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最悪の邂逅
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「ふうん、なんともすさまじいネエ」
自分の部下がほぼ壊滅してもその男は顔色一つ変えなかった。
それもそうだ。なぜなら彼らは死んでいるのだから。
死者の無念を呼び起こし、自分の意のままに操る死霊術が彼の得意とする魔法だった。
それは単独で敵地に潜入し、かく乱を行うのに最適な技能だった。
「ン?」
すさまじい怨念が東に向けて動いていることを感じる。それは、先ほど出立していった帝国兵たちを追いかけているかのようだった。
ただその速度は這いずるかのような速度で、彼らとの距離は開く一方だ。
本体は死んでいないようだが、その中には数多くの怨念が内包されており生ける死者と呼んでも差し支えないような有様だ。
「これは面白そうデスネエ」
そう言って彼はトンっと地面を蹴った。魔力で強化された脚力は彼の身体を空高く舞い上がらせ、直後には大きめの枝の上に立っている。
そのまま木々の間を音もなく飛翔し、森の中を進む。
ほどなくして異様な光景が見えてきた。
一本の線のように木々が枯れている。死霊術でよく使われる、エナジードレインの術だ。精度は良くないがかなり大きな木を瞬時に吸い尽くしている。
「フム、弟子にしたいほどですネ」
真っ赤な目をぎらつかせ、左腕だけで体を前に進ませる。執念すらも超えて怨念がその体を覆っていた。
「オオ……なんと素晴らシイ」
死霊術師として研鑽を積んできた中で、これほどの素材を見たことがなかった。王級にまで上り詰めた一体のゴブリンは戦いに敗れたのだろう。
そして……周囲を漂う怨念は、核となるゴブリンの周囲を漂っている。
それは彼に喰われた眷属たちのものだ。
生きながら貪り食われた彼らの苦痛、無念、そして恨みが王たるゴブリンを苛む。それは新たな怨念となり、それをもたらした、帝国兵たちに向いているのだろう。
今にも尽きそうな命を必死につなぎとめ、一矢報いることだけを目的に生にしがみつく姿は、いっそいとおしくすら感じられる。
ゴブリンの前に立ってその姿を見下ろす。
はいつくばっているが、その執着心は尊くすらあった。
「ギイ」
小さく声を上げる。何を言っているかはわからないが、どけとでも言ってるのだろうか。
自らを路傍の小石のように扱うこの存在にそれこそ跪きたくなる。
「力が、欲しいかネ?」
「グル?」
真っ赤な目を向けられ、背筋が震える。
男はゴブリンの左腕をつかむと、再び地面を蹴った。
そこは谷底の川が大きく蛇行する場所。水が囂々と打ち付けられ、大きく岩壁を削る。
そして、流れてきたものが堆積する場所だ。
要するに何があるか、桟道を管理してきた一族の死因はほぼ転落死だ。
歴代の死者がここに漂着している、ここは第二の墓地と言っていい場所なのだ。
転落死した人間が安らかに死ぬことはない。様々な無念がその身に残り、死した後ですら現世にとどまる。
「彷徨える者ヨ、汝らの行き先を示さン。出でヨ!」
自らを覆う死者のオーラを分け与えると、ただそこにたゆたっていただけの怨念が具現化し、黒い渦となって顕現する。
「さあ、存分に喰らうがいい。喰われても知らんがネ」
男はゴブリンの身体をその渦に無造作に投げ込んだ。
渦に飲み込まれまいと残された左腕であらがうが、徐々にその身体は喰われていく。
そうなると覚悟を決めたか残された左腕をあえて渦に突き込み、咆哮した。
「グルアアアアアアアアアアアアアアア!」
死者の怨念はその魂をも凍てつかせ、無間の苦しみにいざなう。ここからは単純な力勝負で、より強い意志を持ったものが勝つ。
「フハハハハハハハハハハハハハハハ!!」
蟲毒の壺をのぞき込むかのような優越感に突き動かされ、男は哄笑する。
ゴブリンの身体は溶け、それでもなお爛々と赤く光る眼差しだけが渦の奥から見えていた。
「フハハハハハハハハハハハハハハハァ!?」
天を仰いでひたすら笑い続けていた男は腹部の灼熱感に気づいて下を見下ろすと、そこには腕が生えていた。
「おお、素晴らしいゾ! あの怨念の渦を飲み込むカ!」
彼の腹に突き立っていたのはゴブリンの右腕だった。
負の情念に汚染され、凝縮されたエーテルを飲み込み、自らの身体を再構築した。
「ふ、ふは、ふあははああああアアアアアアアアアアアアア!?」
そのゴブリンに浸食を受けている。彼からすれば美味しそうなエサが2つあったので混ぜ合わせただけに過ぎない。
だがそのエサが彼の力を凌駕し、逆に自らを喰いつくそうとしてくるのは想像の中になかった。
「ア、ア、これが報いってことなのですかネエ。仕方ないデスカ、今までさんざん喰らってきましたからネ」
それが共和国の暗部、希代の死霊術師ドウマンの最期だった。
「ぐ、ぐぐぐ。これは?」
その存在はすでにゴブリンとは言えないものだった。王に至ってその体躯は大きくなり、通常であれば成人男性の7割くらいの矮躯であったのがその倍程度の体長になっていた。
体の大きさは先ほど飲み込んだ男と変わらないが、それでも自らの存在のレベルが一段上がったことを感じる。
さらに、これまで切れ切れの思考しかできなかったのが、連続した言葉を紡ぐことができている。
渦巻く激流からふわりと浮かび上がる。自らを倒した魔導士は東に向かって移動している。だが、個体で挑んでも勝てないかもしれない。
ならば今のみ込んだ男の知識によって、多くの仲間を用意しよう。
そう考え、ゴブリンの王はゆっくりと虚空を歩き出した。
自分の部下がほぼ壊滅してもその男は顔色一つ変えなかった。
それもそうだ。なぜなら彼らは死んでいるのだから。
死者の無念を呼び起こし、自分の意のままに操る死霊術が彼の得意とする魔法だった。
それは単独で敵地に潜入し、かく乱を行うのに最適な技能だった。
「ン?」
すさまじい怨念が東に向けて動いていることを感じる。それは、先ほど出立していった帝国兵たちを追いかけているかのようだった。
ただその速度は這いずるかのような速度で、彼らとの距離は開く一方だ。
本体は死んでいないようだが、その中には数多くの怨念が内包されており生ける死者と呼んでも差し支えないような有様だ。
「これは面白そうデスネエ」
そう言って彼はトンっと地面を蹴った。魔力で強化された脚力は彼の身体を空高く舞い上がらせ、直後には大きめの枝の上に立っている。
そのまま木々の間を音もなく飛翔し、森の中を進む。
ほどなくして異様な光景が見えてきた。
一本の線のように木々が枯れている。死霊術でよく使われる、エナジードレインの術だ。精度は良くないがかなり大きな木を瞬時に吸い尽くしている。
「フム、弟子にしたいほどですネ」
真っ赤な目をぎらつかせ、左腕だけで体を前に進ませる。執念すらも超えて怨念がその体を覆っていた。
「オオ……なんと素晴らシイ」
死霊術師として研鑽を積んできた中で、これほどの素材を見たことがなかった。王級にまで上り詰めた一体のゴブリンは戦いに敗れたのだろう。
そして……周囲を漂う怨念は、核となるゴブリンの周囲を漂っている。
それは彼に喰われた眷属たちのものだ。
生きながら貪り食われた彼らの苦痛、無念、そして恨みが王たるゴブリンを苛む。それは新たな怨念となり、それをもたらした、帝国兵たちに向いているのだろう。
今にも尽きそうな命を必死につなぎとめ、一矢報いることだけを目的に生にしがみつく姿は、いっそいとおしくすら感じられる。
ゴブリンの前に立ってその姿を見下ろす。
はいつくばっているが、その執着心は尊くすらあった。
「ギイ」
小さく声を上げる。何を言っているかはわからないが、どけとでも言ってるのだろうか。
自らを路傍の小石のように扱うこの存在にそれこそ跪きたくなる。
「力が、欲しいかネ?」
「グル?」
真っ赤な目を向けられ、背筋が震える。
男はゴブリンの左腕をつかむと、再び地面を蹴った。
そこは谷底の川が大きく蛇行する場所。水が囂々と打ち付けられ、大きく岩壁を削る。
そして、流れてきたものが堆積する場所だ。
要するに何があるか、桟道を管理してきた一族の死因はほぼ転落死だ。
歴代の死者がここに漂着している、ここは第二の墓地と言っていい場所なのだ。
転落死した人間が安らかに死ぬことはない。様々な無念がその身に残り、死した後ですら現世にとどまる。
「彷徨える者ヨ、汝らの行き先を示さン。出でヨ!」
自らを覆う死者のオーラを分け与えると、ただそこにたゆたっていただけの怨念が具現化し、黒い渦となって顕現する。
「さあ、存分に喰らうがいい。喰われても知らんがネ」
男はゴブリンの身体をその渦に無造作に投げ込んだ。
渦に飲み込まれまいと残された左腕であらがうが、徐々にその身体は喰われていく。
そうなると覚悟を決めたか残された左腕をあえて渦に突き込み、咆哮した。
「グルアアアアアアアアアアアアアアア!」
死者の怨念はその魂をも凍てつかせ、無間の苦しみにいざなう。ここからは単純な力勝負で、より強い意志を持ったものが勝つ。
「フハハハハハハハハハハハハハハハ!!」
蟲毒の壺をのぞき込むかのような優越感に突き動かされ、男は哄笑する。
ゴブリンの身体は溶け、それでもなお爛々と赤く光る眼差しだけが渦の奥から見えていた。
「フハハハハハハハハハハハハハハハァ!?」
天を仰いでひたすら笑い続けていた男は腹部の灼熱感に気づいて下を見下ろすと、そこには腕が生えていた。
「おお、素晴らしいゾ! あの怨念の渦を飲み込むカ!」
彼の腹に突き立っていたのはゴブリンの右腕だった。
負の情念に汚染され、凝縮されたエーテルを飲み込み、自らの身体を再構築した。
「ふ、ふは、ふあははああああアアアアアアアアアアアアア!?」
そのゴブリンに浸食を受けている。彼からすれば美味しそうなエサが2つあったので混ぜ合わせただけに過ぎない。
だがそのエサが彼の力を凌駕し、逆に自らを喰いつくそうとしてくるのは想像の中になかった。
「ア、ア、これが報いってことなのですかネエ。仕方ないデスカ、今までさんざん喰らってきましたからネ」
それが共和国の暗部、希代の死霊術師ドウマンの最期だった。
「ぐ、ぐぐぐ。これは?」
その存在はすでにゴブリンとは言えないものだった。王に至ってその体躯は大きくなり、通常であれば成人男性の7割くらいの矮躯であったのがその倍程度の体長になっていた。
体の大きさは先ほど飲み込んだ男と変わらないが、それでも自らの存在のレベルが一段上がったことを感じる。
さらに、これまで切れ切れの思考しかできなかったのが、連続した言葉を紡ぐことができている。
渦巻く激流からふわりと浮かび上がる。自らを倒した魔導士は東に向かって移動している。だが、個体で挑んでも勝てないかもしれない。
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