大人だな。
今日は市街地巡回だが、市場巡回の奴と交代をしてもらう。
「ジークまたか。」
と、呆れられる。市場巡回の時についでにユーリへの食材を大量購入しているのがバレているから。誰も文句は言って来ない。
ユーリの料理の美味さを知っているから。
「嫁さんの尻に敷かれてんなぁ。」
とまで笑われる。
ユーリの可愛い尻ならいくらでも敷かれても構わないが。
「なら、弁当のおかず2品でどうだ?」
「1品だ。」
「仕方ねぇ。欲を出して食えなくなるのもイヤだから、1品で手を打とう。」
「感謝する。」
おかずを取られるのは痛いが、食材を買わなければいけない。当分2人っきりだし、明日辺りにでも俺の好物を作ってもらおう。
2人ペアで巡回をするのだが、市場巡回に俺を嫌っている奴と当たってしまった。
なぜか学園時代から、いやその前から敵視をされてきた。
俺は理由がわからない。
奴は侯爵子息の次男で、継ぐ爵位がないため、騎士になったと聞いていた。
巡回中に奴が文句を言う。
「なぜこんな奴がエルンスト様と結婚をしているんだ。」
「俺はエルと結婚はしていない。俺の伴侶がエルと結婚をしているだけだ。」
「お前の伴侶はおかしい。普通なら皇妃になるところを、エルンスト様を入婿にするなんて。」
「別におかしくはない。伴侶は皇妃にむいていないし、エルは皇族の籍を出たがっていた。未だ皇子なのは、陛下が許してくれないだけだ。」
「……、ちっ。」
話の流れからいけば、奴はエルが好きだったんだろう。
エルは『歩く彫像』なんて言われるくらいに美しい顔立ちだ。でも、エルはそんな顔すら嫌っていた。皇后似だからだ。
ユーリもエルの顔は好きだが、顔だけで好きになったわけじゃない。顔だけ好きなら、怒った時に顔に向かって物を投げたりはしない。エルも俺も難なく受け止めて、またムキになって怒りだすが。
元から美形だからとか、皇子だからとかで判断していないユーリ。自分の顔ですら無頓着なところがあるから、俺達の心配は絶えない。
丁度野菜を売っている場所に来たので、いつもユーリが買い物をしている店で、買い物をする。
「すまんが、こっちからあっちまでお願いする。」
「おっ、騎士の兄ちゃん、今日はお使いか?」
「ああ。」
「あんまユーリちゃんを可愛がりすぎんなよ。」
と、笑いながら箱に野菜を詰めていく。
「そう言えば、ユーリちゃんに頼まれていた野菜が入ったが、持って行くかい?」
「頼む。」
「毎度あり!」
ユーリとこの店の主人が仲良いの知っているから、嘘ではないだろう。
野菜を詰め込んだ箱をアイテムボックスに入れていく。
金を支払い、次の店に行く。
「あらあら、今日は旦那様が買い物かい?いつものでいいかしら?」
「頼む。」
と、次から次へと買い物をしていく。
奴には、
「…どんだけ買うんだよ。」
と、また文句を言われた。
それでも、買い物をするなと言わない辺りが面白い。
市場巡回が終わる頃には、大体の買い物も終わった。
店に騎士が立ち寄れば犯罪抑止力になるなんて、ユーリの提案があって実際やってみたら、万引きやひったくりの件数は減ったと聞く。
やっぱりユーリの知識はすごいと思う。
騎士団に戻ろうとした時に、皇都の西の門の鐘の音が聞こえた。
「おい、行くぞ!」
と、俺達は西の門に向かって駆け出す。
門の鐘は、魔物が出た時に皇都の民に知らせる合図だ。
門があるから、魔物は直ぐに入って来れないが、門の外にも行商人や旅人もいる。
門にも常駐している騎士はいるが、未だ鐘の音が鳴り止まないのは、魔物を討伐できていないことを意味する。
到着した時は門は閉まっていた。
近くにいた騎士に聞く。
「状況は?!」
「まだ、倒せていません!刃が入りずらくて、苦戦しています。」
「騎士以外は?」
「皆避難しました。怪我人が2名出ましたが救護院に運びました。」
「俺が行く。」
と、騎士用の扉で門の外に出た。何故か奴も付いてくる。
門の外には魔物が一匹と騎士が6人。
あの魔物は表皮がヌルヌルしていて、剣が滑って刃が入らないヤツだった。
エルがいたら、燃やすか凍らせて終わりなんだが。
こんな時にいないエルを恨みつつ、剣を抜く。
「退がれ!」
と、騎士達に声を掛けて、俺が魔物に向かって走り出す。
騎士達が退がったところで、剣に風魔法を乗せて、魔物を斬る。
文字通りの一刀両断となった魔物は、何が起こったか分からずに倒れた。
旅の途中、『剣に魔法を乗せるってできないの?魔法剣?』なんてユーリが言うから、エルと遊び半分でやったら出来た。エルも面白がって色々な魔法で試した。俺は、攻撃魔法は風魔法しか使えないからこれしか出来ないが。
まあ肉のために習得したようなものだ。
「「「やったぁ!!」」」
と、歓声が聞こえる。俺は気にせずに魔物の解体を始める。
「お前、何やってんの?」
奴に聞かれる。
「解体だ。この魔物の肉はからあげに適しているから。」
「…お前、本当に嫁か肉しか考えていないんだな。」
「娘のことも考えているぞ。」
奴は呆れたのか、その後は何も言わなくなった。
解体が済んだ後、騎士団に戻った。
巡回を代わってくれた騎士にからあげを1つ取られる。
ついでとばかりに奴も迷惑料とからあげを1つ取っていった。
「何これ、うめぇ!」
奴は、初めてユーリの料理を食べたようだ。
「だろ?俺もジークの嫁さん並みに料理上手な嫁が欲しいわ。」
「やらんぞ?」
「威圧するなって。嫁さん並みにって言っただろ!」
「無理だな。ユーリは最高の料理人で、最高の妻だからな。」
「はいはい、ご馳走様。」
奴は俺が惚気るとは思っていなかったみたいで驚いていた。
惚気ないとユーリを狙うヤツらが多いからな。特に陛下とか。
思わず肉も手に入ったから、ユーリの喜んだ顔が見れるかな、なんて思いながら、今日も俺は仕事に励む。
エルが、皇帝陛下の隣国訪問に同行することになった。
隣国で、首脳会議が開かれることになったからだ。
エルだけだったら、門を使えば2日で終わるのだが、今回は騎士団もいるから、普通に馬車での移動だ。
エルが泊まり込みになり、リリーも実家に行っているし、今夜は久しぶりに2人きりだ。なんて思うと、顔が緩む。(実際は無表情)
で、案の定抱き潰してしまった。
ユーリを抱きしめながら、一睡もせずに今は寝顔を見ている。
俺より小さな身体で、俺の全部を受け入れてくれるのはユーリだけだ。
最近は恥ずかしがって中々言わなかった言葉も素直に言ってくれている。
空イキができるように密かに仕込んでいたが、エルに取られて悔しかった。
真っ新な身体を俺が色々と仕込みたかったが、エルのものが復活してからは、エルに譲ることが多い気がする。
それでもユーリに関しては譲れないこともある。
程よくついた筋肉、柔軟性もあって硬すぎない。女性の柔らかさはないけど、吸い付くような肌は女性以上に白くきめ細かくて、ずっと触っていたくなる。
……これ以上は考えるのはよそう。寝ているユーリを犯してしまいそうになる。
ベッドから降りて、身支度を整える。
今日出勤したら、明日は休みだ。それに朝のうちにエルに弁当を届けないとだし。
寝ているユーリにキスをして、部屋を出る。
戸締まりを確認してから家を出る。鍵をかけるのも忘れない。
魔馬に跨がり、城へと向かった。
エルに弁当を渡す際に、俺の首筋に残る情事の跡をみて騒ぎ立てるが、俺は気にせずに騎士団へ行く。
ユーリ曰く、エルは今『赤ちゃん返り』ならぬ『子ども返り』の真っ最中らしい。
特に俺だけに『狡い』と連発するのは、俺と比べている証拠だという。
幼い頃にできなかったことを今しているだけだから気にするなと言われた。
エルより年下のユーリの方が大人だな。
今日は市街地巡回だが、市場巡回の奴と交代をしてもらう。
「ジークまたか。」
と、呆れられる。市場巡回の時についでにユーリへの食材を大量購入しているのがバレているから。誰も文句は言って来ない。
ユーリの料理の美味さを知っているから。
「嫁さんの尻に敷かれてんなぁ。」
とまで笑われる。
ユーリの可愛い尻ならいくらでも敷かれても構わないが。
「なら、弁当のおかず2品でどうだ?」
「1品だ。」
「仕方ねぇ。欲を出して食えなくなるのもイヤだから、1品で手を打とう。」
「感謝する。」
おかずを取られるのは痛いが、食材を買わなければいけない。当分2人っきりだし、明日辺りにでも俺の好物を作ってもらおう。
2人ペアで巡回をするのだが、市場巡回に俺を嫌っている奴と当たってしまった。
なぜか学園時代から、いやその前から敵視をされてきた。
俺は理由がわからない。
奴は侯爵子息の次男で、継ぐ爵位がないため、騎士になったと聞いていた。
巡回中に奴が文句を言う。
「なぜこんな奴がエルンスト様と結婚をしているんだ。」
「俺はエルと結婚はしていない。俺の伴侶がエルと結婚をしているだけだ。」
「お前の伴侶はおかしい。普通なら皇妃になるところを、エルンスト様を入婿にするなんて。」
「別におかしくはない。伴侶は皇妃にむいていないし、エルは皇族の籍を出たがっていた。未だ皇子なのは、陛下が許してくれないだけだ。」
「……、ちっ。」
話の流れからいけば、奴はエルが好きだったんだろう。
エルは『歩く彫像』なんて言われるくらいに美しい顔立ちだ。でも、エルはそんな顔すら嫌っていた。皇后似だからだ。
ユーリもエルの顔は好きだが、顔だけで好きになったわけじゃない。顔だけ好きなら、怒った時に顔に向かって物を投げたりはしない。エルも俺も難なく受け止めて、またムキになって怒りだすが。
元から美形だからとか、皇子だからとかで判断していないユーリ。自分の顔ですら無頓着なところがあるから、俺達の心配は絶えない。
丁度野菜を売っている場所に来たので、いつもユーリが買い物をしている店で、買い物をする。
「すまんが、こっちからあっちまでお願いする。」
「おっ、騎士の兄ちゃん、今日はお使いか?」
「ああ。」
「あんまユーリちゃんを可愛がりすぎんなよ。」
と、笑いながら箱に野菜を詰めていく。
「そう言えば、ユーリちゃんに頼まれていた野菜が入ったが、持って行くかい?」
「頼む。」
「毎度あり!」
ユーリとこの店の主人が仲良いの知っているから、嘘ではないだろう。
野菜を詰め込んだ箱をアイテムボックスに入れていく。
金を支払い、次の店に行く。
「あらあら、今日は旦那様が買い物かい?いつものでいいかしら?」
「頼む。」
と、次から次へと買い物をしていく。
奴には、
「…どんだけ買うんだよ。」
と、また文句を言われた。
それでも、買い物をするなと言わない辺りが面白い。
市場巡回が終わる頃には、大体の買い物も終わった。
店に騎士が立ち寄れば犯罪抑止力になるなんて、ユーリの提案があって実際やってみたら、万引きやひったくりの件数は減ったと聞く。
やっぱりユーリの知識はすごいと思う。
騎士団に戻ろうとした時に、皇都の西の門の鐘の音が聞こえた。
「おい、行くぞ!」
と、俺達は西の門に向かって駆け出す。
門の鐘は、魔物が出た時に皇都の民に知らせる合図だ。
門があるから、魔物は直ぐに入って来れないが、門の外にも行商人や旅人もいる。
門にも常駐している騎士はいるが、未だ鐘の音が鳴り止まないのは、魔物を討伐できていないことを意味する。
到着した時は門は閉まっていた。
近くにいた騎士に聞く。
「状況は?!」
「まだ、倒せていません!刃が入りずらくて、苦戦しています。」
「騎士以外は?」
「皆避難しました。怪我人が2名出ましたが救護院に運びました。」
「俺が行く。」
と、騎士用の扉で門の外に出た。何故か奴も付いてくる。
門の外には魔物が一匹と騎士が6人。
あの魔物は表皮がヌルヌルしていて、剣が滑って刃が入らないヤツだった。
エルがいたら、燃やすか凍らせて終わりなんだが。
こんな時にいないエルを恨みつつ、剣を抜く。
「退がれ!」
と、騎士達に声を掛けて、俺が魔物に向かって走り出す。
騎士達が退がったところで、剣に風魔法を乗せて、魔物を斬る。
文字通りの一刀両断となった魔物は、何が起こったか分からずに倒れた。
旅の途中、『剣に魔法を乗せるってできないの?魔法剣?』なんてユーリが言うから、エルと遊び半分でやったら出来た。エルも面白がって色々な魔法で試した。俺は、攻撃魔法は風魔法しか使えないからこれしか出来ないが。
まあ肉のために習得したようなものだ。
「「「やったぁ!!」」」
と、歓声が聞こえる。俺は気にせずに魔物の解体を始める。
「お前、何やってんの?」
奴に聞かれる。
「解体だ。この魔物の肉はからあげに適しているから。」
「…お前、本当に嫁か肉しか考えていないんだな。」
「娘のことも考えているぞ。」
奴は呆れたのか、その後は何も言わなくなった。
解体が済んだ後、騎士団に戻った。
巡回を代わってくれた騎士にからあげを1つ取られる。
ついでとばかりに奴も迷惑料とからあげを1つ取っていった。
「何これ、うめぇ!」
奴は、初めてユーリの料理を食べたようだ。
「だろ?俺もジークの嫁さん並みに料理上手な嫁が欲しいわ。」
「やらんぞ?」
「威圧するなって。嫁さん並みにって言っただろ!」
「無理だな。ユーリは最高の料理人で、最高の妻だからな。」
「はいはい、ご馳走様。」
奴は俺が惚気るとは思っていなかったみたいで驚いていた。
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