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第二十五話 宣戦布告!
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「んっ、ここはどこだ? ……っ、いたた」
目覚めると、視界には知らない景色が映っていた。
そして、起き上がろうとすると、頭に痛みを感じた。
「目が覚めたか」
「新宮さん、どうしてここに?」
「君が気絶したからだ。ここは協会の救護室だ」
「そうだ、俺は……」
新宮さんに言われて、俺は目覚める前の出来事を思い出した。
俺は、『覚醒者』という役職を口に出すというタブーな行為をしてしまったので、ペナルティーを受けたのだ。
「お前、あのステータスで本当に獣狼牙倒したのかー?」
「あ、はい。スキルを使って倒しました」
「それじゃあ、俺と勝負しようぜ!」
俺は、疑いの目を向けられたので、ちゃんと倒したことを説明する。
すると、急に勝負をしようと言い出してきた。
「勝負ですか?」
「おい!」
「まあいいじゃん! 誠司もこいつの実力を知りたいだろ?」
「俺は……」
ここで実力を認められれば、俺が獣狼牙を倒したことを信じてもらえる。
それだけじゃなく、良い環境で修業をすることができるし、俺のリベンジに早く近づけるかもしれない。
俺には、やる以外の選択肢がなかった。
「やります。そして、俺があなたをぶっ倒します!」
「いい気合いだねー! それじゃあ、一週間後に勝負だな! それじゃ!」
それだけ言い残すと、機嫌よく部屋から出て行った。
「新宮さん、あの人ってどんな人なんですか?」
「そうだな。あいつらのことを話してなかったな」
そうして、新宮さんは、自身のチームの人の話をしてくれた。
~~~~~~
勝負を仕掛けてきた人は、神宮寺 明人(じんぐうじ あきと)さんだ。
彼の役職は『戦士』であり、職業は『聖騎士』であり、攻撃力と瞬発力に特化している。
少しチャラいが、実は努力家で毎日の修行を怠らない。
次にダルそうにしていた女性が西野 葵(にしの あおい)さんだ。
彼女の役職は『魔術師』で、職業は『魔女』であり、魔法に関しては右に出るものはいない。
かなり怠惰で、いつも楽することしか考えていない。
そして最後が新宮 誠司(あらみや せいじ)さんだ。
彼の役職は『守護』で、職業は『道化師』であり、守護でありながら、攻撃を受けない。
真面目で、チームのリーダーをしている。
三人とも、大学生であるのにも関わらず、Sランクの中でもトップクラスの実力を持っている。
~~~~~~
「そんな強い人にぶっ倒すって言ったのか……」
俺は、話を聞いて大きく出すぎたかなと不安になってしまう。
単純なスキルだけで勝てる気は全くしない。もっと複雑に考える必要があると考えた。
「新宮さん、ここって練習場とかありますか?」
「ああ、それならここを出て右に真っ直ぐに行くとあるぞ」
「ありがとうございます。それじゃあ俺、行きます」
場所を教えてもらうと、俺はすぐに向かうためにベットから下りて準備を始める。
「もう大丈夫なのか?」
「はい。神宮寺さんに勝つためにも、こんなところで呑気に寝ていられませんよ」
「それもそうだな。頑張れよ」
「はい! ありがとうございました!」
俺は、ベットのそばで付き添っていてくれた新宮さんに感謝の言葉を告げると、急いで練習場へと向かった。
相手は、Sランクハンターのトップの人だ。寝ている暇などあるものか。
ステータスや技術は、言うまでもなく高い。
そんな人を相手にするのだから、単純な攻撃だけでは勝ち目はないのは、戦わなくても分かることだ。
だから、することはただ一つ、130もののスキルを上手く組み合わせて最強の技を創り出すことだ。
時間は一週間しかない。その限られた時間で、最善の戦い方を探さなければならない。
「よっしゃー! やったるぜ!」
危機的な状況であるのにも関わらず、なぜか俺はワクワクした気持ちになっていた。
目覚めると、視界には知らない景色が映っていた。
そして、起き上がろうとすると、頭に痛みを感じた。
「目が覚めたか」
「新宮さん、どうしてここに?」
「君が気絶したからだ。ここは協会の救護室だ」
「そうだ、俺は……」
新宮さんに言われて、俺は目覚める前の出来事を思い出した。
俺は、『覚醒者』という役職を口に出すというタブーな行為をしてしまったので、ペナルティーを受けたのだ。
「お前、あのステータスで本当に獣狼牙倒したのかー?」
「あ、はい。スキルを使って倒しました」
「それじゃあ、俺と勝負しようぜ!」
俺は、疑いの目を向けられたので、ちゃんと倒したことを説明する。
すると、急に勝負をしようと言い出してきた。
「勝負ですか?」
「おい!」
「まあいいじゃん! 誠司もこいつの実力を知りたいだろ?」
「俺は……」
ここで実力を認められれば、俺が獣狼牙を倒したことを信じてもらえる。
それだけじゃなく、良い環境で修業をすることができるし、俺のリベンジに早く近づけるかもしれない。
俺には、やる以外の選択肢がなかった。
「やります。そして、俺があなたをぶっ倒します!」
「いい気合いだねー! それじゃあ、一週間後に勝負だな! それじゃ!」
それだけ言い残すと、機嫌よく部屋から出て行った。
「新宮さん、あの人ってどんな人なんですか?」
「そうだな。あいつらのことを話してなかったな」
そうして、新宮さんは、自身のチームの人の話をしてくれた。
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勝負を仕掛けてきた人は、神宮寺 明人(じんぐうじ あきと)さんだ。
彼の役職は『戦士』であり、職業は『聖騎士』であり、攻撃力と瞬発力に特化している。
少しチャラいが、実は努力家で毎日の修行を怠らない。
次にダルそうにしていた女性が西野 葵(にしの あおい)さんだ。
彼女の役職は『魔術師』で、職業は『魔女』であり、魔法に関しては右に出るものはいない。
かなり怠惰で、いつも楽することしか考えていない。
そして最後が新宮 誠司(あらみや せいじ)さんだ。
彼の役職は『守護』で、職業は『道化師』であり、守護でありながら、攻撃を受けない。
真面目で、チームのリーダーをしている。
三人とも、大学生であるのにも関わらず、Sランクの中でもトップクラスの実力を持っている。
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「そんな強い人にぶっ倒すって言ったのか……」
俺は、話を聞いて大きく出すぎたかなと不安になってしまう。
単純なスキルだけで勝てる気は全くしない。もっと複雑に考える必要があると考えた。
「新宮さん、ここって練習場とかありますか?」
「ああ、それならここを出て右に真っ直ぐに行くとあるぞ」
「ありがとうございます。それじゃあ俺、行きます」
場所を教えてもらうと、俺はすぐに向かうためにベットから下りて準備を始める。
「もう大丈夫なのか?」
「はい。神宮寺さんに勝つためにも、こんなところで呑気に寝ていられませんよ」
「それもそうだな。頑張れよ」
「はい! ありがとうございました!」
俺は、ベットのそばで付き添っていてくれた新宮さんに感謝の言葉を告げると、急いで練習場へと向かった。
相手は、Sランクハンターのトップの人だ。寝ている暇などあるものか。
ステータスや技術は、言うまでもなく高い。
そんな人を相手にするのだから、単純な攻撃だけでは勝ち目はないのは、戦わなくても分かることだ。
だから、することはただ一つ、130もののスキルを上手く組み合わせて最強の技を創り出すことだ。
時間は一週間しかない。その限られた時間で、最善の戦い方を探さなければならない。
「よっしゃー! やったるぜ!」
危機的な状況であるのにも関わらず、なぜか俺はワクワクした気持ちになっていた。
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