6 / 10
反撃!!リリィは、連れて帰るわ!①
しおりを挟む
リリィになったルリィ、ルリィになったリリィ。2人の表記を《》とさせて頂きます。
もし分かりずらかったら、感想にてお知らせ下さい(ᴗ͈ˬᴗ͈⸝⸝)
★息子の母親に対しての態度?が気持ち悪いシーンが多く出ます。◇◇◇で区別しますので苦手な方はすっ飛ばしてお読み下さい。
性的描写が少しあります。
すみません、1話が多くなりましたので……2話に分けます。ご了承ください。
───────
《お姉様...大丈夫かしら?》
「大丈夫ですよ。ジェスト様も一緒ですから。さっルリィ様、急ぎ離れましょう」
《はい》
お姉様に付いていく!っと言ってしまったけれど、本当に良かったのかと不安が頭をよぎる。それを護衛騎士のアレフ様が、「大丈夫」と言ってくれた。
何故かこの方は、私にとても優しい気がするわ。言葉も仕草も表情も...
アレフ様が私を抱き上げると、バルコニーから飛び降りる。明かりもない暗い夜道を難なく走るアレフ様は、とても優秀な方なのだろうと推測できた。
ルリィになったリリィが、アレフに抱き上げられ離れて行くのを、ジェストと共に見送るルリィ。
その時だ……
夜だと言うのに、控えめとは言えない大きな音が部屋に響く。
ドンドンッ!
「おいっ!居るんだろ?!出てこい!リリィ!」
この怒声を聞くだけでうんざり……、ジェストの顔も今頃...鬼の形相をしてるわね。きっと。
《はい》
無表情を意識し、扉を開ければ...
いきなり殴られた。
《っ!!》
「出るのが遅い!俺が呼んだら直ぐに出てこい!」
《申し、わけありません》
「ママが戻ったから、直ぐに寝室に来い。良いな」
ふぅ、いきなりとは、幸先がいいと言えるかしら?この男は、私がリリィに会いに来た時に会ってるはずなのに...やっぱり気付かないわね……
いい度胸じゃない?潰しがいがあるわ。
男の後ろでバレないように微笑む。長期戦とは言わないけれど、それなりに時間がかかるかと思えば……直ぐに帰れそうね、これは。
男の力はとても強い、女の体など一瞬でボロボロになってしまうだろう。
(大丈夫か?...アイツ……!)
(抑えて、ジェスト)
「何してる!さっさと来い、ノロマ!」
《はい、すみません》
感情を乗せず、無表情で付いていく。
「相変わらず、無表情で気持ちが悪いな!そんなお前を娶ってやったんだ、感謝しろよ!僕にはママがいたのに...!」
お前に娶ってもらわなくても、リリィにはもっと良い人が居たのよ?!感謝なんてする訳ないでしょ?!馬鹿なの?
だいたい、何が「ママ」よ!
アンタ、リリィよりも年上でしょうに!
気色悪いっ!
この後、もっと気色悪い思いをするとは、流石のルリィも思っていなかった。想像を絶する気色の悪さだった。
◇◇◇◇◇
「ママ、ママ」
私は何を見せられているのかしらね?妹の夫が母親の胸をしゃぶり「ママ」と連呼している。正直言って気持ち悪いわ…。
「ママ、アイツが見てる。不気味で気持ち悪いよ」
妹の夫が私を指さし、不気味で気持ち悪いと宣まった。
お前が見てろと言ったんだろうが!と声を大にして叫びたいのを耐えた。
「まぁ、仕方ないわ。私達が羨ましいのでしょうから。お前の愛が欲しいのに、自分に向かないから嫉妬してるのよ、きっと」
「そっか!じゃ、もっと嫉妬させれば顔が歪むかな?!殴っても表情変わらないから、気持ち悪いんだ!アイツ」
そう言って、妹の夫は母親の股を広げ、舐め始めた。母親は気持ちいいのか知らないが、息子の頭を押え感じているようだ。
「ママ、ママ、気持ち良い?入れていい?」
「あぁ、い、良いわ。入れて頂戴、愛しい私の坊や……」
そう言って、中に入れてるのを見せられる。
だんだんと私に構う余裕が無くなってきたのか、無視するようになった。
もう帰っていいかしら?
(ルリィ...想像以上に気色悪いな)
(本当に…リリィは、こんなのを見せられた上に殴られていたのね...許せないわ、本当に。ねぇ、もうこれ、明日に決着つけていいかしら?)
(良いんじゃないか?……あぁ、ウェルダン侯爵も呼ぶか?妻が息子と不倫か...かなりの修羅場が期待出来るぞ?)
(面白そうね!影を使って、早速明日の朝呼びましょう?リリィもルリィとして呼びましょうか!)
目の前の2人が矯正を上げ、何度もイクのを見せつけられている間……私とジェストは、小声で明日の朝の計画を話し合っていた。
想像よりも早く、復讐が出来そうだわ!!
にしても、こいつらは周りも見えてないのね。さっきからジェストは、隣に来て私の手を握ってくれている。暗いと言っても、私の隣に人が居たら、普通気付くでしょうに…
彼らがベッドの中で、お互いに繋がったまま寝てしまったので……
私とジェストは、それを写真に収めた。1枚1枚出てくる画像を見る度に、吐き気がするわ。
◇◇◇◇◇
リリィから受けとった証拠の写真と、私が撮った写真……さらに
《ウェルダン侯爵が見たら、どう思うかしらね?ウェルダン侯爵夫人?ふふ》
「悪人面になってるぞ、リリィそんな君も、僕は好きだけど」
《馬鹿言ってないで、ルリィの元に行きなさいよっ》
「ルリィとは、明日の朝ここで合流するから大丈夫だよ。……今はリリィ、君の傍に居てあげたいんだ」
リリィ……大丈夫かしら?
アレフは、きちんと守ってくれてる?
そばにいてあげられなくて、ごめんねリリィ。明日、離婚届を突きつけたら終わりだから...そしたら、一緒に帰りましょう...ね...
ジェストの隣で私は眠ってしまった。
気が付いたらベッドの上で、外がだいぶ騒がしくなっていた。
『侯爵様がお戻りです!奥様は?!』
『奥様でしたら……っ』
『まずいです!奥様はいま、坊っちゃまとっ……!』
《修羅場……かしら、ね》
私はゆっくりと着替えて、部屋を出て行った。向かうは、昨日遅くまでいた部屋……男女の匂いが充満した部屋へ。
(ルリィ、ウェルダン侯爵が寝室に入った。リリィも、そろそろ着く頃だ)
殴られた恨みと、あんな気色の悪い物を見せつけられたお返しをしてあげるわ。
リリィの痛みの分も追加で……
昨日の部屋に辿り着けば、中からは怒声と悲鳴と、泣き叫ぶ声が聞こえてきた。
もし分かりずらかったら、感想にてお知らせ下さい(ᴗ͈ˬᴗ͈⸝⸝)
★息子の母親に対しての態度?が気持ち悪いシーンが多く出ます。◇◇◇で区別しますので苦手な方はすっ飛ばしてお読み下さい。
性的描写が少しあります。
すみません、1話が多くなりましたので……2話に分けます。ご了承ください。
───────
《お姉様...大丈夫かしら?》
「大丈夫ですよ。ジェスト様も一緒ですから。さっルリィ様、急ぎ離れましょう」
《はい》
お姉様に付いていく!っと言ってしまったけれど、本当に良かったのかと不安が頭をよぎる。それを護衛騎士のアレフ様が、「大丈夫」と言ってくれた。
何故かこの方は、私にとても優しい気がするわ。言葉も仕草も表情も...
アレフ様が私を抱き上げると、バルコニーから飛び降りる。明かりもない暗い夜道を難なく走るアレフ様は、とても優秀な方なのだろうと推測できた。
ルリィになったリリィが、アレフに抱き上げられ離れて行くのを、ジェストと共に見送るルリィ。
その時だ……
夜だと言うのに、控えめとは言えない大きな音が部屋に響く。
ドンドンッ!
「おいっ!居るんだろ?!出てこい!リリィ!」
この怒声を聞くだけでうんざり……、ジェストの顔も今頃...鬼の形相をしてるわね。きっと。
《はい》
無表情を意識し、扉を開ければ...
いきなり殴られた。
《っ!!》
「出るのが遅い!俺が呼んだら直ぐに出てこい!」
《申し、わけありません》
「ママが戻ったから、直ぐに寝室に来い。良いな」
ふぅ、いきなりとは、幸先がいいと言えるかしら?この男は、私がリリィに会いに来た時に会ってるはずなのに...やっぱり気付かないわね……
いい度胸じゃない?潰しがいがあるわ。
男の後ろでバレないように微笑む。長期戦とは言わないけれど、それなりに時間がかかるかと思えば……直ぐに帰れそうね、これは。
男の力はとても強い、女の体など一瞬でボロボロになってしまうだろう。
(大丈夫か?...アイツ……!)
(抑えて、ジェスト)
「何してる!さっさと来い、ノロマ!」
《はい、すみません》
感情を乗せず、無表情で付いていく。
「相変わらず、無表情で気持ちが悪いな!そんなお前を娶ってやったんだ、感謝しろよ!僕にはママがいたのに...!」
お前に娶ってもらわなくても、リリィにはもっと良い人が居たのよ?!感謝なんてする訳ないでしょ?!馬鹿なの?
だいたい、何が「ママ」よ!
アンタ、リリィよりも年上でしょうに!
気色悪いっ!
この後、もっと気色悪い思いをするとは、流石のルリィも思っていなかった。想像を絶する気色の悪さだった。
◇◇◇◇◇
「ママ、ママ」
私は何を見せられているのかしらね?妹の夫が母親の胸をしゃぶり「ママ」と連呼している。正直言って気持ち悪いわ…。
「ママ、アイツが見てる。不気味で気持ち悪いよ」
妹の夫が私を指さし、不気味で気持ち悪いと宣まった。
お前が見てろと言ったんだろうが!と声を大にして叫びたいのを耐えた。
「まぁ、仕方ないわ。私達が羨ましいのでしょうから。お前の愛が欲しいのに、自分に向かないから嫉妬してるのよ、きっと」
「そっか!じゃ、もっと嫉妬させれば顔が歪むかな?!殴っても表情変わらないから、気持ち悪いんだ!アイツ」
そう言って、妹の夫は母親の股を広げ、舐め始めた。母親は気持ちいいのか知らないが、息子の頭を押え感じているようだ。
「ママ、ママ、気持ち良い?入れていい?」
「あぁ、い、良いわ。入れて頂戴、愛しい私の坊や……」
そう言って、中に入れてるのを見せられる。
だんだんと私に構う余裕が無くなってきたのか、無視するようになった。
もう帰っていいかしら?
(ルリィ...想像以上に気色悪いな)
(本当に…リリィは、こんなのを見せられた上に殴られていたのね...許せないわ、本当に。ねぇ、もうこれ、明日に決着つけていいかしら?)
(良いんじゃないか?……あぁ、ウェルダン侯爵も呼ぶか?妻が息子と不倫か...かなりの修羅場が期待出来るぞ?)
(面白そうね!影を使って、早速明日の朝呼びましょう?リリィもルリィとして呼びましょうか!)
目の前の2人が矯正を上げ、何度もイクのを見せつけられている間……私とジェストは、小声で明日の朝の計画を話し合っていた。
想像よりも早く、復讐が出来そうだわ!!
にしても、こいつらは周りも見えてないのね。さっきからジェストは、隣に来て私の手を握ってくれている。暗いと言っても、私の隣に人が居たら、普通気付くでしょうに…
彼らがベッドの中で、お互いに繋がったまま寝てしまったので……
私とジェストは、それを写真に収めた。1枚1枚出てくる画像を見る度に、吐き気がするわ。
◇◇◇◇◇
リリィから受けとった証拠の写真と、私が撮った写真……さらに
《ウェルダン侯爵が見たら、どう思うかしらね?ウェルダン侯爵夫人?ふふ》
「悪人面になってるぞ、リリィそんな君も、僕は好きだけど」
《馬鹿言ってないで、ルリィの元に行きなさいよっ》
「ルリィとは、明日の朝ここで合流するから大丈夫だよ。……今はリリィ、君の傍に居てあげたいんだ」
リリィ……大丈夫かしら?
アレフは、きちんと守ってくれてる?
そばにいてあげられなくて、ごめんねリリィ。明日、離婚届を突きつけたら終わりだから...そしたら、一緒に帰りましょう...ね...
ジェストの隣で私は眠ってしまった。
気が付いたらベッドの上で、外がだいぶ騒がしくなっていた。
『侯爵様がお戻りです!奥様は?!』
『奥様でしたら……っ』
『まずいです!奥様はいま、坊っちゃまとっ……!』
《修羅場……かしら、ね》
私はゆっくりと着替えて、部屋を出て行った。向かうは、昨日遅くまでいた部屋……男女の匂いが充満した部屋へ。
(ルリィ、ウェルダン侯爵が寝室に入った。リリィも、そろそろ着く頃だ)
殴られた恨みと、あんな気色の悪い物を見せつけられたお返しをしてあげるわ。
リリィの痛みの分も追加で……
昨日の部屋に辿り着けば、中からは怒声と悲鳴と、泣き叫ぶ声が聞こえてきた。
35
あなたにおすすめの小説
貴方の幸せの為ならば
缶詰め精霊王
恋愛
主人公たちは幸せだった……あんなことが起きるまでは。
いつも通りに待ち合わせ場所にしていた所に行かなければ……彼を迎えに行ってれば。
後悔しても遅い。だって、もう過ぎたこと……
【完結】ロザリンダ嬢の憂鬱~手紙も来ない 婚約者 vs シスコン 熾烈な争い
buchi
恋愛
後ろ盾となる両親の死後、婚約者が冷たい……ロザリンダは婚約者の王太子殿下フィリップの変容に悩んでいた。手紙もプレゼントも来ない上、夜会に出れば、他の令嬢たちに取り囲まれている。弟からはもう、婚約など止めてはどうかと助言され……
視点が話ごとに変わります。タイトルに誰の視点なのか入っています(入ってない場合もある)。話ごとの文字数が違うのは、場面が変わるから(言い訳)
まさか、今更婚約破棄……ですか?
灯倉日鈴(合歓鈴)
恋愛
チャールストン伯爵家はエンバー伯爵家との家業の繋がりから、お互いの子供を結婚させる約束をしていた。
エンバー家の長男ロバートは、許嫁であるチャールストン家の長女オリビアのことがとにかく気に入らなかった。
なので、卒業パーティーの夜、他の女性と一緒にいるところを見せつけ、派手に恥を掻かせて婚約破棄しようと画策したが……!?
色々こじらせた男の結末。
数話で終わる予定です。
※タイトル変更しました。
無表情な奴と結婚したくない?大丈夫ですよ、貴方の前だけですから
榎夜
恋愛
「スカーレット!貴様のような感情のない女となんて結婚できるか!婚約破棄だ!」
......そう言われましても、貴方が私をこうしたのでしょう?
まぁ、別に構いませんわ。
これからは好きにしてもいいですよね。
愚か者が自滅するのを、近くで見ていただけですから
越智屋ノマ
恋愛
宮中舞踏会の最中、侯爵令嬢ルクレツィアは王太子グレゴリオから一方的に婚約破棄を宣告される。新たな婚約者は、平民出身で才女と名高い女官ピア・スミス。
新たな時代の象徴を気取る王太子夫妻の華やかな振る舞いは、やがて国中の不満を集め、王家は静かに綻び始めていく。
一方、表舞台から退いたはずのルクレツィアは、親友である王女アリアンヌと再会する。――崩れゆく王家を前に、それぞれの役割を選び取った『親友』たちの結末は?
虐げられたアンネマリーは逆転勝利する ~ 罪には罰を
柚屋志宇
恋愛
侯爵令嬢だったアンネマリーは、母の死後、後妻の命令で屋根裏部屋に押し込められ使用人より酷い生活をすることになった。
みすぼらしくなったアンネマリーは頼りにしていた婚約者クリストフに婚約破棄を宣言され、義妹イルザに婚約者までも奪われて絶望する。
虐げられ何もかも奪われたアンネマリーだが屋敷を脱出して立場を逆転させる。
※小説家になろう、カクヨムにも掲載しています。
カナリア姫の婚約破棄
里見知美
恋愛
「レニー・フローレスとの婚約をここに破棄する!」
登場するや否や、拡声魔道具を使用して第三王子のフランシス・コロネルが婚約破棄の意思を声明した。
レニー・フローレスは『カナリア姫』との二つ名を持つ音楽家で有名なフローレス侯爵家の長女で、彼女自身も歌にバイオリン、ヴィオラ、ピアノにハープとさまざまな楽器を使いこなす歌姫だ。少々ふくよかではあるが、カナリア色の巻毛にけぶるような長いまつ毛、瑞々しい唇が独身男性を虜にした。鳩胸にたわわな二つの山も視線を集め、清楚な中にも女性らしさを身につけ背筋を伸ばして佇むその姿は、まさに王子妃として相応しいと誰もが思っていたのだが。
どうやら婚約者である第三王子は違ったらしい。
この婚約破棄から、国は存亡の危機に陥っていくのだが。
※他サイトでも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる