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第二話
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とある日曜の朝――。
蒼牙はイライラしながらベッドの前に立った。
「おい、玄夜! 起きろって! 今日は映画に行くんだろ! いつまで寝てんだよ!」
「……眠い。行きたきゃお前一人で行けよ。俺はもう少しベッドで……」
「バカヤロー! お前が行きてぇって言ってた映画だろうが! こっちは朝一の時間で予約とったんだよ! 早く起きやがれ!」
蒼牙は怒りにまかせてがばり!と布団を引っぺがし、玄夜の頬を軽くペシペシと叩きながら言った。
寝起きの悪い玄夜は、まだ眠たそうな不機嫌な顔で、
「…うぜぇなー!? テメー、何すんだよ! 行きたきゃお前一人で勝手に行けばいだろ!」
プチっと。
その言葉に蒼牙の怒りのスイッチが入った。
寝汚く布団にしがみつく玄夜に、怒りを隠さずに言い放つ。
「…お前が予約取れって言ったくせに、その態度なわけな! よぉーくわかった! 俺はよく知らねぇアニメの映画だが、紅清の話じゃ、よく知らねぇで行っても映像美もすげぇから楽しめるって話だしな。155分間一人で楽しんでくらぁ! お前は光羽のネタバレでも食らって泣いてろや。じゃあな!」
「…!!!」
蒼牙が踵を返し、ドスドスと不機嫌に玄関に歩いていく音を聞きながら、玄夜はがばっ!と跳ね起きた。
時間通り起き、身支度をすませ、外出しようとしている蒼牙の背中に、部屋着姿でベッドの上から叫ぶ。
「おい! その映画行くの今日だったか!? ふざけんなよ! お前ファンじゃねぇだろ! 俺が行かなきゃ意味ねぇじゃねぇか! 俺が狙ってる入場特典第二弾が開始してんだぞ!?」
「…ああ!? …テメー、俺が惚れてるからっていい気になりすぎじゃねぇか!? 俺は予約もして、テメーのこと起こしただろうが! 起きねぇテメーが悪い。予約時間遅れるのとか絶対嫌だから、俺は先に出るぞ。間に合えば、来いよ。お前のラインに入場用のQRコード送っといたからな。ポップコーンとコーヒーは買っておいてやるよ。着替えはソファにかけてあるから」
「はぁ!? バカ言ってんじゃねぇよ! 一瞬も見逃せない大迫力の名作だぞ!? 途中でトイレ行く羽目になったらどうすんだよ! 155分だぞ!? コーヒーもポップコーンもやめとけよ! この映画だけは飲まず食わずがマストだろうが!」
「はぁ!!? バカ言ってんのはテメーだろ! どの口で俺に忠告とかしてんだよ!? もういい! マジで行くし、俺はそんな拷問みてぇな映画の見方は嫌だね。コーヒーとポップコーンとポテト買って優雅に見るわ。お前は途中入場して飲まず食わずで見ろよ! じゃあな!」
「…あ、ちょ! 待てよ!」
「散々待ったわ! もう待たねぇよ!」
そう言い捨てると、蒼牙は靴を履いて、本当に外出してしまった。
「…おい、嘘だろ。本当に俺を置いていったのか、あいつ」
布団の中で呆然と呟いた後。
玄夜は大急ぎで支度を始めた。
顔を洗って、蒼牙がソファにかけておいた服を慌てて着ると、玄関から飛び出した。
ちらっと玄関の周りを見回したが、人っ子一人いなかった。
「…え? …マジで先に行ったのか?」
実は玄関で待っているに違いない――と思っていた玄夜は、ちょっと傷ついた顔をして走りだした。
(…ヤベー。マジで怒らせたか?)
わかっている。
どう考えても自分が悪かった。
ジャンプ派ではなくサンデー派の蒼牙の興味がない映画に誘って、予約も蒼牙がして、もちろん金も出してもらっている。
(…さすがに、謝まんねぇとヤベーかな)
体力にだけは自信がある玄夜が、ノンストップで駅まで走っていると、
「おい、玄夜!」
「!!」
呼ばれて振り返ると、駅前通りのコンビニから出てきた蒼牙に呼び止められた。
蒼牙の顔を見て、本当は安堵したのに。
口から飛び出す言葉はどうしてもこうなる。
「テメー! 本当に置いていきやがったな!」
「おかげで間に合いそうだろ。感謝しろよ」
にやっと笑ってそう言うと。
蒼牙は玄夜に向かって、下からふわりと何かを放り投げてきた。
「うおっ! 危ねぇな! 何すんだよ! ……それよりな、置いていくほど怒るなら――」
「バーカ。怒ってねぇよ。それ買っといてやろうと思ったんだ」
「あん?」
放り投げて渡された物を指差し言われ、玄夜は手の中におさまったものを見た。
「ん? ボンタンアメ? 俺、こういうの食わねぇだろ?」
「なめてると尿意が抑えられるってネットで話題になってんだよ。ま、科学的根拠はとぼしいらしいが、おまじないみたいなもんだ。この夏は長時間物の人気映画が多くて品薄らしいぜ。みんな考えることは一緒ってこったな」
そう言うと蒼牙は、玄夜の腰に手を当てて歩くように促しながら、
「せっかく間に合いそうなんだ。ほら、早く行くぞ」
「お、おぅ」
怒っていると思っていた蒼牙に飴を渡された玄夜は、謝るタイミングを完全に失って、促されるままに歩き出した。
映画館のトイレ対策まで気をまわしてくれる蒼牙に、さすがに礼くらいは言おうかと口を開きかけた矢先、
「あぁ!? テメーふざけんなよ!」
蒼牙が玄夜の足元を見て叫んだ。
「テメー、なんでその靴履いてんだよ!? 玄関にこの前買った新しい靴おいてあっただろ!? ざけんなよ! 今日の服はあの靴ありきでコーディネートしてあったのによぉ!」
「…知るか! そんなこと言ってなかったじゃねぇか! 俺は履きなれた走りやすい靴で来たんだよ! 服なんて着てりゃなんでもいいだろ! お前はいちいちうるせぇんだよ!」
「あぁ!? お前に好きにさせてると、黒いTシャツとジーンズしか着ねぇから俺がコーディネートしてんだろ!? センスねぇんだから、せめて俺がコーディネートした服をスムーズに着ろよな! どうして履きやすいとこに置いておいてやっても、違うの履いてくんのかねぇ、テメーは!」
「…そ、それはお前が俺のこと置いていったせいだろ! そんだけこだわりてぇなら、最後までちゃんと面倒見ろよ! 置いていくんじゃねぇよ、ボケ!」
「あぁ!? テメーなぁ――」
「…っただろ!」
「あ?」
「…だからぁ、怒ったかと思ってびびっただろ!! ――悪かったよ! 謝ってやるよ! ボンタンアメもありがとな!」
「…お、おう」
謝っているのか、切れているのかわからない口調だが。
耳まで真っ赤にしている玄夜を見た蒼牙はにやりと笑って、
「ったく、可愛いなー。悪かったな、不安にさせちまった?」
「ふ、不安になんてなるかよ! ――ただ! ちょっと! 悪かったなって思ったんだよ、ちくしょー! 文句あるか!」
「…ははは、何なんだよ、テメーは! 随分エラそうな謝罪だな、おい」
楽しそうに笑った後。
蒼牙は玄夜の手をぎゅっと握りしめ。
にやっと。
男の色気のある笑みを浮かべ、恋人に顔を寄せて言った。
「ちょっと悪かったって思ってくれるなら、駅まででいいから離すなよ?」
「っち! しょうがねぇな!」
顔を真っ赤にしながら、悪態をついているが。
蒼牙がつないだ手を、ぎゅっと玄夜も握り返してきていた。
ぶすっとしながらも、ごにょごにょと――。
「…今度はちゃんと起きるから、置いてくなよ。靴までちゃんと指定しろ。あんなこと言われたから、俺の恰好変なのかって気になってきちまっただろ」
「映画終わったら買ってやるよ。ま、元々素材がいいんだ。何着てたって似合うよ。安心しろ」
「…安心するか、バカ! 俺のことそんな風に言うのなんて、お前だけなんだぞ! 世間から見たら違うんだよ、ボケ!」
「ほっとけ。見る目ねぇんだよ、世間て。俺が可愛いんだから、それでいいだろ?」
「…お前、絶対変。俺が会った中で一番、変っ」
「おかげで、一番幸せだな。恋人が可愛けりゃ、他なんてどうでもいいさ」
「――……いいぞっ」
「ん?」
「……駅までじゃなくて、映画館まで、手、つないでていいぞ」
「ははははは!」
蒼牙は玄夜の手をつないだまま笑い転げた。
「ありがとな。嬉しいよ」
「…お前、ホント良くそういうことポンポン言えるよな」
俺は言えないから――。
ごめん、と。
ありがとう、を込めて。
ぎゅっと蒼牙の手を強く握りしめた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
※サークル『擬人化色劇団』の作品は、色を擬人化した当サークル専属劇団員が演じている設定です。→詳細はサイトへ
【CAST】
表紙:学生社長役 海堂蒼牙(青)
裏表紙:大学生役 幹影玄夜(黒)
蒼牙はイライラしながらベッドの前に立った。
「おい、玄夜! 起きろって! 今日は映画に行くんだろ! いつまで寝てんだよ!」
「……眠い。行きたきゃお前一人で行けよ。俺はもう少しベッドで……」
「バカヤロー! お前が行きてぇって言ってた映画だろうが! こっちは朝一の時間で予約とったんだよ! 早く起きやがれ!」
蒼牙は怒りにまかせてがばり!と布団を引っぺがし、玄夜の頬を軽くペシペシと叩きながら言った。
寝起きの悪い玄夜は、まだ眠たそうな不機嫌な顔で、
「…うぜぇなー!? テメー、何すんだよ! 行きたきゃお前一人で勝手に行けばいだろ!」
プチっと。
その言葉に蒼牙の怒りのスイッチが入った。
寝汚く布団にしがみつく玄夜に、怒りを隠さずに言い放つ。
「…お前が予約取れって言ったくせに、その態度なわけな! よぉーくわかった! 俺はよく知らねぇアニメの映画だが、紅清の話じゃ、よく知らねぇで行っても映像美もすげぇから楽しめるって話だしな。155分間一人で楽しんでくらぁ! お前は光羽のネタバレでも食らって泣いてろや。じゃあな!」
「…!!!」
蒼牙が踵を返し、ドスドスと不機嫌に玄関に歩いていく音を聞きながら、玄夜はがばっ!と跳ね起きた。
時間通り起き、身支度をすませ、外出しようとしている蒼牙の背中に、部屋着姿でベッドの上から叫ぶ。
「おい! その映画行くの今日だったか!? ふざけんなよ! お前ファンじゃねぇだろ! 俺が行かなきゃ意味ねぇじゃねぇか! 俺が狙ってる入場特典第二弾が開始してんだぞ!?」
「…ああ!? …テメー、俺が惚れてるからっていい気になりすぎじゃねぇか!? 俺は予約もして、テメーのこと起こしただろうが! 起きねぇテメーが悪い。予約時間遅れるのとか絶対嫌だから、俺は先に出るぞ。間に合えば、来いよ。お前のラインに入場用のQRコード送っといたからな。ポップコーンとコーヒーは買っておいてやるよ。着替えはソファにかけてあるから」
「はぁ!? バカ言ってんじゃねぇよ! 一瞬も見逃せない大迫力の名作だぞ!? 途中でトイレ行く羽目になったらどうすんだよ! 155分だぞ!? コーヒーもポップコーンもやめとけよ! この映画だけは飲まず食わずがマストだろうが!」
「はぁ!!? バカ言ってんのはテメーだろ! どの口で俺に忠告とかしてんだよ!? もういい! マジで行くし、俺はそんな拷問みてぇな映画の見方は嫌だね。コーヒーとポップコーンとポテト買って優雅に見るわ。お前は途中入場して飲まず食わずで見ろよ! じゃあな!」
「…あ、ちょ! 待てよ!」
「散々待ったわ! もう待たねぇよ!」
そう言い捨てると、蒼牙は靴を履いて、本当に外出してしまった。
「…おい、嘘だろ。本当に俺を置いていったのか、あいつ」
布団の中で呆然と呟いた後。
玄夜は大急ぎで支度を始めた。
顔を洗って、蒼牙がソファにかけておいた服を慌てて着ると、玄関から飛び出した。
ちらっと玄関の周りを見回したが、人っ子一人いなかった。
「…え? …マジで先に行ったのか?」
実は玄関で待っているに違いない――と思っていた玄夜は、ちょっと傷ついた顔をして走りだした。
(…ヤベー。マジで怒らせたか?)
わかっている。
どう考えても自分が悪かった。
ジャンプ派ではなくサンデー派の蒼牙の興味がない映画に誘って、予約も蒼牙がして、もちろん金も出してもらっている。
(…さすがに、謝まんねぇとヤベーかな)
体力にだけは自信がある玄夜が、ノンストップで駅まで走っていると、
「おい、玄夜!」
「!!」
呼ばれて振り返ると、駅前通りのコンビニから出てきた蒼牙に呼び止められた。
蒼牙の顔を見て、本当は安堵したのに。
口から飛び出す言葉はどうしてもこうなる。
「テメー! 本当に置いていきやがったな!」
「おかげで間に合いそうだろ。感謝しろよ」
にやっと笑ってそう言うと。
蒼牙は玄夜に向かって、下からふわりと何かを放り投げてきた。
「うおっ! 危ねぇな! 何すんだよ! ……それよりな、置いていくほど怒るなら――」
「バーカ。怒ってねぇよ。それ買っといてやろうと思ったんだ」
「あん?」
放り投げて渡された物を指差し言われ、玄夜は手の中におさまったものを見た。
「ん? ボンタンアメ? 俺、こういうの食わねぇだろ?」
「なめてると尿意が抑えられるってネットで話題になってんだよ。ま、科学的根拠はとぼしいらしいが、おまじないみたいなもんだ。この夏は長時間物の人気映画が多くて品薄らしいぜ。みんな考えることは一緒ってこったな」
そう言うと蒼牙は、玄夜の腰に手を当てて歩くように促しながら、
「せっかく間に合いそうなんだ。ほら、早く行くぞ」
「お、おぅ」
怒っていると思っていた蒼牙に飴を渡された玄夜は、謝るタイミングを完全に失って、促されるままに歩き出した。
映画館のトイレ対策まで気をまわしてくれる蒼牙に、さすがに礼くらいは言おうかと口を開きかけた矢先、
「あぁ!? テメーふざけんなよ!」
蒼牙が玄夜の足元を見て叫んだ。
「テメー、なんでその靴履いてんだよ!? 玄関にこの前買った新しい靴おいてあっただろ!? ざけんなよ! 今日の服はあの靴ありきでコーディネートしてあったのによぉ!」
「…知るか! そんなこと言ってなかったじゃねぇか! 俺は履きなれた走りやすい靴で来たんだよ! 服なんて着てりゃなんでもいいだろ! お前はいちいちうるせぇんだよ!」
「あぁ!? お前に好きにさせてると、黒いTシャツとジーンズしか着ねぇから俺がコーディネートしてんだろ!? センスねぇんだから、せめて俺がコーディネートした服をスムーズに着ろよな! どうして履きやすいとこに置いておいてやっても、違うの履いてくんのかねぇ、テメーは!」
「…そ、それはお前が俺のこと置いていったせいだろ! そんだけこだわりてぇなら、最後までちゃんと面倒見ろよ! 置いていくんじゃねぇよ、ボケ!」
「あぁ!? テメーなぁ――」
「…っただろ!」
「あ?」
「…だからぁ、怒ったかと思ってびびっただろ!! ――悪かったよ! 謝ってやるよ! ボンタンアメもありがとな!」
「…お、おう」
謝っているのか、切れているのかわからない口調だが。
耳まで真っ赤にしている玄夜を見た蒼牙はにやりと笑って、
「ったく、可愛いなー。悪かったな、不安にさせちまった?」
「ふ、不安になんてなるかよ! ――ただ! ちょっと! 悪かったなって思ったんだよ、ちくしょー! 文句あるか!」
「…ははは、何なんだよ、テメーは! 随分エラそうな謝罪だな、おい」
楽しそうに笑った後。
蒼牙は玄夜の手をぎゅっと握りしめ。
にやっと。
男の色気のある笑みを浮かべ、恋人に顔を寄せて言った。
「ちょっと悪かったって思ってくれるなら、駅まででいいから離すなよ?」
「っち! しょうがねぇな!」
顔を真っ赤にしながら、悪態をついているが。
蒼牙がつないだ手を、ぎゅっと玄夜も握り返してきていた。
ぶすっとしながらも、ごにょごにょと――。
「…今度はちゃんと起きるから、置いてくなよ。靴までちゃんと指定しろ。あんなこと言われたから、俺の恰好変なのかって気になってきちまっただろ」
「映画終わったら買ってやるよ。ま、元々素材がいいんだ。何着てたって似合うよ。安心しろ」
「…安心するか、バカ! 俺のことそんな風に言うのなんて、お前だけなんだぞ! 世間から見たら違うんだよ、ボケ!」
「ほっとけ。見る目ねぇんだよ、世間て。俺が可愛いんだから、それでいいだろ?」
「…お前、絶対変。俺が会った中で一番、変っ」
「おかげで、一番幸せだな。恋人が可愛けりゃ、他なんてどうでもいいさ」
「――……いいぞっ」
「ん?」
「……駅までじゃなくて、映画館まで、手、つないでていいぞ」
「ははははは!」
蒼牙は玄夜の手をつないだまま笑い転げた。
「ありがとな。嬉しいよ」
「…お前、ホント良くそういうことポンポン言えるよな」
俺は言えないから――。
ごめん、と。
ありがとう、を込めて。
ぎゅっと蒼牙の手を強く握りしめた。
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※サークル『擬人化色劇団』の作品は、色を擬人化した当サークル専属劇団員が演じている設定です。→詳細はサイトへ
【CAST】
表紙:学生社長役 海堂蒼牙(青)
裏表紙:大学生役 幹影玄夜(黒)
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