19 / 21
お話
真夜の初バイト2
しおりを挟む
第3社目線
ーーーーーーーーーーー
「・・・・・・で、土田君。ここは・・・・・・・?」
「マク〇ナルドです(W)!」
「何で!?」
総務会メンバー-真夜が土田に連れてこられたのはとある、マク〇ナルド。つまり顔が良い面子のみ。何でかなり注目の的と化している。
しかし、真夜はどこにもいない。
「えー、だってぇ、直にそこに行って真夜ちゃんに見に来たことがばれたら如何するのー?」
「え・・・・・・・・、どうって・・・・・・・・?」
「ほらー、困ってるじゃんー!」
「っう・・・・・・・!」
水原が負けた。完敗である。
「で、土田さん。月影さんはどちらに?」
金島が話に軌道修正をかけた。
「向かい側のお店。あそこのカフェですよ。そこに真夜ちゃんはいます。」
ならば、確かにここからなら様子を見るくらいはできる。どちらの店もガラス張りになっているからこそできることである。
数分後、真夜がこちら側に来たのでやっと真夜の姿が見えた。
「真夜ちゃん、かっわいいー!」
と土田が。
「真夜ちゃんがかわいくないはず無いだろ!!」
と水原が。
「よくお似合いで。」
と金島が。お世辞にしか聞こえない。
「まぁ、真夜だしな。」
と自称真夜の兄である火室が得意げに言う。
「・・・・・・・・、実?」
金島が風天に声をかけた。
「・・・・・・・・。」
応答なし。
「実?」
「・・・・・・・・。」
余りに反応が無いので、金島が肘で風天を突っついた。
「うわぁ!!」
風天は驚いて椅子から転げ落ちかけた。が、風天の身体が床に衝突する前に、火室が風天の腕をつかみ助けた。
「ありがとう、睦。」
と言いながら、風天はいすに座りなおした。
「もしかして、見惚れてましたか?」
座りなおし終わった風天に金島が言った。何にとは言わずとも、言いたいことは分かる。
「ッ~~~~~!!」
風天が顔を真っ赤にさせる。
「分かりやすすぎるでしょ・・・・・・・・・。」
「風天先輩だからね。」
((だから真夜ちゃん、好きなんだろうな・・・・・・・・・・。))
「「はぁ。」」
と土田と水原が会話をし、同じことを思いながらため息を同時についた。
「なぁ。」
と火室が言った。全員の視線が火室に集まる。
「大丈夫か?あいつ。」
「え?何で??」
といった土田に、
「よく見てみろ。」
と火室は返した。
火室に言うとおりに真夜を観察してみる。
「あ」
真夜が何か1つの作業が終わるごとに、とある男性店員に何か話しかけられている。
「これは・・・・・・・、マズイね。」
「うん。」
土田と水原がそう言うと、やっと火室が何を言いたかったのか理解した風天がむすっとする。風天のその表情に金島はクククと笑った。
「わ、笑うなよ・・・・・・・・。」
と風天が金島にい言う。
「ククク・・・・・・・・、すみません。」
と笑いながら金島が言う。
「慧、 全く悪いと思ってないだろ・・・・・・・・。」
と火室が言うと、金島は笑顔のみを返した。やっぱりか・・・・・・・・。
「では、代わりにここで1つ提案を。」
と金島は言った。
「誰かが邪魔をしてきたらどうですか?」
「「「「邪魔??」」」」
「そう、邪魔です。あの男性店員が月影さんに話しかけたタイミングで月影さんに話しかけるんです。仕事と関係ない話でしたら、知り合い兼客であるこちらとの会話を月影さんは優先させるはずですし、上手くいけば止めさせられるかもしれませんよ?」
簡単に言いうと金島は、勘違いをさせてこい、と言ってるのだ。
「よし!それなら実、お前が行ってこい!!」
「っえ!?お、俺!?何で!?」
自分にはそういう役回りが向かないと思っている風天はそう言った。
「良いんだよ。お前しかいない。」
「え!?え!!?」
「それとも、あのままで良いのか?」
「で、でも・・・・・・・、バレちゃうかもしれない。皆で見に来たこと。」
「実なら、たまたま通りかかった、てことにしておけば大丈夫だろ。」
「あの子が怒ってしまったときは、皆でに大人しく怒られましょう。」
と金島が言う。
「え~。俺が行きたいー!」
と言った土田に、
「土田だけは駄目!!」
「土田君だけは駄目!!」
「土田だけは駄目だ!!」
「土田さんだけは駄目です。」
と全員が一緒に返す。
「そ、そんなー( ノД`)…」
そして風天が真夜の元に向かった。
その後・・・・・・、
「おい!土田!!」
「何ー?火室先輩ー。」
「さっきは余計なこと言いやがって!実を行かせた意味、分かってるのか!?」
「うん!怒られるの防止でしょ(*´∇`*)!」
風天のことが大好きな真夜は、風天に怒ることはほぼ無い。それともう一つ。勘違いをさせる、という点でも真夜には風天しかないのだ。まぁ、風天は分かっていないのだが。分からないけど、真夜が知らない男性に話しかけられているのが嫌だったから行っただけである。
「分かってるのなら何んで!?」
「えー?だってー。」
「取り合えず、イラついた!殴らせろ!!」
「え!?ちょ、ま!!グハ!!」
土田は火室に殴られ、痛みで腹を抱えた。
ーーーーーーーーーーー
「・・・・・・で、土田君。ここは・・・・・・・?」
「マク〇ナルドです(W)!」
「何で!?」
総務会メンバー-真夜が土田に連れてこられたのはとある、マク〇ナルド。つまり顔が良い面子のみ。何でかなり注目の的と化している。
しかし、真夜はどこにもいない。
「えー、だってぇ、直にそこに行って真夜ちゃんに見に来たことがばれたら如何するのー?」
「え・・・・・・・・、どうって・・・・・・・・?」
「ほらー、困ってるじゃんー!」
「っう・・・・・・・!」
水原が負けた。完敗である。
「で、土田さん。月影さんはどちらに?」
金島が話に軌道修正をかけた。
「向かい側のお店。あそこのカフェですよ。そこに真夜ちゃんはいます。」
ならば、確かにここからなら様子を見るくらいはできる。どちらの店もガラス張りになっているからこそできることである。
数分後、真夜がこちら側に来たのでやっと真夜の姿が見えた。
「真夜ちゃん、かっわいいー!」
と土田が。
「真夜ちゃんがかわいくないはず無いだろ!!」
と水原が。
「よくお似合いで。」
と金島が。お世辞にしか聞こえない。
「まぁ、真夜だしな。」
と自称真夜の兄である火室が得意げに言う。
「・・・・・・・・、実?」
金島が風天に声をかけた。
「・・・・・・・・。」
応答なし。
「実?」
「・・・・・・・・。」
余りに反応が無いので、金島が肘で風天を突っついた。
「うわぁ!!」
風天は驚いて椅子から転げ落ちかけた。が、風天の身体が床に衝突する前に、火室が風天の腕をつかみ助けた。
「ありがとう、睦。」
と言いながら、風天はいすに座りなおした。
「もしかして、見惚れてましたか?」
座りなおし終わった風天に金島が言った。何にとは言わずとも、言いたいことは分かる。
「ッ~~~~~!!」
風天が顔を真っ赤にさせる。
「分かりやすすぎるでしょ・・・・・・・・・。」
「風天先輩だからね。」
((だから真夜ちゃん、好きなんだろうな・・・・・・・・・・。))
「「はぁ。」」
と土田と水原が会話をし、同じことを思いながらため息を同時についた。
「なぁ。」
と火室が言った。全員の視線が火室に集まる。
「大丈夫か?あいつ。」
「え?何で??」
といった土田に、
「よく見てみろ。」
と火室は返した。
火室に言うとおりに真夜を観察してみる。
「あ」
真夜が何か1つの作業が終わるごとに、とある男性店員に何か話しかけられている。
「これは・・・・・・・、マズイね。」
「うん。」
土田と水原がそう言うと、やっと火室が何を言いたかったのか理解した風天がむすっとする。風天のその表情に金島はクククと笑った。
「わ、笑うなよ・・・・・・・・。」
と風天が金島にい言う。
「ククク・・・・・・・・、すみません。」
と笑いながら金島が言う。
「慧、 全く悪いと思ってないだろ・・・・・・・・。」
と火室が言うと、金島は笑顔のみを返した。やっぱりか・・・・・・・・。
「では、代わりにここで1つ提案を。」
と金島は言った。
「誰かが邪魔をしてきたらどうですか?」
「「「「邪魔??」」」」
「そう、邪魔です。あの男性店員が月影さんに話しかけたタイミングで月影さんに話しかけるんです。仕事と関係ない話でしたら、知り合い兼客であるこちらとの会話を月影さんは優先させるはずですし、上手くいけば止めさせられるかもしれませんよ?」
簡単に言いうと金島は、勘違いをさせてこい、と言ってるのだ。
「よし!それなら実、お前が行ってこい!!」
「っえ!?お、俺!?何で!?」
自分にはそういう役回りが向かないと思っている風天はそう言った。
「良いんだよ。お前しかいない。」
「え!?え!!?」
「それとも、あのままで良いのか?」
「で、でも・・・・・・・、バレちゃうかもしれない。皆で見に来たこと。」
「実なら、たまたま通りかかった、てことにしておけば大丈夫だろ。」
「あの子が怒ってしまったときは、皆でに大人しく怒られましょう。」
と金島が言う。
「え~。俺が行きたいー!」
と言った土田に、
「土田だけは駄目!!」
「土田君だけは駄目!!」
「土田だけは駄目だ!!」
「土田さんだけは駄目です。」
と全員が一緒に返す。
「そ、そんなー( ノД`)…」
そして風天が真夜の元に向かった。
その後・・・・・・、
「おい!土田!!」
「何ー?火室先輩ー。」
「さっきは余計なこと言いやがって!実を行かせた意味、分かってるのか!?」
「うん!怒られるの防止でしょ(*´∇`*)!」
風天のことが大好きな真夜は、風天に怒ることはほぼ無い。それともう一つ。勘違いをさせる、という点でも真夜には風天しかないのだ。まぁ、風天は分かっていないのだが。分からないけど、真夜が知らない男性に話しかけられているのが嫌だったから行っただけである。
「分かってるのなら何んで!?」
「えー?だってー。」
「取り合えず、イラついた!殴らせろ!!」
「え!?ちょ、ま!!グハ!!」
土田は火室に殴られ、痛みで腹を抱えた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
社畜OLが学園系乙女ゲームの世界に転生したらモブでした。
星名柚花
恋愛
野々原悠理は高校進学に伴って一人暮らしを始めた。
引越し先のアパートで出会ったのは、見覚えのある男子高校生。
見覚えがあるといっても、それは液晶画面越しの話。
つまり彼は二次元の世界の住人であるはずだった。
ここが前世で遊んでいた学園系乙女ゲームの世界だと知り、愕然とする悠理。
しかし、ヒロインが転入してくるまであと一年ある。
その間、悠理はヒロインの代理を務めようと奮闘するけれど、乙女ゲームの世界はなかなかモブに厳しいようで…?
果たして悠理は無事攻略キャラたちと仲良くなれるのか!?
※たまにシリアスですが、基本は明るいラブコメです。
悪役令嬢になりたくないので、攻略対象をヒロインに捧げます
久乃り
恋愛
乙女ゲームの世界に転生していた。
その記憶は突然降りてきて、記憶と現実のすり合わせに毎日苦労する羽目になる元日本の女子高校生佐藤美和。
1周回ったばかりで、2週目のターゲットを考えていたところだったため、乙女ゲームの世界に入り込んで嬉しい!とは思ったものの、自分はヒロインではなく、ライバルキャラ。ルート次第では悪役令嬢にもなってしまう公爵令嬢アンネローゼだった。
しかも、もう学校に通っているので、ゲームは進行中!ヒロインがどのルートに進んでいるのか確認しなくては、自分の立ち位置が分からない。いわゆる破滅エンドを回避するべきか?それとも、、勝手に動いて自分がヒロインになってしまうか?
自分の死に方からいって、他にも転生者がいる気がする。そのひとを探し出さないと!
自分の運命は、悪役令嬢か?破滅エンドか?ヒロインか?それともモブ?
ゲーム修正が入らないことを祈りつつ、転生仲間を探し出し、この乙女ゲームの世界を生き抜くのだ!
他サイトにて別名義で掲載していた作品です。
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる