堕ちる人魚

中原 匠

文字の大きさ
3 / 9

-2-

しおりを挟む

 1週間ぶりの東京は、すでに季節が変わりつつあった。
 その事で篠原は、日本に帰って来たのだと実感する。小さな島国にもかかわらず、四季のある国。もう少ししたら桜の花も咲くだろう。
 平日の公園は、すでに昼休みの時間も過ぎた今、人影は疎らだ。篠原は街路樹の植わった遊歩道を、スラックスのポケットに手を入れて、のんびりと歩いていた。
 いくつかあるベンチは木々の影を映して、初春の陽にまだら模様になっている。
 そのひとつに若い女性が座り、手に持った編み棒をゆったりと動かしていた。その動きに連れて、横に置いた紙袋から青く細い毛糸が繰り出されてくる。
 篠原がその前を通りかかった時、紙袋が倒れて、中からいくつかの毛糸玉が転がり出てきた。
「おっと!」
 足元を転がる毛糸玉を寸での所で避け、拾い上げる。
「あ、すみません」
 慌ててベンチから立ち上がった女性が、毛糸玉を拾う篠原の傍らに走り寄ってきた。
「それ、私のです。ありがとう」
 屈み込んだ彼女は、中々の美人。ふっくらとした頬のラインは優しそうで、それを肩まである髪が縁取っていた。しかし、その瞳はキラキラと挑戦的な光を湛えていて、篠原は楽しげに小さく口笛を吹いた。
「へー…何、編んでるの?恋人のマフラー?」
「何だと思います?」
「う~ん…」
 篠原は考えるポーズを取りながら、口の端を上げた。
「そろそろこの合言葉も、季節外れだよなぁ」
 同意を求めるように、傍らに屈み込む女性の方を見る。
「そうかも」
 そう言って笑った彼女の頬には、えくぼが出来た。
「おっ、えくぼ!いいねぇ。どう?どっかでお茶しない?」
「ホント!噂どおりの人ですね」
 彼女はくすくすと笑いながら、毛糸玉を手に立ち上がった。
「噂?俺の?」
 道に屈みこんだまま、篠原は女性を見上げる。スタイルもなかなかイイ。
「そうよ。今回の接触相手は、女ったらしだから気をつけるように。って言われたわ」
「ひでぇなぁ」
 篠原は苦笑しながら立ち上がると、手にした毛糸玉を渡した。
「美人に会ったら、誘うのは礼儀だろ?」
 にやりと笑ってウインクする。こういう仕草が嫌味にならないのが、篠原の得な所だ。
「もう…」
 女は呆れたように溜息をつく。しかしその目は笑っていた。
「ナンパしてる場合じゃないでしょ。約束の物を渡して下さい」
「今、渡しただろ?」
 篠原は顎で、ベンチに置いた紙袋の中を示す。彼女が覗き込むと、中に明らかに他の毛糸玉と違う玉が一つ有る。それはつい今しがた、篠原が拾って渡してくれた物だ。
「は~い。お仕事終り。名前なんて言うの?」
「え…三条るり子」
 あまりの手際の良さに毒気を抜かれたのか、あっさりと名乗った。
「るり子ちゃんかぁ。やっぱり美人は名前もキレイだね」
 いそいそと、るり子をベンチに座るように促すと、篠原は自分も隣に並んで座る。
「で。今からどこに行こう?この近くにスイーツの美味しい店が有るけど、そーゆーのは好きかな?」
 すっかりナンパ・モードに入った篠原だったが、るり子は肩を竦めて立ち上がった。
「ごめんなさい。受け取った物を早く届けたいの」
 そう言って荷物をまとめ始める。
「おや、残念」
 引き際は良い。その辺は心得ていた。
「私…まだ慣れて無いのよね。こういうバイトに」
「バイト?」
「そうよ。私、まだ学生だもの。これはアルバイトでやってるだけ」
 さらりと言うるり子を、篠原は呆気に取られたように見返した。いやまったく、何と言うか…
「えーと…君は、これがどーゆー事なのか…知ってるワケ?」
 呆れ半分、興味半分で訊いてみる。
「ええ。一応はね。いわゆる『秘密の取引』てヤツなんでしょ?でも私は言われた場所に届けるだけだから、宅配便みたいなカンジかな~って」
「宅配便ねぇ…」
 そう呟いた篠原の口元には、困ったような笑みが浮かんでいた。
「危険な目に遭うかも…とは思わない?」
 その問いに、るり子はさも意外そうな顔をする。
「あら。多少スリリングな方が楽しいじゃない。あなただって、そうなんでしょ?」
「え?」
「これ。情報の横流しだって聞いたわ。バレたら拙いって。だから早く帰りたいんじゃない」
 小声で囁くるり子の瞳はキラキラと輝いて、恐れている様子は無い。よっぽど度胸がいいのか、それとも世間を知らな過ぎるのか…?きっと後者だと、篠原は天を仰いだ。
「じゃ、私帰るけど…」
 篠原の感慨にお構いなく、るり子は荷物を背後に両手で持って、篠原の顔を覗きこむ。
「何?」
「あなた、お名前は?まだ聞いてないわ」
「ああ…」
 ベンチに座る自分の顔を、小首を傾げて覗き込むるり子の頬に出来た片えくぼ。それに目をやり、篠原は溜息をついた。
「ねぇ?」
「男の名前を、そんな風に聞くんじゃないよ。お嬢ちゃん。危ないぜ」
 そう言って、不満そうなるり子の鼻を指でつつくと、せいぜい悪そうな笑顔を向けて、足早にベンチから立ち去った。



「アルバイトで運び屋…ねぇ…」
 そう呟く篠原の唇には苦笑が浮かんでいた。
 高層ビルの建ち並ぶ歩道には強いビル風が吹き、篠原の呟きを吹き飛ばす。
「まぁ…俺だって人の事は言えねぇけど…さ」
 ミカド航空という民間航空会社の国際線ルートを利用しての諜報活動。その裏稼業に加担しているにもかかわらず、その中で得た情報を他組織に横流しをして、それ相応の報酬を得ている。
「これだって、アルバイトだよなぁ」
 別に007やミッション・インポッシブルの様な大掛かりな作戦行動をしているわけでは無い。もちろん銃なんか扱い方を知っているというだけで、撃った事も無い。もしもの時は持ち前の運動神経と勘の良さで、ある程度はなんとかなるだろうとは思っているが、所詮はアマチュアでしかない。
 でも・・・と篠原は、今来た方を見る。
 少なくとも自分は、アマチュアはアマチュアなりにリスクは覚悟しているつもりだ。事が上層部に知れれば、まず無事では居られないだろう。それを承知の上で、危険なゲームをやっている自覚はあるのだ。
 しかし。
 今しがた公園で接触した『取引先』の運び屋・三条るり子という娘にとっては、情報の横流しの片棒を担ぐのも、ファスト・フードでアルバイトするのも、あまり大差ないのかもしれない。
 そう考えて、篠原は自分が何だかひどく歳をとった様な気がした。
「あ~あ…」
 落ち込みそうな気分を、溜息と共に吐き出すと、篠原は人目も憚らず大きく伸びをした。 
 今更、考え込んだところでどうなるものでもない。一度の人生。自分の思い通り、悔いの無いよう生きたいと思っている。それに、すでに始まっているゲームを、途中で止める事はできないだろう。
「誰か誘って、飲みにでも行くかな~…」
 わざと軽く呟きながら、あれこれと付き合いのある人物の顔を思い浮かべる。
「景子くんは…今日はフライトかぁ。美穂くんはロスから帰ってきたばかりだし…」
 ふと、前方の交差点で信号待ちをしている人物が目に留まる。
「ん?あれは…」
 見覚えのある姿に、篠原は悪戯っ子の様な笑みを浮かべると、こっそりと背後から近付いた。
 が。
 突然、その人物が振り向き身構える。
「し・・・のはら機長…!」
 篠原を認めると大きく目を瞠り、息も絶え絶えに、やっとそれだけを声を絞り出す様に呟いた。
「や!ごめん、ごめん。山岡ちゃん。ちょっとビックリさせようと思って、後に回ったのがまずかったな。そんなに驚いた?」
 少し困った様な笑顔で訊いてくる篠原に、山岡は詰めていた息を細く吐き出す。
「山岡ちゃん…?」
 いつもと様子の違う山岡に、篠原は怪訝そうな顔で呼びかける。信号が変わっても立ち尽くす二人を、他の通行人がどんどん追い越して行った。
「顔色が良くないけど…大丈夫か?」
 思わずそう訊いてしまうほど山岡の表情は険しく、額には汗もかいているようだ。
「ああ…いえ。すみません。少し考え事をしてたものですから。気がつかなくて…」
「とにかく、どこか座れる所に…」
「いえ。大丈夫です」
 そう言って、山岡は大きく息を吐くと、ようやく弱々しいながらも笑みを浮かべた。
「こんな所で機長に会うとは思いもしませんでしたよ。今日は何です?デートですか」
 他の通行人の邪魔にならないように、歩道の端に移動しながらそう訊ねる様子は、もういつもの山岡だ。
「ん~?そのつもりだったんだけどさぁ。フラれたんだな。これが」
「それはそれは」
 また何か言われるかと身構える篠原に、山岡は困ったような笑みを返しただけだった。
 やはり何か違和感があるな…と思いつつ、それが何なのかはわからない。
 篠原は釈然としないまま、会話を続けた。
「で?山岡ちゃんは何してンの?忙しい?」
「ええまぁ。それなりに」
「ちょっとだけ、付き合ってくれないかなぁ」
「どこへです?」
「この近くに俺の知り合いのバーが在るんだ。すごっくいい店!だから、どう?」
 一杯…とグラスを傾ける真似をする。
「こんな時間に、ですか?」
「まぁ店が開くには早いけど、入れてもらえると思う」
 その我儘な物言いに、山岡はくすんと笑みを漏らした。
「貴方らしいですねぇ…」
 少しだけですよと頷く山岡に、篠原の表情は明るくなる。
 店のある方角へ足を踏み出して、篠原は何の気なしに先刻山岡が来たであろう方向に目をやった。
 粋を凝らした建築物が多いオフィス街。その中でもひときわ目を引くビルがある。
「あ…」
 思わず、篠原の口から声が漏れた。

 ビルとビルの間の見過ごしそうな階段を降りると、重そうな樫の扉が二人を迎えた。真鍮のドアノブも扉自体も適度に古びて丸みを帯び、前に立つ者に温かさを感じさせる。
 その扉のプレートには《Bar GNOSIS》とあった。
「グノーシス?」
 どこかで聞いた名だと思いつつ中に入る。
 店内は抑えた照明が青味を帯び、何処か水底を想像させた。
 それに所々に配された色付きガラスの器や人魚を模した置物。
 入り口と反対側の壁にある天窓からは道行く人々の足が見え、更にそれを助長している。
 案外と広い店内には、まだ椅子が上に乗せられたテーブルがいくつかとカウンター席が有り、その奥でバーテンダーがひとり、開店の準備をしていた。
「やぁ。徳さん」
 篠原の声にバーテンダーが顔を上げる。雪のように白い髪が印象的な、初老の男だ。
「篠原ちゃん?何、こんな時間に。店が開くには、まだ早いよ」
「う~ん…それは解ってるんだけどさ~。俺の知り合いの店なら無理が利くから~て、彼、連れて来ちゃったんだ。お願いします。一杯だけでもいいから、飲ませてよ」
 両手を合わせて拝むようにお願いする篠原を、少し離れた所から見ていた山岡とバーテンダーとの目が合った。
 初老のバーテンダーはにっこりと笑う。
「ほらぁ。お連れさん、笑ってるよ。どうやら篠原ちゃんのワガママに、慣れてるようですねぇ」
 山岡は自分に向けられた言葉に、どう答えたものかと思案して、結局肩を竦めた。
「仕方ないですねぇ。今日はこのお連れさんに免じて、ね」
 そう言ってバーテンダーはウインクすると、二人をカウンターに招いた。
「彼は山岡ちゃん。現在、俺とコンビ組んでるベテランのコ・パイ殿。で、彼は徳衛さん。ここのバーテンダー兼オーナー」
「え?」
 各々注文したカクテルを飲みながら、篠原の紹介を受けた山岡は、カウンターの向うで微笑んでいる如何にも雇われバーテンダー然としている徳衛の顔を見た。
「バーテンは趣味でやってるんです」
 他に従業員は居ないらしい。案外と広いこの店の切り盛りは大変ではないかと思う。
「一人の方が、何かと気楽なので」
 そう応えつつ、徳衛は山岡に穏かな笑みを向ける。
「そちらこそ、この人のお守は大変でしょう?」
「まぁ…そこそこに」
 お互い、にやりと笑い合う。それは共犯者の笑み。
「ひでぇな」
 拗ねたように睨む篠原に、徳衛が宥めるようにオーダーを訊く。その表情は楽しそうで、本当に篠原の事が好きなのだと感じられた。
 とりとめの無い会話しながら時を過ごし、ふと横に目をやると、下準備を終えたのか徳衛はカウンターの端に腰掛けて、大振りのカードを弄っていた。
「随分と古そうなタロットですねぇ」
 山岡の声に、徳衛は顔を上げる。
「ええ。親父が昔、イギリス土産に買ってきた物なんですよ。戦災や、何やかやで、今はただ22枚の絵札残ってるきりなんですがね」
 そう言いながらカードを切る徳衛の指は、かなり使い慣れた様子だ。
 刷られた当初は、いかにも西洋風なきつい色合いだったのだろうが、長い年月を経て、手擦れていかにも占い札に相応しい神秘ささえ漂わせている。
「そのカードでする徳さんの占いは、よく当たるって有名なんだぜ」
 そう篠原が会話に入り込んできた。
「ここに来た記念にさ、山岡ちゃんも占ってもらったら?」
「いや…私は」
 返事をするより早く、徳衛はカードを切り始めていた。口には出さずとも、篠原が連れてきた山岡に並々ならぬ興味を抱いていたらしい。
 まずよく切ったカードを一つにまとめ、裏返しに積む。そして上から1枚づつ返してゆくという、簡単な方法だ。本来のタロット占いがどういうものか知らないが、これはあくまで徳衛の自己流なのだろう。
 1枚目のカードには《カンテラをさげた老人》が描かれていた。
「過去と未来。どちらをとるかは貴方次第です」
 明るさを抑えた間接照明のせいか、徳衛の顔には奇妙な陰影が付き、まるで別人のように見える。
 2枚目のカード《中天に輝く月と2匹の犬。そしてロブスター》
「貴方の身近で進行する、良からぬ企み」
 ひくりと山岡の頬が痙攣する。
 3枚目のカードは《逆さに吊るされた男》が。4枚目には《愚者》が描かれていた。
「真の自由者、そして死」
 導き出される言葉はだんだん比喩的で解りにくくなってゆく。
 5枚目のカード《運命の輪》
「運命はひとつ」
 ガタン!と、山岡が立ち上がった音が、驚くほど大きく響いた。びっくりした篠原と徳衛が山岡を見ると、彼はこの空調のきいた店の中で、うっすらと額に汗を浮かべ、肩で息をしている。
「山岡ちゃん?」
「あ、あの…私はそろそろ失礼します。では」
 もつれる舌ももどかしげに、それだけ言うと、山岡は引き止める間も無く、足早に店から出て行ってしまった。
「ちぇ…」
 篠原がつまらなそうに息を漏らす。一方徳衛は、最後に取った札を手持ち無沙汰にひらひらさせていた。
「何?そのカード」
 篠原がカードを覗き込む。
「奇術師」
「意味は?」
「再成…かな」
 そう応える声は、珍しく自信無さげだった。
「何、深刻になってんの。遊びでしょ」
「まぁ…それはね」
 篠原の言葉に、徳衛ははにかんだ様な気弱な笑みを返した。
「それにしても篠原ちゃん。珍しいね」
「何が?」
「誰かに執着するの。そんなに山岡さんが帰ったのが寂しい?」
 意味ありげに微笑む徳衛に、篠原は溜息を吐く。
「ん~…俺、あいつのフルネーム、知らないんだ」
「ええ?」
「歳も知らないし、住んでるところも、家族の有無も、何にも知らない」
 カウンターに頬杖をつくと、拗ねた子供のように先を続ける。
「結局は仕事上の付き合いだからさ、ファミリー・ネームと、まぁ多分年上…て事ぐらい知ってりゃ支障は無いのかもしれないけど。でも、コンビ組んで大分経つのにさ…」
 まだ知らないんだ・・・と、つまらなそうに呟いた。
「訊いてみた事は、あるの?」
「いんや。でも、普通はおいおい判るモンだろ?日頃の会話の中で。いろいろと。でも山岡ちゃん、何かそーゆーのに凄く気をつけてるみたいでさ。まったくもう、ガードが硬くて」
「それで追いかけてるんだ。知りたくて」
「そ。ツレなくされると、燃えちゃうワケよ。俺としては」
「おやおや」
 口調は冗談めかしているものの、その表情は切なそうで。徳衛は小さく首を振った。

 仄蒼い照明に沈む店内は静かで、凪いだ水底の様だ。
 その静けさの中で篠原は、先刻、山岡と会った時の事を思い出していた。
 そして。
 粋を凝らした建築物が多いオフィス街で、ひときわ目を引いたビル。

 山岡が行っていたであろう、ミカド航空の本社ビルの事も―――――



しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

さようなら婚約者

あんど もあ
ファンタジー
アンジュは、五年間虐げられた婚約者から婚約破棄を告げられる。翌日、カバン一つを持って五年住んだ婚約者の家を去るアンジュ。一方、婚約者は…。

夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い

青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。 神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。 もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。 生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。 過去世と同じ轍を踏みたくない……

診察室の午後<菜の花の丘編>その1

スピカナ
恋愛
神的イケメン医師・北原春樹と、病弱で天才的なアーティストである妻・莉子。 そして二人を愛してしまったイケメン御曹司・浅田夏輝。 「菜の花クリニック」と「サテライトセンター」を舞台に、三人の愛と日常が描かれます。 時に泣けて、時に笑える――溺愛とBL要素を含む、ほのぼの愛の物語。 多くのスタッフの人生がここで楽しく花開いていきます。 この小説は「医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語」の1000話以降の続編です。 ※医学描写と他もすべて架空です。

あなたが決めたことよ

アーエル
恋愛
その日は私の誕生日パーティーの三日前のことでした。 前触れもなく「婚約の話は無かったことにしよう」と言われたのです。 ‪✰他社でも公開

悪意のパーティー《完結》

アーエル
ファンタジー
私が目を覚ましたのは王城で行われたパーティーで毒を盛られてから1年になろうかという時期でした。 ある意味でダークな内容です ‪☆他社でも公開

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

幼馴染を溺愛する旦那様の前からは、もう消えてあげることにします

睡蓮
恋愛
「旦那様、もう幼馴染だけを愛されればいいじゃありませんか。私はいらない存在らしいので、静かにいなくなってあげます」

龍王の番〜双子の運命の分かれ道・人生が狂った者たちの結末〜

クラゲ散歩
ファンタジー
ある小さな村に、双子の女の子が生まれた。 生まれて間もない時に、いきなり家に誰かが入ってきた。高貴なオーラを身にまとった、龍国の王ザナが側近二人を連れ現れた。 母親の横で、お湯に入りスヤスヤと眠っている子に「この娘は、私の○○の番だ。名をアリサと名付けよ。 そして18歳になったら、私の妻として迎えよう。それまでは、不自由のないようにこちらで準備をする。」と言い残し去って行った。 それから〜18年後 約束通り。贈られてきた豪華な花嫁衣装に身を包み。 アリサと両親は、龍の背中に乗りこみ。 いざ〜龍国へ出発した。 あれれ?アリサと両親だけだと数が合わないよね?? 確か双子だったよね? もう一人の女の子は〜どうしたのよ〜! 物語に登場する人物達の視点です。

処理中です...