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第一章 神に選ばれしもの
快楽と涙※
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春彦が、限界までそそり立った自身の男性器を、桃子の前にさらしていた。この年頃の男子の、それも屹立した状態のものを目にするのは初めてで、桃子には恐ろしくグロテスクな凶器として映った。可愛らしい顔立ちの春彦には、あまりに似つかわしくない。その固くなった凶器の先端を桃子の膣口に擦り付け、今まさに膣内に押し入ろうとしている。
「は、春彦くんっ……や、何して――」
恍惚とした快楽から我に返った桃子は、パニックになる間もなく、必死で春彦の体を押しのけようとしていた。大きく開かれた両脚の間には彼がいるので、脚を閉じることも許されない。さっと血の気が引く思いだった。
「ま、待って、待ってぇ……っ」
行為中ずっと桃子のことを気遣っていた春彦が、いよいよ焦れた様子で熱い吐息を漏らした。
「……すみません。もう待てません、限界です……」
「うそ、や、やだ……っ、やめて、いやぁっ」
抵抗しようとした桃子の体を即座に押さえ込み、春彦は無言で侵入を開始していた。
「っ、やああああああっ、い、痛い……、っ……いたいぃ」
桃子はあまりの痛みに全身をこわばらせ、苦痛に顔を歪めた。どれだけ潤っていても、初めて男性を受け入れる身であれば、当然の痛みだった。春彦はゆっくりと腰を押し進めていたが、それでも痛みが和らぐことはない。呼吸すらもまともにできなかった。
つい先ほどまで、これ以上ない快感を味わっていたはずなのに、絶頂のあとで催淫効果が薄れてしまった今では、ただひたすら襲いくる痛みや絶望感と、一人きりで向き合わなければならなかった。
泣きじゃくる桃子を見かねた春彦が、繋がったままでもう一度キスをしてきた。桃子の痛みが少しでも和らぐように、そしてまた、快楽漬けにして抵抗できなくするために。
彼の唾液にはやや独特の酸味が混じっており、そういえば彼は、先ほどまで桃子の女性器にむしゃぶりついていたのだという事実を思い出して、桃子は信じられない思いで春彦のキスを受けていた。そのうちにもどんどん口腔内に唾液を流し込まれてしまい、必死に抗おうと、春彦の唇に噛みついた。
しかし、彼はそれで怯むどころか、ますます桃子の唇を貪り続け、桃子の口の中にまで血の味が広がっていった。
やがて痛みはいつの間にか和らいでいき、ついに桃子の体に再び催淫効果が現れ始めると、春彦はようやく彼女の唇を解放していた。
「――すみません、桃子さん……もう、こうするしかないんです。あなたが抗えば、それだけあなたの死のリスクも高まってしまう。荒神の怒りを買った者は、生きて帰ることなどできない。今だけ……今だけでいいんです、どうか今だけは、僕を受け入れてください。そうすれば、すぐに終わらせますから……」
「それは、私を脅してるの……?」
朦朧とした意識の中で、桃子が息も絶え絶えに問う。
「……そうですね、これは脅しで間違いありません。僕は、今この場で受け入れてもらえなければ、あなたを殺すと脅しているんです」
容赦のない物騒な台詞とは裏腹に、そう告げた春彦の目は、今にも泣き出しそうなほど悲痛の色を帯びていた。
(なんなの、その目は……)
桃子はこんなにも理不尽さを感じたことはなかった。自分の意に添わぬままに、無理矢理体を開かれてしまった悲しみや怒り、そして絶望といった名状しがたい感情は、本来自分を凌辱している春彦に向けるべきものだ。それなのに、当の本人にそんな顔をされてしまったら、どこにその気持ちをぶつければいいのか、わからなくなってしまうではないか。
そのうちにも再び体は熱を孕み、また正常な思考があっけなく奪い去られていく。膣内はかつてないほど潤っており、自分を貫いている春彦自身を、恐ろしいまでに食いしめていた。春彦が耐えられないとばかりにうめき声を漏らす。
「ッ、桃子さん……そんなふうに、締めつけられたら……っ」
ずっと限界まで抑制していた性衝動を、彼はここで暴発させていた。予告なく一気に最奥まで貫くと、桃子の悲鳴にも似た甲高い嬌声が上がる。その煽情的な声に煽られるように、春彦は腰の動きをいっそう加速させた。まるで人が変わったように、彼は艶めかしい笑みさえ浮かべて、陶酔しきった瞳で桃子を見下ろしていた。
「ああ、桃子さん、気持ちいい……気持ちいいです。あなたと出会えて、こうして繋がり合うことができるなんて、夢みたいだ。僕はなんて幸せ者なんだろう。好きで好きでたまらないあなたが僕の運命の人だったなんて、今でも信じられません」
そう言って、一心不乱に腰を振り続ける春彦の瞳には、狂気すら垣間見えていた。
突き上げられるたびに、涙を流しながら喘ぐ桃子の頬を、彼は心底いとおしげに撫でた。
「桃子さん、可愛い……好きです、あなたが大好きなんです」
――かと思えば、今度は急に、春彦は大粒の涙をはらはらとこぼして泣き始めていた。無慈悲になりきれなかった彼の弱い部分が、隠しきれずに露呈してしまった結果だった。
「ごめんなさい……桃子さん、ごめんなさい……。僕は、なんてことを……あなたをこんなにも傷つけて……」
その言葉を聞いたとき、桃子は思いがけず合点がいったように感じていた。
(ああ、そういうことだったの……)
信じがたいことだが、この光景を目にするのは初めてではなかった。毎日のようにうなされていた、あの気分の悪い夢。あの夢の内容をようやく思い出し、それが今に繋がったのだ。
あれはおそらく、今のこの状況を指し示した予知夢。自分にそんな力があるとは微塵も知らなかったが、そう考えると、泣きながら笑いがこみ上げていた。
(ばかね……結局悪いことを回避できないのなら、予知夢を見る意味なんてないじゃない)
延々と管を巻くような思考も、よりいっそう激しく貫かれると、すぐに手放してしまいそうになる。もう何もかもどうでもいいと、桃子はぼんやり考えていた。今が気持ちいいのなら、それでいいではないか、と。
そのとき、ふいに春彦の切羽詰まった声が耳に届いていた。
「もうそろそろ、出そうです」
「――え……?」
頭に靄がかかっているような感覚のせいで、桃子は春彦の言葉の意味を、少し遅れて悟ることになった。
「あ――――、ま、待って、お願い、それだけは……っ」
「だめですよ、きちんと中に出しておかないと。桃子さんがこの行為に耐えた意味が、なくなってしまうじゃないですか。桃子さんだって、何度も僕にこんなことをされるのは、嫌でしょう? 憑坐との性交では排卵が誘発されるので、たった一度の交わりでも、巫女姫が懐妊する確率はきわめて高いんです。どうかわかってください」
「な、何、言って……」
「桃子さんは、産んでくださるだけでいいんです。あとは僕が――東宮が、責任を持って子どもを育てますから。何も心配いりません」
春彦の言葉に桃子は耳を疑った。言語としてではなく、感情の上で、彼の言葉が心底理解できなかった。
快楽でぐずぐずになってしまった体で、なんとか必死に抵抗し、春彦を押しのけようとする。しかし、彼がそれを許すはずもなかった。
「――逃がさない……っ! このまま、あなたの奥、に……っ」
「やだ、や――いや、いやあああああっ」
春彦が低くうめきながら、桃子の膣内の最奥めがけて吐精した。桃子が逃げられないように、しっかりと彼女の腰を掴み、これ以上ないほど接合部を密着させている。熱いものが何度も何度も大量に放たれ、桃子の体は、心とは裏腹に、かつてないほどの快楽に打ち震えていた。
「ひ、ぁ……あ……」
膣内は激しく収縮を繰り返す。射精中の春彦をよりいっそう締め上げ、彼の射精欲を限界まで促し、絞り尽くした。
春彦は、最後の最後でおかしくなりそうなほどの快楽を与えられていた。
一滴残らず搾り取られ、ようやく己をずるりと引きずり出す。心配になって桃子を見やると、今まで泣いて嫌がっていたのが嘘のように、彼女は自身の下腹部をいとおしそうに撫でさすりながら、歓喜の表情を浮かべていた。
「――――よ、――――こ……」
「え?」
桃子は何か口にしたが、春彦にはよく聞き取れなかった。
「桃子さん……?」
彼女は間もなく意識を失った。
「は、春彦くんっ……や、何して――」
恍惚とした快楽から我に返った桃子は、パニックになる間もなく、必死で春彦の体を押しのけようとしていた。大きく開かれた両脚の間には彼がいるので、脚を閉じることも許されない。さっと血の気が引く思いだった。
「ま、待って、待ってぇ……っ」
行為中ずっと桃子のことを気遣っていた春彦が、いよいよ焦れた様子で熱い吐息を漏らした。
「……すみません。もう待てません、限界です……」
「うそ、や、やだ……っ、やめて、いやぁっ」
抵抗しようとした桃子の体を即座に押さえ込み、春彦は無言で侵入を開始していた。
「っ、やああああああっ、い、痛い……、っ……いたいぃ」
桃子はあまりの痛みに全身をこわばらせ、苦痛に顔を歪めた。どれだけ潤っていても、初めて男性を受け入れる身であれば、当然の痛みだった。春彦はゆっくりと腰を押し進めていたが、それでも痛みが和らぐことはない。呼吸すらもまともにできなかった。
つい先ほどまで、これ以上ない快感を味わっていたはずなのに、絶頂のあとで催淫効果が薄れてしまった今では、ただひたすら襲いくる痛みや絶望感と、一人きりで向き合わなければならなかった。
泣きじゃくる桃子を見かねた春彦が、繋がったままでもう一度キスをしてきた。桃子の痛みが少しでも和らぐように、そしてまた、快楽漬けにして抵抗できなくするために。
彼の唾液にはやや独特の酸味が混じっており、そういえば彼は、先ほどまで桃子の女性器にむしゃぶりついていたのだという事実を思い出して、桃子は信じられない思いで春彦のキスを受けていた。そのうちにもどんどん口腔内に唾液を流し込まれてしまい、必死に抗おうと、春彦の唇に噛みついた。
しかし、彼はそれで怯むどころか、ますます桃子の唇を貪り続け、桃子の口の中にまで血の味が広がっていった。
やがて痛みはいつの間にか和らいでいき、ついに桃子の体に再び催淫効果が現れ始めると、春彦はようやく彼女の唇を解放していた。
「――すみません、桃子さん……もう、こうするしかないんです。あなたが抗えば、それだけあなたの死のリスクも高まってしまう。荒神の怒りを買った者は、生きて帰ることなどできない。今だけ……今だけでいいんです、どうか今だけは、僕を受け入れてください。そうすれば、すぐに終わらせますから……」
「それは、私を脅してるの……?」
朦朧とした意識の中で、桃子が息も絶え絶えに問う。
「……そうですね、これは脅しで間違いありません。僕は、今この場で受け入れてもらえなければ、あなたを殺すと脅しているんです」
容赦のない物騒な台詞とは裏腹に、そう告げた春彦の目は、今にも泣き出しそうなほど悲痛の色を帯びていた。
(なんなの、その目は……)
桃子はこんなにも理不尽さを感じたことはなかった。自分の意に添わぬままに、無理矢理体を開かれてしまった悲しみや怒り、そして絶望といった名状しがたい感情は、本来自分を凌辱している春彦に向けるべきものだ。それなのに、当の本人にそんな顔をされてしまったら、どこにその気持ちをぶつければいいのか、わからなくなってしまうではないか。
そのうちにも再び体は熱を孕み、また正常な思考があっけなく奪い去られていく。膣内はかつてないほど潤っており、自分を貫いている春彦自身を、恐ろしいまでに食いしめていた。春彦が耐えられないとばかりにうめき声を漏らす。
「ッ、桃子さん……そんなふうに、締めつけられたら……っ」
ずっと限界まで抑制していた性衝動を、彼はここで暴発させていた。予告なく一気に最奥まで貫くと、桃子の悲鳴にも似た甲高い嬌声が上がる。その煽情的な声に煽られるように、春彦は腰の動きをいっそう加速させた。まるで人が変わったように、彼は艶めかしい笑みさえ浮かべて、陶酔しきった瞳で桃子を見下ろしていた。
「ああ、桃子さん、気持ちいい……気持ちいいです。あなたと出会えて、こうして繋がり合うことができるなんて、夢みたいだ。僕はなんて幸せ者なんだろう。好きで好きでたまらないあなたが僕の運命の人だったなんて、今でも信じられません」
そう言って、一心不乱に腰を振り続ける春彦の瞳には、狂気すら垣間見えていた。
突き上げられるたびに、涙を流しながら喘ぐ桃子の頬を、彼は心底いとおしげに撫でた。
「桃子さん、可愛い……好きです、あなたが大好きなんです」
――かと思えば、今度は急に、春彦は大粒の涙をはらはらとこぼして泣き始めていた。無慈悲になりきれなかった彼の弱い部分が、隠しきれずに露呈してしまった結果だった。
「ごめんなさい……桃子さん、ごめんなさい……。僕は、なんてことを……あなたをこんなにも傷つけて……」
その言葉を聞いたとき、桃子は思いがけず合点がいったように感じていた。
(ああ、そういうことだったの……)
信じがたいことだが、この光景を目にするのは初めてではなかった。毎日のようにうなされていた、あの気分の悪い夢。あの夢の内容をようやく思い出し、それが今に繋がったのだ。
あれはおそらく、今のこの状況を指し示した予知夢。自分にそんな力があるとは微塵も知らなかったが、そう考えると、泣きながら笑いがこみ上げていた。
(ばかね……結局悪いことを回避できないのなら、予知夢を見る意味なんてないじゃない)
延々と管を巻くような思考も、よりいっそう激しく貫かれると、すぐに手放してしまいそうになる。もう何もかもどうでもいいと、桃子はぼんやり考えていた。今が気持ちいいのなら、それでいいではないか、と。
そのとき、ふいに春彦の切羽詰まった声が耳に届いていた。
「もうそろそろ、出そうです」
「――え……?」
頭に靄がかかっているような感覚のせいで、桃子は春彦の言葉の意味を、少し遅れて悟ることになった。
「あ――――、ま、待って、お願い、それだけは……っ」
「だめですよ、きちんと中に出しておかないと。桃子さんがこの行為に耐えた意味が、なくなってしまうじゃないですか。桃子さんだって、何度も僕にこんなことをされるのは、嫌でしょう? 憑坐との性交では排卵が誘発されるので、たった一度の交わりでも、巫女姫が懐妊する確率はきわめて高いんです。どうかわかってください」
「な、何、言って……」
「桃子さんは、産んでくださるだけでいいんです。あとは僕が――東宮が、責任を持って子どもを育てますから。何も心配いりません」
春彦の言葉に桃子は耳を疑った。言語としてではなく、感情の上で、彼の言葉が心底理解できなかった。
快楽でぐずぐずになってしまった体で、なんとか必死に抵抗し、春彦を押しのけようとする。しかし、彼がそれを許すはずもなかった。
「――逃がさない……っ! このまま、あなたの奥、に……っ」
「やだ、や――いや、いやあああああっ」
春彦が低くうめきながら、桃子の膣内の最奥めがけて吐精した。桃子が逃げられないように、しっかりと彼女の腰を掴み、これ以上ないほど接合部を密着させている。熱いものが何度も何度も大量に放たれ、桃子の体は、心とは裏腹に、かつてないほどの快楽に打ち震えていた。
「ひ、ぁ……あ……」
膣内は激しく収縮を繰り返す。射精中の春彦をよりいっそう締め上げ、彼の射精欲を限界まで促し、絞り尽くした。
春彦は、最後の最後でおかしくなりそうなほどの快楽を与えられていた。
一滴残らず搾り取られ、ようやく己をずるりと引きずり出す。心配になって桃子を見やると、今まで泣いて嫌がっていたのが嘘のように、彼女は自身の下腹部をいとおしそうに撫でさすりながら、歓喜の表情を浮かべていた。
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「え?」
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