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過去と闇
第19話 計画(???視点)
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今回のお話は、卑猥な言葉や女性の尊厳を傷つける言葉が多数出てきます。
苦手な方は、この話数を飛ばして下さい。
この話を読まなくても、ストーリー上問題ありません。次の本編まで、お待ち下さい(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”よろしくお願いします。
------
王都にある何処かの屋敷の中、薄暗い部屋の中に数人の気配があった。
「首尾はどうだ?」
「滞りなく……」
奥に座った男が、目の前のローブを被った男に話しかけている。ニヤニヤと下卑た笑みを浮かべ、自身の企てた計画が功を奏する未来を想像する。
「儂の計画に狂いはないか、ふっ……ふはははは」
「ただ……」
目の前の男が続けて発した声に、笑いを止める。「なんだ?」と不機嫌な声で聞き返す男に、ローブを被った男が答えた。それを聞いた主と思しき男が、笑いを堪えるようとして失敗したように「ぶふふ」と笑いだした。
「レニアか、北の勇者の誘惑には失敗したようだが、あれも使い捨てよ。まぁ、東の勇者の誘惑には成功したようだから、良しとすればよい。のぉイグニス」
イグニスと呼ばれた男は、部屋の隅のベッドにいた。複数の女を侍らせ、好き放題に犯しては嬌声が部屋の中に響いていた。
女たちの男を見る目は、暗く蕩けそうな異様な目だった。
「ふん。だが、私のレニアを使い捨てるとは、酷い男だな」
「お前の魅了を使えば新しい女など、すぐ出来るであろう、文句を言うでない」
「ならば、欲しい女が居るのだ。連れて来てくれれば、私の力を存分に貸そうぞ」
「ほう?して欲しい女とは?」
「北の勇者パーティにいる、イレーネと言う娘だ。私の好みでな、あの娘の泣き叫ぶ声や、嬌声をあげさせたいのだ。そして、めちゃくちゃに犯したいのだよ」
その姿を想像したのか、イグニスは「うぃひひひひ」と言う下卑た笑い声をあげた。
「最初は魅了を使わずイレーネを犯し、次に魅了を使い犯す。私に依存し、常にそばに置き続けてやるわ」
「ふむ、あの娘か……王女と同じ名前の…。良かろう、今は無理だが、決定戦が開幕し人混みに紛れれば拐かすのも楽に出来よう」
「頼むぞ、サラサード公よ」
※※※※※
サラサード公
守旧派の筆頭で過激派の筆頭。
13年前、イレーネの事故を計画し殺そうとした人物。
イグニス侯
守旧派の過激派メンバー。
魅了のLvMAXで、女を落とし依存させるのが趣味。彼女達は彼をイケメンと思っているが実際は、落窪んだ目に潰れた鼻、たらこ唇に太った体をしている。
※※※※※
「にしても、13年前のイレーネの殺害があんなにも上手くいくとはのぉ」
「私にも感謝して欲しいものだ。王女の侍女を惚れ込ませ操ったのは私ぞ」
「分かっておるわ。お主が操った侍女のお陰で楽に馬車に細工が出来、王女が乗った馬車を崖下に落とすことに成功。まんまと、儂の策にハマりおったわ」
サラサードと呼ばれた男は、13年前の事を思い出し笑っている。周囲の男達も笑っていたが、女達は虚ろな目でイグニスを見てるだけだった。
「国王を玉座から引き下ろす事も成功よ。しかも、王女を失った事で、奴らは離宮に引きこもり外には出てこぬときた。後はアルベルトとレオハルトを殺せば良い」
「私達が、国の実権を握る日も遠くないという事だな」
サラサードとイグニスが手を握り、笑みを深めると近くにいた部下の男たちに指示を飛ばす。
「暗殺ギルド、血濡れの月曜日を動かす」
「はっ!」
「全ては、勇者王決定戦で」
苦手な方は、この話数を飛ばして下さい。
この話を読まなくても、ストーリー上問題ありません。次の本編まで、お待ち下さい(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”よろしくお願いします。
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王都にある何処かの屋敷の中、薄暗い部屋の中に数人の気配があった。
「首尾はどうだ?」
「滞りなく……」
奥に座った男が、目の前のローブを被った男に話しかけている。ニヤニヤと下卑た笑みを浮かべ、自身の企てた計画が功を奏する未来を想像する。
「儂の計画に狂いはないか、ふっ……ふはははは」
「ただ……」
目の前の男が続けて発した声に、笑いを止める。「なんだ?」と不機嫌な声で聞き返す男に、ローブを被った男が答えた。それを聞いた主と思しき男が、笑いを堪えるようとして失敗したように「ぶふふ」と笑いだした。
「レニアか、北の勇者の誘惑には失敗したようだが、あれも使い捨てよ。まぁ、東の勇者の誘惑には成功したようだから、良しとすればよい。のぉイグニス」
イグニスと呼ばれた男は、部屋の隅のベッドにいた。複数の女を侍らせ、好き放題に犯しては嬌声が部屋の中に響いていた。
女たちの男を見る目は、暗く蕩けそうな異様な目だった。
「ふん。だが、私のレニアを使い捨てるとは、酷い男だな」
「お前の魅了を使えば新しい女など、すぐ出来るであろう、文句を言うでない」
「ならば、欲しい女が居るのだ。連れて来てくれれば、私の力を存分に貸そうぞ」
「ほう?して欲しい女とは?」
「北の勇者パーティにいる、イレーネと言う娘だ。私の好みでな、あの娘の泣き叫ぶ声や、嬌声をあげさせたいのだ。そして、めちゃくちゃに犯したいのだよ」
その姿を想像したのか、イグニスは「うぃひひひひ」と言う下卑た笑い声をあげた。
「最初は魅了を使わずイレーネを犯し、次に魅了を使い犯す。私に依存し、常にそばに置き続けてやるわ」
「ふむ、あの娘か……王女と同じ名前の…。良かろう、今は無理だが、決定戦が開幕し人混みに紛れれば拐かすのも楽に出来よう」
「頼むぞ、サラサード公よ」
※※※※※
サラサード公
守旧派の筆頭で過激派の筆頭。
13年前、イレーネの事故を計画し殺そうとした人物。
イグニス侯
守旧派の過激派メンバー。
魅了のLvMAXで、女を落とし依存させるのが趣味。彼女達は彼をイケメンと思っているが実際は、落窪んだ目に潰れた鼻、たらこ唇に太った体をしている。
※※※※※
「にしても、13年前のイレーネの殺害があんなにも上手くいくとはのぉ」
「私にも感謝して欲しいものだ。王女の侍女を惚れ込ませ操ったのは私ぞ」
「分かっておるわ。お主が操った侍女のお陰で楽に馬車に細工が出来、王女が乗った馬車を崖下に落とすことに成功。まんまと、儂の策にハマりおったわ」
サラサードと呼ばれた男は、13年前の事を思い出し笑っている。周囲の男達も笑っていたが、女達は虚ろな目でイグニスを見てるだけだった。
「国王を玉座から引き下ろす事も成功よ。しかも、王女を失った事で、奴らは離宮に引きこもり外には出てこぬときた。後はアルベルトとレオハルトを殺せば良い」
「私達が、国の実権を握る日も遠くないという事だな」
サラサードとイグニスが手を握り、笑みを深めると近くにいた部下の男たちに指示を飛ばす。
「暗殺ギルド、血濡れの月曜日を動かす」
「はっ!」
「全ては、勇者王決定戦で」
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