叡知の夢 二十七の宿曜星(ナクシャトラ)

松本羊平

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終章

エピローグ

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麻綾「ふぅ・・・流石に二十七の宿曜星(ナクシャトラ)を全部の紹介は大変だったわね。」

叡知「所で、インド神話タロットは、どんな具合に割り振れたんかな?」

麻綾「大アルカナは22枚だから、2枚使用されているものもあるから・・・。」

麻綾「0の愚者で、ハヌマーンは、吉平。」

麻綾「1の魔術師で、ガネーシャは、真悟。」

麻綾「2の高等女司祭で、パールヴァティーは、亜里沙と桃矢。」

麻綾「3の女帝で、ラクシュミーは、叡知。」

麻綾「4の皇帝で、ヴィシュヌは、仁。」

麻綾「5の高等司祭で、ブラフマーは、鋭気。」

麻綾「6の恋人達で、クリシュナは、亜樹。」

麻綾「7の戦車で、インドラは、元春。」

麻綾「8の剛毅で、ドゥルガーは、利沙と亜矢。」

麻綾「9の隠者で、釈迦は、康史と彰。」

麻綾「10の運命の輪で、車輪は、彩夏と私。」

麻綾「11正義で、ヴァルナは智恵。」

麻綾「12の吊された男で、ガヤは、理英。」

麻綾「13の死神で、ヤマは、達哉。」

麻綾「14の節制で、ガンガーは、司龍。」

麻綾「15の悪魔で、ラーヴァナは鈴夜と美里。」

麻綾「16の塔で、シヴァは、香里。」

麻綾「17の星で、サラスヴァティーは、美言。」

麻綾「18の月で、ソーマは、恕。」

麻綾「19の太陽で、スーリヤは、一樹。」

麻綾「20の審判で、カルキは、美緒。」

麻綾「21の森羅万象で、アルダナーリシュヴァラは、美樹。」

麻綾「と、二十七の宿曜星(ナクシャトラ)の範囲では、22人目の一樹以降は、8の剛毅、2の高等女司祭、15の悪魔、9の隠者、6の恋人達が暗示されているわ。」

亜樹「ねえ麻綾。私の所の亜樹の血液型占いでも、補足でエジプトタロットを使用しているから、この結果を参考にさせてもらって良いかしら?」

彰「僕の所の彰の数秘術は、魔術タロット占い使用しているんだけど良いかな?」

麻綾「良いわよ。同じタロットでも、それぞれ違って面白いものね。」

恕「それよりも、亜矢以降のタロットで占えそうじゃない?確か、その枚数に丁度良い方陣(スプレッド)は・・・。」

彰「ギリシャ十字・スプレッドだね。内容は、叡知無いし作者についてはどうかな?」

麻綾「分かったわ。それじゃあ順番は、上記の亜矢から私の順番で・・・。」

麻綾「①現在の状態は、8の剛毅で、ドゥルガー。正位置は、不屈の精神。逆位置は、逃げ腰。叡知無いし作者は、第4チャクラ(アナハータ)以上第5チャクラ(ヴィシュッダ)未満・・・。」

麻綾「第三の眼(第6チャクラ(アージュニヤー))と第7チャクラ(サハスラーラ)を開眼していることもあって、かなりの実力(レベル40)の持ち主で、瞬間移動術と交渉術による水地比と地水師で、弱点を見切ると同時に属性攻撃だけでもかなりの脅威よ。」

恕「まあ、27人の宿曜師は基本実力が拮抗しているから良いけど、現実(リアル)では、心を磨く以前に、必要最低限の力すらつけず、友達同志の枠組みに甘んじる方が8割弱を占めている。調子が良い時はともかく、悪い時にそれはどうかと思うけど?」

麻綾「恕の言う事は最もね。そこで②障害は、2の高等女司祭で、パールヴァティー。正位置は、深い洞察力。逆位置は、頑なで潔癖過ぎる態度。叡知無いし作者は4歳の時に、第三の眼(第6チャクラ(アージュニヤー))を開眼・・・。」

麻綾「また、第3チャクラ(マニプーラ)の学を終えて第4チャクラ(アナハータ)の以降した直後に、第7チャクラ(サハスラーラ)も開眼したものの、それをどうして良いか分からず、地獄と苦悩の8年間を過ごすことになるわ。」

彰「僕は更にその上の第7チャクラ(サハスラーラ)以上第8チャクラ(ソウルスター)未満に到達したけど、故に妬まれて貶められてる苦悩は凄く分かるよ。結局僕は、戌亥町の片田舎に自分の理想世界を作って引き籠ったけど・・・。」

麻綾「彰の気持ちも分かるけど、自分の殻に籠っていても仕方無いわ。そこで③傾向は、15の悪魔で、ラーヴァナ。正位置は、欲望。逆位置は、欲望を捨てる。叡知無いし作者は、第4チャクラ(アナハータ)の心の学びに着目・・・。」

麻綾「第5チャクラ(ヴィシュッダ)に以降した5年後辺りで、霊感を鈍らせることが出来てからは、夢占いの補助で使用している九星気学と奇門遁甲から見出した九星八門遁で、恕の言う調子の悪い時でも、遜色無く活動出来るようになったわね。」

叡知「九星符は事前に備える。八門破は1つ1つ確実に解消する。九星斬は勢いをつける。八門陣は直前に変える。瞬間移動術、交渉術、出門遁の範囲内なら、鈍らせた霊感でも十分や。思わぬアクシデントには弱いけど、普段は8割弱の確率で間違い無しや。」

麻綾「流石は叡知ね。でも貴方はまだまだこんなものでは無いはずよ。そこで④解決策は、9の隠者で、釈迦。正位置は、静かな時間。逆位置は、引きこもり。調子の良い時は、思い立ったら行動で良いけど・・・。」

麻綾「そうで無い時は、九星八門遁の技術の心得で対応すると良いわ。例えば、休日に九星符で事前に備えて、九星斬で勢いをつける。仕事の日は八門破で1つ1つ解消して、休日の前日の気の緩みも八門陣で直前に変えて対応すると良いわ。」

彰「それでも苦しい時は迷わず、第7チャクラ(サハスラーラ)を使うと良いよ。開運旅行術と占卜を用いれば、叡知無いし作者の場合、黄の波動が身体を覆い、紫の波動が放出されるし、その状態を活かすために通霊術による凶夢を吉夢に変える能力と言った所だね。」

麻綾「作者の場合は瞬間移動術、交渉術、出門遁を確実に身につけた方が良いわね。その上で⑤結果は、6の恋人達で、クリシュナ。正位置は、運命的な出会い。逆位置は、別れ。叡知は、物語(ストーリー)の序盤は・・・。」

麻綾「彩夏と行動を共にして、一気に宿曜星の紋章を刻んで、仲間を増やして叡知派(中立派)を形成して勾陳戦以降、鈴夜派(革新派)や亜里沙派(保守派)と拮抗するまでに持って行くと言う離れ業をやってのけたわね。」

叡知「亜里沙との交渉までは一緒やったけど、相性の兼ね合いで、美樹との交渉の際に別行動になってから、酒の勢いで暴走した彩夏を追うような形で、真悟、鈴夜、そして恕との交渉に臨む際に合流した訳やけど、直後に吐いてもて大変やったな。」

亜樹「叡知は自分から何かをしようと言うタイプじゃ無いし、出来れば彰の理想世界で麻綾と、ひっそりと暮らしたいのが本音だけど、暴走する彩夏を追ってトラブルに巻き込まれるけど、長い目で見ると、叡知はそれで発展してきているのよね。」

叡知「まあな。一方で、麻綾に寂しい想いをさせてるからな。今回の異変は、彩夏の暴走を勢いに変えても、麻綾と再会するのに随分と掛かってもうたな。」

麻綾「凄く寂しかったけど、叡知が最も最高な状態での性交渉を独り占め出来ただけでも私は幸せ者よ。と言うことで、二十七の宿曜星(ナクシャトラ)についてはここまでよ。因みに最も最高の状態の叡知がこれよ。」

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