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悩めるお金の使い方とサポーターとの関係
第5話
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「おっ帰り~!」
アパートの駐輪場に自転車を停めると、後ろから奈落に声を掛けられた。
服装は黒スーツに変わっていた。
制服姿…結構似合ってたのに。
「た、ただいま。」
ただいまなんて、何年ぶりに言ったっけ。
「はいよ~!通帳、印鑑、カード一式。」
封筒を僕に突き出してきた。
「あ、ありがとう。」
「宮地達の資料は中で渡す。
話しが長くなると困るだろ。」
「あ!うん!今すぐ開けるよ!」
ガチャガチャ。
鍵を開けて、僕と奈落は素早く部屋に入った。
「あ、飲み物は自分の買って来た。
ってか、有村も飲むか?
コーラのデカイやつを買って来たから。」
「えっ!お金かかるんじゃ…。」
「俺の方が奢る分には掛からないよ。
しかも、俺個人の金だし。」
「あ…!うん飲む!ありがとう!」
奢って貰うなんて…生まれて初めてだ!!
くぅ~~!泣きそうだ!
僕は天井を見て、涙を抑えた。
グラスを2つ出して、氷を入れて、コーラを注いでキッチンのテーブルに向かい合って座った。
「先ずは、今日のトイレの軽度救出1万かける3人、屋上救出2万かける3人合計9万円の支払いをお願いします。」
「あ、はい。」
僕は机の奥の缶から、現金を取り出して、奈落に支払いをした。
奈落はそれを丁寧に、封筒に入れて胸ポケットにしまった。
「で、少しはプラン考えたのか?」
「あ、うん。
給料明細の偽造って出来るかな?
アルバイト代の説明出来るんじゃないかな。」
「出来るよ。
月極めで…月末払いって形でいいかな。」
「えっと、接客業はさすがに僕には怪し過ぎるから、倉庫内作業とかで。」
「そうだな。それがいいな。」
「後…母さんの仕事の斡旋ってして貰えるかな…正社員で室内作業の。
1年後もちゃんと働けるところ。」
「堅実だな…もっと…楽に…。」
「いいんだよ。
大金当てたとかよりも、この方が。」
「そうか…そうだな、仲介料、紹介料、補償費合わせて、300万円なら斡旋出来る。
年齢が年齢だ。
正社員として受け入れてくれる窓口は狭い。
あまり選べないがいいかな?」
「うんうん!いいよ。
今の体力仕事はこの先まで続けられそうもないし。
正社員でもないから、今より良くなるなら!」
「わかった。そういうのは爽の得意分野だから、頼んでみるよ。
参考までに、母親の資格や得意分野を教えてくれ。」
「えっと…運転免許はあるけど、車は無いから原付き乗ってる。
保育士の免許があるって聞いた事あるけど…。
結婚してからは、保育の仕事はしてないらしい。」
「だったら、その資格を活かせた方がいいな。
給料も違ってくるし、周りの目も資格の有る無しで違ってくる。
社会ってのは意外とシビアだからね。」
「宜しくお願いします。
せめて、僕が就職して安定する生活が出来るまで元気で働けるように。」
僕は奈落に頭を下げた。
「だーから。そこまで頭を下げなくたって。
もっと威張ってもいいんだぜ。
金出すのは、お前なんだから。」
「僕が出すって言っても、自分で稼いだ金じゃないし。」
「まーったく!
どこまでお人好しなんだか。
ま、いいや。
次!次!
ほら、宮地達の資料。
もっと詳細を知りたければ、追加で調査も出来るから、ひとまず個人の人間関係の資料だ。
3人で15万円。
母親の仕事斡旋料金と併せて月末払いで。
高額なんで、その方がいいだろ。
引き落としや口座振り込みも1度で済むし。」
「ありがとう。
…ここにイジメを辞めさせるヒントとかあればいいんだけど…。」
「それは、お前が見つけるんだ。有村。
俺の仕事じゃない。
今晩、それをじっくり読んで頭に入れろ。
そして…何をどうしたら、どうなるか自分で考えるんだ。」
「奈落は手伝ってくれないの?」
「俺はあくまでサポート。
お前の決めた作戦を実行する為のサポートだ。
一緒に作戦を考えたりしない。
いいか、お前の決断力が大事なんだ。」
奈落に指を刺されて思い出した。
確かに、爽さんも同じ事を言った。
そうだ…僕が被験者なんだ。
「わかった。
やってみるよ。」
もっと…相談して、決めたかったけど仕方ない。
「それから、明後日からは、またゴールデンウィークの後半が始まる。
5月3.4.5日6土曜日.7日曜日と5連休だ。
その間の予定も何かしら考えておけよ。」
「そっか…5連休か…けど母さんはきっと休みじゃないし…。」
「どっか、行きたいとかねぇの?
接待費払えば、俺はいくらでも付き合えるぜ!」
「あ…。」
そうだで…今までみたくボッチの休日から抜け出す事も出来るんだ…そっか…考えてなかった。
あ…どうせなら、神谷先輩も誘ってみようかな…。
もし…休み中も独りだったらだけど。
「休みの予定は明日の放課後まで待って。
もしか…だけど…先輩と出かけるかもしれないから。」
「なんだ、友達出来たのか?
良い傾向じゃん!」
「友達とは…まだ。
でも独りの連休って退屈だしさ。
誘えたら…誘おうかなって。」
「いいね~いいね~。」
奈落は嬉しそうにコーラを口に含んだ。
アパートの駐輪場に自転車を停めると、後ろから奈落に声を掛けられた。
服装は黒スーツに変わっていた。
制服姿…結構似合ってたのに。
「た、ただいま。」
ただいまなんて、何年ぶりに言ったっけ。
「はいよ~!通帳、印鑑、カード一式。」
封筒を僕に突き出してきた。
「あ、ありがとう。」
「宮地達の資料は中で渡す。
話しが長くなると困るだろ。」
「あ!うん!今すぐ開けるよ!」
ガチャガチャ。
鍵を開けて、僕と奈落は素早く部屋に入った。
「あ、飲み物は自分の買って来た。
ってか、有村も飲むか?
コーラのデカイやつを買って来たから。」
「えっ!お金かかるんじゃ…。」
「俺の方が奢る分には掛からないよ。
しかも、俺個人の金だし。」
「あ…!うん飲む!ありがとう!」
奢って貰うなんて…生まれて初めてだ!!
くぅ~~!泣きそうだ!
僕は天井を見て、涙を抑えた。
グラスを2つ出して、氷を入れて、コーラを注いでキッチンのテーブルに向かい合って座った。
「先ずは、今日のトイレの軽度救出1万かける3人、屋上救出2万かける3人合計9万円の支払いをお願いします。」
「あ、はい。」
僕は机の奥の缶から、現金を取り出して、奈落に支払いをした。
奈落はそれを丁寧に、封筒に入れて胸ポケットにしまった。
「で、少しはプラン考えたのか?」
「あ、うん。
給料明細の偽造って出来るかな?
アルバイト代の説明出来るんじゃないかな。」
「出来るよ。
月極めで…月末払いって形でいいかな。」
「えっと、接客業はさすがに僕には怪し過ぎるから、倉庫内作業とかで。」
「そうだな。それがいいな。」
「後…母さんの仕事の斡旋ってして貰えるかな…正社員で室内作業の。
1年後もちゃんと働けるところ。」
「堅実だな…もっと…楽に…。」
「いいんだよ。
大金当てたとかよりも、この方が。」
「そうか…そうだな、仲介料、紹介料、補償費合わせて、300万円なら斡旋出来る。
年齢が年齢だ。
正社員として受け入れてくれる窓口は狭い。
あまり選べないがいいかな?」
「うんうん!いいよ。
今の体力仕事はこの先まで続けられそうもないし。
正社員でもないから、今より良くなるなら!」
「わかった。そういうのは爽の得意分野だから、頼んでみるよ。
参考までに、母親の資格や得意分野を教えてくれ。」
「えっと…運転免許はあるけど、車は無いから原付き乗ってる。
保育士の免許があるって聞いた事あるけど…。
結婚してからは、保育の仕事はしてないらしい。」
「だったら、その資格を活かせた方がいいな。
給料も違ってくるし、周りの目も資格の有る無しで違ってくる。
社会ってのは意外とシビアだからね。」
「宜しくお願いします。
せめて、僕が就職して安定する生活が出来るまで元気で働けるように。」
僕は奈落に頭を下げた。
「だーから。そこまで頭を下げなくたって。
もっと威張ってもいいんだぜ。
金出すのは、お前なんだから。」
「僕が出すって言っても、自分で稼いだ金じゃないし。」
「まーったく!
どこまでお人好しなんだか。
ま、いいや。
次!次!
ほら、宮地達の資料。
もっと詳細を知りたければ、追加で調査も出来るから、ひとまず個人の人間関係の資料だ。
3人で15万円。
母親の仕事斡旋料金と併せて月末払いで。
高額なんで、その方がいいだろ。
引き落としや口座振り込みも1度で済むし。」
「ありがとう。
…ここにイジメを辞めさせるヒントとかあればいいんだけど…。」
「それは、お前が見つけるんだ。有村。
俺の仕事じゃない。
今晩、それをじっくり読んで頭に入れろ。
そして…何をどうしたら、どうなるか自分で考えるんだ。」
「奈落は手伝ってくれないの?」
「俺はあくまでサポート。
お前の決めた作戦を実行する為のサポートだ。
一緒に作戦を考えたりしない。
いいか、お前の決断力が大事なんだ。」
奈落に指を刺されて思い出した。
確かに、爽さんも同じ事を言った。
そうだ…僕が被験者なんだ。
「わかった。
やってみるよ。」
もっと…相談して、決めたかったけど仕方ない。
「それから、明後日からは、またゴールデンウィークの後半が始まる。
5月3.4.5日6土曜日.7日曜日と5連休だ。
その間の予定も何かしら考えておけよ。」
「そっか…5連休か…けど母さんはきっと休みじゃないし…。」
「どっか、行きたいとかねぇの?
接待費払えば、俺はいくらでも付き合えるぜ!」
「あ…。」
そうだで…今までみたくボッチの休日から抜け出す事も出来るんだ…そっか…考えてなかった。
あ…どうせなら、神谷先輩も誘ってみようかな…。
もし…休み中も独りだったらだけど。
「休みの予定は明日の放課後まで待って。
もしか…だけど…先輩と出かけるかもしれないから。」
「なんだ、友達出来たのか?
良い傾向じゃん!」
「友達とは…まだ。
でも独りの連休って退屈だしさ。
誘えたら…誘おうかなって。」
「いいね~いいね~。」
奈落は嬉しそうにコーラを口に含んだ。
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