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番外編
エルと首脳会議の話3
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3日目の会議が終われば帰れると思っていた。僕はどうやらまた人の話を聞いてなかったらしい。
同僚の魔法士が、4日目の朝に『今日は各国との交流戦だから、闘技場に移動しますよ』と言われるまで、帰ってからユーリとどういちゃいちゃしようかと考えていた僕は、愕然とする。
同僚はぶーたれる僕を引きずって、父上達と合流する。
「エルは何を拗ねているんだ?」
「……今日帰れるって思ったのに。」
「交流戦、交歓会が終われば帰れる。」
「明日帰るって知らなかった。」
「お前は、打ち合わせの時に何を聞いていたんだ。」
「……。」
「どうせ、ユーリのことしか考えていなかったんだろう。うちの息子は、こんなアホだったのか?のぅ、団長。」
「エルンスト様は幼い頃より、あまり人の話は聞いてはくれていませんでした。」
「団長まで、僕をアホの子扱いする。」
「エルンスト様、…まさか、エキシビジョンに出場することは覚えていませんか?」
「……ん?」
何それ?知らなかったんだけど。
「「「はああ。」」」
と、3人から溜息を吐かれた。
「各国の王が勇者であった貴方様の姿を観たいという要望があったので、交流戦の勝者と対戦すると伝えましたが。」
と、同僚が言う。
「だって普通交流戦って言ったら、騎士だけでしょ?僕はそんなに剣術得意じゃないし。」
「でも、私よりはお強いでしょ?」
と、騎士団長が言う。
「…それはそうだけど。」
ジークとロドリー以外に負けたことはないけど。
「もし、ロドリーが出場したら、辞退してもいい?」
「彼は出ませんよ。強すぎて、誰も相手に出来ませんから。」
「ですよね。」
僕がエキシビジョンに出ることは既に決定だった。ジークとユーリがいたら、呆れられていただろう。
父上の後ろで騎士達の交流戦を観戦する。
ぬるい戦い方を観て、時々欠伸が出るのは仕方ない。
「エルンスト様、きちんと観戦してください。」
と、同僚に叱られる。
「次が決勝ですよ。」
騎士団長にも言われる。
「仕方ない。準備するよ。」
と、柔軟を始めた。
「なんじゃ、エルンストはやる気がないのぉ。」
と、この国の王様が呆れながら言う。
「最近魔法しか使ってなかったんだもん。剣術はジークと休みが被らないと相手にしてくれないし。」
「ジークハロルドとロドリーならどちらが強い?」
と、ラインハルトに聞かれる。
「多分、ジーク。ロドリーが力業に持ち込んでしまえば勝てるかもしれないけど、スピードと戦術はジークの方が上かな?」
「あいつ、そんなに強かったのか?」
と、うちの騎士団長。
「城の鍛錬でなんか、3割も力を出してないと思うよ。怪我させるほうが怖いって言っていたから。」
「…だから、いつも物足りなそうな顔をしているのか。」
「いや、元からそんな顔だよ。」
僕はヒャハハと笑う。
「エル、勝者が決まったぞ。ほら、仕事して来い。」
と、父上に言われた。稼ぎがないとユーリに捨てられるから、仕事と割り切ってバトルフィールドへ行く。
交流戦の勝者は、僕が出てきたて驚いていた。なんせ魔法士の制服だから。
勝者は勇者と対戦できる話だったが、まさか僕が勇者とは思わなかっただろう。
ローブを脱ぎ、アイテムボックスにしまいつつ、剣を出す。
剣を腰に佩いて、鞘から剣を抜く。
「剣術はあまり得意じゃないけど、よろしくね。」
と、声をかける。
これで油断してくれれば、楽に試合が終わるけど、油断せずに更に気を引き締めているようだ。
剣を構えて、審判の合図を待つ。
「はじめ!」
と同時に飛びかかってきた。
う~ん、やる気あるねぇ。
彼からの一撃目を剣で受けつつ、力をいなして、僕はすぐに打撃を繰り出す。
打撃は当たらなかったが、風圧で彼の頬に一筋の切り傷を作る。
顔を傷つけられて怒ると思ったが、『面白い』とニヤっと笑い、彼は連打で剣を打ってくる。一打はそんなに重くはなかった。けど、ジークタイプかと思うと気が重い。
ジークは自分より強者を見つけると、勝つまで戦いを挑む。彼もそんなタイプだろう。
流石に受けるばかりだと疲れるので、ちょっと本気を出そうじゃないか。
次の打撃を受け止めてすぐに刃を滑らし、彼の刃を俺の剣の刃と柄で挟み捻る。
急に剣を捻られて、彼は思わず剣から手を離した。その瞬間を狙って剣を遠くに飛ばし、彼の喉元を目掛けて突きを入れる。
喉元に当たる寸前でぴたっと剣を止める。
彼も審判も観客達も何が起きたのか、状況を把握できないでいる。
剣の落ちた音で、審判は我に返り、
「しょ、勝負あり!」
と、宣言してくれた。
観客席からはわぁぁと歓声が上がる。
僕は剣を鞘に戻して、フィールドが降り、父上の元に戻ろうとした時に、彼から声をかけられた。
「あ、あの!惚れました!結婚してください!」
「はぁ?」
と、周りは更に盛り上がる。『いいぞ!』『頑張れ!』とか、みんなが彼を応援しだす。
「僕、結婚しているから!無理ぃ~!」
と、僕はその場から逃げ出した。
僕が逃げるなんて、鞭を持ち出してきた人以来だよ。
父上達の元に戻れば、早速揶揄われる。
『第二夫人にしてやれば?』とか『一度くらいデートしてやれば?』と言われた。
「僕はユーリ以外は要らないからね!!」
と、僕は叫んだ。その声が闘技場に響いた。
何故僕の愛の告白が本人以外の人に伝えなきゃいけないの?!
交歓会では、ロドリーに散々揶揄われたし、僕に振られた彼は『諦めませんので』と言い残し、皇国の騎士になると言って、この国の王様に辞職願いを出していた。
この国の騎士だったようだ。
ロドリーなんか面白がって、
「エルを捕まえたかったら、まず胃袋を掴むんだな。エルの嫁の料理は、うちの王様と皇帝の胃袋も掴んでいるからな。」
ガハハっと笑いながら言った。
確かにそうだよなと僕は頷く。
ラインハルトの護衛騎士2人も頷く。
周りは反対に驚く。僕の嫁だから強いと、勘違いをしていたらしい。ある意味最強だけど。
ロドリーは『何か出せ』って視線を送ってくる。いやだよ、僕の持ち分が減るじゃん!
「エルぅ、俺からあげが食べたいな。」
「可愛らしく言ってもだめだよ。」
「儂も食べたいのぉ。」
「父上まで!」
ユーリの料理を出すまで煩い2人が結託したら、更に煩くなるだけだ。
「もう、わかったよ!からあげはもうないから、ローストビーフを出すよ!一人2切れまで!」
と、アイテムボックスからローストビーフを出す。
薄切りに切られたローストビーフが、皿に綺麗に盛り付けられている。
つまみ用に作ってもらったのに。
月を見ながら、秘蔵の酒と一緒に食べようと思っていたのに。
ロドリー達は彼に1切れ食べてみろと進める。彼はこんな薄い肉が本当に美味いのか?という表情だ。口に入れれば、不思議と口角が上がり、目尻が下がる。
「美味しい。」
と、蕩けた顔をする。
1切れでも美味いものは美味い。しかもドラゴン肉だし。
「やっぱり美味いなぁ。」
父上は2切れって言ったのに、3切れを持っていきやがった。
「なんだこれ?いつも以上に美味いぞ?」
と、ロドリー。
「なんだこれって、ドラゴン肉だよ。ユーリに無理を言って作ってもらったの。」
「「「ドラゴン!!」」」
「こんなに美味いのか。帰ったら、絶対狩りに行くぞ!」
「頑張って。」
と棒読みで言う僕。
「諦めたくないけど、諦めるしかないのか?」
と彼は肩を落としながら呟いていた。こんな美味しい料理を作れるようになるまでには、何年もかかるからね。
でも本気で惚れたなら、何年かかっても頑張るのが漢ってもんだよな?こられても困るから言わんけど。
こうして、首脳会議は無事に閉幕した。
次は絶対に付いて来ないことにする。
ユーリの料理が食べれないのが辛いが、ユーリと離れるのが淋しいし、もっと辛かった。
この会議では、ユーリの存在の有り難さを改めてわからされた。
帰ったら、思いっきりユーリ甘えることにしよう。
本当に疲れたよ。
会議の主旨と違う?別にいいの。難しいことはトップに任せておけばいいんだよ。
同僚の魔法士が、4日目の朝に『今日は各国との交流戦だから、闘技場に移動しますよ』と言われるまで、帰ってからユーリとどういちゃいちゃしようかと考えていた僕は、愕然とする。
同僚はぶーたれる僕を引きずって、父上達と合流する。
「エルは何を拗ねているんだ?」
「……今日帰れるって思ったのに。」
「交流戦、交歓会が終われば帰れる。」
「明日帰るって知らなかった。」
「お前は、打ち合わせの時に何を聞いていたんだ。」
「……。」
「どうせ、ユーリのことしか考えていなかったんだろう。うちの息子は、こんなアホだったのか?のぅ、団長。」
「エルンスト様は幼い頃より、あまり人の話は聞いてはくれていませんでした。」
「団長まで、僕をアホの子扱いする。」
「エルンスト様、…まさか、エキシビジョンに出場することは覚えていませんか?」
「……ん?」
何それ?知らなかったんだけど。
「「「はああ。」」」
と、3人から溜息を吐かれた。
「各国の王が勇者であった貴方様の姿を観たいという要望があったので、交流戦の勝者と対戦すると伝えましたが。」
と、同僚が言う。
「だって普通交流戦って言ったら、騎士だけでしょ?僕はそんなに剣術得意じゃないし。」
「でも、私よりはお強いでしょ?」
と、騎士団長が言う。
「…それはそうだけど。」
ジークとロドリー以外に負けたことはないけど。
「もし、ロドリーが出場したら、辞退してもいい?」
「彼は出ませんよ。強すぎて、誰も相手に出来ませんから。」
「ですよね。」
僕がエキシビジョンに出ることは既に決定だった。ジークとユーリがいたら、呆れられていただろう。
父上の後ろで騎士達の交流戦を観戦する。
ぬるい戦い方を観て、時々欠伸が出るのは仕方ない。
「エルンスト様、きちんと観戦してください。」
と、同僚に叱られる。
「次が決勝ですよ。」
騎士団長にも言われる。
「仕方ない。準備するよ。」
と、柔軟を始めた。
「なんじゃ、エルンストはやる気がないのぉ。」
と、この国の王様が呆れながら言う。
「最近魔法しか使ってなかったんだもん。剣術はジークと休みが被らないと相手にしてくれないし。」
「ジークハロルドとロドリーならどちらが強い?」
と、ラインハルトに聞かれる。
「多分、ジーク。ロドリーが力業に持ち込んでしまえば勝てるかもしれないけど、スピードと戦術はジークの方が上かな?」
「あいつ、そんなに強かったのか?」
と、うちの騎士団長。
「城の鍛錬でなんか、3割も力を出してないと思うよ。怪我させるほうが怖いって言っていたから。」
「…だから、いつも物足りなそうな顔をしているのか。」
「いや、元からそんな顔だよ。」
僕はヒャハハと笑う。
「エル、勝者が決まったぞ。ほら、仕事して来い。」
と、父上に言われた。稼ぎがないとユーリに捨てられるから、仕事と割り切ってバトルフィールドへ行く。
交流戦の勝者は、僕が出てきたて驚いていた。なんせ魔法士の制服だから。
勝者は勇者と対戦できる話だったが、まさか僕が勇者とは思わなかっただろう。
ローブを脱ぎ、アイテムボックスにしまいつつ、剣を出す。
剣を腰に佩いて、鞘から剣を抜く。
「剣術はあまり得意じゃないけど、よろしくね。」
と、声をかける。
これで油断してくれれば、楽に試合が終わるけど、油断せずに更に気を引き締めているようだ。
剣を構えて、審判の合図を待つ。
「はじめ!」
と同時に飛びかかってきた。
う~ん、やる気あるねぇ。
彼からの一撃目を剣で受けつつ、力をいなして、僕はすぐに打撃を繰り出す。
打撃は当たらなかったが、風圧で彼の頬に一筋の切り傷を作る。
顔を傷つけられて怒ると思ったが、『面白い』とニヤっと笑い、彼は連打で剣を打ってくる。一打はそんなに重くはなかった。けど、ジークタイプかと思うと気が重い。
ジークは自分より強者を見つけると、勝つまで戦いを挑む。彼もそんなタイプだろう。
流石に受けるばかりだと疲れるので、ちょっと本気を出そうじゃないか。
次の打撃を受け止めてすぐに刃を滑らし、彼の刃を俺の剣の刃と柄で挟み捻る。
急に剣を捻られて、彼は思わず剣から手を離した。その瞬間を狙って剣を遠くに飛ばし、彼の喉元を目掛けて突きを入れる。
喉元に当たる寸前でぴたっと剣を止める。
彼も審判も観客達も何が起きたのか、状況を把握できないでいる。
剣の落ちた音で、審判は我に返り、
「しょ、勝負あり!」
と、宣言してくれた。
観客席からはわぁぁと歓声が上がる。
僕は剣を鞘に戻して、フィールドが降り、父上の元に戻ろうとした時に、彼から声をかけられた。
「あ、あの!惚れました!結婚してください!」
「はぁ?」
と、周りは更に盛り上がる。『いいぞ!』『頑張れ!』とか、みんなが彼を応援しだす。
「僕、結婚しているから!無理ぃ~!」
と、僕はその場から逃げ出した。
僕が逃げるなんて、鞭を持ち出してきた人以来だよ。
父上達の元に戻れば、早速揶揄われる。
『第二夫人にしてやれば?』とか『一度くらいデートしてやれば?』と言われた。
「僕はユーリ以外は要らないからね!!」
と、僕は叫んだ。その声が闘技場に響いた。
何故僕の愛の告白が本人以外の人に伝えなきゃいけないの?!
交歓会では、ロドリーに散々揶揄われたし、僕に振られた彼は『諦めませんので』と言い残し、皇国の騎士になると言って、この国の王様に辞職願いを出していた。
この国の騎士だったようだ。
ロドリーなんか面白がって、
「エルを捕まえたかったら、まず胃袋を掴むんだな。エルの嫁の料理は、うちの王様と皇帝の胃袋も掴んでいるからな。」
ガハハっと笑いながら言った。
確かにそうだよなと僕は頷く。
ラインハルトの護衛騎士2人も頷く。
周りは反対に驚く。僕の嫁だから強いと、勘違いをしていたらしい。ある意味最強だけど。
ロドリーは『何か出せ』って視線を送ってくる。いやだよ、僕の持ち分が減るじゃん!
「エルぅ、俺からあげが食べたいな。」
「可愛らしく言ってもだめだよ。」
「儂も食べたいのぉ。」
「父上まで!」
ユーリの料理を出すまで煩い2人が結託したら、更に煩くなるだけだ。
「もう、わかったよ!からあげはもうないから、ローストビーフを出すよ!一人2切れまで!」
と、アイテムボックスからローストビーフを出す。
薄切りに切られたローストビーフが、皿に綺麗に盛り付けられている。
つまみ用に作ってもらったのに。
月を見ながら、秘蔵の酒と一緒に食べようと思っていたのに。
ロドリー達は彼に1切れ食べてみろと進める。彼はこんな薄い肉が本当に美味いのか?という表情だ。口に入れれば、不思議と口角が上がり、目尻が下がる。
「美味しい。」
と、蕩けた顔をする。
1切れでも美味いものは美味い。しかもドラゴン肉だし。
「やっぱり美味いなぁ。」
父上は2切れって言ったのに、3切れを持っていきやがった。
「なんだこれ?いつも以上に美味いぞ?」
と、ロドリー。
「なんだこれって、ドラゴン肉だよ。ユーリに無理を言って作ってもらったの。」
「「「ドラゴン!!」」」
「こんなに美味いのか。帰ったら、絶対狩りに行くぞ!」
「頑張って。」
と棒読みで言う僕。
「諦めたくないけど、諦めるしかないのか?」
と彼は肩を落としながら呟いていた。こんな美味しい料理を作れるようになるまでには、何年もかかるからね。
でも本気で惚れたなら、何年かかっても頑張るのが漢ってもんだよな?こられても困るから言わんけど。
こうして、首脳会議は無事に閉幕した。
次は絶対に付いて来ないことにする。
ユーリの料理が食べれないのが辛いが、ユーリと離れるのが淋しいし、もっと辛かった。
この会議では、ユーリの存在の有り難さを改めてわからされた。
帰ったら、思いっきりユーリ甘えることにしよう。
本当に疲れたよ。
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