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お披露目会 入場
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《到着》
無事到着したのか馬車が止まった。
「降りるか」
そういうと同時に降りたキルが私の手を取って馬車から降りた。それと同時に後ろの馬車も止まりセシル様とレミが出て来たが、どちらもあまりいい雰囲気ではなかった。
「どうしたの、レミ。なんだか疲れてない?」
「ええ、とても疲れましたしこんな地獄ごめんです」
よく分からないけど、大変な方々さあったらしいが聞いてほしくないというオーラが出ているので、聞かないで置く代わりに手を握った。
「ついて早々申し訳ないけど、僕はもうそろそろ戻らなくちゃだからまた後でね」
「あぁ、そうだなお前も頑張れよ」
手を振って別れを告げたセシル様に返事を返したキル。私とレミはなにも言わずに礼をして見送った。
私たちはセシル様とはまた違う入り口から入る。
「では、私達も行きますか」
「えぇ」
「あぁ」
そして、シャンデリアが輝く部屋へ三人一緒に入って行った
天井にはいくつもの高そうなシャンデリアが飾られており、卒業生が書いたと思われる絵画や花瓶も置かれていた。いくつかのテーブルがあり、軽食として食べれるようにかバイキングもあった。ほとんどの人は交流を図ろうと様々な人と喋っている。始まりの合図は国王が出て来てから話をされてそれが終わってからダンスを始めたり、雑談したりする。三人で入ったはいいがキルもレミもいろんな人に引っ張りだこでバラバラになってしまった。
「あら、ごきげんよう。メル」
「ごきげんよう。スーザン」
「毎回思うけどモテモテねあなた達」
「モテモテなのはレミだけどね」
「…あんたって鋭いんだか、鈍いんだか本当に分からないわ」
「それより、生徒会の書記様がこんなところでいて大丈なの?」
「会長と副会長がいないし、仕事なんてとっくに終わってるんだからあとは楽しむだけよ」
「相変わらず世渡り上手というか交渉上手というか、従姉妹のはずなのになんで叔父上にある愛想がうちの父様にはないのかしら」
「対極だからこそ父様たちは似てると思うけどね」
「自分から言っといてなんだけど、私もそう思うわ」
「それをいうならあなただって妹に爵位を渡すんじゃなくて、自分が継ぎなさいよ」
「だって、そういうのって向いてない気がするんだもん。流石に仕事は私が手伝ったりしてるけど、そういう感じで陰で支えるくらいでちょうどいい。魔能力の才もレミの方が上だしね」
「魔能力ありだって、それをカバーする体術があるんだからどっちだって一緒でしょ」
テンポがいい会話は心地がいいが、たまにこうして爵位がどうのこうの言ってくるのが面倒くさいところだ。別に裏があって言ってるのではなく小さい頃の付き合いだからこそ、真剣に勧めてくれているのもわかるがどうにも嫌なことは嫌なのだ。スーザンは長女だから跡を継ぐのは決まっているし、恋愛感情でお付き合いして叔父上にも認められている婚約者がいるから、学園卒業後に結婚も決まっている。だから、妹のように可愛がってくれた私たちのことが心配なんだろう。
(たまに、父様かレミかはたまた違う人の差し金かと思うことが多々あるけど…)
そこに大きな音が鳴り国王が入場した。
「ほら始まるよ」
みんなが前の方へ集まって行った。
無事到着したのか馬車が止まった。
「降りるか」
そういうと同時に降りたキルが私の手を取って馬車から降りた。それと同時に後ろの馬車も止まりセシル様とレミが出て来たが、どちらもあまりいい雰囲気ではなかった。
「どうしたの、レミ。なんだか疲れてない?」
「ええ、とても疲れましたしこんな地獄ごめんです」
よく分からないけど、大変な方々さあったらしいが聞いてほしくないというオーラが出ているので、聞かないで置く代わりに手を握った。
「ついて早々申し訳ないけど、僕はもうそろそろ戻らなくちゃだからまた後でね」
「あぁ、そうだなお前も頑張れよ」
手を振って別れを告げたセシル様に返事を返したキル。私とレミはなにも言わずに礼をして見送った。
私たちはセシル様とはまた違う入り口から入る。
「では、私達も行きますか」
「えぇ」
「あぁ」
そして、シャンデリアが輝く部屋へ三人一緒に入って行った
天井にはいくつもの高そうなシャンデリアが飾られており、卒業生が書いたと思われる絵画や花瓶も置かれていた。いくつかのテーブルがあり、軽食として食べれるようにかバイキングもあった。ほとんどの人は交流を図ろうと様々な人と喋っている。始まりの合図は国王が出て来てから話をされてそれが終わってからダンスを始めたり、雑談したりする。三人で入ったはいいがキルもレミもいろんな人に引っ張りだこでバラバラになってしまった。
「あら、ごきげんよう。メル」
「ごきげんよう。スーザン」
「毎回思うけどモテモテねあなた達」
「モテモテなのはレミだけどね」
「…あんたって鋭いんだか、鈍いんだか本当に分からないわ」
「それより、生徒会の書記様がこんなところでいて大丈なの?」
「会長と副会長がいないし、仕事なんてとっくに終わってるんだからあとは楽しむだけよ」
「相変わらず世渡り上手というか交渉上手というか、従姉妹のはずなのになんで叔父上にある愛想がうちの父様にはないのかしら」
「対極だからこそ父様たちは似てると思うけどね」
「自分から言っといてなんだけど、私もそう思うわ」
「それをいうならあなただって妹に爵位を渡すんじゃなくて、自分が継ぎなさいよ」
「だって、そういうのって向いてない気がするんだもん。流石に仕事は私が手伝ったりしてるけど、そういう感じで陰で支えるくらいでちょうどいい。魔能力の才もレミの方が上だしね」
「魔能力ありだって、それをカバーする体術があるんだからどっちだって一緒でしょ」
テンポがいい会話は心地がいいが、たまにこうして爵位がどうのこうの言ってくるのが面倒くさいところだ。別に裏があって言ってるのではなく小さい頃の付き合いだからこそ、真剣に勧めてくれているのもわかるがどうにも嫌なことは嫌なのだ。スーザンは長女だから跡を継ぐのは決まっているし、恋愛感情でお付き合いして叔父上にも認められている婚約者がいるから、学園卒業後に結婚も決まっている。だから、妹のように可愛がってくれた私たちのことが心配なんだろう。
(たまに、父様かレミかはたまた違う人の差し金かと思うことが多々あるけど…)
そこに大きな音が鳴り国王が入場した。
「ほら始まるよ」
みんなが前の方へ集まって行った。
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