期限付きの側室なのに皇太子殿下が離してくれません!

林檎

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第二章 才能の開花編

紅と紺

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【銀の魔女の宣戦布告の直後の話】

あの夜会の後――。
控えの間には、アレクサンドラから贈られた書物が無造作に置かれていた。
美しい装丁の歴史書と語学書。だが、中身は、学者でさえ読み解くのに苦労する専門書ばかりだ。
側近のひとりが包みを手にしながら口を開く。

「……殿下。この贈り物、どういたしましょうか?」

アルフレートは苛立ちを隠さず吐き捨てた。

「捨てろ。あの魔女の贈り物など、必要ない。」

怒りを押し殺した低い声だった。
側近は「かしこまりました」と頷きかけた、その時――。

「まあ、アル様。」

ヴェロニカが一歩進み出て、柔らかく微笑んだ。

「アレクサンドラ様が折角ご用意してくださったものですわ。粗末にするのは……、心が痛みます。」

しとやかに伏せた睫毛、健気さを纏った声音。彼女は心優しい妃を完璧に演じていた。

「私からリリアーヌ様にお渡ししますわ。それに……、リリアーヌ様にとっても、勉強をなさる良い機会になりますでしょう?」

アルフレートの険しい顔が、緩んだ。

「……ヴェロニカ。君は本当に優しいな。」

側近たちも口々に称賛の声を上げる。

「お心が広すぎます。妃殿下。」

「ヴェロニカ様ほどの方が気遣われる必要などないのに……。」

「さすがは薔薇の聖女…。」

称賛のさざ波が広がり、ヴェロニカはその響きに胸が甘く満たされる。
すべての言葉が、彼女の肌を撫でる絹のように心地よく響く。

「いいえ。当然のことでございますわ。」

そう言って、ヴェロニカはあくまでも謙虚な微笑を浮かべる。

そこで、眼鏡をかけた銀髪の側近がぼそっと漏らした。

「ところで…、その側室……そもそも文字が読めるのでしょうか?」

静かな室内に、鈍い衝撃のようにその言葉が響いた。
アルフレートの表情が陰り、奥歯が軋む。

(やはり、こうなる……。アレクサンドラの狙い通りだ。)

リリアーヌが学園にも行かず、教養も受けていないことは周知の事実。
この難解な書物など、読めるはずもなかった。

そんな空気を味わいながら、ヴェロニカは心の奥でほくそ笑む。

(――無能であればあるほど都合がいいのよ。
アレクサンドラみたいな“優秀な女”と比べられる心配がない。
“できない側室”の隣に立てば、私がどれほど優秀かがよく際立つもの。)

彼女はその本心を微塵も見せず、慈愛深げに微笑んだ。

「心配いりません。私がお教えいたしますから。」

柔らかな言葉に潜む毒には、誰も気付かない。

「ヴェロニカ…。」

アルフレートはヴェロニカの慈悲深さに感心したように深く息を吐き、ヴェロニカを真っ直ぐ見つめる。

「…ありがとう。君がそう言ってくれて、とても心強い。ヴェロニカが教えてくれるなら、リリアーヌも人並みの教養は身に着くかもしれない。」

側近たちも口々に賛同する。

「ええ。本当に…。妃殿下ほどの方に直接お教え頂けるとは、側室様にとってもこれ以上ない幸運ですね。」

「ヴェロニカ様は本当にお優しい。」

ヴェロニカは「お任せください」と言って、優雅に微笑んだ。




あの夜会から、一週間が経った。
午後の静かな一時の中、リリアーヌは薄い麻布のしおりをそっと開き、聖典の外伝を読んでいた。
ページをめくるたびに胸が高鳴る。

「……あっ、もう読み終わっちゃった。」

リリアーヌは名残惜しそうに本を閉じた。

「十二聖者録も、いつか読んでみたいなあ。」

リリアーヌはぽつりと呟く。

十二聖者。聖者とは、国を救い、奇跡を起こし、神への信仰を貫いた偉大な人物のことだ。その中でも特別に選ばれた十二人を記したのが十二聖者録である。教会の象徴にして、今なお語り継がれる伝説の書だ。

「ベアトリーチェ様の章は絶対、読みたいし…。あ、でも、黄金穂の守護者セバスティアヌス卿の話も捨てがたい!」

想像するだけで頬が緩む。
だが一つ問題があった。十二聖者録は滅多に出回らない貴重な本なのだ。

「サンパルス大聖堂や、学術院にあるって司祭様が言ってたけど…、」

サンパルス大聖堂は世界最大の教会。
学術院は魔法学園の卒業生が進む高等研究機関。
どちらも、今のリリアーヌには縁のない場所だった。

「私じゃ、無理だよね……。」

聖職者でもないし、魔法学園を卒業どころか入学したこともないのだから。
ふと視線を上げる。
王宮の図書館とかに十二聖者録はないだろうか。側室にいる間なら、王宮の図書館に出入りできるチャンスがあるかもしれない!

そんな淡い期待を胸にしていたその時――。
ノックもなく扉が勢いよく開いた。

「リリアーヌ様。皇太子妃殿下がお呼びです。お茶をご一緒にとのことです。」

侍女の声に、リリアーヌはぱちりと目を瞬かせた。

「えっ、ヴェロニカ様が私を?」

「はい。すぐにお越しいただきたいとのことです。」

嬉しさが胸いっぱいに広がる。

「す、すぐに行きます!」

(嬉しい…!ヴェロニカ様が、お茶に誘ってくださるなんて!)

喜びに弾む心で立ち上がるが――ふと、自分の格好に気づいた。
今着ているのは、麻のエプロンワンピースだ。

(わ、わわっ…!しまった!この格好じゃヴェロニカ様の所に行けない!)

リリアーヌは急いでクローゼットを開けて、ドレスを選んだ。

(ふう…。良かった…。ヴェロニカ様が用意してくれたドレスがあって…)

リリアーヌは自分でドレスを一着も持ってきていなかったので、ヴェロニカが用意してくれたものしかない。
お茶会なら、どの色が良いだろうか。
手に取ったのは紺色のドレスだ。露出は控えめで、首元まで襟がついた上品なデザイン。胸元が大きく開いたドレスは、リリアーヌの体型には似合わない。これくらいが丁度いい。

他には黒、茶色、灰色のドレスもあったが、どれもお茶会には少し重い色に思えた。
紺色が、一番無難で落ち着いて見える。

紺色のドレスに着替えたリリアーヌは侍女に案内され、ヴェロニカの住む宮殿へと向かった。
本宮から少し離れた場所に建つ、その宮殿の名は――ルビー宮殿。
門をくぐった瞬間、リリアーヌは息を呑んだ。

赤。
目に映るもの全てが、燃えるような赤に彩られていた。
壁には本物のルビーが惜しげもなくあしらわれ、陽の光を受けて妖しく輝いている。

「わあ‥‥!」

柱には深紅の大理石が使われ、床には紅玉を散りばめた絨毯が敷き詰められていた。
天井のシャンデリアからは、無数のルビーが吊るされ、まるで血のしずくのように煌めいている。
庭園に咲く花々も、真紅の薔薇ばかり。
噴水の水盤にまで、小さなルビーが埋め込まれていた。

(これ、全部……本物……?)

リリアーヌは圧倒され、立ち尽くした。
これほどの宝石を惜しげもなく使えるのは、皇太子妃という地位の象徴なのだろう。
いや、それ以上に――これは、ヴェロニカ様そのものを表しているようだった。
華やかで、艶やかで、人の目を惹きつけてやまない、紅の女王。ヴェロニカ様にぴったりだ。

「リリアーヌ様、こちらへ。」

侍女に促され、リリアーヌは我に返った。

リリアーヌはおそるおそる小さな応接間に足を踏み入れた。
テーブルには上質な茶器が並び、すでに香り高い茶葉が湯気を立てている。

「リリアーヌ様、お忙しいところを呼び出してしまってごめんなさいね。少し、お茶でもと思いまして。」

ヴェロニカは完璧な微笑みを浮かべる。
その笑みは大輪の薔薇のように咲き誇り、まるで美の女神、アフロディシアのよう……。
リリアーヌはポー、とその美しさに見惚れてしまう。

「リリアーヌ様?どうかしまして?」

「ッ!あ、も、申し訳ありません…!お茶に誘って下さり、とても嬉しいです。お気遣い下さり、ありがとうございます。」

「それは良かったわ。さあ、そちらにお座りになって。」

「はい。失礼しま…、」

リリアーヌが椅子に手をかけたとき、座面に小さなトカゲがいるのが目に入った。

(あ、トカゲだ。迷い込んじゃったのかな?)

「どうなさったの?リリアーヌ様。早くお座りくださいな。」

「あ、はい!少々お待ちください。」

リリアーヌはツイ、と手を伸ばしてトカゲを掴むと、そのまま地面に逃がしてあげた。

リリアーヌがどんな反応をするのか、扇越しにくすりとほくそ笑んでいたヴェロニカと、意地悪そうにニヤニヤ笑っていた侍女たち——全員が、予想外の反応に固まった。

リリアーヌはそのまま何事もなく、ストンと椅子に座る。

(この女…!信じられない。素手で…トカゲに触るなんて…!)

ヴェロニカは内心、苛立っていた。そういえば、侍女長の話だと、この女はネズミやゴキブリを部屋に放っても全く動じることなく、平気だったと話していたわね。さすが、卑しい血を引く女だこと!



ヴェロニカはティーカップの取っ手へ指を添え、ゆるやかに持ち上げた。
一連の動きは無駄がなく、気品を纏ったその優雅な仕草に、リリアーヌは思わず息をのんだ。

(わぁ……。お茶を飲むだけなのに、なんて綺麗なんだろう……。)

リリアーヌはまたしても、ヴェロニカに見惚れてしまうのだった。

「最近、不便なことはないかしら?何か困っていることはない?」

自分の命じた仕打ちがリリアーヌを困らせていると知りながら、まるで無関係のようにこうした言葉をかけられるのが、ヴェロニカの怖いところだった。が、リリアーヌはそんなヴェロニカの思惑など露知らず、ぱっと目を輝かせた。

「不便なんてとんでもありません!皆さま本当に良くしてくださって……。とても快適に過ごしています。これもヴェロニカ様のおかげです!」

まっすぐな笑顔でリリアーヌはそう言う。
その反応に、ヴェロニカのこめかみがわずかにぴくりと動いた。

(……この女、本当に何も感じてないの?少しは不満を言いなさいよ……!)

苛立ちを必死に飲み込みながら、優雅な笑みを保つ。
ヴェロニカはティーカップを置くと、

「そう‥‥。それは、良かったわ。」

ヴェロニカは一瞬だけ間を置いてから、話題を変えた。
ティーカップを優雅に持ち上げながら、それとなくリリアーヌを見渡す。

「まあ、リリアーヌ様。そのドレス……、よくお似合いですわ。」

一見すると褒め言葉。しかし、その視線はどこまでも冷たい。

「紺色は落ち着いた色ですものね。華やかさには欠けますけれど……、リリアーヌ様のような方には、これくらいが丁度よろしいかもしれませんわ。」

侍女たちが同調するようにクスッと笑う。
だがリリアーヌは、ぱっと顔を輝かせた。

「ありがとうございます! ヴェロニカ様の赤いドレスもとても素敵です。このドレス、ヴェロニカ様がくださったので大事に着ています。他にもドレスをいただいて……本当に嬉しいです。」

純粋な感謝の言葉を口にするリリアーヌにヴェロニカの笑みが、わずかに引きつった。

(……この女、嫌味に気づいてないの……!?)
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