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意の章
核の符号(セフィラーコード) 後編
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麻綾(あれから8日が経過し、水星の逆行期間(2020年2月17日(月)から2020年3月10日(火))が発生。更に其処から16日が経過した2月24日(月)の魚座の新月の陽の刻。遂に、中宮府の八角の門に攻撃を開始する。)
麻綾(叡知達(智恵と司龍)は生門を攻撃し、元春達(彩夏、仁、亜里沙、美緒)は傷門を攻撃する。当然、八将神が立ちはだかるが、頃合いを見て、真悟と鈴夜は生門に突入し、美樹と康史は傷門から突入する。)
麻綾(その様子を恕は、五帝龍王廟から静観していた。)
恕(新月の日とは言え、そう簡単には行かないか・・・。)
???(そうだね。このままだと真悟と鈴夜や美樹と康史が突入出来ないね。)
恕(うん?彰?ちょうど良かった。陰陽館にいる鋭気達(亜樹と利沙)に、夢幻郷の彼岸花の社を攻撃するように伝えてくれないかな?多分、それで敵は混乱すると思うんだ。)
麻綾(恕は彰に、夢幻郷の彼岸花の社への攻撃の依頼を鋭気達(亜樹と利沙)に伝える。一方、鋭気達(亜樹と利沙)は、既に夢幻郷の彼岸花の社に向かっていた。)
亜樹「予想通り、彰が催促してきたわね。それにしても、中亭の魔獣族や暗黒生命体・・・一体一体が強いわね。」
鋭気「奴等の関心をこっちに向ければ、真悟と鈴夜や美樹と康史が中宮府に突入出来るから、何も無理に勝つ必要は無いんだぜ。」
利沙(一つ気掛かりなのは、叡知は自身の得意な九字切りの斬撃(臨は、唐竹(からたけ)、兵は、右斬上(みぎきりあげ)、裂は、右薙(みぎなぎ)、在は、袈裟斬り(けさぎり))を見出しているが決め手を欠いている事も事実・・・。)
麻綾(そうこうしていると八将神の一角が出撃して来る。これにより、敵は動揺し始め、当然叡知達(智恵と司龍)は、この機会を逃さなかった。)
智恵「攻撃は最大の防御!叡知!司龍!遅れを取るで無いぞ!」
司龍「良し!唸れ白蛇の槍よ!俺の通常攻撃(徐々にダメージが上昇)と共に、立ちはだかるものを貫け!」
叡知(流石は、智恵の通常攻撃(三身分身による攻撃)は凄いな。こっちは、九星斬まで使ってるのに、暗黒生命体の実体を捉える事が出来ひん・・・。)
麻綾(智恵と司龍が暗黒生命体の実体を捉えてダメージを与えるのに対し、叡知は捉える事すら出来ない事にもどかしさを感じていた。一方、元春達(彩夏、仁、亜里沙、美緒)も同様にこの機会を逃さなかった。)
彩夏「暗黒生命体・・・叩き割った時の感触が無いのが、如何も気持ち悪いね・・・。」
元春「系統としては悪霊悪魔の類に近い。ならば、外側と内側の波動(マナ)を剣に乗せて、一気に斬り伏せる魔切り法しか無い。そのために、叡知には新・旧暦の波動術を教えた訳だからな。」
仁「そして、試行錯誤の末に、叡知の通常攻撃(弱点を見切ると同時に属性攻撃)。更に、氏名と生年月日で、核の符号(セフィラーコード)を紐解いて、陰陽の波動(マナ)の均衡は保てるに至ったけど、表面を取り繕ったに過ぎない。」
亜里沙「受胎年月日・・・でも、叡知がそれを知っていたとしても、それを活かす術が無いと魔切り法は成立しません。まして、決め手となる指紋が奪われているとなると尚更です。今のままで、暗黒生命体の実体を捉える事は出来ないでしょう。」
美緒「叡知の人物像は、プリンセスのカップ(蟹座の活動の水と牡牛座の不動の地)。男性で右脳(慈悲の脳)と言う点を考慮すると、守備力や精神力が上昇し易い一方で、攻撃力や行動力が苦手。」
亜里沙「また、叡知の月星座を考慮すると、クィーンのカップ(蟹座の活動の水と魚座の柔軟の地)。叡知は近い内に、美言を訪ねる事になります。先ずは、美樹と康史を勇樹のもとにまで導きましょう。」
麻綾(果たして、叡知は暗黒生命体の実体を捉える事が出来るのか?一方、美樹と康史は、隙を見て傷門を突破した。)
美樹「甘露の球・・・まだ、本領発揮していないのにこの暖かさ・・・本来なら、この陰の波動(マナ)に当てられただけで致命傷になりそうだけど・・・。」
康史「お陰で、暗黒生命体が俺達を避けているし、叡知が金剛峯鏡を入手したら、如何なるか楽しみだね。」
麻綾(魔切り法以外の対抗手段の1つである甘露の球の効果は抜群。一方、生門を突破した真悟と鈴夜は美樹と康史とは対象的に暗黒生命体が容赦なく襲い掛かる。)
真悟「おかしいぜ?魔除けの対策はしたはずなのに、何で俺様達に寄って集って来るんだ?」
鈴夜「天の惑星は危険が大きいと警告しています。けれど、成功は貴方のもの。大丈夫よ貴方の魔除けの対策は十二分よ真悟。それだけ羅刹の剣の陰の波動(マナ)が強烈と言う訳だけど、私達はほんの少し、紫微城に接近すれば良いのよ。」
真悟「そしたら、美樹と康史の方からやって来るってか・・・可愛い後輩が決死の覚悟で敵の懐に飛び込むんだ。其奴を迎えに行くのが俺様達先輩の役目だな!この瞬間だけで良い。俺様のダメージ安定してくれよな!」
麻綾(この時、いつもムラっ気のある真悟の与えるダメージが安定して暗黒生命体を滅却し、鈴夜も後に続く。一方、美樹と康史は紫微城に潜入し、勇樹への接近に成功!そして、彩夏がつけた古傷目掛けて渾身の一撃を加える。)
勇樹「ぐあぁぁぁ・・・。」
騰蛇(三度目の正直にならず、二度ある事は三度あるか・・・えーい!出来損ないの妹と生意気な小僧め!生かしては帰さんぞ!)
麻綾(勇樹を瀕死状態にされた事に怒り心頭の騰蛇は、美樹と康史に追手を仕向ける。このままでは逃げきれないと判断した康史は、美樹を逃すために囮になった。)
美樹(康史・・・。)
???「おっ!?美樹じゃねえか!」
美樹「真悟!鈴夜!康史が・・・康史が・・・。」
真悟「良し!康史を救出してずらからるぜ!」
麻綾(真悟と鈴夜と合流した美樹は反転して、康史を救出すると同時に包囲を突破して中宮府を脱出する。)
鈴夜「手相占い師はディアナの矢を読み取りました。先ずは一休みしなさい。行くわよ真悟。」
真悟「えっ!?素っ気ねえな・・・じゃあな美樹、真悟。」
康史「それじゃあね。」
美樹「ありがとね真悟!鈴夜!」
麻綾(真悟と鈴夜は五帝龍王廟に戻り、美樹と康史は五輪塔(タットワタワー)に引き返す。一方、元春達(彩夏、仁、亜里沙、美緒)も五輪塔(タットワタワー)まで引き上げていた。)
亜里沙「これで相手は防備を固めるはずです。」
美緒「以降は牽制程度で攻撃すれば、白虎ら魔獣族とも連携は取れないと言う事ね。」
仁「未申町の民の救出も上手く行ったみたいだし。」
元春「天空戦から此処まで長かったな。」
彩夏「後は、束の間の休息期間(3月9日(火)から4月1日(水))まで凌ぐだけだね。」
麻綾(元春達(彩夏、仁、亜里沙、美緒)は、そのまま五輪塔(タットワタワー)に留まる。一方、叡知達(智恵と司龍)も、SLF(セルフ)銀行まで引き上げていた。)
叡知(今回、俺は何も出来んかったな・・・九星斬は完璧やったのに・・・。)
智恵「そう落ち込む事も無いぢゃろ。全く通用しなかった訳でもあるまい。紛れ当たりかもしれんが何体かは撃破出来ていたぢゃろ?」
司龍「智恵の言う通りだ叡知。段落したら美言に会って見ると良い。」
叡知「智恵・・・司龍・・・ありがとうな。」
麻綾(智恵と司龍に励まされて、叡知は落ち着きを取り戻す。そして、参宿曜星(からすぎぼし)の紋章が六壬神課式盤に刻まれる。)
麻綾(叡知達(智恵と司龍)は生門を攻撃し、元春達(彩夏、仁、亜里沙、美緒)は傷門を攻撃する。当然、八将神が立ちはだかるが、頃合いを見て、真悟と鈴夜は生門に突入し、美樹と康史は傷門から突入する。)
麻綾(その様子を恕は、五帝龍王廟から静観していた。)
恕(新月の日とは言え、そう簡単には行かないか・・・。)
???(そうだね。このままだと真悟と鈴夜や美樹と康史が突入出来ないね。)
恕(うん?彰?ちょうど良かった。陰陽館にいる鋭気達(亜樹と利沙)に、夢幻郷の彼岸花の社を攻撃するように伝えてくれないかな?多分、それで敵は混乱すると思うんだ。)
麻綾(恕は彰に、夢幻郷の彼岸花の社への攻撃の依頼を鋭気達(亜樹と利沙)に伝える。一方、鋭気達(亜樹と利沙)は、既に夢幻郷の彼岸花の社に向かっていた。)
亜樹「予想通り、彰が催促してきたわね。それにしても、中亭の魔獣族や暗黒生命体・・・一体一体が強いわね。」
鋭気「奴等の関心をこっちに向ければ、真悟と鈴夜や美樹と康史が中宮府に突入出来るから、何も無理に勝つ必要は無いんだぜ。」
利沙(一つ気掛かりなのは、叡知は自身の得意な九字切りの斬撃(臨は、唐竹(からたけ)、兵は、右斬上(みぎきりあげ)、裂は、右薙(みぎなぎ)、在は、袈裟斬り(けさぎり))を見出しているが決め手を欠いている事も事実・・・。)
麻綾(そうこうしていると八将神の一角が出撃して来る。これにより、敵は動揺し始め、当然叡知達(智恵と司龍)は、この機会を逃さなかった。)
智恵「攻撃は最大の防御!叡知!司龍!遅れを取るで無いぞ!」
司龍「良し!唸れ白蛇の槍よ!俺の通常攻撃(徐々にダメージが上昇)と共に、立ちはだかるものを貫け!」
叡知(流石は、智恵の通常攻撃(三身分身による攻撃)は凄いな。こっちは、九星斬まで使ってるのに、暗黒生命体の実体を捉える事が出来ひん・・・。)
麻綾(智恵と司龍が暗黒生命体の実体を捉えてダメージを与えるのに対し、叡知は捉える事すら出来ない事にもどかしさを感じていた。一方、元春達(彩夏、仁、亜里沙、美緒)も同様にこの機会を逃さなかった。)
彩夏「暗黒生命体・・・叩き割った時の感触が無いのが、如何も気持ち悪いね・・・。」
元春「系統としては悪霊悪魔の類に近い。ならば、外側と内側の波動(マナ)を剣に乗せて、一気に斬り伏せる魔切り法しか無い。そのために、叡知には新・旧暦の波動術を教えた訳だからな。」
仁「そして、試行錯誤の末に、叡知の通常攻撃(弱点を見切ると同時に属性攻撃)。更に、氏名と生年月日で、核の符号(セフィラーコード)を紐解いて、陰陽の波動(マナ)の均衡は保てるに至ったけど、表面を取り繕ったに過ぎない。」
亜里沙「受胎年月日・・・でも、叡知がそれを知っていたとしても、それを活かす術が無いと魔切り法は成立しません。まして、決め手となる指紋が奪われているとなると尚更です。今のままで、暗黒生命体の実体を捉える事は出来ないでしょう。」
美緒「叡知の人物像は、プリンセスのカップ(蟹座の活動の水と牡牛座の不動の地)。男性で右脳(慈悲の脳)と言う点を考慮すると、守備力や精神力が上昇し易い一方で、攻撃力や行動力が苦手。」
亜里沙「また、叡知の月星座を考慮すると、クィーンのカップ(蟹座の活動の水と魚座の柔軟の地)。叡知は近い内に、美言を訪ねる事になります。先ずは、美樹と康史を勇樹のもとにまで導きましょう。」
麻綾(果たして、叡知は暗黒生命体の実体を捉える事が出来るのか?一方、美樹と康史は、隙を見て傷門を突破した。)
美樹「甘露の球・・・まだ、本領発揮していないのにこの暖かさ・・・本来なら、この陰の波動(マナ)に当てられただけで致命傷になりそうだけど・・・。」
康史「お陰で、暗黒生命体が俺達を避けているし、叡知が金剛峯鏡を入手したら、如何なるか楽しみだね。」
麻綾(魔切り法以外の対抗手段の1つである甘露の球の効果は抜群。一方、生門を突破した真悟と鈴夜は美樹と康史とは対象的に暗黒生命体が容赦なく襲い掛かる。)
真悟「おかしいぜ?魔除けの対策はしたはずなのに、何で俺様達に寄って集って来るんだ?」
鈴夜「天の惑星は危険が大きいと警告しています。けれど、成功は貴方のもの。大丈夫よ貴方の魔除けの対策は十二分よ真悟。それだけ羅刹の剣の陰の波動(マナ)が強烈と言う訳だけど、私達はほんの少し、紫微城に接近すれば良いのよ。」
真悟「そしたら、美樹と康史の方からやって来るってか・・・可愛い後輩が決死の覚悟で敵の懐に飛び込むんだ。其奴を迎えに行くのが俺様達先輩の役目だな!この瞬間だけで良い。俺様のダメージ安定してくれよな!」
麻綾(この時、いつもムラっ気のある真悟の与えるダメージが安定して暗黒生命体を滅却し、鈴夜も後に続く。一方、美樹と康史は紫微城に潜入し、勇樹への接近に成功!そして、彩夏がつけた古傷目掛けて渾身の一撃を加える。)
勇樹「ぐあぁぁぁ・・・。」
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美樹(康史・・・。)
???「おっ!?美樹じゃねえか!」
美樹「真悟!鈴夜!康史が・・・康史が・・・。」
真悟「良し!康史を救出してずらからるぜ!」
麻綾(真悟と鈴夜と合流した美樹は反転して、康史を救出すると同時に包囲を突破して中宮府を脱出する。)
鈴夜「手相占い師はディアナの矢を読み取りました。先ずは一休みしなさい。行くわよ真悟。」
真悟「えっ!?素っ気ねえな・・・じゃあな美樹、真悟。」
康史「それじゃあね。」
美樹「ありがとね真悟!鈴夜!」
麻綾(真悟と鈴夜は五帝龍王廟に戻り、美樹と康史は五輪塔(タットワタワー)に引き返す。一方、元春達(彩夏、仁、亜里沙、美緒)も五輪塔(タットワタワー)まで引き上げていた。)
亜里沙「これで相手は防備を固めるはずです。」
美緒「以降は牽制程度で攻撃すれば、白虎ら魔獣族とも連携は取れないと言う事ね。」
仁「未申町の民の救出も上手く行ったみたいだし。」
元春「天空戦から此処まで長かったな。」
彩夏「後は、束の間の休息期間(3月9日(火)から4月1日(水))まで凌ぐだけだね。」
麻綾(元春達(彩夏、仁、亜里沙、美緒)は、そのまま五輪塔(タットワタワー)に留まる。一方、叡知達(智恵と司龍)も、SLF(セルフ)銀行まで引き上げていた。)
叡知(今回、俺は何も出来んかったな・・・九星斬は完璧やったのに・・・。)
智恵「そう落ち込む事も無いぢゃろ。全く通用しなかった訳でもあるまい。紛れ当たりかもしれんが何体かは撃破出来ていたぢゃろ?」
司龍「智恵の言う通りだ叡知。段落したら美言に会って見ると良い。」
叡知「智恵・・・司龍・・・ありがとうな。」
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