【完結】妹の激白~旦那様が、まさか─と裸で寝ているなんてっ~

紫宛

文字の大きさ
2 / 10

激怒のルリィ

しおりを挟む
ある王国で、一通の手紙を読んでいた王妃は、急に大声を上げた。

「なぁんですってぇ!!!!」

その大声に、執事や侍女が、衛兵が何事かと駆け付けてくる。その中に国王の姿をあり、王妃は国王の元に憤然と近寄った。

王妃の怒りように、侍女達は国王が何かをしたのかと恐慄いた。

「あ、な、た!!これは、どういう事です?!」

王妃が、国王の前で1枚の紙をピラピラと揺らした。その紙を見て、国王が「これが、どうかしたのかい?」と言った。

「どうかしたのか?ですってぇ……!」

王妃は国王の胸倉を掴み、ガクガクと揺らしている。衛兵は、止めるべきか悩んだが、王が嬉しそうなので止めた。

「久しぶりに、妹から手紙が来たと思ったら……『君がルリィの妹か、似てないね』よ!?私たちは、姉妹なのに良く似てるねって言われてたのよ?!挙句、何が!『君が困ってたら1度だけ助けてあげるよ。仕方なくね』よ!えっらそうに!」

いや、実際偉いですよ、大国の国王陛下ですから、っと皆は思ったが口には出さなかった。
今口に出せば、とばっちりを受けると分かっていたからだ。ルリィ様は、妹であるリリィ様を溺愛しているのは周知の事実ですから。

陛下がリリィ様に嫉妬するぐらいに……

「わたくし、ちょっとリリィの元に行ってきますわ!」
「は?なんで?呼べばいいじゃないか!何も行かなくても…」
「……」

ルリィは、国王を一瞥すると、「貴方なんて知りません!」そう言って部屋の奥に下がっていった。

「…ちょっ待って!僕も行くから!」
「陛下?!お待ち下さいっ!」
「やだ、ルリィが行くなら僕も行くから!お前たち準備して」

そうして、お忍びで隣国に旅立ったのは、リリィの姉ルリィと、その旦那ジェスト、護衛数名だった。

「待ってて、リリィ。お姉ちゃんが直ぐに助けてあげるから!」

そこで知った事実に、ルリィは大激怒して皆を巻き込んで、ある作戦を立てることにしたのだった。
しおりを挟む
感想 14

あなたにおすすめの小説

幼馴染みの婚約者が「学生時代は愛する恋人と過ごさせてくれ」と言ってきたので、秒で婚約解消を宣言した令嬢の前世が、社畜のおっさんだった件。

灯乃
ファンタジー
子爵家の総領娘である令嬢の前に、巨乳美少女と腕を組んだ婚約者がやってきた。 曰く、「学生時代くらいは、心から愛する恋人と自由に過ごしたい。それくらい、黙って許容しろ」と。 婚約者を甘やかし過ぎていたことに気付いた彼女は、その場で婚約解消を宣言する。 前半はたぶん普通の令嬢もの、後半はおっさんコメディーです。

今更気付いてももう遅い。

ユウキ
恋愛
ある晴れた日、卒業の季節に集まる面々は、一様に暗く。 今更真相に気付いても、後悔してももう遅い。何もかも、取り戻せないのです。

嫌われたと思って離れたのに

ラム猫
恋愛
 私は、婚約者のカイルに嫌われたと思った。冷たくそっけなく、近づくたびに避けられる日々。  距離を置くことを選び、留学の準備も進めて心を落ち着かせようとするけれど——。

婚約破棄されたので田舎で猫と暮らします

たくわん
恋愛
社交界の華と謳われた伯爵令嬢セレスティアは、王太子から「完璧すぎて息が詰まる」と婚約破棄を告げられる。傷心のまま逃げるように向かったのは、亡き祖母が遺した田舎の小さな屋敷だった。 荒れ果てた屋敷、慣れない一人暮らし、そして庭に住みついた五匹の野良猫たち。途方に暮れるセレスティアの隣には、無愛想で人嫌いな青年医師・ノアが暮らしていた。 「この猫に構うな。人間嫌いだから」 冷たく突き放すノアだが、捨て猫を保護し、傷ついた動物を治療する彼の本当の姿を知るうちに、セレスティアの心は少しずつ惹かれていく。 猫の世話を通じて近づく二人。やがて明かされるノアの過去と、王都から届く縁談の催促。「完璧な令嬢」を脱ぎ捨てた先に待つ、本当の自分と本当の恋——。

三十年後に届いた白い手紙

RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。 彼は最後まで、何も語らなかった。 その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。 戴冠舞踏会の夜。 公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。 それは復讐でも、告発でもない。 三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、 「渡されなかった約束」のための手紙だった。 沈黙のまま命を捨てた男と、 三十年、ただ待ち続けた女。 そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。 これは、 遅れて届いた手紙が、 人生と運命を静かに書き換えていく物語。

婚約破棄を伝えられて居るのは帝国の皇女様ですが…国は大丈夫でしょうか【完結】

恋愛
卒業式の最中、王子が隣国皇帝陛下の娘で有る皇女に婚約破棄を突き付けると言う、前代未聞の所業が行われ阿鼻叫喚の事態に陥り、卒業式どころでは無くなる事から物語は始まる。 果たして王子の国は無事に国を維持できるのか?

『二流』と言われて婚約破棄されたので、ざまぁしてやります!

志熊みゅう
恋愛
「どうして君は何をやらせても『二流』なんだ!」  皇太子レイモン殿下に、公衆の面前で婚約破棄された侯爵令嬢ソフィ。皇妃の命で地味な装いに徹し、妃教育にすべてを捧げた五年間は、あっさり否定された。それでも、ソフィはくじけない。婚約破棄をきっかけに、学生生活を楽しむと決めた彼女は、一気にイメチェン、大好きだったヴァイオリンを再開し、成績も急上昇!気づけばファンクラブまでできて、学生たちの注目の的に。  そして、音楽を通して親しくなった隣国の留学生・ジョルジュの正体は、なんと……?  『二流』と蔑まれた令嬢が、“恋”と“努力”で見返す爽快逆転ストーリー!

虐げられた令嬢は、耐える必要がなくなりました

天宮有
恋愛
伯爵令嬢の私アニカは、妹と違い婚約者がいなかった。 妹レモノは侯爵令息との婚約が決まり、私を見下すようになる。 その後……私はレモノの嘘によって、家族から虐げられていた。 家族の命令で外に出ることとなり、私は公爵令息のジェイドと偶然出会う。 ジェイドは私を心配して、守るから耐える必要はないと言ってくれる。 耐える必要がなくなった私は、家族に反撃します。

処理中です...