ただ、好きなことをしたいだけ

ゆい

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おばちゃん学園に通っちゃいます!【1年生】

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「子供が産めない話からします。確かに3人産みました。でも、1人目の時逆子で、逆子って普通子供が生まれてくる時に、頭から出てくるんですが、足から出てくることがわかって、大事をとって帝王切開をしたんです。
帝王切開は、手術と言ってお腹を切って子供を取り出すんです。その帝王切開は、赤ちゃんがお腹の中にいる場所、子宮って言うんですが、切ることで裂けやすくなるんです。だから、母胎を考慮して3人までしか産めないんです。3人目を産んだ後に、子供を産めない処置をしました。
転移してきた初日にも確認しましたが、手術跡があったので、その処置も残っているはずです。だから、子供は産めません。

結婚ですが、私はもうしたくないです。
結婚相手が年数が経つごとに、どうしようもない人になっていったんです。浮気したり、借金したり、他人に迷惑をかけたり。あっちこっち謝ったり、子供の学費を充てたり、色々尻拭いもしました。
日常生活では、料理はお店の料理と比べて下手だ、掃除は自分の母親と比べてなっていないなんて、毎日のように言うし。働いても、稼ぎが少ないって言われて。子育てして、家事もして、もっと稼いでこいって、自分の母親はやっていたって。
いつも、出来る人と比べて、なんでお前はできないんだって。子供の行事一つ出たことないのに、子供の成績が悪いのは、全部私のせいにするし。
結婚ってなんだろう?って、疑問することもなく、結婚生活を送っていたんです。でも、20年以上も一緒にいれば、心はボロボロになってしまっていました。
だから、もう結婚はしたくないです。そんなことはしないって言われても、信じられないんです。笑顔で甘い言葉を言う人ほど疑ってしまうんです。
そもそも私は、結婚は性格的に向いてなかったんですよ。」

「…話してくれてありがとう。結婚生活は辛かったんだね。」

「…辛いというか、まだ、結婚当時は、私の国の男性には、大なり小なりそんな考え方を持っている人が多かったです。しかも、旦那は10歳年上ということもあり、向こうの方が社会の物事を知っているから、言われた通りにすれば間違いないって思い込んでいたのもあって。
けどここに来て神様に『思うままに生きていけばいい』と言われたので、私は誰かと比べられながら生きるのは、もうしたくないです。
私は私です。『貴族女性』として、あーだのこーだのと言われたら、喜んで平民になりますよ。」

「わかった。それは言わないようにする。だけど、この世界・この国・学園でのマナーとルールは守って欲しい。」

「マナーとルールなら仕方ありません。なるべく、しでかさないようにします。」

「そうしてくれ。アオイは貴族だけど、俺が後見だから政略結婚もない。シュバルツバルトは、コンラッドが継ぐし、コンラッドの次は、ジークハルトの子供だ。後継問題もない。だから、アオイはいつまでも俺の側にいていいんだぞ。」

「この世界を見て回りたいので、いつまでも側にいませんよ?」

「その時は俺も一緒だ。」

「その時までは、王族の責務はきちんと果たしてくださいね。」

ロイ義兄様と旅して世界を回るなんて、とても楽しそうだ!


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