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第1話
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本日は晴天、とても素晴らしい穏やかな天気です。
鳥のさえずりが、素晴らしき良き日を演出してますわ。
「おい」
何よりも、本日はパーティーですの。公爵家が開いたガーデンパーティー。色とりどりの綺麗な花が咲き乱れ、綺麗に活けられてもいます。
この花達は、公爵家の奥様が自らお育てになってるとか……素敵ですわねぇ。
「おい!」
それに、公爵家のお抱えシェフが、腕によりをかけた美味しいお料理にお菓子!が、私を呼んでいますわぁ。
「おい!!キナイ!」
「…………」
一際大きな声で名前を呼ばれ、現実逃避していた私は一瞬で引き戻されましたの。
(あらぁ?)
気が付くと、私の周りだけ人が避けていました。何があったのかしら?と周りを見回すと…
第1王子のバッシュ様と……隣には…見た事もない女性が寄り添って立ってました。バッシュ様には婚約者が居たはずですが…隣のお方は……?
「バッシュ殿下?と…どなた、ですの?」
近くには厳しい顔をしたクォーツ様がいて、その後ろに第2王子のアシュト様まで……?
「どなた?だと?!とぼけるなよ、キナイ!」
バッシュ様が大声で怒鳴りますが、知らないものは知りませんの。見た事もない女性ですし…
「メアリーよ!あなたに虐められた!」
「いじめ……?」
「そうだ!」
と言われましても、見に覚えがありませんのですけど……?
(あら?よく見たら、後ろに居らっしゃるのはシグルト様?)
「お前は!俺の愛するメアリーを執拗に虐め更には怪我まで負わせた!」
「……」
バッシュ様の言葉を聞きながら、シグルト様を見ていると…彼は、私の方を見て微かに笑いましたの。
(あの顔は……何かを企んでる顔ですの。…分かりましたわ、成り行きに任せましょう)
「バッシュ様に頂いたドレスを破かれたり、授業で使っていた教材やノートも破かれました!!」
隣にいたメアリーという女性が、目に涙を貯めて周りの方々に訴えるように言いました。
「階段から突き落とした事もあるだろう!」
まぁ、どうして断言出来るのでしょう?私がやった証拠でもあるんですの?
「……」
「よって貴様を、国外追放にする!未来の王妃に対する所業は見逃せん!」
「…未来の王妃様?ですのぉ?殿下の婚約者の方はどうするのですか?」
「は?貴様は何を言っている?俺に婚約者はいない!」
……バッシュ様こそ、何を言ってるのでしょう?
バッシュ様には、フィレニア公爵令嬢という婚約者が居るはずですの。
殿下の……色々を支えるために、しっかりと教育された女性が選ばれましたから。因みに候補には私も入ってましたの……ある人が却下したので候補から外れましたけれど、ふふ
確か、今日のガーデンパーティにも来てらしたはずですの…ご挨拶しましたから。
……あぁ、居ましたの。
頭に手を当てながら、無言でこちらにやってくる女性が……
「そうだ!キナイ!お前の婚約者も言いたい事があるそうだぞ!」
「……?私の婚約者ですの?」
フィレニア様に集中してましたら……また大きな声で名前を呼ばれ、私の婚約者からも話があると言って……
殿下の後ろから音もなく現れて、私の前に立ちましたのはシグルト様ですの。背はシグルト様の方が断然高く、見上げますと眼鏡の奥の瞳が笑っておりましたわ。
殿下から見えないのをいい事に、口元にも笑みが浮かんでいますの。
「シグルトさま?」
「キナイ・キリュー……」
顔に笑顔を浮かべながらも、声は厳しげで……(相変わらず器用ですのねぇ)と私は思いました。
「君との……」
シグルト様の後ろで、バッシュ殿下の笑いが響いています。高笑いです……何がそんなに面白いのでしょうか?
そして、フィレニア様がもう間近に迫ってきてますけど……?無視していいんですの?
「婚約を……」
「はい」
「破棄……する訳ないな」
「はい?」
シグルト様が婚約を破棄しないと言った瞬間、殿下の方でバシッと言う平手打ちの様な音が響きましたの。先程まで聞こえていた高笑いは「いてぇ」という叫びに声に変わっていて…
「な、なんですの?」
「君は気にしなくて良いよ、酷い目に合わせて悪かったな」
「い、いえ、何か企んでるのは分かってましたもの……」
シグルト様は先程までの何かを企む笑みではなく、優しい笑顔で私の肩を抱きましたの。
(でも……また何も知らされませんでしたわ)
鳥のさえずりが、素晴らしき良き日を演出してますわ。
「おい」
何よりも、本日はパーティーですの。公爵家が開いたガーデンパーティー。色とりどりの綺麗な花が咲き乱れ、綺麗に活けられてもいます。
この花達は、公爵家の奥様が自らお育てになってるとか……素敵ですわねぇ。
「おい!」
それに、公爵家のお抱えシェフが、腕によりをかけた美味しいお料理にお菓子!が、私を呼んでいますわぁ。
「おい!!キナイ!」
「…………」
一際大きな声で名前を呼ばれ、現実逃避していた私は一瞬で引き戻されましたの。
(あらぁ?)
気が付くと、私の周りだけ人が避けていました。何があったのかしら?と周りを見回すと…
第1王子のバッシュ様と……隣には…見た事もない女性が寄り添って立ってました。バッシュ様には婚約者が居たはずですが…隣のお方は……?
「バッシュ殿下?と…どなた、ですの?」
近くには厳しい顔をしたクォーツ様がいて、その後ろに第2王子のアシュト様まで……?
「どなた?だと?!とぼけるなよ、キナイ!」
バッシュ様が大声で怒鳴りますが、知らないものは知りませんの。見た事もない女性ですし…
「メアリーよ!あなたに虐められた!」
「いじめ……?」
「そうだ!」
と言われましても、見に覚えがありませんのですけど……?
(あら?よく見たら、後ろに居らっしゃるのはシグルト様?)
「お前は!俺の愛するメアリーを執拗に虐め更には怪我まで負わせた!」
「……」
バッシュ様の言葉を聞きながら、シグルト様を見ていると…彼は、私の方を見て微かに笑いましたの。
(あの顔は……何かを企んでる顔ですの。…分かりましたわ、成り行きに任せましょう)
「バッシュ様に頂いたドレスを破かれたり、授業で使っていた教材やノートも破かれました!!」
隣にいたメアリーという女性が、目に涙を貯めて周りの方々に訴えるように言いました。
「階段から突き落とした事もあるだろう!」
まぁ、どうして断言出来るのでしょう?私がやった証拠でもあるんですの?
「……」
「よって貴様を、国外追放にする!未来の王妃に対する所業は見逃せん!」
「…未来の王妃様?ですのぉ?殿下の婚約者の方はどうするのですか?」
「は?貴様は何を言っている?俺に婚約者はいない!」
……バッシュ様こそ、何を言ってるのでしょう?
バッシュ様には、フィレニア公爵令嬢という婚約者が居るはずですの。
殿下の……色々を支えるために、しっかりと教育された女性が選ばれましたから。因みに候補には私も入ってましたの……ある人が却下したので候補から外れましたけれど、ふふ
確か、今日のガーデンパーティにも来てらしたはずですの…ご挨拶しましたから。
……あぁ、居ましたの。
頭に手を当てながら、無言でこちらにやってくる女性が……
「そうだ!キナイ!お前の婚約者も言いたい事があるそうだぞ!」
「……?私の婚約者ですの?」
フィレニア様に集中してましたら……また大きな声で名前を呼ばれ、私の婚約者からも話があると言って……
殿下の後ろから音もなく現れて、私の前に立ちましたのはシグルト様ですの。背はシグルト様の方が断然高く、見上げますと眼鏡の奥の瞳が笑っておりましたわ。
殿下から見えないのをいい事に、口元にも笑みが浮かんでいますの。
「シグルトさま?」
「キナイ・キリュー……」
顔に笑顔を浮かべながらも、声は厳しげで……(相変わらず器用ですのねぇ)と私は思いました。
「君との……」
シグルト様の後ろで、バッシュ殿下の笑いが響いています。高笑いです……何がそんなに面白いのでしょうか?
そして、フィレニア様がもう間近に迫ってきてますけど……?無視していいんですの?
「婚約を……」
「はい」
「破棄……する訳ないな」
「はい?」
シグルト様が婚約を破棄しないと言った瞬間、殿下の方でバシッと言う平手打ちの様な音が響きましたの。先程まで聞こえていた高笑いは「いてぇ」という叫びに声に変わっていて…
「な、なんですの?」
「君は気にしなくて良いよ、酷い目に合わせて悪かったな」
「い、いえ、何か企んでるのは分かってましたもの……」
シグルト様は先程までの何かを企む笑みではなく、優しい笑顔で私の肩を抱きましたの。
(でも……また何も知らされませんでしたわ)
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