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美形配信者×トラウマ持ちの根暗
*美形配信者×トラウマ持ちの根暗(後半)
攻め:モデル兼動画配信:成瀬 碧、あおたん
受け:過去に自業自得で大炎上してしまい根暗になった:栗本くん
受けくんはひたすら可哀想です。
攻めの♡描写があります、苦手な方はご注意ください。
無理やりセックスです…ご注意ください。
====================
(ひぇ~~!!なんだよ、このマンション…!? )
広い、綺麗、でっかい!!
マンションというよりホテルかと思った。
もしかして成瀬さんの親ってめっちゃ金持ちなのかな!?
「い…今更なんですが、こんな時間にお邪魔するなんて家族の迷惑になりませんか…?」
「あぁ。俺一人暮らしだから平気だよ。はい、どうぞ入って」
ふぁ、一人暮らし!?!?
成瀬さんは俺と変わらないくらいの年だ。こんなハイグレードなマンションで一人暮らししてるなんて、めっちゃカッコよくないか!?
羨ましいを超えて純粋な尊敬だ。
つい先程まであったはずの警戒心は抜け落ち、いまは羨望の眼差しを向けずにはいられなかった。
そして、ルームツアーが始まった。
「で、こっちがみーくんの君の見たがってた配信兼編集の部屋」
撮影現場ってのはテレビの中くらいでしか見たことがない。だから期待してたんだけど中は机と椅子、デッカいパソコンとカメラ。
割とシンプルな部屋に少し拍子抜けした。
「へぇ、なんだか普通の部屋って感じですね…」
けど置いてる機材は高そうなもんばっかりだ。
うっかり触って落としたりしないよう廊下から覗くくらいにした。
仕組みは知らないけど動画配信者って儲かるんだな~、でも成瀬さんの本業はモデルだったか!
なんて呑気に考えていた。
「あ、撮影のときってカメラマンとか雇ってるんですか?」
「企画にもよるけど基本は全部一人だよ」
「全部!?すごいや…!!」
「はは、みーくんに褒められると嬉しいなぁ。そうだコーヒー淹れたけどミルクと砂糖いれる?」
な、なんて爽やかなイケメンなんだ!?
最初は適当に話を合わせて帰ろうと思ってたのに、すっかり成瀬さんの話が面白くて会話が弾んでしまった。
「あれ!?もうこんな時間!?」
「ん?泊ってもいいんだよ?」
「いやいや、そういうわけにもいかないって。俺そろそろ帰り、―――っ、!?」
ゆっくりソファーから立ち上がろうとしたのにうまく膝に力が入らず、がくんっと床に倒れた身体。
えーーー??
な、なんだ・・?急に足が痺れて……?
コトッと、俺と一緒に床に落ちたカップをテーブルに戻したのは他ならぬ成瀬さんだった。
「っ、なる、せ…さん?」
「ごめん、ちょっと痺れる薬を使わせてもらった。効き目はだいたい一時間って話だから安心して?」
は?なんでそんな薬を…?
分からない、分からないけど心臓がバクバクと警報を鳴らすように激しく鼓動している。
成瀬さんは、その綺麗な顔をニィッと歪ませて笑顔を作る。
「みーくん。簡単に男の部屋に上がり込むようなはしたない雌猫が一体どうなるのか、体で覚えような?」
なんで?
――――なんで、俺は押し倒されて、こんな目に遭ってるんだ………?
「なるせさっ、もうやだ、やめでっ、いやぁだ…!」
トイレで三回浣腸されて終わりじゃなかった。
『やっぱキスは一番大事だよな♡』。俺のファーストキスは唇の感覚がなくなるまで吸われた挙句、口の中も舐めまわされるという酷いものだった。
風呂場で洗い流されたあと、満身創痍の俺は成瀬さんに寝室へと運ばれた。
(いやだ…、だれか、…たす、けて…っ)
薬のせいで唇まで痺れている。
大声を出せない俺は俺にこんなことをする成瀬さんに縋る目を向けるしかなかった。
「ルームツアー最後の部屋だよ、ここで女の子になろうな?♡」
大きなベッドに押し倒されるとローションを塗りたくった指で何十分もケツ穴をいじられ、ほじられ、
――――薬が切れる前に、と犯された。
「あーあ、べそべそ泣いちゃって♡態勢かえようか、こっち向いて♡」
「ぬいで、いやだ!!あぁ、あ、――――っ!!」
突き動かされるだけでも死にそうなのにごりゅっ♡と、繋がったまま仰向けにされて声が出なかった。
「はっ、はっ、あ゛ぁ…、っ」
「あはは、べっとべとだなぁ。かわいいよ、全身から出るもの全部だしちゃってるねぇ?」
「・・、は・・あ、…あ゛、あ…」
もういやだ、怖い、怖い。
家に行きたいだなんて言わなきゃよかった、ほんとは全然知らない話題なんて振らなきゃよかった。
なんで、……俺はいつもこうなんだろ???
「これはお仕置きだよ、みーくん?なんにも俺のこと知らないのに知った気になった君への」
「お、しお…き…?」
「君の心ない言葉に、俺すっごく傷ついた」
お仕置き?罰……??
俺が、なるせさんを・傷つけた……?
それは、俺の中にあるトラウマをこじ開けるには十分すぎた。
「消えろ」「常識のないクソガキ」「親はどんな教育してんだよ」「社会のゴミじゃん」
『どうしてそんな子になっちゃったの』
『前みたいな息子がいるなんて一生の恥だ』
【お兄ちゃん、なんで生きてるの――?】
俺が馬鹿で無知なせいで―― また沢山の人に―――…
ぼろっと一番大きな涙が零れ落ちた。
「うっ、うぇ…ひっく、…ごめんッなさい…、傷つけてごめんなさい…!」
「ほんとに反省してる?」
「した…っ、しました…っ、なるせさん、ごめん…っ」
「俺のチャンネル見た?」
「てない゛っ、みて、ませんっ・…、っ」
「俺の事に興味あった?」
心は限界だった。
こんな事されたなんて、誰にも言いません。だからもう家に帰りたい……はやく解放してよ……
「あ…、ありまし、…」
「おい。まだ学習してねぇな??―――俺から、避けてもらいたかったんだろうが!?」
「ひっ!?ご、ごめんなさいっ!!・・、ごめ…っ・…あ゛、ぁああ、ああ゛!!いや゛、あ・お゛、っ!?」
ばちゅん♡♡!!強く奥に突っ込まれた瞬間、許してくれと全身が叫んだ。
いやだ、いやだ!!
自由にして、俺が悪かった、なんでもするから―――・……!
叫び声に似た喘ぎ声、腹の中に溜まる精液。パンパンパンパンと尻を叩かれてるみたいな音。
「ん、あ゛♡んん、あっ、あぁ♡!!」
「はは、エロい声♡」
前は触られてない、ぶらぶらと垂れ下がって萎えている。なのに時々尻の中を甘い痺れのような快楽が走って、それがなんなのか分からず余計に怖かった。
「そこっ、あ゛、あぁ♡だめ、へんなのっ…!!お゛、あ~~~~♡♡」
「ッ!いいよ、爪たてて…、もっと気持ちよくなろ?♡」
いつの間にか薬が切れて動けるようになった腕は、皮肉にも成瀬さんにしがみついていた。
ヘンなのに、いやなのに…!!
なにもかもが苦しくて、成瀬さんが落ち着くころには声は枯れ果て息も絶え絶えになっていた。
「・…っ、も、ゆるして、ゆるして、くださ、い…」
「じゃぁ、責任持って俺と付き合って?そしたら許してやるよ」
つ、付き合う……?
思わずゾッと、鳥肌が立った。
「みーくん?俺がちょっとでも五年前に万引きで燃えた子がいたよねぇって話題出したら、配信を聞いたリスナー達はどうすると思う?」
「…………っ!?」
「俺はねぇ、みーくんが炎上した例の動画を見て配信者やろって決めたんだよ。最初はさぁ馬鹿な子もいたもんだなぁって嗤ったんだ。だけどその後、ひとりでコンビニに謝りに戻ったろ?」
なんで、それを知って………?
ぼやける視界には、悪魔の、満面の笑みがあった。
「隠し撮りされてたんだよ、みーくんはお馬鹿だからね。まぁその動画はSNSにも上がってないし、君らのLIMEグループにも送られてないみたいだけどね」
本来の君はそんな度胸なんてない子なのに周りに唆されて、馬鹿をやらかした。
だけどフル動画を見た連中だけが知っている。ネットにUPされた動画は切り抜きだ。一部だけを見ればみーくんが悪いだけに映るけど、実際にコンビニ店員を煽りに煽ってたのは安全圏にいると思っているカメラマンの方だった。
「まぁだからって完全に同情はできないけど」
コンビニに駆け付けた父親に殴られ、母親はその場で泣き崩れた。君は必死に謝って謝って、演技じゃない 本当の姿に俺はトクッ…と心が動かされた。
ーーーあぁ、”可哀想”と。
君は仲間のことは何も言わず自分がやった悪業と向き合った、君のお友達は簡単に君を売ったのにさ。
見っともない君のことを、俺が助けてあげたくなった。
まるで、実話という一つの映画を見た気分だった。
「俺はね、べそべそ泣き喚く君を見て――――一目惚れしちゃった♡」
「俺は君みたいに、誰かの心を動かせる配信者になりたいなぁって思ってたんだけど…これが難しいのなんの。無難な企画しかできないし、俺も上辺ばっかりの演技しかできない。退屈でしょうもない配信(俺)を、どんな形でも君が褒めるのは許せなかった」
目の前も、頭の中もなにも映らない…
ただこれだけは言える、
「成瀬さん、アンタ・・……、めっちゃキモい」
「じゃ、こっからはコイビト同士のセックスだ♡♡」
* * *
(あ、今日給料日だ……)
だからといって特別なにかを買うことはない。
コンビニのATMで全額下ろして最低限の金額だけを差し引くと残りは全部「今月分」と書いた封筒に入れてリビングの机の上に置く。
「………」
このところ父さんは家に帰ってこない。妹は、「あんな恥知らずのいる家にいたくない」と寮のある大学に行きたいらしく母さんを説得している。
母さんも… 目を合わさないけどテーブルの上にはラップの巻かれた皿。俺用の夕飯が用意されていた。
(はやく、死にたい………)
肉じゃがを噛みしめながら泣いた。
風呂に入って、死んだように寝て
翌日はバイト。バイト、バイト・・・それから……、
「みーくん、いらっしゃい」
「……お邪魔、します」
成瀬さんちだ。
俺は成瀬さんと付き合っている。
どうせ飽きるすぐ飽きる。俺みたいな人間と続くわけがないと分かっていた。
今はこの悪魔に付き合って、我慢すればいい。俺の座る定位置はソファーそれも成瀬さんの隣。
「最近のあおたんは口調が俺様っぽくなってあお様って感じがして素敵~キラキラ…ってコメントがくるんだ。やっぱり王子様キャラって俺には似合ってなかったのかな?」
「うん、そうだね」
「あは、きっぱり言うなぁ。さすが俺のみーくん」
俺は成瀬さんのリスナーというやつになった。
前のように地雷を踏んで意味不明なキレ方をされたくないし、同じ空間で過ごすことにおいて共通の話題があった方がまだマシだったから…。(会話がないとセックスばかりになる)
そしたら成瀬さんは本当に喜んで配信の感想を求めてくるようになった。
だけど”碧チャンネル”や成瀬さん以外の配信を見るのは浮気にあたるらしく、一昨日はコラボ企画の共演者を褒めただけでお仕置きだと酷い目に遭った。
「今日は泊まるよね?」
「え、…、いや、帰るけど…。朝からバイトだし」
「もー。前にも言ったけどさぁうちに住めば?そしたらコンビニまで徒歩三分だよ?」
「……か、彼氏に…甘えたくない…」
蚊の鳴くような小さな声。それでも成瀬さんは顔を赤くして「おい嘘だろ俺の彼女めっちゃかわいい!尊過ぎて教会が来ちゃう、俺いますぐ市役所行くから結婚しよ!!!」と大声での早口だ。
正直しんどい。
「でもいつか同棲してね?君はバイト辞めていいし、俺と養子縁組してホントの家族になろう?」
「……そういうのまだ先のことじゃん…大事に決めたいし、あと…あんまり痕つけないでくれない?ま、周りはともかく、お客さんにバレたくない」
ダメ、何があっても… 店長だけには迷惑も心配もかけらんない。
もしも店長にバレたら、俺は……この悪魔を殺しかねない。
「えー??別にみんなこれくらいしてるって。セックスだってみーくんも好きだろ?こないだなんて喜んで潮噴いたもんな?」
「あ、あれはっ、…っ、成瀬さんが無理やり…!」
キッと強く睨みつけた時、しまったと思った。
わからせ…というらしい。
この人にセックスをさせる口実を作らせてしまった。
「ご、ごめん…っ、」
「んー?どうして謝るんだ?俺怒ってないよ?」
「え…?ほんと?」
「うん。だってみーくん恋愛経験もセックスも最近まで赤ちゃんレベルだったから仕方ないじゃん??ほら言ってごらん、赤ちゃんから俺の彼女になる練習したいって」
「………ッッ!!!」
なんでそんなこと言わなきゃならないんだよ!!
けど俺は誰よりもとっくに学んでいた、ネットの恐ろしさを。
コイツの声ひとつで何十万といる碧チャンネルのファン、リスナーやフォロワーの目が俺に剥く。
昔、大炎上したとはいえあの時はまだ未成年者という壁がギリギリ守ってくれた。だけど今は…
【"元"でも犯罪者になら何を言ってもいい。】
火の粉はまた俺の家族や、バイト先に飛ぶかもしれない。
「あ、…っ、おれは、まだ恋愛経験赤ちゃんだから、成瀬さんの…恋人になれる練習、したいです…」
「あれ?セックスは?」
「……っ、こ、… 恋人セックスがいいです」
死にたい…
「じゃあこれからはみーくんからもキスやセックスのおねだりしてね?躾より恋人セックスの方がいいんだもんね?俺はどっちも好きだけど」
今日はどっちがいい?なんて…
「…恋人セックス…今日も、そっちがしたい」
「さすが赤ちゃんは覚えが早いなぁヨシヨシ」
んふふ♡おねだりされちゃった♡そうやって俺の肩を抱き寄せて、クスクスと楽しそうな笑い声。
ほんと吐き気がする…
「大丈夫だよ。近い将来もーっとみーくんは俺のことが大好きで大好きでしょうがなくなるから。他人が君につけた傷なんて全部俺で上書きしてあげる。だから俺のそばにいて、たくさん惨めに泣いてね。愛してる」
悪魔の笑う声と囁きの中、
(てんちょ………)
俺は、穢すと分かっていて目を閉じた。
―――――――――――――――――――――――
あぁ、可哀想に。
受け:過去に自業自得で大炎上してしまい根暗になった:栗本くん
受けくんはひたすら可哀想です。
攻めの♡描写があります、苦手な方はご注意ください。
無理やりセックスです…ご注意ください。
====================
(ひぇ~~!!なんだよ、このマンション…!? )
広い、綺麗、でっかい!!
マンションというよりホテルかと思った。
もしかして成瀬さんの親ってめっちゃ金持ちなのかな!?
「い…今更なんですが、こんな時間にお邪魔するなんて家族の迷惑になりませんか…?」
「あぁ。俺一人暮らしだから平気だよ。はい、どうぞ入って」
ふぁ、一人暮らし!?!?
成瀬さんは俺と変わらないくらいの年だ。こんなハイグレードなマンションで一人暮らししてるなんて、めっちゃカッコよくないか!?
羨ましいを超えて純粋な尊敬だ。
つい先程まであったはずの警戒心は抜け落ち、いまは羨望の眼差しを向けずにはいられなかった。
そして、ルームツアーが始まった。
「で、こっちがみーくんの君の見たがってた配信兼編集の部屋」
撮影現場ってのはテレビの中くらいでしか見たことがない。だから期待してたんだけど中は机と椅子、デッカいパソコンとカメラ。
割とシンプルな部屋に少し拍子抜けした。
「へぇ、なんだか普通の部屋って感じですね…」
けど置いてる機材は高そうなもんばっかりだ。
うっかり触って落としたりしないよう廊下から覗くくらいにした。
仕組みは知らないけど動画配信者って儲かるんだな~、でも成瀬さんの本業はモデルだったか!
なんて呑気に考えていた。
「あ、撮影のときってカメラマンとか雇ってるんですか?」
「企画にもよるけど基本は全部一人だよ」
「全部!?すごいや…!!」
「はは、みーくんに褒められると嬉しいなぁ。そうだコーヒー淹れたけどミルクと砂糖いれる?」
な、なんて爽やかなイケメンなんだ!?
最初は適当に話を合わせて帰ろうと思ってたのに、すっかり成瀬さんの話が面白くて会話が弾んでしまった。
「あれ!?もうこんな時間!?」
「ん?泊ってもいいんだよ?」
「いやいや、そういうわけにもいかないって。俺そろそろ帰り、―――っ、!?」
ゆっくりソファーから立ち上がろうとしたのにうまく膝に力が入らず、がくんっと床に倒れた身体。
えーーー??
な、なんだ・・?急に足が痺れて……?
コトッと、俺と一緒に床に落ちたカップをテーブルに戻したのは他ならぬ成瀬さんだった。
「っ、なる、せ…さん?」
「ごめん、ちょっと痺れる薬を使わせてもらった。効き目はだいたい一時間って話だから安心して?」
は?なんでそんな薬を…?
分からない、分からないけど心臓がバクバクと警報を鳴らすように激しく鼓動している。
成瀬さんは、その綺麗な顔をニィッと歪ませて笑顔を作る。
「みーくん。簡単に男の部屋に上がり込むようなはしたない雌猫が一体どうなるのか、体で覚えような?」
なんで?
――――なんで、俺は押し倒されて、こんな目に遭ってるんだ………?
「なるせさっ、もうやだ、やめでっ、いやぁだ…!」
トイレで三回浣腸されて終わりじゃなかった。
『やっぱキスは一番大事だよな♡』。俺のファーストキスは唇の感覚がなくなるまで吸われた挙句、口の中も舐めまわされるという酷いものだった。
風呂場で洗い流されたあと、満身創痍の俺は成瀬さんに寝室へと運ばれた。
(いやだ…、だれか、…たす、けて…っ)
薬のせいで唇まで痺れている。
大声を出せない俺は俺にこんなことをする成瀬さんに縋る目を向けるしかなかった。
「ルームツアー最後の部屋だよ、ここで女の子になろうな?♡」
大きなベッドに押し倒されるとローションを塗りたくった指で何十分もケツ穴をいじられ、ほじられ、
――――薬が切れる前に、と犯された。
「あーあ、べそべそ泣いちゃって♡態勢かえようか、こっち向いて♡」
「ぬいで、いやだ!!あぁ、あ、――――っ!!」
突き動かされるだけでも死にそうなのにごりゅっ♡と、繋がったまま仰向けにされて声が出なかった。
「はっ、はっ、あ゛ぁ…、っ」
「あはは、べっとべとだなぁ。かわいいよ、全身から出るもの全部だしちゃってるねぇ?」
「・・、は・・あ、…あ゛、あ…」
もういやだ、怖い、怖い。
家に行きたいだなんて言わなきゃよかった、ほんとは全然知らない話題なんて振らなきゃよかった。
なんで、……俺はいつもこうなんだろ???
「これはお仕置きだよ、みーくん?なんにも俺のこと知らないのに知った気になった君への」
「お、しお…き…?」
「君の心ない言葉に、俺すっごく傷ついた」
お仕置き?罰……??
俺が、なるせさんを・傷つけた……?
それは、俺の中にあるトラウマをこじ開けるには十分すぎた。
「消えろ」「常識のないクソガキ」「親はどんな教育してんだよ」「社会のゴミじゃん」
『どうしてそんな子になっちゃったの』
『前みたいな息子がいるなんて一生の恥だ』
【お兄ちゃん、なんで生きてるの――?】
俺が馬鹿で無知なせいで―― また沢山の人に―――…
ぼろっと一番大きな涙が零れ落ちた。
「うっ、うぇ…ひっく、…ごめんッなさい…、傷つけてごめんなさい…!」
「ほんとに反省してる?」
「した…っ、しました…っ、なるせさん、ごめん…っ」
「俺のチャンネル見た?」
「てない゛っ、みて、ませんっ・…、っ」
「俺の事に興味あった?」
心は限界だった。
こんな事されたなんて、誰にも言いません。だからもう家に帰りたい……はやく解放してよ……
「あ…、ありまし、…」
「おい。まだ学習してねぇな??―――俺から、避けてもらいたかったんだろうが!?」
「ひっ!?ご、ごめんなさいっ!!・・、ごめ…っ・…あ゛、ぁああ、ああ゛!!いや゛、あ・お゛、っ!?」
ばちゅん♡♡!!強く奥に突っ込まれた瞬間、許してくれと全身が叫んだ。
いやだ、いやだ!!
自由にして、俺が悪かった、なんでもするから―――・……!
叫び声に似た喘ぎ声、腹の中に溜まる精液。パンパンパンパンと尻を叩かれてるみたいな音。
「ん、あ゛♡んん、あっ、あぁ♡!!」
「はは、エロい声♡」
前は触られてない、ぶらぶらと垂れ下がって萎えている。なのに時々尻の中を甘い痺れのような快楽が走って、それがなんなのか分からず余計に怖かった。
「そこっ、あ゛、あぁ♡だめ、へんなのっ…!!お゛、あ~~~~♡♡」
「ッ!いいよ、爪たてて…、もっと気持ちよくなろ?♡」
いつの間にか薬が切れて動けるようになった腕は、皮肉にも成瀬さんにしがみついていた。
ヘンなのに、いやなのに…!!
なにもかもが苦しくて、成瀬さんが落ち着くころには声は枯れ果て息も絶え絶えになっていた。
「・…っ、も、ゆるして、ゆるして、くださ、い…」
「じゃぁ、責任持って俺と付き合って?そしたら許してやるよ」
つ、付き合う……?
思わずゾッと、鳥肌が立った。
「みーくん?俺がちょっとでも五年前に万引きで燃えた子がいたよねぇって話題出したら、配信を聞いたリスナー達はどうすると思う?」
「…………っ!?」
「俺はねぇ、みーくんが炎上した例の動画を見て配信者やろって決めたんだよ。最初はさぁ馬鹿な子もいたもんだなぁって嗤ったんだ。だけどその後、ひとりでコンビニに謝りに戻ったろ?」
なんで、それを知って………?
ぼやける視界には、悪魔の、満面の笑みがあった。
「隠し撮りされてたんだよ、みーくんはお馬鹿だからね。まぁその動画はSNSにも上がってないし、君らのLIMEグループにも送られてないみたいだけどね」
本来の君はそんな度胸なんてない子なのに周りに唆されて、馬鹿をやらかした。
だけどフル動画を見た連中だけが知っている。ネットにUPされた動画は切り抜きだ。一部だけを見ればみーくんが悪いだけに映るけど、実際にコンビニ店員を煽りに煽ってたのは安全圏にいると思っているカメラマンの方だった。
「まぁだからって完全に同情はできないけど」
コンビニに駆け付けた父親に殴られ、母親はその場で泣き崩れた。君は必死に謝って謝って、演技じゃない 本当の姿に俺はトクッ…と心が動かされた。
ーーーあぁ、”可哀想”と。
君は仲間のことは何も言わず自分がやった悪業と向き合った、君のお友達は簡単に君を売ったのにさ。
見っともない君のことを、俺が助けてあげたくなった。
まるで、実話という一つの映画を見た気分だった。
「俺はね、べそべそ泣き喚く君を見て――――一目惚れしちゃった♡」
「俺は君みたいに、誰かの心を動かせる配信者になりたいなぁって思ってたんだけど…これが難しいのなんの。無難な企画しかできないし、俺も上辺ばっかりの演技しかできない。退屈でしょうもない配信(俺)を、どんな形でも君が褒めるのは許せなかった」
目の前も、頭の中もなにも映らない…
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「成瀬さん、アンタ・・……、めっちゃキモい」
「じゃ、こっからはコイビト同士のセックスだ♡♡」
* * *
(あ、今日給料日だ……)
だからといって特別なにかを買うことはない。
コンビニのATMで全額下ろして最低限の金額だけを差し引くと残りは全部「今月分」と書いた封筒に入れてリビングの机の上に置く。
「………」
このところ父さんは家に帰ってこない。妹は、「あんな恥知らずのいる家にいたくない」と寮のある大学に行きたいらしく母さんを説得している。
母さんも… 目を合わさないけどテーブルの上にはラップの巻かれた皿。俺用の夕飯が用意されていた。
(はやく、死にたい………)
肉じゃがを噛みしめながら泣いた。
風呂に入って、死んだように寝て
翌日はバイト。バイト、バイト・・・それから……、
「みーくん、いらっしゃい」
「……お邪魔、します」
成瀬さんちだ。
俺は成瀬さんと付き合っている。
どうせ飽きるすぐ飽きる。俺みたいな人間と続くわけがないと分かっていた。
今はこの悪魔に付き合って、我慢すればいい。俺の座る定位置はソファーそれも成瀬さんの隣。
「最近のあおたんは口調が俺様っぽくなってあお様って感じがして素敵~キラキラ…ってコメントがくるんだ。やっぱり王子様キャラって俺には似合ってなかったのかな?」
「うん、そうだね」
「あは、きっぱり言うなぁ。さすが俺のみーくん」
俺は成瀬さんのリスナーというやつになった。
前のように地雷を踏んで意味不明なキレ方をされたくないし、同じ空間で過ごすことにおいて共通の話題があった方がまだマシだったから…。(会話がないとセックスばかりになる)
そしたら成瀬さんは本当に喜んで配信の感想を求めてくるようになった。
だけど”碧チャンネル”や成瀬さん以外の配信を見るのは浮気にあたるらしく、一昨日はコラボ企画の共演者を褒めただけでお仕置きだと酷い目に遭った。
「今日は泊まるよね?」
「え、…、いや、帰るけど…。朝からバイトだし」
「もー。前にも言ったけどさぁうちに住めば?そしたらコンビニまで徒歩三分だよ?」
「……か、彼氏に…甘えたくない…」
蚊の鳴くような小さな声。それでも成瀬さんは顔を赤くして「おい嘘だろ俺の彼女めっちゃかわいい!尊過ぎて教会が来ちゃう、俺いますぐ市役所行くから結婚しよ!!!」と大声での早口だ。
正直しんどい。
「でもいつか同棲してね?君はバイト辞めていいし、俺と養子縁組してホントの家族になろう?」
「……そういうのまだ先のことじゃん…大事に決めたいし、あと…あんまり痕つけないでくれない?ま、周りはともかく、お客さんにバレたくない」
ダメ、何があっても… 店長だけには迷惑も心配もかけらんない。
もしも店長にバレたら、俺は……この悪魔を殺しかねない。
「えー??別にみんなこれくらいしてるって。セックスだってみーくんも好きだろ?こないだなんて喜んで潮噴いたもんな?」
「あ、あれはっ、…っ、成瀬さんが無理やり…!」
キッと強く睨みつけた時、しまったと思った。
わからせ…というらしい。
この人にセックスをさせる口実を作らせてしまった。
「ご、ごめん…っ、」
「んー?どうして謝るんだ?俺怒ってないよ?」
「え…?ほんと?」
「うん。だってみーくん恋愛経験もセックスも最近まで赤ちゃんレベルだったから仕方ないじゃん??ほら言ってごらん、赤ちゃんから俺の彼女になる練習したいって」
「………ッッ!!!」
なんでそんなこと言わなきゃならないんだよ!!
けど俺は誰よりもとっくに学んでいた、ネットの恐ろしさを。
コイツの声ひとつで何十万といる碧チャンネルのファン、リスナーやフォロワーの目が俺に剥く。
昔、大炎上したとはいえあの時はまだ未成年者という壁がギリギリ守ってくれた。だけど今は…
【"元"でも犯罪者になら何を言ってもいい。】
火の粉はまた俺の家族や、バイト先に飛ぶかもしれない。
「あ、…っ、おれは、まだ恋愛経験赤ちゃんだから、成瀬さんの…恋人になれる練習、したいです…」
「あれ?セックスは?」
「……っ、こ、… 恋人セックスがいいです」
死にたい…
「じゃあこれからはみーくんからもキスやセックスのおねだりしてね?躾より恋人セックスの方がいいんだもんね?俺はどっちも好きだけど」
今日はどっちがいい?なんて…
「…恋人セックス…今日も、そっちがしたい」
「さすが赤ちゃんは覚えが早いなぁヨシヨシ」
んふふ♡おねだりされちゃった♡そうやって俺の肩を抱き寄せて、クスクスと楽しそうな笑い声。
ほんと吐き気がする…
「大丈夫だよ。近い将来もーっとみーくんは俺のことが大好きで大好きでしょうがなくなるから。他人が君につけた傷なんて全部俺で上書きしてあげる。だから俺のそばにいて、たくさん惨めに泣いてね。愛してる」
悪魔の笑う声と囁きの中、
(てんちょ………)
俺は、穢すと分かっていて目を閉じた。
―――――――――――――――――――――――
あぁ、可哀想に。
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