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事の章
366日分 中編
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麻綾(12月12日(木)の双子座の満月の陽の刻。遂に、勇樹が動き出す。北斗七星山の七つの関所(破軍関、武曲関、廉貞関、文曲関、禄存関、巨門関、貪狼関)を強引に突破して、天地の祭壇に辿り着く。)
勇樹「我こそは金神の化身!全てを破壊する者なり!さあ、集え!八将軍よ!」
麻綾(勇樹は、八将神の地位を与えた上亭の妖魔を集結させる。)
勇樹「来たか・・・それでは早速命を下す!」
勇樹「大歳神は、俺と共に五輪霊園の五輪塔(タットワタワー)に侵攻!亜里沙達(元春と美樹)を退ける!」
勇樹「大将軍は天帝山の五帝龍王廟に侵攻!制圧後、美緒達(仁、美言、一樹、康史)を釘付けにしておけ!」
勇樹「太陰神は、北斗七星山の天地の祭壇に配置して、大将軍を援護しろ!」
勇樹「歳刑神は純高地の水晶堂に侵攻!制圧して、圧力を掛け続けろ!」
勇樹「歳破神は汝陰盆地の汝陰候の墓に侵攻!制圧して、圧力を掛け続けろ!」
勇樹「歳殺神は夢幻郷の彼岸花の社に侵攻!鈴夜達(真悟、桃矢、恕)を分断するんだ!」
勇樹「黄幡神は天文ヶ丘のSAIVIAN(サビアン)天文科学館に侵攻!制圧後、歳殺神を援護しろ!」
勇樹「豹尾神は龍脈の湿原の封魔の監獄に侵攻!制圧後、俺と大歳神の援護を頼む!」
八将神一同「はっ!」
麻綾(勇樹の号令と共に、八将軍は行動を開始!そのまま激戦に突入!両者は一進一退の攻防が展開させるが、時間経過で陰の刻が近づくに連れて劣勢に追い込まれ始める。そんな中、彩夏と利沙は玄武に憑依された智恵との戦闘に突入する。)
智恵&玄武「お主ら如きが、儂と戦う等、100年早いわ!」
彩夏(どうしよ利沙・・・。)
利沙(壊の相性の亜里沙や美緒が相手でも如何にもならなかった・・・畜生・・・やっぱり経験差の前では、相性の優位性は無意味なのかよ・・・。)
麻綾(玄武に憑依された智恵の圧力に気圧されつつも、2人は果敢に挑む。一方、亜里沙達(元春と美樹)は、勇樹と大歳神に善戦していたが、豹尾神の援護が入ると、一転して不利になる。)
元春「勇樹だけでも手に追えんのに、上亭の妖魔が2体・・・このままでは全滅だぞ亜里沙!」
亜里沙「仕方ありません・・・一端、和合の館まで撤退しましょう!」
美樹「なんで?甘露の球を使えばお兄ちゃんとも戦えるのに?」
亜里沙「気持ちは分かります。でも、この状況では、それぞれが上亭の妖魔を1人で対処しないといけなくなります。そうなっては、勇樹所ではなくなります。それは美樹にとって、不本意な事ですよね?」
麻綾(亜里沙は美樹を説得して撤退する。背後から聞こえる勇樹の罵声に耐え凌ぎながら。そんな中、勇樹は五輪塔(タットワタワー)を制圧した。)
勇樹(元春と亜里沙はともかく、美樹が挑発に乗らなかったか・・・だが、奴等は必ず五輪塔(タットワタワー)の奪還に乗り出して来るはず・・・如何したものか・・・。)
騰蛇(亜里沙達(元春と美樹)が奪還に来ても、大歳神は此処に配置しておけば、今回のように豹尾神が援護に来れば、手も足も出まい。それよりも、これを機に美緒達(仁、美言、一樹、康史)を揺さぶって置くと良いだろう。)
勇樹「成る程な・・・大歳神よ。俺はこれから五帝龍神廟に向かう。後は任せたぞ。」
大歳神「はっ!」
麻綾(一方、美緒達(仁、美言、一樹、康史)は、大将軍と太陰神を相手に一歩も引かず、護りに徹していた。)
仁「中・上亭の妖魔かつ満月の波動(マナ)が強くなる陰の刻は厄介だけどの相手は天帝山の地の利と、五帝龍王廟の防備があれば、何とかなりそうだね。」
美緒「・・・。」
美言「如何したの美緒?顔色が悪いわよ?」
美緒「亜里沙達(元春と美樹)が撤退したわ・・・。」
一樹「何だって!?」
美緒「それだけでなく、勇樹がこっちに向かっているわ・・・。」
康史「亀・・・今、困難の中にいても、その先には富と安らぎに満ちた日々が訪れる。みんな落ち着きなよ。こんな時は、ハーブティーでも飲んで気分を落ち着かせるに限るよ。」
麻綾(亜里沙達(元春と美樹)の敗走に、美緒を始めとした一同が動揺する中、康史は動じずに、みんなを落ち着かせる。一方、白虎に憑依された美里は、御霊神宮にいる亜矢の一瞬の隙を衝くように出現する。)
美里&白虎「安全地帯となったからと言って、桃矢が此処を離れたのは不味かったな。」
亜矢(くっ・・・私1人でどうこう出来る相手では無い・・・。)
麻綾(不利を悟った亜矢は、自らの危機を鈴夜達(真悟、桃矢、恕)に知らせる。一方、その鈴夜達(真悟、桃矢、恕)も歳殺神と黄幡神への対処に追われている中で、亜矢の危機を知る。)
真悟「なんてこった・・・すぐにでも助けに行きてぇのに・・・。」
鈴夜「ハートの6が出ました。行動しなさい。但し、他の人にも優しくあるように。仕方ないわね・・・真悟、桃矢!亜矢の応援に向かいなさい。」
桃矢「良いのかよ!?そんな事したら、2人で上亭の妖魔2体を相手にするハメになるぜ!?」
鈴夜「力のカードが出ました。貴方にはきちんと整理してやり遂げる力があります。恐らく、勇樹の狙いは私達を分断するのが目的。それを逆手にとって、私と恕は、麻綾のいる竹取砦に撤退するわ。」
恕「12月26日(木)の山羊座の新月(金環日食)に体勢を立て直すんだね。でも、夢幻郷が陥落すると、酉町から未町に向かうには、白虎の勢力圏内を経由する事になるけど?」
鈴夜「水晶珠は道が開けていると示しています。恐らく、海の怪魚族が包囲を解いていると見て、白虎港から朱雀港を経由すれば、真悟と合流出来るし、亜里沙が上亭の妖魔への対策を考えるでしょうね。」
麻綾(こうして鈴夜達(真悟、桃矢、恕)は、敗走を装って行動開始!一方、叡知達(香里、亜樹、達哉、鋭気)は、迫り来る海の怪魚族に対して、九星陣のギリシャ十字・スプレッドを展開して挑むも、陰の刻が近づくに連れて劣勢に追い込まれる。)
香里「ルノルマン号・・・せめて銃火器が使えれば、こんな雑魚共、如何って事無いのに・・・。」
亜樹「私は、戦いつつ生命(ライフ)と波動(マナ)を吸収しながらだから疲れる事は無いけど、他のみんなはそうは行かないもんね。」
達哉(それもあるが、何より叡知の九星陣のギリシャ十字・スプレッドが上手く機能していない。特定の強敵難敵との戦いなら、隙を衝いて八門破と言う戦法も雑魚戦では殆ど効果が無い。)
達哉(第7チャクラ(サハスラーラ)を閉じれば、陰陽の波動(マナ)の均衡を保つのは容易で、九星斬や八門壁も使用可能だが、それだと叡知の剣が使えないから威力が落ちる。やはり、叡知を参加させるべきでは・・・。)
亜樹「達哉・・・叡知に何の不満があるか知らないけど、九星陣のギリシャ十字・スプレッドがあるから私達は前衛の香里を支えていられるのよ?」
鋭気「止めろ2人共!どんな形でも青龍港を防衛出来れば良いじゃないか!」
達哉「不快な想いさせて済まなかった・・・。」
亜樹「いいえ・・・此方こそ御免なさい・・・。」
叡知(俺が足で纏いなんてな・・・今の状態を鑑みれば、この戦法が最善なのはわかるけど・・・でも、俺はこのままで良えかな。)
鋭気(辛いだろうな叡知・・・だが、達哉の言う事も、最もなのも事実。それでも俺は、お前が乗り越えてくれると信じているぜ。)
麻綾(叡知は、みんなが戦う中、自分は後方で見守る事しか出来ない自分に苛立つ。)
勇樹「我こそは金神の化身!全てを破壊する者なり!さあ、集え!八将軍よ!」
麻綾(勇樹は、八将神の地位を与えた上亭の妖魔を集結させる。)
勇樹「来たか・・・それでは早速命を下す!」
勇樹「大歳神は、俺と共に五輪霊園の五輪塔(タットワタワー)に侵攻!亜里沙達(元春と美樹)を退ける!」
勇樹「大将軍は天帝山の五帝龍王廟に侵攻!制圧後、美緒達(仁、美言、一樹、康史)を釘付けにしておけ!」
勇樹「太陰神は、北斗七星山の天地の祭壇に配置して、大将軍を援護しろ!」
勇樹「歳刑神は純高地の水晶堂に侵攻!制圧して、圧力を掛け続けろ!」
勇樹「歳破神は汝陰盆地の汝陰候の墓に侵攻!制圧して、圧力を掛け続けろ!」
勇樹「歳殺神は夢幻郷の彼岸花の社に侵攻!鈴夜達(真悟、桃矢、恕)を分断するんだ!」
勇樹「黄幡神は天文ヶ丘のSAIVIAN(サビアン)天文科学館に侵攻!制圧後、歳殺神を援護しろ!」
勇樹「豹尾神は龍脈の湿原の封魔の監獄に侵攻!制圧後、俺と大歳神の援護を頼む!」
八将神一同「はっ!」
麻綾(勇樹の号令と共に、八将軍は行動を開始!そのまま激戦に突入!両者は一進一退の攻防が展開させるが、時間経過で陰の刻が近づくに連れて劣勢に追い込まれ始める。そんな中、彩夏と利沙は玄武に憑依された智恵との戦闘に突入する。)
智恵&玄武「お主ら如きが、儂と戦う等、100年早いわ!」
彩夏(どうしよ利沙・・・。)
利沙(壊の相性の亜里沙や美緒が相手でも如何にもならなかった・・・畜生・・・やっぱり経験差の前では、相性の優位性は無意味なのかよ・・・。)
麻綾(玄武に憑依された智恵の圧力に気圧されつつも、2人は果敢に挑む。一方、亜里沙達(元春と美樹)は、勇樹と大歳神に善戦していたが、豹尾神の援護が入ると、一転して不利になる。)
元春「勇樹だけでも手に追えんのに、上亭の妖魔が2体・・・このままでは全滅だぞ亜里沙!」
亜里沙「仕方ありません・・・一端、和合の館まで撤退しましょう!」
美樹「なんで?甘露の球を使えばお兄ちゃんとも戦えるのに?」
亜里沙「気持ちは分かります。でも、この状況では、それぞれが上亭の妖魔を1人で対処しないといけなくなります。そうなっては、勇樹所ではなくなります。それは美樹にとって、不本意な事ですよね?」
麻綾(亜里沙は美樹を説得して撤退する。背後から聞こえる勇樹の罵声に耐え凌ぎながら。そんな中、勇樹は五輪塔(タットワタワー)を制圧した。)
勇樹(元春と亜里沙はともかく、美樹が挑発に乗らなかったか・・・だが、奴等は必ず五輪塔(タットワタワー)の奪還に乗り出して来るはず・・・如何したものか・・・。)
騰蛇(亜里沙達(元春と美樹)が奪還に来ても、大歳神は此処に配置しておけば、今回のように豹尾神が援護に来れば、手も足も出まい。それよりも、これを機に美緒達(仁、美言、一樹、康史)を揺さぶって置くと良いだろう。)
勇樹「成る程な・・・大歳神よ。俺はこれから五帝龍神廟に向かう。後は任せたぞ。」
大歳神「はっ!」
麻綾(一方、美緒達(仁、美言、一樹、康史)は、大将軍と太陰神を相手に一歩も引かず、護りに徹していた。)
仁「中・上亭の妖魔かつ満月の波動(マナ)が強くなる陰の刻は厄介だけどの相手は天帝山の地の利と、五帝龍王廟の防備があれば、何とかなりそうだね。」
美緒「・・・。」
美言「如何したの美緒?顔色が悪いわよ?」
美緒「亜里沙達(元春と美樹)が撤退したわ・・・。」
一樹「何だって!?」
美緒「それだけでなく、勇樹がこっちに向かっているわ・・・。」
康史「亀・・・今、困難の中にいても、その先には富と安らぎに満ちた日々が訪れる。みんな落ち着きなよ。こんな時は、ハーブティーでも飲んで気分を落ち着かせるに限るよ。」
麻綾(亜里沙達(元春と美樹)の敗走に、美緒を始めとした一同が動揺する中、康史は動じずに、みんなを落ち着かせる。一方、白虎に憑依された美里は、御霊神宮にいる亜矢の一瞬の隙を衝くように出現する。)
美里&白虎「安全地帯となったからと言って、桃矢が此処を離れたのは不味かったな。」
亜矢(くっ・・・私1人でどうこう出来る相手では無い・・・。)
麻綾(不利を悟った亜矢は、自らの危機を鈴夜達(真悟、桃矢、恕)に知らせる。一方、その鈴夜達(真悟、桃矢、恕)も歳殺神と黄幡神への対処に追われている中で、亜矢の危機を知る。)
真悟「なんてこった・・・すぐにでも助けに行きてぇのに・・・。」
鈴夜「ハートの6が出ました。行動しなさい。但し、他の人にも優しくあるように。仕方ないわね・・・真悟、桃矢!亜矢の応援に向かいなさい。」
桃矢「良いのかよ!?そんな事したら、2人で上亭の妖魔2体を相手にするハメになるぜ!?」
鈴夜「力のカードが出ました。貴方にはきちんと整理してやり遂げる力があります。恐らく、勇樹の狙いは私達を分断するのが目的。それを逆手にとって、私と恕は、麻綾のいる竹取砦に撤退するわ。」
恕「12月26日(木)の山羊座の新月(金環日食)に体勢を立て直すんだね。でも、夢幻郷が陥落すると、酉町から未町に向かうには、白虎の勢力圏内を経由する事になるけど?」
鈴夜「水晶珠は道が開けていると示しています。恐らく、海の怪魚族が包囲を解いていると見て、白虎港から朱雀港を経由すれば、真悟と合流出来るし、亜里沙が上亭の妖魔への対策を考えるでしょうね。」
麻綾(こうして鈴夜達(真悟、桃矢、恕)は、敗走を装って行動開始!一方、叡知達(香里、亜樹、達哉、鋭気)は、迫り来る海の怪魚族に対して、九星陣のギリシャ十字・スプレッドを展開して挑むも、陰の刻が近づくに連れて劣勢に追い込まれる。)
香里「ルノルマン号・・・せめて銃火器が使えれば、こんな雑魚共、如何って事無いのに・・・。」
亜樹「私は、戦いつつ生命(ライフ)と波動(マナ)を吸収しながらだから疲れる事は無いけど、他のみんなはそうは行かないもんね。」
達哉(それもあるが、何より叡知の九星陣のギリシャ十字・スプレッドが上手く機能していない。特定の強敵難敵との戦いなら、隙を衝いて八門破と言う戦法も雑魚戦では殆ど効果が無い。)
達哉(第7チャクラ(サハスラーラ)を閉じれば、陰陽の波動(マナ)の均衡を保つのは容易で、九星斬や八門壁も使用可能だが、それだと叡知の剣が使えないから威力が落ちる。やはり、叡知を参加させるべきでは・・・。)
亜樹「達哉・・・叡知に何の不満があるか知らないけど、九星陣のギリシャ十字・スプレッドがあるから私達は前衛の香里を支えていられるのよ?」
鋭気「止めろ2人共!どんな形でも青龍港を防衛出来れば良いじゃないか!」
達哉「不快な想いさせて済まなかった・・・。」
亜樹「いいえ・・・此方こそ御免なさい・・・。」
叡知(俺が足で纏いなんてな・・・今の状態を鑑みれば、この戦法が最善なのはわかるけど・・・でも、俺はこのままで良えかな。)
鋭気(辛いだろうな叡知・・・だが、達哉の言う事も、最もなのも事実。それでも俺は、お前が乗り越えてくれると信じているぜ。)
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