転生したら、伯爵家の嫡子で勝ち組!だけど脳内に神様ぽいのが囁いて、色々依頼する。これって異世界ブラック企業?それとも社畜?誰か助けて

ゆうた

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394.閑話 とある孤独な女子の情景2

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『Title:ヴェルトール王国 
アルフレート・フォン・エスターライヒ狩猟祭開催中』

『これが掲示板に掲載されています。
正直に言いますと、知人が突然、これを立ち上げました。
ごめんなさい』

千晴から見た誠一の表情の変化について理由が分からなかったが、
恐らくほっとしているのだろうと思った。

『そうですか、教えてくれてありがとうございます。
これで理由も分かりましたし、少しすっきりしました。
知人の方に中止を依頼して貰うことはできませんか?』

『本当にごめんなさい。
ちょっと、色々とあって今、その人と話せないんですよ』
千晴は話題を正直、変えたかった。
そのために大学の件を話そうと思ったが、
上位魔人討伐報酬:瞬足の足袋がアイテムボックスに
残っていることを思い出して、それを誠一に送った。

『ごめんなさい。これはお詫びと言うのも変ですが、
私のボックスに入りっぱなしになっていたアイテムです。
使ってください。それと貯まっている回復薬等々を送ります』

千晴は手持ちのアイテムを適当に送った。
全てを送らずにかなりの数を千晴は手元に残しておいた。
ついでにガチャチケの枚数を確認すると、
無料ガチャチケットやスペシャルガチャチケット、
特殊限定ガチャチケットが結構、貯まっていた。

恐らく誠一たちが迷宮や遺跡の攻略、魔物討伐、
イベントクリアをした為のプレーヤー報酬の一部だろうと思った。
その後、誠一の状況とここまでの経緯、そして剣豪が去ったことについて
話した。千晴が誠一ととりとめのない話をしていると、
ゲームの世界では真夜中となっていた。
千晴は大学の件は改めて話すことを約束して、
一旦、誠一との会話を終了した。

千晴は少しだけ落ち込んでいた気分が晴れた。

千晴は、改めてアイテムを一通り確認して、ガチャチケットを見た。
三種類あるうちの無料ガチャチケットとスペシャルガチャチケットは
知っていたが、特殊限定ガチャチケットは初めて見るチケットであった。

ゲーム内のヘルプ機能で説明を読もうとしたが、
膨大な説明文の書かれたページを開けた時点で挫折した。
保険契約の詳細文章かよっと思わず千晴は突っ込みを入れてしまった。
早々に読むのを諦めて、ネットに助けを求めた。

詐欺、廃課金のきっかけ、ガセ排出率といったネガティブな言葉が並んでいた。
大半はこのチケットに対する恨みつらみで占めていた。

「一体、何のことだろう」

千晴はさっぱり理解できず、気が進まなかったが清涼に助けを求めた。
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