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8話
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いつの間にか何年後かにこの村を再び訪れアンと結婚するか決めなければならなくなってしまったテラは、話が終わった後アンの治療を行い夜の宴まで部屋でのんびりしていた。
「アンちゃんと結婚なんて僕には無理だよな…
メルと旅をしながらなんて…
アンちゃんは可愛いけど僕にはメルが………
でもメルは僕の事どう思ってるんだろ?
やっぱり守られてばかりで情けない男って思われてるよな…」
テラは一人部屋の中でずっと呟いていた。
そこへロック弟が部屋のドアをノックする。
「兄ちゃん起きてるか?」
「起きてますから大丈夫ですよ」
ロック弟がドアを開けて入ってくる。
「よう兄ちゃん、そろそろ宴が始まるから呼びに来たぜ」
「宴って明日もジャイアントボアの肉を使ってやるって聞いたんですけど、今日は何の宴なんですか?」
「それは俺の口からは言えないから行ってからのお楽しみだな」
「えーそうなんですか…気になるな…
あっ!そうだ言い忘れてたんですが、ジャイアントボアなんですが後2頭倒したんですが…」
「なにっ!それは本当か兄ちゃん!」
「はい、ただちょっと離れた森の中で倒したので確認は難しいかと…
一応その2頭分の魔石と牙はあります」
テラはそう言って袋に入っていたジャイアントボアの牙と魔石を取り出す。
「すげえ本当に本物みたいだな!
まさか回復術師の兄ちゃんがそんなに強いなんて驚きだぜ!」
「いえ、その2頭のジャイアントボアも誰かに攻撃を受けて大きな声で鳴いていた所を僕がやりました」
「むう、そうかその何者かってのは相当な変わり者だな。
ジャイアントボアに止めを刺さず、どうして森の中なのに人が見つけられる所に放置しておくんだろうな?
普通なら倒して素材や魔石の回収するだろうし、素材や魔石がいらなくても普通は止めを刺しておくだろう?
そうするとそいつは誰かにジャイアントボアをあげるに置いていったよっぽどの金持ちか、変人だろう」
ロック弟は何か勘付いているのかテラに意味ありげな事を言ってくる。
テラはおどおどして如何にも何か隠しているのが丸分かりの態度を取ってしまう。
「なーに恩人の兄ちゃんを問い詰めたりしやしねえよ。
だが皆に説明するためにもう少し良い言い訳を考えておいた方がいいぞ」
「はい、もう少し考えてみます…」
「ったく、そこでそんな返事をしたら自分がジャイアントボアを倒したって認めてるようなものじゃねえか!」
「えっ!ああえっと…あはははは………」
「どうせ兄ちゃんの事だから皆に話したらバレちまうだろうから俺がジャイアントボアの死体を見たって事にしとくぜ。
兄貴とも口裏合わせて上手くやっとくから兄ちゃんは黙っときな」
「あっはい、ありがとうございます」
テラはロック弟の言う通り自分が話したらボロが出ると思いロック兄弟に全てを任せることにした。
任せられたロック弟はどういう風に皆に伝えるか思案している。
ロック弟はとりあえず宴へと向かおうとテラに言ってくる。
テラはロックに言われた通りにする事にした。
2人が村の広場へと向かうとすでに村人は集まっていた。
全ての村人が集まっており宴が始まるのを今か今かと待っていた。
テラはロック弟に押され皆の前へと出る。
「おう!皆待たせたな!本日の主役の一人がご登場だぜ!
暖かく出迎えてくれや!」
村人は拍手と歓声で出迎える。
テラは恥ずかしそうに顔を皆から背けている。
「おいおい、勝手にお別れも言わず出てった主役が一丁前に恥ずかしがってるぜ!
さてここでもう一人の主役の登場だ」
父親と母親に両肩を支えられながらアンがおぼつかない足取りで歩いてくる。
それを見ていた村人の何人かは涙を流してその姿を見ていた。
アンが寝たきりから回復したと噂は流れていたが、村人の多くは実際に目にした者は数少なく久々に見た元気なアンの姿に喜んでいた。
「みなさん今日は私の回復祝いとテラお兄ちゃんのお別れ会を開いていただきありがとうございます」
アンは皆に挨拶をする。
アンの挨拶によりテラは初めて今日の宴がどういう目的で開かれたのか知った。
宴の目的を知ったテラは自分も挨拶をした方が良いかと思い口を開く。
「みなさん…
「みんな良いか俺からの話を聞いてくれ」
ロック弟が同じタイミングで話し始めてテラは話すタイミングを見失ってしまう。
「アンちゃんが歩けるようになったのはここに居る兄ちゃんのおかげだ。
しかし兄ちゃんは明後日このドナ村を出てってしまう。
俺達から出来るお礼なんか大したもんじゃないがせめて皆で盛大に送り出してやろうじゃないか!」
「弟の言う通りだ!盛大に送り出してやろうぜ!」
「そうだアンの命の恩人なんだから盛大にやってやろう!」
ロック兄や宿屋の親父が鼻息荒く賛同する。
他の者も参道の声を上げ宴が始まった。
宴が始まるとテラの周りにはたくさんの村人がお礼を言いに来た。
そしてテラはあまり好きではない酒を村人に注がれ否応なしに飲む羽目になってしまった。
ジョッキに何度も何度も注がれテラは泥酔状態になってしまった。
「兄ちゃん大丈夫か?
ちょっと飲みすぎなんじゃないか?」
「そんな事は…ありませんよ~
ま~だまだ~飲めますから~」
「こりゃ相当ヤバそうだな…
おい兄貴!」
ロック弟はテラの酔った姿を見て助けに兄を呼ぶが返事はない。
兄を探して目に入ったのは酔いつぶれて寝ている兄の姿だった。
それを見たロック弟は大きくため息をつき解放しなければならないのが2人になったと呆れるのであった。
「ロック!なんか大変みたいね?
ロック兄はいつも通りだからこのままここに置いておいても大丈夫だろうけどお願いしていい?
あっちのお兄さんは私が面倒みるから」
酔いどれ酒場のカイリがロック弟に話しかける。
「仕事柄こうゆうのは慣れてるから任せといて!
それにお兄さんにはお父さん達を治してもらったからこのぐらいしたいからね」
「そうか、じゃあ兄ちゃんの方は頼んだぜ!
兄貴の方は俺が宿に連れて行くから…
あの…その後なんだがちょっと話せないか?」
「うん?別に大丈夫だけどじゃあ後でこの場所に戻ってくればいい?」
「ああ、頼む」
ロック弟とカイリは手分けして酔っ払いの介抱をし宿の部屋へと連れて行った。
テラは運ばれている最中に少しだけ意識を取り戻す。
「あれ?僕は~ここはどこ?」
「お兄さん大丈夫?ここは宿の前よ」
「あれ?メルがなんでメルがここに?」
「メルって誰よ⁉私はカイリよ」
「ごめんねメル僕が役立たずのせいで…」
「お兄さんが役立たずってそんな事ないでしょ?」
カイリは肩を貸してテラを運びながら話をする。
「僕があんな奴らにやられ…なければ」
「うんうん、お兄さんも男だもんね女の子は守ってあげなくちゃね」
「僕は回復しか出来ないけど…それでも…」
テラはそこで意識を手放してしまった。
カイリはそんなテラを部屋へと連れて行きベッドで横にする。
そして部屋を出て行く。
テラはドアを閉める音で再び目を覚ます。
「ここは?僕は…そうだ状態異常の回復魔法を使えば…」
テラは状態異常の回復魔法を上手く呂律が回らない状態ながらなんとか詠唱を行い魔法を使用する。
泥酔という状態異常から回復し明確な意識を取り戻した。
「前にメルを治した時に効果があったけど僕にも効果が有って良かった…
それにしてもお酒はやっぱり危ないな…
明日は飲まないように気を付けよう」
まだ体の中に残ったアルコールにお腹が重いと感じたためちょっと夜風に当たるため外へと出る。
そこでロック弟とカイリの姿を見かける。
カイリに宿まで運んでくれたお礼を言おうと近寄ると2人の話が聞こえてくる。
「俺はさ、兄貴と色々な町や村を回ってる今の根無し草みたいな今の生活をやめようかと思ってるんだ。
そろそろどこかで落ち着きたいなって思ってるんだ」
「へぇー子供の頃からずっとそんな生活をしていたのに一体どうしたんだい?」
「カイリ!実は俺子供の頃からずっとお前の事が好きだったんだ!
返事は今すぐ貰えなくても構わない…
ただもし受けてもらえるなら俺はすぐに行商をやめるからいつでも言ってくれ!
俺の話はそれだけだ…じゃあおやすみ」
ロックはそのまま去ろうとするがプルプル震えてるカイリを見てその場に留まる。
「こんのバカ野郎がぁぁぁーーー!
あんたが私に気がある事ぐらいとっくに知ってるわ!
ただなかなかあんた自身が言ってこないからこっちも普通にしてたのよ!
それに言いたい事言って逃げるなんて男らしくないんじゃない⁉
ちゃんと返事ぐらい聞きなさいよ」
その話を聞いていたテラは話に興味を持ってしまいこの場から離れる事が出来ないでいた。
「私はあんたと一緒になっても良いよ!」
「本当か⁉」
「ただし!私がちゃんと料理を出来るようになるまで待ってね。
どうせあんたがお礼に私の料理食べたいなんて言ったのもそうゆうことなんでしょ?」
「うっ!ば、ばれてたのか…」
「ふふっ、あんたの考えてる事なんてお見通しなんだから」
テラはあの料理にそうゆう意味があったのかと驚き、そろそろ見つかる前にこの場を離れた方がいいと判断しその場を去った。
少し歩いたところに安らぎ亭の親父が立っていた。
「おう!兄ちゃん今日は楽しめたか?」
「はい、でもちょっとここではなく向こうで話しませんか?」
「うん?ここだと何かまずいのか?
あそこに居るのはロック兄弟の弟の方とカイリちゃんか・・・
おーいお前らも・・・」
「やめて下さい、今は二人きりにさせて上げて下さい」
親父が声を掛けようとするのをテラが止める。
そこで親父も何か勘づいたのかニヤニヤしながらテラとその場を後にする。
少し離れた所で親父から感謝の言葉を貰いながら再び酒を飲んでしまいテラは意識を手放してしまった。
「アンちゃんと結婚なんて僕には無理だよな…
メルと旅をしながらなんて…
アンちゃんは可愛いけど僕にはメルが………
でもメルは僕の事どう思ってるんだろ?
やっぱり守られてばかりで情けない男って思われてるよな…」
テラは一人部屋の中でずっと呟いていた。
そこへロック弟が部屋のドアをノックする。
「兄ちゃん起きてるか?」
「起きてますから大丈夫ですよ」
ロック弟がドアを開けて入ってくる。
「よう兄ちゃん、そろそろ宴が始まるから呼びに来たぜ」
「宴って明日もジャイアントボアの肉を使ってやるって聞いたんですけど、今日は何の宴なんですか?」
「それは俺の口からは言えないから行ってからのお楽しみだな」
「えーそうなんですか…気になるな…
あっ!そうだ言い忘れてたんですが、ジャイアントボアなんですが後2頭倒したんですが…」
「なにっ!それは本当か兄ちゃん!」
「はい、ただちょっと離れた森の中で倒したので確認は難しいかと…
一応その2頭分の魔石と牙はあります」
テラはそう言って袋に入っていたジャイアントボアの牙と魔石を取り出す。
「すげえ本当に本物みたいだな!
まさか回復術師の兄ちゃんがそんなに強いなんて驚きだぜ!」
「いえ、その2頭のジャイアントボアも誰かに攻撃を受けて大きな声で鳴いていた所を僕がやりました」
「むう、そうかその何者かってのは相当な変わり者だな。
ジャイアントボアに止めを刺さず、どうして森の中なのに人が見つけられる所に放置しておくんだろうな?
普通なら倒して素材や魔石の回収するだろうし、素材や魔石がいらなくても普通は止めを刺しておくだろう?
そうするとそいつは誰かにジャイアントボアをあげるに置いていったよっぽどの金持ちか、変人だろう」
ロック弟は何か勘付いているのかテラに意味ありげな事を言ってくる。
テラはおどおどして如何にも何か隠しているのが丸分かりの態度を取ってしまう。
「なーに恩人の兄ちゃんを問い詰めたりしやしねえよ。
だが皆に説明するためにもう少し良い言い訳を考えておいた方がいいぞ」
「はい、もう少し考えてみます…」
「ったく、そこでそんな返事をしたら自分がジャイアントボアを倒したって認めてるようなものじゃねえか!」
「えっ!ああえっと…あはははは………」
「どうせ兄ちゃんの事だから皆に話したらバレちまうだろうから俺がジャイアントボアの死体を見たって事にしとくぜ。
兄貴とも口裏合わせて上手くやっとくから兄ちゃんは黙っときな」
「あっはい、ありがとうございます」
テラはロック弟の言う通り自分が話したらボロが出ると思いロック兄弟に全てを任せることにした。
任せられたロック弟はどういう風に皆に伝えるか思案している。
ロック弟はとりあえず宴へと向かおうとテラに言ってくる。
テラはロックに言われた通りにする事にした。
2人が村の広場へと向かうとすでに村人は集まっていた。
全ての村人が集まっており宴が始まるのを今か今かと待っていた。
テラはロック弟に押され皆の前へと出る。
「おう!皆待たせたな!本日の主役の一人がご登場だぜ!
暖かく出迎えてくれや!」
村人は拍手と歓声で出迎える。
テラは恥ずかしそうに顔を皆から背けている。
「おいおい、勝手にお別れも言わず出てった主役が一丁前に恥ずかしがってるぜ!
さてここでもう一人の主役の登場だ」
父親と母親に両肩を支えられながらアンがおぼつかない足取りで歩いてくる。
それを見ていた村人の何人かは涙を流してその姿を見ていた。
アンが寝たきりから回復したと噂は流れていたが、村人の多くは実際に目にした者は数少なく久々に見た元気なアンの姿に喜んでいた。
「みなさん今日は私の回復祝いとテラお兄ちゃんのお別れ会を開いていただきありがとうございます」
アンは皆に挨拶をする。
アンの挨拶によりテラは初めて今日の宴がどういう目的で開かれたのか知った。
宴の目的を知ったテラは自分も挨拶をした方が良いかと思い口を開く。
「みなさん…
「みんな良いか俺からの話を聞いてくれ」
ロック弟が同じタイミングで話し始めてテラは話すタイミングを見失ってしまう。
「アンちゃんが歩けるようになったのはここに居る兄ちゃんのおかげだ。
しかし兄ちゃんは明後日このドナ村を出てってしまう。
俺達から出来るお礼なんか大したもんじゃないがせめて皆で盛大に送り出してやろうじゃないか!」
「弟の言う通りだ!盛大に送り出してやろうぜ!」
「そうだアンの命の恩人なんだから盛大にやってやろう!」
ロック兄や宿屋の親父が鼻息荒く賛同する。
他の者も参道の声を上げ宴が始まった。
宴が始まるとテラの周りにはたくさんの村人がお礼を言いに来た。
そしてテラはあまり好きではない酒を村人に注がれ否応なしに飲む羽目になってしまった。
ジョッキに何度も何度も注がれテラは泥酔状態になってしまった。
「兄ちゃん大丈夫か?
ちょっと飲みすぎなんじゃないか?」
「そんな事は…ありませんよ~
ま~だまだ~飲めますから~」
「こりゃ相当ヤバそうだな…
おい兄貴!」
ロック弟はテラの酔った姿を見て助けに兄を呼ぶが返事はない。
兄を探して目に入ったのは酔いつぶれて寝ている兄の姿だった。
それを見たロック弟は大きくため息をつき解放しなければならないのが2人になったと呆れるのであった。
「ロック!なんか大変みたいね?
ロック兄はいつも通りだからこのままここに置いておいても大丈夫だろうけどお願いしていい?
あっちのお兄さんは私が面倒みるから」
酔いどれ酒場のカイリがロック弟に話しかける。
「仕事柄こうゆうのは慣れてるから任せといて!
それにお兄さんにはお父さん達を治してもらったからこのぐらいしたいからね」
「そうか、じゃあ兄ちゃんの方は頼んだぜ!
兄貴の方は俺が宿に連れて行くから…
あの…その後なんだがちょっと話せないか?」
「うん?別に大丈夫だけどじゃあ後でこの場所に戻ってくればいい?」
「ああ、頼む」
ロック弟とカイリは手分けして酔っ払いの介抱をし宿の部屋へと連れて行った。
テラは運ばれている最中に少しだけ意識を取り戻す。
「あれ?僕は~ここはどこ?」
「お兄さん大丈夫?ここは宿の前よ」
「あれ?メルがなんでメルがここに?」
「メルって誰よ⁉私はカイリよ」
「ごめんねメル僕が役立たずのせいで…」
「お兄さんが役立たずってそんな事ないでしょ?」
カイリは肩を貸してテラを運びながら話をする。
「僕があんな奴らにやられ…なければ」
「うんうん、お兄さんも男だもんね女の子は守ってあげなくちゃね」
「僕は回復しか出来ないけど…それでも…」
テラはそこで意識を手放してしまった。
カイリはそんなテラを部屋へと連れて行きベッドで横にする。
そして部屋を出て行く。
テラはドアを閉める音で再び目を覚ます。
「ここは?僕は…そうだ状態異常の回復魔法を使えば…」
テラは状態異常の回復魔法を上手く呂律が回らない状態ながらなんとか詠唱を行い魔法を使用する。
泥酔という状態異常から回復し明確な意識を取り戻した。
「前にメルを治した時に効果があったけど僕にも効果が有って良かった…
それにしてもお酒はやっぱり危ないな…
明日は飲まないように気を付けよう」
まだ体の中に残ったアルコールにお腹が重いと感じたためちょっと夜風に当たるため外へと出る。
そこでロック弟とカイリの姿を見かける。
カイリに宿まで運んでくれたお礼を言おうと近寄ると2人の話が聞こえてくる。
「俺はさ、兄貴と色々な町や村を回ってる今の根無し草みたいな今の生活をやめようかと思ってるんだ。
そろそろどこかで落ち着きたいなって思ってるんだ」
「へぇー子供の頃からずっとそんな生活をしていたのに一体どうしたんだい?」
「カイリ!実は俺子供の頃からずっとお前の事が好きだったんだ!
返事は今すぐ貰えなくても構わない…
ただもし受けてもらえるなら俺はすぐに行商をやめるからいつでも言ってくれ!
俺の話はそれだけだ…じゃあおやすみ」
ロックはそのまま去ろうとするがプルプル震えてるカイリを見てその場に留まる。
「こんのバカ野郎がぁぁぁーーー!
あんたが私に気がある事ぐらいとっくに知ってるわ!
ただなかなかあんた自身が言ってこないからこっちも普通にしてたのよ!
それに言いたい事言って逃げるなんて男らしくないんじゃない⁉
ちゃんと返事ぐらい聞きなさいよ」
その話を聞いていたテラは話に興味を持ってしまいこの場から離れる事が出来ないでいた。
「私はあんたと一緒になっても良いよ!」
「本当か⁉」
「ただし!私がちゃんと料理を出来るようになるまで待ってね。
どうせあんたがお礼に私の料理食べたいなんて言ったのもそうゆうことなんでしょ?」
「うっ!ば、ばれてたのか…」
「ふふっ、あんたの考えてる事なんてお見通しなんだから」
テラはあの料理にそうゆう意味があったのかと驚き、そろそろ見つかる前にこの場を離れた方がいいと判断しその場を去った。
少し歩いたところに安らぎ亭の親父が立っていた。
「おう!兄ちゃん今日は楽しめたか?」
「はい、でもちょっとここではなく向こうで話しませんか?」
「うん?ここだと何かまずいのか?
あそこに居るのはロック兄弟の弟の方とカイリちゃんか・・・
おーいお前らも・・・」
「やめて下さい、今は二人きりにさせて上げて下さい」
親父が声を掛けようとするのをテラが止める。
そこで親父も何か勘づいたのかニヤニヤしながらテラとその場を後にする。
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