限定版・学園ラブアンドファンタジーをやってみたin乙女ゲーム

してき猫

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お話

真夜の初バイト2

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第3社目線

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「・・・・・・で、土田君。ここは・・・・・・・?」
「マク〇ナルドです(W)!」
「何で!?」
総務会メンバー引く真夜が土田に連れてこられたのはとある、マク〇ナルド。つまり顔が良い面子攻略対象のみ。何でかなり注目の的と化している。
 しかし、真夜はどこにもいない。
「えー、だってぇ、直にそこに行って真夜ちゃんに見に来たことがばれたら如何するのー?」
「え・・・・・・・・、どうって・・・・・・・・?」
「ほらー、困ってるじゃんー!」
「っう・・・・・・・!」
水原が負けた。完敗である。
「で、土田さん。月影さんはどちらに?」
金島が話に軌道修正をかけた。
「向かい側のお店。あそこのカフェですよ。そこに真夜ちゃんはいます。」
ならば、確かにここからなら様子を見るくらいはできる。どちらの店もガラス張りになっているからこそできることである。
 数分後、真夜がこちら側に来たのでやっと真夜の姿が見えた。
「真夜ちゃん、かっわいいー!」
と土田が。
「真夜ちゃんがかわいくないはず無いだろ!!」
と水原が。
「よくお似合いで。」
と金島が。お世辞にしか聞こえない。
「まぁ、真夜だしな。」
と自称真夜の兄である火室が得意げに言う。
「・・・・・・・・、実?」
金島が風天に声をかけた。
「・・・・・・・・。」
応答なし。
「実?」
「・・・・・・・・。」
余りに反応が無いので、金島が肘で風天を突っついた。
「うわぁ!!」
風天は驚いて椅子から転げ落ちかけた。が、風天の身体が床に衝突する前に、火室が風天の腕をつかみ助けた。
「ありがとう、睦。」
と言いながら、風天はいすに座りなおした。
「もしかして、見惚れてましたか?」
座りなおし終わった風天に金島が言った。何にとは言わずとも、言いたいことは分かる。
「ッ~~~~~!!」
風天が顔を真っ赤にさせる。
「分かりやすすぎるでしょ・・・・・・・・・。」
「風天先輩だからね。」
((だから真夜ちゃん、好きなんだろうな・・・・・・・・・・。))
「「はぁ。」」
と土田と水原が会話をし、同じことを思いながらため息を同時についた。
「なぁ。」
と火室が言った。全員の視線が火室に集まる。
「大丈夫か?あいつ。」
「え?何で??」
といった土田に、
「よく見てみろ。」
と火室は返した。
 火室に言うとおりに真夜を観察してみる。
「あ」
真夜が何か1つの作業が終わるごとに、とある男性店員に何か話しかけられている。
「これは・・・・・・・、マズイね。」
「うん。」
土田と水原がそう言うと、やっと火室が何を言いたかったのか理解した風天がむすっとする。風天のその表情に金島はクククと笑った。
「わ、笑うなよ・・・・・・・・。」
と風天が金島にい言う。
「ククク・・・・・・・・、すみません。」
と笑いながら金島が言う。
「慧、 全く・・悪いと思ってないだろ・・・・・・・・。」
と火室が言うと、金島は笑顔のみを返した。やっぱりか・・・・・・・・。
「では、代わりにここで1つ提案を。」
と金島は言った。
「誰かが邪魔をしてきたらどうですか?」
「「「「邪魔??」」」」
「そう、邪魔です。あの男性店員が月影さんに話しかけたタイミングで月影さんに話しかけるんです。仕事と関係ない話でしたら、知り合い兼客であるこちらとの会話を月影さんは優先させるはずですし、上手くいけば止めさせられるかもしれませんよ?」
簡単に言いうと金島は、勘違いをさせてこい、と言ってるのだ。
「よし!それなら実、お前が行ってこい!!」
「っえ!?お、俺!?何で!?」
自分にはそういう役回りが向かないと思っている風天はそう言った。
「良いんだよ。お前しかいない。」
「え!?え!!?」
「それとも、あのままで良いのか?」
「で、でも・・・・・・・、バレちゃうかもしれない。皆で見に来たこと。」
「実なら、たまたま通りかかった、てことにしておけば大丈夫だろ。」
「あの子が怒ってしまったときは、皆でに大人しく怒られましょう。」
と金島が言う。
「え~。俺が行きたいー!」
と言った土田に、
「土田だけは駄目!!」
「土田君だけは駄目!!」
「土田だけは駄目だ!!」
「土田さんだけは駄目です。」
と全員が一緒に返す。
「そ、そんなー( ノД`)…」

   そして風天が真夜の元に向かった。

  その後・・・・・・、
「おい!土田!!」
「何ー?火室先輩ー。」
「さっきは余計なこと言いやがって!実を行かせた意味、分かってるのか!?」
「うん!怒られるの防止でしょ(*´∇`*)!」
風天のことが大好きな真夜は、風天に怒ることはほぼ無い。それともう一つ。勘違いをさせる、という点でも真夜には風天しかないのだ。まぁ、風天は分かっていないのだが。分からないけど、真夜が知らない男性に話しかけられているのが嫌だったから行っただけである。
「分かってるのなら何んで!?」
「えー?だってー。」
「取り合えず、イラついた!殴らせろ!!」
「え!?ちょ、ま!!グハ!!」
土田は火室に殴られ、痛みで腹を抱えた。
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