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番外編
エルと首脳会談の話2
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夕食を食べ終わり、ロドリー達と別れた。
部屋に戻っても暇だから、父上でも揶揄いに行こうかと部屋を訪ねようとしたら、知らない騎士達に声をかけられる。
「ねぇ、さっきの話って本当?」
一瞬立ち止まり、ニヤニヤしている騎士達の顔を見て、また何事もなかったかのように歩き出す。
さっきの話とは?初めて見る君達と話したこともないのに。
「ちょっ、待てよ!」
とその中の一人が無視する僕の肩を掴もうとする。肩を触ろうとしたら、バチっと雷が走ったかのように手を弾く。
皇族という身分で生まれた以上は、気安に触れないようにと普段から自己防衛をしている。僕に触っていいのは、僕の家族、仲間と認めた人以外は発動するようになっている。
実はこの魔法、ユーリのピアスにも仕込んである。ユーリの感情が最大限に恐怖した時に発動するものだったから、改良の余地はまだまだある。
「いってぇ!!」
と、騎士は弾かれた手を押さえる。
「汚い手で触らないでくれる?」
僕は触られていないのにも関わらず、肩に付いた埃をパッパッと払う仕草をする。
「てめぇ、よくもやってくれたな!」
「自己防衛しただけなのに?」
「てめぇ!」
「もう、用事ないなら行くよ?これでも忙しいんだから。」
父上を揶揄いに行くのに忙しいんだから、と心の声は漏らさない。
その場から立ち去ろうとした時、別の方向から声をかけられる。
「何をしているんだ!」
この国の騎士達だった。警備のために城を巡回していたのだろう。
「コイツが私達にいきなり魔法を使い、彼は怪我をしたので、問いただしていたところです。」
どうして小物は事実と違うことを、事実として言えるのか、僕は不思議に思う。
「突っかかってきたのはそちらでしょう?私は何もしてませんよ。」
「何もしなくて、うちのが怪我をしたって言うのか?!」
「勝手に私に触ろうとしたから、怪我をしただけの話ではありませんか?」
「あのう、ここで言い合いしても仕方ないので、別室にてそれぞれからお話を聞きたいと思います。」
と言われた。この国の騎士は、きちんと仕事をしているなぁ、と目の前の騎士達と比べてしまう。比べたら、この国の騎士に失礼だけど。
「エル、何しているんだ?」
と、また別の人物から声をかけられる。いや、愛称で言う時点でこの国には2人しかいない。
「パパ!」
父上と騎士団長はギョッと驚いた顔をした。パパ呼びなんて初めてだからね。父上はその後デレたけど。
「聞いてよ、パパ。あの人達が僕に絡んできたの!僕、一応皇族だから、簡単に触らせないように自己防衛したのに、攻撃したって言われたのぉ。」
泣きマネをしながら、父上にそう言う。
ジークが見ていたら、『お前誰?』状態だっただろう。騎士団長もそんな顔をしている。
「なんだって?」
と、父上から不穏な雰囲気が漂う。団長も怒りの表情に変わっていく。
僕を知らなくても、皇帝の顔は知っている騎士達は青褪めていく。巡回中の騎士達もどうしていいかわからない状態だ。
そしたら、父上と一緒にいたこの国の王様が、巡回中の騎士に話を聞き、
「あれを調べてこい。」
と言って、騎士の1人が急いでどこかに行った。王様が、
「エルンスト、久しぶりだのぉ。今どちらの言い分が正しいか調べさせている。…まぁ、調べるまでも無さそうだが。」
チラッと騎士達の表情を見てそう言う。
偉い人ばっかり登場して、皇帝を『パパ』と呼び、この国の王様と顔見知りだとわかれば、自ずと僕の身分もわかるだろう。
「お久しぶりです。紹介してもらった宿は快適でしたよ。」
「おお、それは良かった。」
「伴侶とも出会えましたし。」
「そうかそうか。伴侶は噂に聞くと、ラインハルトやエルファスを虜にしたという料理人か。いやぁ、大事な人材を取られてしまったなぁ。」
言葉では悔しそうだが、にこやかに言う。僕が結婚したことに祝いの言葉を真っ先に送ってくれた王様だ。
きちんと周りをみれば、僕達を心配してくれていた人は、他にもいることを初めて知った。
「ユーリのメシは本当に美味いぞ。ラインハルトのところで料理人に指導したから、ラインハルトのところも美味いらしいぞ。」
何故父上が自慢する。僕の嫁だぞ。
「次の会議の開催は、ラインハルトのところだから、楽しみだのぉ。」
おっさん達は会議そっちのけで、食べることしかしなさそうだ。
「そうだ、エルンスト。アマリリス商会だけにドラゴンの魔石を卸しているって聞いたが、本当か?」
うん、と僕は頷く。
アマリリス商会とは、ユーリ家族が営む商会だ。『電話』の発明、販売から、急成長中なのだ。
「明日の議題に『電話』があるんだが、多くの良質な魔石がいるから、どこから融通しようかと悩んでいるのだ。ちと、うちに分けてくれんかの?」
「ええ、ダメだよ。ドラゴンの魔石を優先的に卸すことで、結婚を認めてもらったのに。直接アマリリス商会に交渉してよ。」
「…あそこはどうもな。」
「いや、わかるけど。……義姉さんに頼んでみたら?嫁に行ったけど、ロザリーさんて言う長女がまとめ役になってくれるから、そっちから攻めたら。」
「うむ、ロザリーはしっかりした女性だ。」
「パパ、叱られていたもんね。」
「エルファスは何をしてんだか。わかった、そちらから話を進めてみよう。」
話がまとまったところで、騎士が戻ってきた。一人の年嵩の騎士を連れて。
「状況を確認しました。音声がないので話の内容はわかりませんが、確かにこちらの方に、あちらの方達が手を触ろうとしたところ、火花が散って怪我をされたようです。それと、どの国も王族、皇族の許可のない接触は、暗殺にあたるとして、禁止されております。今回はこれに抵触するかと思われます。」
と、騎士がきちんと説明してくれた。
てか、どうやって確認したんだろう?
あとで王様に聞こう。
「うむ、わかった。さて、其方達は…中津の国か。騎士団長、中津の王にそ奴らを連れて説明に行ってくれ。」
王様は騎士服で判別したらしい。僕にはどこも同じに見えるけど。
「はっ!」
年嵩の騎士はこの国の騎士団長だった。
警備の責任者だから、大変だなぁ。
「で、父上達はこれから内緒話なの?」
「なんだ、パパはやめたのか。残念だ。」
このおっさんは本当にウザいな。
「いや、久しぶり呑むところだ。エルンストも来るか?」
「行く!」
と、おっさん2人と呑み会が始まった。
ただ酒ひゃっほい!!
酒のお礼にユーリの料理、つまみ用のカナッペを出したら、王様は喜んでくれた。父上に半分食われたけどね。
そう言えば、父上と盃を交わすのは初めてだったが、僕は父上似ではなかったらしい。僕はザルだが、父は下戸までいかなくても3杯目あたりから、へべれけになって呂律が回っていない。
しかも笑い上戸で、ずっと笑っている。
「これ、煩くない?ただでさえ顔が煩いのに。」
「これが楽しみで呑ませているんだ。明日は腹筋が筋肉痛で動きが面白いぞ。」
「策士だねぇ。」
「会議の中に楽しみなことがないと、やってられんからのぉ。」
本当に王様稼業はやりたくないなと、心に誓う。
ちなみにどうやって確認したのか聞いたけど、教えてもらえなかった。ケチん坊め。
会議が終わるまで、あの騎士達に会うことはなかった。謹慎になって先に国に返されたようだ。護衛騎士が他国の魔法士に喧嘩を売るのは、国の恥だからね。
ロドリー情報だと、ドラゴンを単騎で狩ったとホラを吹いているから、正体を暴こうとして、突っかかってきたらしい。
暴いたら、もっと大変なことになってしまったけど。
翌日の会議前に中津の国の王様が謝罪をしてくれた。律儀だなぁ。
そう言えばとついでに、旅で城に寄ったけど、門番が取り継いでくれなかった話をしておいた。短剣も見せたんだけど、偽物扱いされた話は伝えておく。
あの時は本当に頭にキタからね。
更に王様に深く謝られた。
王様の護衛の騎士団長も謝ってきた。
これからは徹底的に指導をすることになったらしい。人材育成を頑張って欲しい。
歩く姿がぎこちない父上の姿をみて、この国の王様とこっそり笑い合ってしまったことは、内緒の話だよ。
部屋に戻っても暇だから、父上でも揶揄いに行こうかと部屋を訪ねようとしたら、知らない騎士達に声をかけられる。
「ねぇ、さっきの話って本当?」
一瞬立ち止まり、ニヤニヤしている騎士達の顔を見て、また何事もなかったかのように歩き出す。
さっきの話とは?初めて見る君達と話したこともないのに。
「ちょっ、待てよ!」
とその中の一人が無視する僕の肩を掴もうとする。肩を触ろうとしたら、バチっと雷が走ったかのように手を弾く。
皇族という身分で生まれた以上は、気安に触れないようにと普段から自己防衛をしている。僕に触っていいのは、僕の家族、仲間と認めた人以外は発動するようになっている。
実はこの魔法、ユーリのピアスにも仕込んである。ユーリの感情が最大限に恐怖した時に発動するものだったから、改良の余地はまだまだある。
「いってぇ!!」
と、騎士は弾かれた手を押さえる。
「汚い手で触らないでくれる?」
僕は触られていないのにも関わらず、肩に付いた埃をパッパッと払う仕草をする。
「てめぇ、よくもやってくれたな!」
「自己防衛しただけなのに?」
「てめぇ!」
「もう、用事ないなら行くよ?これでも忙しいんだから。」
父上を揶揄いに行くのに忙しいんだから、と心の声は漏らさない。
その場から立ち去ろうとした時、別の方向から声をかけられる。
「何をしているんだ!」
この国の騎士達だった。警備のために城を巡回していたのだろう。
「コイツが私達にいきなり魔法を使い、彼は怪我をしたので、問いただしていたところです。」
どうして小物は事実と違うことを、事実として言えるのか、僕は不思議に思う。
「突っかかってきたのはそちらでしょう?私は何もしてませんよ。」
「何もしなくて、うちのが怪我をしたって言うのか?!」
「勝手に私に触ろうとしたから、怪我をしただけの話ではありませんか?」
「あのう、ここで言い合いしても仕方ないので、別室にてそれぞれからお話を聞きたいと思います。」
と言われた。この国の騎士は、きちんと仕事をしているなぁ、と目の前の騎士達と比べてしまう。比べたら、この国の騎士に失礼だけど。
「エル、何しているんだ?」
と、また別の人物から声をかけられる。いや、愛称で言う時点でこの国には2人しかいない。
「パパ!」
父上と騎士団長はギョッと驚いた顔をした。パパ呼びなんて初めてだからね。父上はその後デレたけど。
「聞いてよ、パパ。あの人達が僕に絡んできたの!僕、一応皇族だから、簡単に触らせないように自己防衛したのに、攻撃したって言われたのぉ。」
泣きマネをしながら、父上にそう言う。
ジークが見ていたら、『お前誰?』状態だっただろう。騎士団長もそんな顔をしている。
「なんだって?」
と、父上から不穏な雰囲気が漂う。団長も怒りの表情に変わっていく。
僕を知らなくても、皇帝の顔は知っている騎士達は青褪めていく。巡回中の騎士達もどうしていいかわからない状態だ。
そしたら、父上と一緒にいたこの国の王様が、巡回中の騎士に話を聞き、
「あれを調べてこい。」
と言って、騎士の1人が急いでどこかに行った。王様が、
「エルンスト、久しぶりだのぉ。今どちらの言い分が正しいか調べさせている。…まぁ、調べるまでも無さそうだが。」
チラッと騎士達の表情を見てそう言う。
偉い人ばっかり登場して、皇帝を『パパ』と呼び、この国の王様と顔見知りだとわかれば、自ずと僕の身分もわかるだろう。
「お久しぶりです。紹介してもらった宿は快適でしたよ。」
「おお、それは良かった。」
「伴侶とも出会えましたし。」
「そうかそうか。伴侶は噂に聞くと、ラインハルトやエルファスを虜にしたという料理人か。いやぁ、大事な人材を取られてしまったなぁ。」
言葉では悔しそうだが、にこやかに言う。僕が結婚したことに祝いの言葉を真っ先に送ってくれた王様だ。
きちんと周りをみれば、僕達を心配してくれていた人は、他にもいることを初めて知った。
「ユーリのメシは本当に美味いぞ。ラインハルトのところで料理人に指導したから、ラインハルトのところも美味いらしいぞ。」
何故父上が自慢する。僕の嫁だぞ。
「次の会議の開催は、ラインハルトのところだから、楽しみだのぉ。」
おっさん達は会議そっちのけで、食べることしかしなさそうだ。
「そうだ、エルンスト。アマリリス商会だけにドラゴンの魔石を卸しているって聞いたが、本当か?」
うん、と僕は頷く。
アマリリス商会とは、ユーリ家族が営む商会だ。『電話』の発明、販売から、急成長中なのだ。
「明日の議題に『電話』があるんだが、多くの良質な魔石がいるから、どこから融通しようかと悩んでいるのだ。ちと、うちに分けてくれんかの?」
「ええ、ダメだよ。ドラゴンの魔石を優先的に卸すことで、結婚を認めてもらったのに。直接アマリリス商会に交渉してよ。」
「…あそこはどうもな。」
「いや、わかるけど。……義姉さんに頼んでみたら?嫁に行ったけど、ロザリーさんて言う長女がまとめ役になってくれるから、そっちから攻めたら。」
「うむ、ロザリーはしっかりした女性だ。」
「パパ、叱られていたもんね。」
「エルファスは何をしてんだか。わかった、そちらから話を進めてみよう。」
話がまとまったところで、騎士が戻ってきた。一人の年嵩の騎士を連れて。
「状況を確認しました。音声がないので話の内容はわかりませんが、確かにこちらの方に、あちらの方達が手を触ろうとしたところ、火花が散って怪我をされたようです。それと、どの国も王族、皇族の許可のない接触は、暗殺にあたるとして、禁止されております。今回はこれに抵触するかと思われます。」
と、騎士がきちんと説明してくれた。
てか、どうやって確認したんだろう?
あとで王様に聞こう。
「うむ、わかった。さて、其方達は…中津の国か。騎士団長、中津の王にそ奴らを連れて説明に行ってくれ。」
王様は騎士服で判別したらしい。僕にはどこも同じに見えるけど。
「はっ!」
年嵩の騎士はこの国の騎士団長だった。
警備の責任者だから、大変だなぁ。
「で、父上達はこれから内緒話なの?」
「なんだ、パパはやめたのか。残念だ。」
このおっさんは本当にウザいな。
「いや、久しぶり呑むところだ。エルンストも来るか?」
「行く!」
と、おっさん2人と呑み会が始まった。
ただ酒ひゃっほい!!
酒のお礼にユーリの料理、つまみ用のカナッペを出したら、王様は喜んでくれた。父上に半分食われたけどね。
そう言えば、父上と盃を交わすのは初めてだったが、僕は父上似ではなかったらしい。僕はザルだが、父は下戸までいかなくても3杯目あたりから、へべれけになって呂律が回っていない。
しかも笑い上戸で、ずっと笑っている。
「これ、煩くない?ただでさえ顔が煩いのに。」
「これが楽しみで呑ませているんだ。明日は腹筋が筋肉痛で動きが面白いぞ。」
「策士だねぇ。」
「会議の中に楽しみなことがないと、やってられんからのぉ。」
本当に王様稼業はやりたくないなと、心に誓う。
ちなみにどうやって確認したのか聞いたけど、教えてもらえなかった。ケチん坊め。
会議が終わるまで、あの騎士達に会うことはなかった。謹慎になって先に国に返されたようだ。護衛騎士が他国の魔法士に喧嘩を売るのは、国の恥だからね。
ロドリー情報だと、ドラゴンを単騎で狩ったとホラを吹いているから、正体を暴こうとして、突っかかってきたらしい。
暴いたら、もっと大変なことになってしまったけど。
翌日の会議前に中津の国の王様が謝罪をしてくれた。律儀だなぁ。
そう言えばとついでに、旅で城に寄ったけど、門番が取り継いでくれなかった話をしておいた。短剣も見せたんだけど、偽物扱いされた話は伝えておく。
あの時は本当に頭にキタからね。
更に王様に深く謝られた。
王様の護衛の騎士団長も謝ってきた。
これからは徹底的に指導をすることになったらしい。人材育成を頑張って欲しい。
歩く姿がぎこちない父上の姿をみて、この国の王様とこっそり笑い合ってしまったことは、内緒の話だよ。
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