仙年恋慕

鴨セイロ

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2章

54.八年前の足取り2

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「ほい、これで少しはマシになったかねぇ」

「おぉ……、凄い。右手が滑らかに動く!」

 俺は感嘆の声を上げながら、筒状に展開された医療用の魔導陣に突っ込んだままの自分の右手を、握ったり開いたりしてその感覚を確かめた。


 小春日和のうららかな昼下がり、俺は風呂場で遭遇したお爺さんトリオの宿部屋に招かれている。
 そしてお爺さんトリオのうちの一人、医療魔導士だと言うスキンヘッドのニガナさんが、回復魔法を失敗し動作と見た目に少々支障をきたしていた俺の右腕を、その医療魔法で治療してくれたのだ。

「ニガナさん、ありがとうございます! と言いますか、本当にお代は払わなくても?」

「フォッフォッフォッ、こちらから絡んだんだからそんなモノは要らないよ。とは言っても、イオリ君の腕はまだ完全に治った訳じゃないから、ハンター仕事は控えてね。魔法不良を完全に修正する治療は、時間をかけて通院しかないから、無理はいけないよ?」

「あははー、了解でーす」

 下級の依頼くらいは受けられるかなーと思っていた心を見透かされたようで、魔導陣を消しながら柔和に笑ったニガナさんから俺はほんのり目を逸らす。

 だが、こんな片田舎で魔力痕まで診れる優秀な医療魔導士さんに出会い、なお且つ無償で治療を受けられるなんて幸運以外の何ものでもなかった。
 もし、ここでニガナさんに出会えなかったら、俺はマーナムに帰ってエドに腕を治してもらうまで、宿帳に名前を書く事にさえ難儀し続けるところだったのだから。

「しかしのう、痴話げんかで腕を潰されるとは何と酷な話か……。イオリよ、悪いことは言わぬ、懸想する相手はよーく見極めるんじゃぞ」

 白髭のお爺さん――ダイジュさんは痛ましそうな顔をして座卓に着いた俺に、モナカの皮ような薄せんべいに甘い餡が挟まれた茶菓子を勧める。

「そうだぞ小僧。だいたい古代種なんぞ高飛車でろくでもない、人間は人間と番うべきだ」

 ちょんまげのお爺さん――イワナさんは眉を吊り上げながら、俺の湯飲みにコポポポポ~と熱い深緑色のお茶を注いでくれる。

「いやだから、俺とアイツはそんな間柄じゃなくてですね。ってかイワナさん、俺の名前は小僧ではなくイオリですってば」

 ありがたく菓子とお茶をいただきながら、俺はもう何度目かの訂正を入れる。

 実はも何も、根掘り葉掘りたずねて来るお爺さんたちに、ハンター仕事で怪我をしたのではないととっくに吐かされていた。
 そして、性的な意味で襲われて怪我をしたと言う実に口にしにくい経緯をふんわりさせているうちに、いつの間にか俺は、腕に残されたエドエルフの魔力痕から「古代種の恋人に暴力を振われ、逃げてきた可哀想な子」と言う事になっていて、ダイジュさんと、イワナさんにそんな奴はやめろ、別れろと先程の治療中から捲し立てられているのだ。

「でも、イオリ君は姫様似の器量良しだ。これからだって、望まなくとも向こうが勝手に引き寄せられてしまいそうでボクはちょっと心配だねぇ」

「ニガナさん。器量良しは普通、女の人に使う言葉です」

 恩も忘れてジト目になる俺に、ニガナさんは悪びれも無く「だってホントの事だもの」と言ってちょこんと座布団に座りお茶を啜る。

「確かに似ておる。小僧がワシらの幼馴染の姫様とは無関係なのは分かっておるが」

「面差しと瞳の色が瓜二つじゃて、つい肩入れしたくなるわい」

 ニガナさんの言葉に、イワナさんとダイジュさんの二人がうんうんと頷き合うかたわらで、俺は大人しく菓子を齧り茶を啜った。
 要するに俺は、お爺さんたちの幼馴染のお姫様とやらに似ていると言うだけで、妙に気に入られ今に至るわけだ。
 って言うか俺、別に女顔とかじゃないぞ。

「シオン姫様は、それは美しゅう黒髪の持ち主じゃったがのぉ」

「小僧の髪は、アカガネ様に似ておると思わぬか?」

「あぁ、確かにそうだねぇ。姫様とアカガネ様にお子がいたなら君みたいな子が生まれたのかもしれないねぇ」

「「ほんになぁ」」

 口を挟む間もなく言い合っていたと思ったら、今度はピタリと黙りこみ、まるで孫を愛でるかの如く俺をニコニコと見守るお爺さんトリオ。
 きっと今、俺の顔には隠しようのない苦笑いが浮かんでいる事だろう。

 しかし、これまでの会話の流れで俺はおおよその察しがついてしまった。

「あの、そのお爺さんたちの姫様という方はもしかして……」

「うむ、小僧の思っている通りだ。我らの姫様は五十二年ほど前に亡くなられておる」

 俺が言いかけた言葉を、三人の中で一番かくしゃくとしているイワナさんが続けた。

 やはりか……。
 予想していたとは言え、俺は思わず言葉に詰まる。

「フォッフォッフォッ、ダイジュとイワナは姫様の下っ端護衛で、僕は姫様の主治医の弟子だったんだね。ところでイオリ君はこの温泉街の先にある、アルハトって地名を知ってるかい?」

 重くなりかけた空気を、ニガナさんののほほんとした声が軽くしてくれる。が、いきなり話が脱線してしまい俺は一瞬ポカンとしつつも直ぐに答える。

「はい、この先の山の麓にある遺跡ダンジョン<忘れられた都アルハト>ですよね」

 ちなみにアルハトとは、今から半世紀ほど前に滅びた人間の国だ。
 元々この世界は人間の地位が低く、あまり大きな人間の国はないのだが、世界各地に人間だけの小国はいくつかある。アルハトはその中でも宗主国エルドラドのお膝元で、そこそこの水準の文化教育をもった国だったらしいのだが――

「うん。ボクらはそのアルハトの生まれでね、つまり我らの姫様はかつてのアルハト国のお姫様という訳さ」

「――えっ!?」

「イオリ君は、ボクらの幼馴染でもあるそのシオン姫様によく似ていてね。ついついボクらは昔を思い出して浮かれてしまったと言う訳さ」

 ニガナさんはそう言って、フォッフォッフォッと特徴的な声で笑うが、俺はそれどころでは無い。

「いやでも、アルハトって……」

「うん、一夜にして一人残らず死に絶えたあの亡国だよ」

 俺がためらった言葉を、ニガナさんは躊躇なく口にする。

「まぁ一人残らずと言うのは言い過ぎだけどね」

 ニガナさんは人差し指で自分の頬を指しながら笑う。
 それはそうだ。
 今、俺の目の前にはアルハトの生れだと言うお爺さん達がいるのだから。

「でも沢山の国民が死んでしまったのはホントだよ。ただボクらは姫様の命でエルドラドへ遣いに走っていて、結果、国の危機に間に合わず死にぞこなった訳だけどね。ところでイオリ君はアルハトの事、どれくらい知っているかい?」

 ハードな話題を陽気に話すニガナさん問われて、俺は首を捻りながら子供の頃に学んだ知識を頭の片隅から引っ張り出す。

「えっと、アルハトは半世紀くらい前に滅びた人間の国で、今はかつての首都がダンジョン化していると」

「正解。ではアルハトがどうして滅びたかは知ってるかい?」

 勿論、それも俺は知っている……が。
 当事者を前にして、何て答えにくい事を聞くかなこのお爺さんはと口が重くなった。しかし、三人の視線から逃げる事も出来ず俺は続ける。

「アルハトは、宗主国エルドラドからの独立を求める為の戦争を仕掛けようとして、戦のために作った魔導具が暴走して一夜にして人々は死に絶えたと、歴史書にはありました。けど……」

 けど、俺は五十年前も現役バリバリに仙人をやっていた養父ジローさんから、当時の事を教わっている。
 それは一般の人間は世界的な情報統制を受け現在では学ぶ機会のない、いわゆる葬られた歴史だそうで、俺はその知識を披露するべきか戸惑った。

「その顔は、少しは聞いたことがあるのかな?」

 どうやら顔に出てしまったようなので、俺はフフッと笑ったニガナさんの言葉にうなずく。

「えぇ、その。人間が権利を強くすることを嫌がっている獣人や古代種主義の派閥――俗にいう獣古派が、力をつけつつあったアルハトに宗主国であるエルドラドへの謀反の企みありと、虚偽の情報を国家連盟の偉い人に進言して結局それが火種になって、獣古派がアルハトに攻め入る大義名分になってしまったと聞いています」

 そう、確か獣古派はアルハトに攻め入る時に、厄災の種とか言う伝染性の強い呪いを撒いたのだ。
 それで戦後三十年くらいまで、アルハトの地は人が踏み入る事が出来ない穢れた土地になっていたんだけど、十年前くらいにどっかのS級ハンターが調査したら土地の穢れは落ち着いたけど、都市の一部がダンジョン化してたって話だったよな。
 ちなみに、ダンジョン化辺りの云々は俺がマーナムに来てからエドに聞いた話だ。

「そう、その通り。良く知っていたね」

「長生きの知り合いが当時のことを知っていたんです」

 知り合いというか、仙人の養父の事なんだけど、そこを話すとややこしくなるので割愛する。

「あぁ、なるほどイオリ君はハンターだから、そんな知り合いもいるよね。ではイオリ君、何故アルハトがそのような目にあったかは知っているかい?」

「え?」

 自己解釈で納得してくれたニガナさんだが、今度は新たな質問を投げてきた。

 と言うか、獣古派の『人間よ調子乗んなよ、こらしめてやる!』的な理不尽な圧力以外にも理由あったっけ?

 俺は目を閉じて、幼い頃の勉強の記憶をもう一度頭の中からサルベージするが、どんなにうんうん唸っても追加情報は出てこなかった。
 まぁ養父ジローさんだって、当時からアルハトから遠く離れた崑崙山に住んでいたのだから、当事者のお爺さんたちほど詳しい事は知らないだろうしな。
 だから俺は、流石にコレ以上は知らないと首を横に振った。

「すみません勉強不足で、よろしければ話を聞かせて頂けますか?」

 そんな俺にニガナさんはひとつ頷く。

「うん。それまでもね、人間の国アルハトの文化的、経済的な成長は周囲の獣人や古代種の国には良い顔をされていなかった。けれど、一応は宗主国のエルドラドに守られる形で存続していたんだよ」

「しかーし! ある時どこぞの預言者が余計な事を予言した! アルハトに生まれし次期王が、依り代の者と縁を結ぶとな!」

 ニガナさんの言葉を遮って、それまで静かにしていたイワナさんが忌々し気にドンっと、床を拳で叩く。

「ヨ、ヨリシロの者?」

 俺は床からの振動にちょっとびっくりしつつ、聞きなれない言葉をオウム返しする。

「依り代の者じゃ。なんじゃお前さんそんな事も知らんのか? 依り代の者とは、やたらめったら優秀な力を持って生まれた古代種の事じゃぞ」

 ダイジュさんはお菓子を食べる手を止め、目を見開き俺を見る。
 ってか、そんなビックリまなこを向けられても、知らないものは知らない。

「いやいや、ダイジュも大概雑だねぇ、イオリ君、“依り代の者”とはね、神代の血を色濃く受け継いだ高魔力持ちの先祖返りの古代種って事だよ。優秀な人が多いらしくて他国に引き抜かれない様にって、その存在を秘匿される事が多いから、滅多にお目にかかる事は無いけどね」

「なるほど」

 得意げなダイジュさんに、ニガナさんが詳細を付け足してくれ一応は分かったような気になる。
 それに、古代種の話ならエドが何かしら知っていそうだから、マーナムに帰ったら聞いてみることにしようと思いながら俺は口を開く。

「うーん、つまり人間嫌いの獣古派が、人間の国アルハトの次期王が物凄く優秀な古代種とくっつくのを嫌がってアルハトを嵌めたって事ですか?」

「端的に言えばそうだねぇ。少なくともボクらはそう思っているけど……、今はもう、真実は闇の中さ」

「分かっているのは、ワシらが出先から戻った時にはアルハトは滅んでいたと言う事実だけじゃ」

 会話に割り込んできたダイジュさんの言葉に俺はハッとする。

「あ、あの……お姫様は」

「うむ。獣古派が国に攻め入った時、シオン姫様は国民を守ろうと剣を振われたそうじゃ」

「しかし最後は呪いによって人ならざる魔の者に落とされて、国家連盟より派遣された騎士団の聖騎士によって屠られたと、僕たちは聞かされてるよ」

「……聞かされてる」

 きっと、お爺さんたちは、お姫様の亡骸にも対面することなくお別れしたのだろう。
 声音は穏やかだったけれど、ダイジュさんとニガナさんの佇まいには、どこかやるせなさを俺に感じさせた。

「あー、よせよせ! 全ては過去の話じゃ、何を言っても悔やんでももう何も戻らぬ。小僧、姫様は剣を取り戦い、美しく慈愛に満ちた誇るべきお方だった。そう記憶していてくれい!」

 シンとしてしまった部屋に、イワナさんの声が響く。

「うむ、うむ。そうじゃの」

 ダイジュさんもこれ以上はと、お菓子を頬張り口をつぐんだ。

「まぁ僕らだって今は昔の話だからね。アルハトの穢れが落ち着いてからは年に一度こうして集まって、故郷に花を手向けたら温泉に入ってさっぱりして、そして今の暮らしに戻るわけさ。爺さんの昔話に付き合ってくれてありがとうね、イオリ君」

 そう言って笑うニガナさんの目尻のしわに、光るモノを見つけたが俺には何も言えなかった。
 俺の周りは比較的平和だからちょくちょく忘れかけるが、この世界はやはり人間に厳しいことが多い。その事を忘れてはいけないと改めて心に刻む。



 しかし、しかしアルハトか……。

 俺にはお爺さん達の言葉の中に、ピンと来るモノがあった。
 今の俺の身体は、この世界で与えられるはずだった本来の姿に、日本で生きた俺の魂の情報を混ぜて女神様が作ってくれたものだ。

 つまり、俺に似ていると言うお爺さんたちのお姫様とは……。

 いやまぁ半世紀以上も前の話だし、もしかしたらの域だし、どーせ何も分からないのだと思う。
 思うのだが、それでも俺の気持ちは完全にアルハトの地に向かってしまった。

 それに、まだエドに連絡するのは気まずいからさ……。
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