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3学期
スキー体験合宿3日目その5
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レクリエーションを終えて、生徒を部屋へ返した後で大広間の後片付けをしてると、
ロバ先生がやってきた。
「ミニ新年会ですが、この隣の部屋に和室の休憩用のフリールームがあるんで、そこを借りてます。
午後9時に生徒の消灯を行い、その後ここに。」
「一応、午後10時くらいに一旦生徒の見廻りに出ますね。
その方が生徒に余計な勘ぐりされなくて済みますし。」
僕はさりげなくそう提案した。
「そうですね。
ではよろしくお願いします。
あ、僕も見廻り付き合いましょうか?」
「えっ…。いえいえ。
僕1人で充分です。
皆さんはゆっくり楽しんでて下さい。」
危ねえ!余計なの来ても困る。
僕は理由をつけて席を外せるようにした。
そして、今度は清水先生の方に近寄って行った。
「清水先生。」
「おう。」
「ミニ新年会の途中から見廻りを口実に抜け出します。
後の事をよろしくお願いします。」
「わかった。
朝まで戻らなくてもいいぞ。」
「朝…!そこまでじゃないですって!
深く考えないで下さいよ!」
「いや~わからんぞ。
その場の雰囲気とかで盛り上がっちまって…歯止め効かないんじゃね?」
「下品な想像はやめて下さい!」
「ちぇっ。それが若さだろうが。
それが熱い恋愛~!」
「わー!声大きいです!」
このオヤジは楽しんでるだけだな。
とにかく…後は僕の気持ち次第だ。
あの夏の日から1年半経ってやっと僕は僕の気持ちに正面から向き合って、君に告白出来るんだ。
時間が掛かったけど…僕にとっては必要な時間だったと思う。
午後6時夕食の時間になり、食堂で食事をする間もソワソワしてる僕を清水先生が突いた。
「ちゃんと飯食えよ。
お前…この前失敗してんだろ。
今回告白最中に腹の音響かせるなんてドシこいたら、目も当てられないぞ。」
「うぐっ!」
痛いところを突かれた。
確かに…運で言えばどちらかと言えば悪い方だ。
万全を期する事は大切だ。
僕は清水先生の言う通り、しっかりと夕食を食べた。
「いいか、なるべくミニ新年会は延ばしてやろうと思ってるが、午前1時までが限界だと思うぞ。
明日の朝の出発は早いからな。」
「はい。
待ち合わせ場所も外なので、そう長居はしませんよ。
寒いので。」
「…なんなら…部屋開けてやろうか?」
「だっ…!だから!
そういうつもりはありませんって!
すぐに、そっちに持って行こうとする!
告白がメインです!」
「ちぇっ。つまんねー。」
だから、あんたは何を期待してんだっつーの!
担任教師がこんな奴だって知ったら普通の保護者は激怒するぞ!
…まあ、生徒に告白しようとしてる僕も人のことは言えない立ち場なんだけど。
とにかく、出来る準備は全てしておかないと。
携帯も急に鳴ると困るから事前に電源を切らなきゃならないな。
寒いから、後でミニカイロとかも買っておこうかな。
えーとシャワー浴びて服装もさすがにジャージは無いからな…かと言ってスーツもな…やっぱり黒のデニムでいいか。
ダウンジャケット着るからロンTで。
それから…えーと…えーと。
僕の頭の中はパンパンになってきた。
午後7時…あと3時間後…。
食事を終えてシャワー浴びて、ひと息ついた。
告白ってこんなにドキドキして緊張するもんなんだなぁ。
そういえば、告白なんて自分からするのは初めての経験だ。
不安と興奮が入り混じって不思議な感覚だ。
時間が過ぎていくのが待遠しくてたまらない。
僕は部屋にいるのも落ち着かないので廊下に出た。
廊下には生徒が消灯時間前の時間を惜しむかのように各部屋で激しく出入りをしていた。
「武本先生ー!暇ならトランプしょう!」
「こっちの部屋で話し!話し!」
生徒の声をあしらいながら飲み物を買いに行く途中だった。
パッ!
真っ暗になり非常灯が点いた。
「きゃー!停電?」
「わー!」
生徒の声が耳に痛い!
おそらくブレイカーが落ちたのだろう。
何処かで一斉にドライヤーとかを使ったのかもしれない。
部屋についてるドライヤーのみと、しおりには記載してあったが、この年頃の生徒達はおそらく自分のドライヤーなどを持参してきてるのは予想出来た。
「落ち着け!他の階は点いてる!
ブレイカーが落ちただけだ!」
僕は言いながら、無意識に田宮の部屋に向かった。
たかがブレイカーが落ちただけで、生徒達は大騒ぎで廊下に出てくる。
「部屋に入れ!すぐに点く!」
生徒を掻き分けて端にある彼女の部屋にやっとのことで辿り着いた。
パッ!
電気が点いた。
ガチャ。
部屋のドアが開き、牧田が出てきた。
「おお!点いたぁ~。
およよ。武ちゃん、心配してきたの?」
「あ、えっと偶然にも廊下にいて…。」
牧田を通り越して、部屋の中にいる田宮を確認した。
風呂上がりか濡れた髪をタオルで拭いていた。
部屋着の白いパーカーを着ていた。
「武ちゃん!お楽しみは後でだよ~!」
牧田が僕にVサインを見せた。
「あ、うん。じゃぁ。」
僕は安心してその場を離れた。
ロバ先生がやってきた。
「ミニ新年会ですが、この隣の部屋に和室の休憩用のフリールームがあるんで、そこを借りてます。
午後9時に生徒の消灯を行い、その後ここに。」
「一応、午後10時くらいに一旦生徒の見廻りに出ますね。
その方が生徒に余計な勘ぐりされなくて済みますし。」
僕はさりげなくそう提案した。
「そうですね。
ではよろしくお願いします。
あ、僕も見廻り付き合いましょうか?」
「えっ…。いえいえ。
僕1人で充分です。
皆さんはゆっくり楽しんでて下さい。」
危ねえ!余計なの来ても困る。
僕は理由をつけて席を外せるようにした。
そして、今度は清水先生の方に近寄って行った。
「清水先生。」
「おう。」
「ミニ新年会の途中から見廻りを口実に抜け出します。
後の事をよろしくお願いします。」
「わかった。
朝まで戻らなくてもいいぞ。」
「朝…!そこまでじゃないですって!
深く考えないで下さいよ!」
「いや~わからんぞ。
その場の雰囲気とかで盛り上がっちまって…歯止め効かないんじゃね?」
「下品な想像はやめて下さい!」
「ちぇっ。それが若さだろうが。
それが熱い恋愛~!」
「わー!声大きいです!」
このオヤジは楽しんでるだけだな。
とにかく…後は僕の気持ち次第だ。
あの夏の日から1年半経ってやっと僕は僕の気持ちに正面から向き合って、君に告白出来るんだ。
時間が掛かったけど…僕にとっては必要な時間だったと思う。
午後6時夕食の時間になり、食堂で食事をする間もソワソワしてる僕を清水先生が突いた。
「ちゃんと飯食えよ。
お前…この前失敗してんだろ。
今回告白最中に腹の音響かせるなんてドシこいたら、目も当てられないぞ。」
「うぐっ!」
痛いところを突かれた。
確かに…運で言えばどちらかと言えば悪い方だ。
万全を期する事は大切だ。
僕は清水先生の言う通り、しっかりと夕食を食べた。
「いいか、なるべくミニ新年会は延ばしてやろうと思ってるが、午前1時までが限界だと思うぞ。
明日の朝の出発は早いからな。」
「はい。
待ち合わせ場所も外なので、そう長居はしませんよ。
寒いので。」
「…なんなら…部屋開けてやろうか?」
「だっ…!だから!
そういうつもりはありませんって!
すぐに、そっちに持って行こうとする!
告白がメインです!」
「ちぇっ。つまんねー。」
だから、あんたは何を期待してんだっつーの!
担任教師がこんな奴だって知ったら普通の保護者は激怒するぞ!
…まあ、生徒に告白しようとしてる僕も人のことは言えない立ち場なんだけど。
とにかく、出来る準備は全てしておかないと。
携帯も急に鳴ると困るから事前に電源を切らなきゃならないな。
寒いから、後でミニカイロとかも買っておこうかな。
えーとシャワー浴びて服装もさすがにジャージは無いからな…かと言ってスーツもな…やっぱり黒のデニムでいいか。
ダウンジャケット着るからロンTで。
それから…えーと…えーと。
僕の頭の中はパンパンになってきた。
午後7時…あと3時間後…。
食事を終えてシャワー浴びて、ひと息ついた。
告白ってこんなにドキドキして緊張するもんなんだなぁ。
そういえば、告白なんて自分からするのは初めての経験だ。
不安と興奮が入り混じって不思議な感覚だ。
時間が過ぎていくのが待遠しくてたまらない。
僕は部屋にいるのも落ち着かないので廊下に出た。
廊下には生徒が消灯時間前の時間を惜しむかのように各部屋で激しく出入りをしていた。
「武本先生ー!暇ならトランプしょう!」
「こっちの部屋で話し!話し!」
生徒の声をあしらいながら飲み物を買いに行く途中だった。
パッ!
真っ暗になり非常灯が点いた。
「きゃー!停電?」
「わー!」
生徒の声が耳に痛い!
おそらくブレイカーが落ちたのだろう。
何処かで一斉にドライヤーとかを使ったのかもしれない。
部屋についてるドライヤーのみと、しおりには記載してあったが、この年頃の生徒達はおそらく自分のドライヤーなどを持参してきてるのは予想出来た。
「落ち着け!他の階は点いてる!
ブレイカーが落ちただけだ!」
僕は言いながら、無意識に田宮の部屋に向かった。
たかがブレイカーが落ちただけで、生徒達は大騒ぎで廊下に出てくる。
「部屋に入れ!すぐに点く!」
生徒を掻き分けて端にある彼女の部屋にやっとのことで辿り着いた。
パッ!
電気が点いた。
ガチャ。
部屋のドアが開き、牧田が出てきた。
「おお!点いたぁ~。
およよ。武ちゃん、心配してきたの?」
「あ、えっと偶然にも廊下にいて…。」
牧田を通り越して、部屋の中にいる田宮を確認した。
風呂上がりか濡れた髪をタオルで拭いていた。
部屋着の白いパーカーを着ていた。
「武ちゃん!お楽しみは後でだよ~!」
牧田が僕にVサインを見せた。
「あ、うん。じゃぁ。」
僕は安心してその場を離れた。
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