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森の狼
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天姫は家の外に出た。日はすでに高い位置にあった。先程、アルムの訓練をしていたはずだが、もう終わっていまったようだ。どうやらアルムはかなり考えている様子だった。心配になるが、今は話しかけない方が良さそうだ。
少し先には、クロスが何やら準備をして待っている。
「おまたせしました。時間ぴったりですよね?」
天姫は明るく話しかけた。
「あぁ。ちょうどだな。今から、狼狩りをする。」
クロスが準備していた物は銃だった。一般的なもののはずだが、なんだか普通に見えなかった。それもそのはずでクロスが軍に所属していた頃の時代の物だからだ。
クロスが第四代目の適合者になる前は、一般兵士として活躍していた。銃の腕前も一流だったと言われている。
記録書には3500メートル先のカゲに狙撃を成功させたという記録もあるらしい。恐ろしいものだ。そんな彼の銃なのだから狩猟とはいってもただのケモノではないのだろう。
「狼型のカゲがこの森に増えているらしい。」
クロスから言われた言葉はそこまでの衝撃ではなかったが、天姫が見てきたカゲの中に獣型はいなかった。
「狼型のカゲがいるのですね。」
少し、動揺を見せる。
「確かに平野にはあまり出てこないだろうな。草原には人型が多く存在する。5年前に絶滅寸前まで追い込んだんだかな。」
クロスは悔しそうに拳に力が入る。あの戦いで多くの人が犠牲になった。村も街も国もほとんどが犠牲になった。そしてカゲはしばらく姿を消していた。だが、ここ最近からまた活発に行動するようになってきている。
「………それでは訓練の内容を教えてもらえますか?」
とても言いにくかったが、言わなければ先に進まないので言うことにした。
「今から森の中で奴らの生息範囲をある程度洗い出す。その後、より活発になる夜に攻撃を仕掛ける。」
クロスは弾薬を確認している。
「ちょっ…ちょっと待ってください。活発になる時に仕掛けるのですか?普通は警戒を緩めている時なのではないのですか?」
天姫は焦って少し早口になる。
「あくまで訓練の一環だ。銃の腕前を上げるにはあの獣の俊敏さや予測を超えてくる行動がより生かされる時でなければ意味がない。君が断るのなら俺一人でやるが…」
クロスは淡々と言う。本当に現役のプロなのだと思う。彼は適合者自体は引退したが、戦闘力も判断力も並の兵士の何倍以上だろう。彼は何か考えがある…。
「もちろん。やらせてください。私は強くなるんです。」
まだクロスが話している途中で遮るように、はきはきと発言する。
「…なら準備を始めるぞ。」
クロスはやれやれという感じだったが、すぐに銃とリュックを持ち、天姫のリュックを投げ渡す。
おっととと、しっかり受け取る。中を確認したかったが、クロスが、移動し始めたので確認することはできなかった。森は静かに彼女たちを見つめている。そんな気配を感じながら、歩き続ける。この森に入った時にはカゲのケモノに出会うことはなかった。つまり簡単に見つかるわけではないんだろうか?
「狼のカゲはどのくらいいるのですか?」
クロスは地面を見つめた。
「これを見てどう思う?」
クロスの指差す先を見る。地面には無数の足跡が存在していた。
「こんな近くに…こんなにも…」
森の家の近くには狼と思われる足跡が無数にある。つまり、生息範囲はここもそうであると断言できる状態である。
「カゲのケモノは勿論、人も襲う。そしてどうやら奴らも俺らと同じ事を考えているみたいだな。」
その瞬間、辺りは暗くなる。
「何が起こっているんですか?!」
暗くなる周りを見渡す。
「やられたな。奴らの罠だ。」
「え?!」
「お前もこれに似た現象を見たことがあるはずだ……月姫が全火力で神器を使ったときに発生させた。…空間すら歪める力だ。」
クロスは銃を手にとる。
「でも、それは神器を持っている人のみではないのですか?」
天姫はクロスに訴えるように言う。
「よくは…わからない。カゲは常にエネルギーを発生させる力がある。俺たちが最も犠牲を出した理由がこれだ。まさか…奴らも使うとはな…そして、すぐに攻撃してこないってことは維持型。それも自分たちが有利になるように状況を創り出す能力だ。」
さっきから色々な事を言われているせいで何一つ理解が追いつかない。天姫は首飾りに手を触れる。形が変形して銃へと変わる。クロスは、銃に弾丸が入っているか確認する。膝をつく。そして、リュックから折りたたみ式の剣を取り出した。腰に装備すると、立ち上がる。
「この状況だと厳しいだろう。天姫、二人を呼んでこい。多分この異変に気が付いているはずだ。」
「その間どうするつもりですか?」
天姫は動揺する。
「俺は時間を稼ぐ。20分以内に戻ってこい。さぁ行け!」
強い口調に合わせるように天姫は急いで行動することができた。訓練は時に実戦に変わるときがある。
天姫が走って戻って行くのをクロスは見守る。そして、この状況を少し楽しもうと考えた。
「この森も物騒になったもんだな。」
この森には約1年前から暮らしているが、こんな事になるとは思わなかった。確かにここ最近になってカゲがよく現れるようになったが、怪しい能力まで持っているとは、本当にふざけないでほしいものだ。銃を暗闇に向けた。ケモノの唸り声があちこちに聞こえる。そういえば、しっかり戦うのは半年ぶりだなと思った。先制攻撃はカゲの方だった。大きく飛びかかる。その瞬間、容赦無く引き金を引いた。勢いよく放たれた弾丸はケモノの頭を貫いた。
「………仕事の時間だ。」
視界に映るカゲに向かって走る。腰の剣を手に持ち、折りたたんであった剣を展開する。地面をより強く蹴り、動きが変わる。一番近くにいたカゲを斜めに斬る。左手でライフル銃を持ち、発泡する。カゲは跡形もなく消える。
後ろから3体のカゲが、飛びかかる。爪が今にもクロスを引き裂こうとする。ライフル銃を後ろに向けて連続で発泡する。その時、クロスは見ていなかった。蜂の巣にすると、その後も、銃と剣でカゲを薙ぎ払う。地面から、違和感がある。何かを察知すると跳び上がる。地面からカゲが飛び出してくる。牙をむき出しにして、大きく、口を開けている。ライフル銃を地面に向けて発泡する。ズタズタにする。かなり、カゲの量が多い。少し、疲れてきたな。しかし、そう考えた時、横からの重圧に少し反応が遅れた。1体だけ、大きさも速度も違う。すぐに左の銃で体を守った。しかし、カゲの爪は銃を切り裂き、少し胴体を裂かれた。
「くっ!?」
その勢いでそのまま飛ばされた。転がりながらもなんとか、体勢を整える。胴体の焼かれる様な痛みが意識を敵から逸していく。どうやらあれが親玉のようだ。言うなら、狼の王だろう。血が地面に垂れている。傷口を手で押える。溢れてくる血がまた反応を悪くしていく。すぐに攻撃がきた。すぐにかわす。
「まずいな。一般の武器だけでは戦うのはしんどいだろう…。」
折りたたみ式の剣を勢いよく投げる。狼の王は簡単に弾く。その間に遠ざかるように走る。天姫に持たせた大きめのリュックに手をのばすと中に入っていた武器を取り出す。その武器は機械仕掛けになっていた剣だった。
「模造品だが…構わないだろう?」
刀の様な形に機械の歯車や光る線が入っている。とても静かに眠っている刀が目を覚ます。第四代目の適合武器の模造品。本物はアルムが装備しているもので間違いない。神器は扱う人間によって形が変わる。アルムの武器は更にメカメカしい形である。それに比べて機械のところは持ち手の近くのみで、刃は普通の武器と同じである。しかし、刃までのびた光の線が何か違うように見える。しかし、この武器はクロスが、自分で制作した、いわば偽物。オリジナルよりかなりスペックが劣っている。この武器を彼は握った。その瞬間、辺りは、異様な殺気に満ち溢れる。これが歴代最高とも呼ばれた男の貫禄。そしてオーラなのだろう。
「静かに……消し去ってやろう。」
ケモノに映る彼の姿が消えた。
「ゼロシステム…発動。」
ケモノは空を飛んでいた。いや…飛んでいるのではない。頭が切り飛ばされただけなのだ。全く動きが見えない。彼の動きは、とても怪我をしているとは思えないほどに速かった。それはまさに風が通りすぎるような感覚だった。しかし、狼の王は目が良いのだろうか。クロスの剣撃をかわす。後ろに回り込んで狼の王を捉えた。
「もらったッ!!」
横に剣を振るう。
「ハァァァァッ!!」
後ろ足の爪で防がれた。
「なに!?ック!!」
一旦、距離を取った。やはり、読まれている。俺の行動が…どのように動くのかが……………。
「今の攻撃でかなり消費してしまった。」
息が荒い。模造品であるが故に力を発揮しきれていない。
クロスは目の前にいる狼の王を相手に刀を構えるのであった。
少し先には、クロスが何やら準備をして待っている。
「おまたせしました。時間ぴったりですよね?」
天姫は明るく話しかけた。
「あぁ。ちょうどだな。今から、狼狩りをする。」
クロスが準備していた物は銃だった。一般的なもののはずだが、なんだか普通に見えなかった。それもそのはずでクロスが軍に所属していた頃の時代の物だからだ。
クロスが第四代目の適合者になる前は、一般兵士として活躍していた。銃の腕前も一流だったと言われている。
記録書には3500メートル先のカゲに狙撃を成功させたという記録もあるらしい。恐ろしいものだ。そんな彼の銃なのだから狩猟とはいってもただのケモノではないのだろう。
「狼型のカゲがこの森に増えているらしい。」
クロスから言われた言葉はそこまでの衝撃ではなかったが、天姫が見てきたカゲの中に獣型はいなかった。
「狼型のカゲがいるのですね。」
少し、動揺を見せる。
「確かに平野にはあまり出てこないだろうな。草原には人型が多く存在する。5年前に絶滅寸前まで追い込んだんだかな。」
クロスは悔しそうに拳に力が入る。あの戦いで多くの人が犠牲になった。村も街も国もほとんどが犠牲になった。そしてカゲはしばらく姿を消していた。だが、ここ最近からまた活発に行動するようになってきている。
「………それでは訓練の内容を教えてもらえますか?」
とても言いにくかったが、言わなければ先に進まないので言うことにした。
「今から森の中で奴らの生息範囲をある程度洗い出す。その後、より活発になる夜に攻撃を仕掛ける。」
クロスは弾薬を確認している。
「ちょっ…ちょっと待ってください。活発になる時に仕掛けるのですか?普通は警戒を緩めている時なのではないのですか?」
天姫は焦って少し早口になる。
「あくまで訓練の一環だ。銃の腕前を上げるにはあの獣の俊敏さや予測を超えてくる行動がより生かされる時でなければ意味がない。君が断るのなら俺一人でやるが…」
クロスは淡々と言う。本当に現役のプロなのだと思う。彼は適合者自体は引退したが、戦闘力も判断力も並の兵士の何倍以上だろう。彼は何か考えがある…。
「もちろん。やらせてください。私は強くなるんです。」
まだクロスが話している途中で遮るように、はきはきと発言する。
「…なら準備を始めるぞ。」
クロスはやれやれという感じだったが、すぐに銃とリュックを持ち、天姫のリュックを投げ渡す。
おっととと、しっかり受け取る。中を確認したかったが、クロスが、移動し始めたので確認することはできなかった。森は静かに彼女たちを見つめている。そんな気配を感じながら、歩き続ける。この森に入った時にはカゲのケモノに出会うことはなかった。つまり簡単に見つかるわけではないんだろうか?
「狼のカゲはどのくらいいるのですか?」
クロスは地面を見つめた。
「これを見てどう思う?」
クロスの指差す先を見る。地面には無数の足跡が存在していた。
「こんな近くに…こんなにも…」
森の家の近くには狼と思われる足跡が無数にある。つまり、生息範囲はここもそうであると断言できる状態である。
「カゲのケモノは勿論、人も襲う。そしてどうやら奴らも俺らと同じ事を考えているみたいだな。」
その瞬間、辺りは暗くなる。
「何が起こっているんですか?!」
暗くなる周りを見渡す。
「やられたな。奴らの罠だ。」
「え?!」
「お前もこれに似た現象を見たことがあるはずだ……月姫が全火力で神器を使ったときに発生させた。…空間すら歪める力だ。」
クロスは銃を手にとる。
「でも、それは神器を持っている人のみではないのですか?」
天姫はクロスに訴えるように言う。
「よくは…わからない。カゲは常にエネルギーを発生させる力がある。俺たちが最も犠牲を出した理由がこれだ。まさか…奴らも使うとはな…そして、すぐに攻撃してこないってことは維持型。それも自分たちが有利になるように状況を創り出す能力だ。」
さっきから色々な事を言われているせいで何一つ理解が追いつかない。天姫は首飾りに手を触れる。形が変形して銃へと変わる。クロスは、銃に弾丸が入っているか確認する。膝をつく。そして、リュックから折りたたみ式の剣を取り出した。腰に装備すると、立ち上がる。
「この状況だと厳しいだろう。天姫、二人を呼んでこい。多分この異変に気が付いているはずだ。」
「その間どうするつもりですか?」
天姫は動揺する。
「俺は時間を稼ぐ。20分以内に戻ってこい。さぁ行け!」
強い口調に合わせるように天姫は急いで行動することができた。訓練は時に実戦に変わるときがある。
天姫が走って戻って行くのをクロスは見守る。そして、この状況を少し楽しもうと考えた。
「この森も物騒になったもんだな。」
この森には約1年前から暮らしているが、こんな事になるとは思わなかった。確かにここ最近になってカゲがよく現れるようになったが、怪しい能力まで持っているとは、本当にふざけないでほしいものだ。銃を暗闇に向けた。ケモノの唸り声があちこちに聞こえる。そういえば、しっかり戦うのは半年ぶりだなと思った。先制攻撃はカゲの方だった。大きく飛びかかる。その瞬間、容赦無く引き金を引いた。勢いよく放たれた弾丸はケモノの頭を貫いた。
「………仕事の時間だ。」
視界に映るカゲに向かって走る。腰の剣を手に持ち、折りたたんであった剣を展開する。地面をより強く蹴り、動きが変わる。一番近くにいたカゲを斜めに斬る。左手でライフル銃を持ち、発泡する。カゲは跡形もなく消える。
後ろから3体のカゲが、飛びかかる。爪が今にもクロスを引き裂こうとする。ライフル銃を後ろに向けて連続で発泡する。その時、クロスは見ていなかった。蜂の巣にすると、その後も、銃と剣でカゲを薙ぎ払う。地面から、違和感がある。何かを察知すると跳び上がる。地面からカゲが飛び出してくる。牙をむき出しにして、大きく、口を開けている。ライフル銃を地面に向けて発泡する。ズタズタにする。かなり、カゲの量が多い。少し、疲れてきたな。しかし、そう考えた時、横からの重圧に少し反応が遅れた。1体だけ、大きさも速度も違う。すぐに左の銃で体を守った。しかし、カゲの爪は銃を切り裂き、少し胴体を裂かれた。
「くっ!?」
その勢いでそのまま飛ばされた。転がりながらもなんとか、体勢を整える。胴体の焼かれる様な痛みが意識を敵から逸していく。どうやらあれが親玉のようだ。言うなら、狼の王だろう。血が地面に垂れている。傷口を手で押える。溢れてくる血がまた反応を悪くしていく。すぐに攻撃がきた。すぐにかわす。
「まずいな。一般の武器だけでは戦うのはしんどいだろう…。」
折りたたみ式の剣を勢いよく投げる。狼の王は簡単に弾く。その間に遠ざかるように走る。天姫に持たせた大きめのリュックに手をのばすと中に入っていた武器を取り出す。その武器は機械仕掛けになっていた剣だった。
「模造品だが…構わないだろう?」
刀の様な形に機械の歯車や光る線が入っている。とても静かに眠っている刀が目を覚ます。第四代目の適合武器の模造品。本物はアルムが装備しているもので間違いない。神器は扱う人間によって形が変わる。アルムの武器は更にメカメカしい形である。それに比べて機械のところは持ち手の近くのみで、刃は普通の武器と同じである。しかし、刃までのびた光の線が何か違うように見える。しかし、この武器はクロスが、自分で制作した、いわば偽物。オリジナルよりかなりスペックが劣っている。この武器を彼は握った。その瞬間、辺りは、異様な殺気に満ち溢れる。これが歴代最高とも呼ばれた男の貫禄。そしてオーラなのだろう。
「静かに……消し去ってやろう。」
ケモノに映る彼の姿が消えた。
「ゼロシステム…発動。」
ケモノは空を飛んでいた。いや…飛んでいるのではない。頭が切り飛ばされただけなのだ。全く動きが見えない。彼の動きは、とても怪我をしているとは思えないほどに速かった。それはまさに風が通りすぎるような感覚だった。しかし、狼の王は目が良いのだろうか。クロスの剣撃をかわす。後ろに回り込んで狼の王を捉えた。
「もらったッ!!」
横に剣を振るう。
「ハァァァァッ!!」
後ろ足の爪で防がれた。
「なに!?ック!!」
一旦、距離を取った。やはり、読まれている。俺の行動が…どのように動くのかが……………。
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息が荒い。模造品であるが故に力を発揮しきれていない。
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