叡知の夢 二十七の宿曜星（ナクシャトラ）

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虚宿曜星(とみてぼし)

彰「元春の生年月日は１９７４年（昭和４９年）４月１４日（日）だね。出生時間は8:08。出世地は京都府。生年数は③八白土星。運命数は3。」

恕「これをホロスコープにすると・・・。」

麻綾「元春の場合、太陽星座は牡羊座で、月星座は山羊座だから、情熱と慎重さを備えた野心家。サインの関係は90度。責任感のある指導者、勝負強さ、ビジネスの成功、起業家タイプ、感情を抑え込む、強引な手法って所だね。」

恕「これを万年暦で紐解くと新暦の誕生日：４月１４日で、聡明さと寛大さを持つしなやかな自由人。星座は牡羊座の活動の火で、エネルギッシュに先頭切って突き進む。」

恕「旧暦の誕生日：３月２２日で、冒険心を持ち続ける度胸の据わった熱血漢。星座は牡羊座の活動の火で、エネルギッシュに先頭切って突き進む。」

彰「また、受胎年月日は1973年7月23日（月）。生年数は②九紫火星。宿命数は5。」

恕「これを万年暦で紐解くと新暦の誕生日：7月23日で、楽観的で前向きなチャレンジャー。星座は獅子座の不動の火で、創造性に溢れ大胆に自分を表現する。」

恕「旧暦の誕生日：6月24日で、身近な人を大切にするホットで誠実な人。星座は蟹座の活動の水で、身近な人を守る母性的な優しさ。」

麻綾「宿曜星は大和名では、虚宿曜星(とみてぼし)で、唯我独尊でロマンティストな大将。ヴェーダ名では、ダニシュターで、高潔で寛大なコミュニケーター。」

麻綾「目印となる星名は、水瓶座βサダルスード。吉凶判断は、衣類着始め、学問開始、沐浴、祈祷、布施吉。」

麻綾「宿曜経原典は、此の宿に生まれし人、法に叶う穀足りて、積み貯え多し。長命にして、富み、勝り、君主の寵愛を蒙るなり。神を祭るを好み、快楽を多くし、辛苦に敵わず。」

亜樹「宿曜星は全部で２７通りあって、それらを二十七宿（ナクシャトラ）と言われ、それぞれの相性があるのよ。因みに、同じ虚宿曜星(とみてぼし)同士は命の相性よ。」

叡知「へぇ･･･そうなんや。因みに、これが元春や。」

叡知「髭を生やした兄ちゃんやな。」

麻綾「そうね。では、虚宿曜星(とみてぼし)の観点からの宿曜星の相性について説明するわね。まずは、安の相性の宿曜星で・・・。」

麻綾「大和名は壁宿曜星(なまめぼし)。ヴェーダ名はウッタラヴァバートラパダ。安の近距離。」

麻綾「大和名は房宿曜星(そいぼし)。ヴェーダ名はアヌラーダー。安の中距離。」

麻綾「大和名は鬼宿曜星(たまのおぼし)。ヴェーダ名はプシャー。安の遠距離。」

亜樹「安の相性は、事を構えるのに安全って意味？」

麻綾「半分正解。残りの半分は、壊の相性の抑止力になってくれると言う意味よ。」

叡知「その壊の相性の宿曜星は？」

麻綾「大和名は箕宿曜星(みぼし)。ヴェーダ名はプールヴァアーシャダー。壊の近距離。」

麻綾「大和名は胃宿曜星(えきへぼし)。ヴェーダ名はバラニー。壊の中距離。」

麻綾「大和名は張宿曜星(ちりこぼし)。ヴェーダ名はプールヴァバートラグニー。壊の遠距離。」

彰「壊の相性は、その人の好き嫌いに関係なく、避けた方が良いと言う意味かな？」

麻綾「とは言っても、現実では誰がどの宿曜星かは、生年月日を聞かないことには分からないから、危の相性の宿曜星と同様に、自分の既存概念を壊して、新たな心境を開いてくれると捉えた方が良いわね。」

叡知「その危の相性の宿曜星とは？」

麻綾「大和名は奎宿曜星(とかぎぼし)。ヴェーダ名はレヴァティー。危の近距離。」

麻綾「大和名は心宿曜星(なかこぼし)。ヴェーダ名はジェーシュター。危の中距離。」

麻綾「大和名は柳宿曜星(ぬりこぼし)。ヴェーダ名はアシュレーシャ。危の遠距離。」

恕「壊の相性ほど危険では無いけど、気が合わないから、適度に距離を取った方良いという意味かな？」

麻綾「それはどの相性に関わらず、出来るならそうした方が良いけど、現実では苦手な人とも旨くやって行かないといけないでしょ。中には、成長を促してくれる成の相性の宿曜星もあるし。」

叡知「その成の相性の宿曜星とは？」

麻綾「大和名は尾宿曜星(あしたれぼし)。ヴェーダ名はムーラ。成の近距離。」

麻綾「大和名は婁宿曜星(たたらぼし)。ヴェーダ名はアシュヴィニー。成の中距離。」

麻綾「大和名は星宿曜星(ほとほりぼし)。ヴェーダ名はマガー。成の遠距離。」

亜樹「自分にとってはそうかもしれないけど、相手からしたらなるべく関わりたくないわね。」

麻綾「自分も相手も得する相性もあるわ。その１つが栄の相性の宿曜星よ。」

叡知「その栄の相性の宿曜星とは？」

麻綾「大和名は危宿曜星(うみやめぼし)。ヴェーダ名はシャタビシャー。栄の近距離。」

麻綾「大和名は亢宿曜星(あみぼし)。ヴェーダ名はスヴァーティー。栄の中距離。」

麻綾「大和名は参宿曜星(からすぎぼし)。ヴェーダ名はアールドラー。栄の遠距離。」

亜樹「確か、公私共に良好な相性だったわね。」

麻綾「そうよ。栄の相性の他にも、親の相性が公私共に良好な相性よ。」

叡知「その親の相性の宿曜星とは？」

麻綾「大和名は女宿曜星(うるきぼし)。ヴェーダ名はシュラヴァナー。親の近距離。」

麻綾「大和名は畢宿曜星(あめふりぼし)。ヴェーダ名はローヒニー。親の中距離。」

麻綾「大和名は軫宿曜星(みつかけぼし)。ヴェーダ名はハスタ。親の遠距離。」

彰「つまり、その栄・親の相性の宿曜師を仲間にすれば良いのかな？」

麻綾「発想としては、間違ってはいないけど、近距離は近すぎて見落とし易く、遠距離は遠すぎて疎遠になりがちなの。そこで、栄・親の相性同様に良い相性かつ中距離や遠距離の距離感を縮めてくれる相性が、業・胎の相性の宿曜星よ。」

叡知「その業・胎相性の宿曜星とは？」

麻綾「大和名は觜宿曜星(とろきぼし)。ヴェーダ名はムリガシラー。業。」

麻綾「栄の遠距離の参宿曜星(からすぎぼし)や親の中距離の畢宿曜星(あめふりぼし)との距離感を縮めてくれるわ。」

叡知「成る程。で？胎の相性の宿曜星とは？」

麻綾「大和名は角宿曜星(すぼし)。ヴェーダ名はチトラー。胎。」

麻綾「栄の中距離の参宿曜星(からすぎぼし)や親の遠距離の軫宿曜星(みつかけぼし)との距離感を縮めてくれて、安・壊の相性の宿曜星との緩衝材となる友・衰の相性の宿曜星との繋がりを持てるのよ。」

叡知「友・衰の相性の宿曜星？」

麻綾「先ずは、友の相性の宿曜星は・・・。」

麻綾「大和名は斗宿曜星(ひつきぼし)。ヴェーダ名はウッタラアーシャダー。友の近距離。」

麻綾「大和名は昂宿曜星(すばるぼし)。ヴェーダ名はクリッティカー。友の中距離。」

麻綾「大和名は翼宿曜星(たすきぼし)。ヴェーダ名はウッタラヴァバートラグニー。友の遠距離。」

恕「友の相性が、壊の相性の緩衝材になる訳だね。」

麻綾「何かを頼みたい時は、親の相性から友の相性を経由するのが理想ね。」

叡知「成る程。で？衰の相性の宿曜星とは？」

麻綾「大和名は室宿曜星（はついぼし）。ヴェーダ名はプールヴァバートラパダ。衰の近距離。」

麻綾「大和名は底宿曜星(ともぼし)。ヴェーダ名はヴィシャーカー。衰の中距離。」

麻綾「大和名は井宿曜星(ちちりぼし)。ヴェーダ名はプナルヴァス。衰の遠距離。」

亜樹「衰の相性が、安の相性の緩衝材になる訳ね。」

恕「危宿曜星(うみやめぼし)の相性は分かったけど、凌犯期間が発生した時に生じる六害宿（命宿、同宿、聚宿、克宿、事宿、意宿）に該当している宿曜星も説明した方が良くない？」

麻綾「それもそうね。虚宿曜星(とみてぼし)にとっての六害宿（命宿、同宿、聚宿、克宿、事宿、意宿）は・・・。」

麻綾「命宿は命で、虚宿曜星(とみてぼし)。」

麻綾「同宿は栄の中距離で、亢宿曜星(あみぼし)。」

麻綾「聚宿は壊の遠距離で、張宿曜星(ちりこぼし)。」

麻綾「克宿は安の遠距離で、鬼宿曜星(たまのおぼし)。」

麻綾「事宿は業で、觜宿曜星(とろきぼし)。」

麻綾「意宿は安の近距離で、壁宿曜星(なまめぼし)。」

麻綾「て所ね。また、インド神話タロットでは、7の戦車で、インドラ。正位置は、勢いの良さ。逆位置は、見切り発車。」

叡知「2019年7月9日（火）の上限の月。」

叡知「奇門遁甲の九星×八門による納甲の概念を元に全部で６４卦。爻の分も含めたら、３８４通りもあって大変やから、新暦と旧暦の誕生日からの人物像で、自分にあった卦を絞り込んで、後は徹底的に叩き込む。」

叡知「元春は、これを新・旧暦の波動術って呼んでて、俺の場合は水と地のプリンセスのカップやから・・・。」

叡知「兌為沢、水沢節、沢水困、坎為水、艮為山、地山謙、山地剥、坤為地、山沢損、地沢臨、山水蒙、地水師、沢山咸、水山蹇、沢地萃、水地比の１６卦で、爻を含めると９６通り。」

叡知「朱雀に憑依された亜樹との戦いの最中に、俺の専用の刀の聡明叡知が叩き折られたから、脇差で奇門遁甲の勝利の活用術その１（瞬間移動術）を元に、上記の新・旧暦の属性の波動術を駆使して切り抜けるしか無さそうやな。」

叡知「元春の助力もあって、朱雀に憑依された亜樹を追い払う事が出来た訳やけど、元々３８４通りの知識はあったし、これまでの戦いでものにしてるから、この戦いを通して上記の新・旧暦の属性の波動術の感覚を取り戻す事が出来た。」

叡知「後は、他のみんなの価値観を共有＝九星×八門による納甲の概念を極める事になる訳やけど、そのために不可欠になるのが奇門遁甲の勝利の活用術その2（交渉術）って所やな。」

麻綾「そう言うことよ。以上が虚宿曜星(とみてぼし)についてよ。」