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ハードで楽しい深夜のお仕事
第6話
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今日一日、早川さんのおかげでイジメられる事はなく、明日の槇さんへの仕事への影響もなさそうだ。
宮地の睨み続ける視線以外は何事も無く、放課後を迎えた。
僕は神谷先輩への報告をしに、一旦保健室に向かった。
保健室には神谷先輩だけがいて、僕を待っていてくれた。
「やあ、土屋さん今日は放課後は委員会の仕事があるって。
僕も早めに帰るけど、その前に君の話しを聞かないとね。
週末だし土日にモヤモヤするのも嫌なんでね。」
「はい。
僕も昼休みの図書室の話しをしないとと思って。
あの…神谷先輩の言う通りだったと思います。
まず、シートは昼休みには跡形もなく片付けられていて、存在すら確認出来ませんでした。
そして、室内には青臭いような香りが残っていました。」
「それ、おそらくシートの残り香だよ。
やっぱりシートには怪人避けの意味があったんだ。
布製のシートじゃなきゃ香りを付けられない。
布製にしたのは香りを染み付ける為。
そして、一時的に怪人が近寄らないようにしたんだ。
図書室の本以外に被害が出て、大騒ぎになると困るからね。」
「急な対策として…ですか?」
「多分ね。
でも、これで絞られて来たぞ。」
「へっ?」
「図書室の室内を思い出して見て。
イスは基本、机の下に収まる。
つまり…例えば動物ならイス無しで机に乗れる者に限られる。
小型犬には無理だね。
犬にはそれほど垂直方向にジャンプは出来ない。
大型犬なら目立し、今まで目撃情報が無いのは不自然だ。」
「あ!確かに…じゃあ狸も無しかな。」
「うーん爪を立てて登る方法があるけど…どうかな。
逆に言えばフェレットとかは登れるかもね。
あと、猫なら飛び乗る事は簡単な高さだ。
あと小猿も可能かな。」
「これって絞られてるって言えますか…?
ああ!そうだ。これ!」
僕はポケットからハンカチを取り出して、そこに包まれている白い毛を差し出した。
「これは…。」
神谷先輩の目が輝いた。
「これ、この前の埃のような物じゃないです。
なんて言うかな…取れ立て新鮮…みたいな。」
「本当だ綺麗な真っ白。
これを図書室で…かい?」
「はい、本棚のくるぶしの高さくらいの位置に。
引っかかってユラユラしてました。」
「やはり、怪人イコール動物説の推理は正しい方向に向かってるようだね。」
「けど…確証までは程遠い気が…。」
「これからは、推理固めの作業になるかもしれないね。
まあ、前期図書委員長と話すまではお預けだけど。」
「ですよね。
土屋先輩がいなくて良かった。
この話しを聞いたら、またキィキィ言いそうだ。」
「だね。
すぐに答えを見たがるのも困ったもんだ。
謎解明なんてのは手順をちゃんと踏まないと答えに辿り着かない物なのに。」
「それに、すぐにわかってしまったら、このワクワクやドキドキがなくなっちやいますからね。」
「さすが有村君!わかってる~!」
神谷先輩はそう言って、僕の肩を叩いた。
だって本当にそう思う。
こうやって、ああでもない、ここでもないって話してる間が1番楽しいのが謎解明の醍醐味だって。
「そうだ。
来週から図書室の朝の観察を週交代にするんだ
ったよね。
僕が来週1週間やるから有村君は再来週からお願いするよ。」
「はい。
では、僕はこれで失礼します。
ちょっと、用事がありまして。」
「うん。じゃあ来週だね。
さようなら。」
「神谷先輩、さようなら。」
僕は神谷先輩を保健室に置いて、図書室を目指した。
早川さん…受付にいるって言ってたよな。
宮地の睨み続ける視線以外は何事も無く、放課後を迎えた。
僕は神谷先輩への報告をしに、一旦保健室に向かった。
保健室には神谷先輩だけがいて、僕を待っていてくれた。
「やあ、土屋さん今日は放課後は委員会の仕事があるって。
僕も早めに帰るけど、その前に君の話しを聞かないとね。
週末だし土日にモヤモヤするのも嫌なんでね。」
「はい。
僕も昼休みの図書室の話しをしないとと思って。
あの…神谷先輩の言う通りだったと思います。
まず、シートは昼休みには跡形もなく片付けられていて、存在すら確認出来ませんでした。
そして、室内には青臭いような香りが残っていました。」
「それ、おそらくシートの残り香だよ。
やっぱりシートには怪人避けの意味があったんだ。
布製のシートじゃなきゃ香りを付けられない。
布製にしたのは香りを染み付ける為。
そして、一時的に怪人が近寄らないようにしたんだ。
図書室の本以外に被害が出て、大騒ぎになると困るからね。」
「急な対策として…ですか?」
「多分ね。
でも、これで絞られて来たぞ。」
「へっ?」
「図書室の室内を思い出して見て。
イスは基本、机の下に収まる。
つまり…例えば動物ならイス無しで机に乗れる者に限られる。
小型犬には無理だね。
犬にはそれほど垂直方向にジャンプは出来ない。
大型犬なら目立し、今まで目撃情報が無いのは不自然だ。」
「あ!確かに…じゃあ狸も無しかな。」
「うーん爪を立てて登る方法があるけど…どうかな。
逆に言えばフェレットとかは登れるかもね。
あと、猫なら飛び乗る事は簡単な高さだ。
あと小猿も可能かな。」
「これって絞られてるって言えますか…?
ああ!そうだ。これ!」
僕はポケットからハンカチを取り出して、そこに包まれている白い毛を差し出した。
「これは…。」
神谷先輩の目が輝いた。
「これ、この前の埃のような物じゃないです。
なんて言うかな…取れ立て新鮮…みたいな。」
「本当だ綺麗な真っ白。
これを図書室で…かい?」
「はい、本棚のくるぶしの高さくらいの位置に。
引っかかってユラユラしてました。」
「やはり、怪人イコール動物説の推理は正しい方向に向かってるようだね。」
「けど…確証までは程遠い気が…。」
「これからは、推理固めの作業になるかもしれないね。
まあ、前期図書委員長と話すまではお預けだけど。」
「ですよね。
土屋先輩がいなくて良かった。
この話しを聞いたら、またキィキィ言いそうだ。」
「だね。
すぐに答えを見たがるのも困ったもんだ。
謎解明なんてのは手順をちゃんと踏まないと答えに辿り着かない物なのに。」
「それに、すぐにわかってしまったら、このワクワクやドキドキがなくなっちやいますからね。」
「さすが有村君!わかってる~!」
神谷先輩はそう言って、僕の肩を叩いた。
だって本当にそう思う。
こうやって、ああでもない、ここでもないって話してる間が1番楽しいのが謎解明の醍醐味だって。
「そうだ。
来週から図書室の朝の観察を週交代にするんだ
ったよね。
僕が来週1週間やるから有村君は再来週からお願いするよ。」
「はい。
では、僕はこれで失礼します。
ちょっと、用事がありまして。」
「うん。じゃあ来週だね。
さようなら。」
「神谷先輩、さようなら。」
僕は神谷先輩を保健室に置いて、図書室を目指した。
早川さん…受付にいるって言ってたよな。
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