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『有意義』な1日をエンジョイ!
第8話
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食堂長屋のには色々な店が入っていて、日本食はもちろん、洋食、中華、イタリアなどなど、様々な店が出店していた。
「ここだけ、異世界感凄いな。
ちゃんぽん状態だ。」
神谷先輩も思わず呟いた。
確かに、店員は着物を着用していても、作ってるのハンバーガーとポテトとか、違和感が凄い。
「やっぱり、僕は蕎麦かうどんかな。
この時代空間を味わうならやっぱり、その辺だと思うわ!
あと、芋羊羹とかみたらし団子!」
「そうだね~。土屋さんはコスプレしてるし。
記念写真撮るにもその方が絵になるね。」
「あの…ちょっと疑問なんですが…。
土屋先輩って、全然暗い生徒じゃないですよね。
むしろ、テンション高くて明るいって言うか…。
本当にイジメられてるんですか?」
僕は土屋先輩がイジメられてる状況が、信じられなかった。
こんなに楽しい人なのに…。
「これだからなのよ。
空気読めない、とか個性的過ぎて着いていけないとか…女子は特に、自分達と一緒のレベルじゃないと認めない傾向が強いのよ。」
「そうだね~、森園さんも、どちらかと言うと、気が強い方だった…だから孤立してた。
意志が強いはずだったんだけど…まさか自殺未遂するまで追い詰められてたなんて…。」
僕は驚いた…てっきり、イジメられるのは気弱な僕みたいな奴ばかりだと思い込んでいたからだ。
…じゃあ、やっぱりイジメてる奴らの方に何かしらの共通点が存在するのか…?
森園先輩…気が強い…だから、来月から登校して来るのか…。
保健室に来てくれるかなぁ。
会ってみたいな…。
今までは人に会う事が怖かったけど…今は逆に沢山の人に会ってみたいな…それだけで、世界が広がる気がする。
「有村君!こっち!こっち!
席が空いたわよ!」
土屋先輩が手を振る場所にみんなで移動して、とりあえず、席を確保した。
「あ!奈落は何食べるの?」
「そうだなぁ。
せっかく江戸時代の街並みなんだからな…。
天ぷら食いたいな…ざるそばと天ぷらのセットにしようかな…。
あ!俺の昼飯代は接待費に組み込まれてるから、経費で落ちる。
ここでは俺の財布から出すけどな。」
「た、うん。わかった。
僕も蕎麦にしようかな。
かけ蕎麦。」
なんか、こうやって何を食べるかとか、他愛のない話しをすんなり出来る…くすぐったいけど、嬉しい気持ち…小さな幸せって多分、こんな感覚なんだ。
イジメられていなかったら、決して気が付かなかったかもしれない、大切な気持ち。
他人の痛みと小さな幸せに気が付ける人間でいた事は誇りに思ってもいいんだよな、きっと。
イジメに合って唯一、僕が感謝出来る部分だった。
人としての大切なプライドを、持てたという。
それぞれ、注文して来た食事をテーブルに乗せて、着席した。
奈落はポケットから、サッとゴムを出して髪を束ねた。
麺類を食べる時にはいつも、そうしてるのだろう。
奈落は髪が長い割に、女性っぽい感じはしない、むしろ話したりしてると彼の男っぽい性格に憧れてしまう。
「ほら!有村!イカ天やるから食え!
かけ蕎麦だけなんて、食が細すぎるぞ!
そうでなくても、ちっこくて、ガリなのに。
健康第一。体が資本!
食べる事も大切な事だぞ。」
「あ、ありがとう。」
奈落はサッと僕のかけ蕎麦の上に、イカ天を乗せてくれた。
「僕も身体が小さいんだよなぁ。
いっぱい食べてるのに…太りづらいのかな。」
神谷先輩の食事は、唐揚げにいなり寿司、釜玉うどんに茶碗蒸し、厚焼き玉子。
確かに多めだった。
僕よりも小さな、その身体のどこに入って行くんだろう。
でも、神谷先輩はとても嬉しそうな笑顔で食べて行く。
食べるの大好きなんだな。
「いいなぁ。私なんか気をつけないと、あっという間に太っちゃう!
これ以上は背も伸びたく無いわ。
女の子は結局、小さい方がモテるのよねー。
小さいぽっちゃりは可愛がられるけど、デカいぽっちゃりは単なるおデブ扱いだもの。
あー!本当は甘いもの、お腹いっぱい食べたいわ!後の事考えずに!」
土屋先輩がそう言いながら、長崎ちゃんぽんをズルズルとすすった。
しっかりと、芋羊羹とフルーツあんみつをデザートで用意していた。
女の子は本当に甘いもの好きなんだな。
僕なら芋羊羹だけで甘すぎて、胸がいっぱいになりそうだけど。
ブルルル。ブルルル。
その時、急に奈落のスマホが鳴り出した。
「ここだけ、異世界感凄いな。
ちゃんぽん状態だ。」
神谷先輩も思わず呟いた。
確かに、店員は着物を着用していても、作ってるのハンバーガーとポテトとか、違和感が凄い。
「やっぱり、僕は蕎麦かうどんかな。
この時代空間を味わうならやっぱり、その辺だと思うわ!
あと、芋羊羹とかみたらし団子!」
「そうだね~。土屋さんはコスプレしてるし。
記念写真撮るにもその方が絵になるね。」
「あの…ちょっと疑問なんですが…。
土屋先輩って、全然暗い生徒じゃないですよね。
むしろ、テンション高くて明るいって言うか…。
本当にイジメられてるんですか?」
僕は土屋先輩がイジメられてる状況が、信じられなかった。
こんなに楽しい人なのに…。
「これだからなのよ。
空気読めない、とか個性的過ぎて着いていけないとか…女子は特に、自分達と一緒のレベルじゃないと認めない傾向が強いのよ。」
「そうだね~、森園さんも、どちらかと言うと、気が強い方だった…だから孤立してた。
意志が強いはずだったんだけど…まさか自殺未遂するまで追い詰められてたなんて…。」
僕は驚いた…てっきり、イジメられるのは気弱な僕みたいな奴ばかりだと思い込んでいたからだ。
…じゃあ、やっぱりイジメてる奴らの方に何かしらの共通点が存在するのか…?
森園先輩…気が強い…だから、来月から登校して来るのか…。
保健室に来てくれるかなぁ。
会ってみたいな…。
今までは人に会う事が怖かったけど…今は逆に沢山の人に会ってみたいな…それだけで、世界が広がる気がする。
「有村君!こっち!こっち!
席が空いたわよ!」
土屋先輩が手を振る場所にみんなで移動して、とりあえず、席を確保した。
「あ!奈落は何食べるの?」
「そうだなぁ。
せっかく江戸時代の街並みなんだからな…。
天ぷら食いたいな…ざるそばと天ぷらのセットにしようかな…。
あ!俺の昼飯代は接待費に組み込まれてるから、経費で落ちる。
ここでは俺の財布から出すけどな。」
「た、うん。わかった。
僕も蕎麦にしようかな。
かけ蕎麦。」
なんか、こうやって何を食べるかとか、他愛のない話しをすんなり出来る…くすぐったいけど、嬉しい気持ち…小さな幸せって多分、こんな感覚なんだ。
イジメられていなかったら、決して気が付かなかったかもしれない、大切な気持ち。
他人の痛みと小さな幸せに気が付ける人間でいた事は誇りに思ってもいいんだよな、きっと。
イジメに合って唯一、僕が感謝出来る部分だった。
人としての大切なプライドを、持てたという。
それぞれ、注文して来た食事をテーブルに乗せて、着席した。
奈落はポケットから、サッとゴムを出して髪を束ねた。
麺類を食べる時にはいつも、そうしてるのだろう。
奈落は髪が長い割に、女性っぽい感じはしない、むしろ話したりしてると彼の男っぽい性格に憧れてしまう。
「ほら!有村!イカ天やるから食え!
かけ蕎麦だけなんて、食が細すぎるぞ!
そうでなくても、ちっこくて、ガリなのに。
健康第一。体が資本!
食べる事も大切な事だぞ。」
「あ、ありがとう。」
奈落はサッと僕のかけ蕎麦の上に、イカ天を乗せてくれた。
「僕も身体が小さいんだよなぁ。
いっぱい食べてるのに…太りづらいのかな。」
神谷先輩の食事は、唐揚げにいなり寿司、釜玉うどんに茶碗蒸し、厚焼き玉子。
確かに多めだった。
僕よりも小さな、その身体のどこに入って行くんだろう。
でも、神谷先輩はとても嬉しそうな笑顔で食べて行く。
食べるの大好きなんだな。
「いいなぁ。私なんか気をつけないと、あっという間に太っちゃう!
これ以上は背も伸びたく無いわ。
女の子は結局、小さい方がモテるのよねー。
小さいぽっちゃりは可愛がられるけど、デカいぽっちゃりは単なるおデブ扱いだもの。
あー!本当は甘いもの、お腹いっぱい食べたいわ!後の事考えずに!」
土屋先輩がそう言いながら、長崎ちゃんぽんをズルズルとすすった。
しっかりと、芋羊羹とフルーツあんみつをデザートで用意していた。
女の子は本当に甘いもの好きなんだな。
僕なら芋羊羹だけで甘すぎて、胸がいっぱいになりそうだけど。
ブルルル。ブルルル。
その時、急に奈落のスマホが鳴り出した。
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