ソフィア

狐の涙

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始まり

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数分探すとなにやら怪しげな光を見つけた。
その光は青く、そして強く光を放っていた。
しかしその光には近づくことができない。こちらが近づくに連れて光が離れていっているように見える。
「どうなってんだ、、?」
「これは、、おそらく光は一つではないのかもしれません」
「つまり?」
「これはダミーです、ダミーの光に連れられるとより寒さの強い渓谷に出てしまうかもしれません」
▲▲▲
この寒さの中明確な数も方角もわからない光も探し回るのには限界があると一時捜索を中断し、寒さの緩い場所で二人は夜を明かす。
「ほんとにあんのか?その集落ってのは」
「ダミーとはいえ光があったのです、集落はただの幻想ではないことは確実でしょう」
「まぁそれもそうか、にしてもさっきまでいた場所なんか変だったよな」
「え?私は何も感じませんでしたが、、」
「え、いや、なんか頭がふわふわするようなそんな感じがしたんだよ」
「寒さでおかしくなってただけじゃないですか?」
「まったく辛辣だな、でもあの寒さだからなゼロワンのいう通りかもな」
違和感を拭い切れない様子のクルトだったが、寒さに長い時間耐えていたこともあり気を失うように眠ってしまった。
一方ゼロワンは深刻な顔をして武器の手入れをしていた。
「強烈な寒さ、、頭部に奔る違和感、、このまま無理をさせていいものなのでしょうか、、クルトは人間、、
クルトに何かあってはまずい、、」
ゼロワンはなんとしても集落を見つけないと、と強く意気込んだ。
▲▲▲
「今日こそ見つけますよ」
「今日こそってまだ二日目だろうよ」
「クルトの体調が不安です。なんとしても今日中に見つけないと」
「え?何か言ったか?」
「いえ、、何も」
今日はいつにも増して雪が多い。風も強く捜索はかなり困難な状況だ。
「さてさて、例のごとくまた光ってるなぁ、、うん?」
「なんか今日は色が違いますね、、昨日は青でした、しかし今日は赤です」
昨日と光の色が違うことに戸惑う二人、停滞し考えていたところに何か黒い塊がこちらに飛んでくるのを確認する。
「な、なんだ!?」
黒い塊はクルトが叫んだとほぼ同時、激しい閃光と共に爆発を起こした。
「危ない!」
寸でのところでゼロワンが盾になりクルトは無傷だった。
「お、おい!大丈夫か」
「これくらい平気です、傷にすらなりませんよ」
「しかしなんだってんだいきな、、り、、」
クルトは目の前に現れた巨大な何かに息を殺された。

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