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第一章 出会い編
約束
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「つくづく君は…、変な女だな。」
「え?」
「俺を優しいと言ったり、俺の妻になって良かったなどと言ったり…、そんな事を言うのは君だけだ。本当に君は変わった女だな。」
そう言った彼の口調はどことなく優しくて…、柔らかい表情を浮かべていた。リスティーナはまたしてもそんな彼に見惚れてしまう。
「何故、そんな目で俺を見るんだ。」
「ッ…!も、申し訳ありません!」
ルーファスにそう指摘され、リスティーナは慌てて目を逸らし、頭を下げた。
「君は…、いつもそうやって男を見つめたりするのか?」
「え、あの…、そんなに私…、酷い顔をしていましたか?」
リスティーナは思わず頬に手をやり、不安そうに彼に訊ねた。
「いや。そういう意味じゃない。ただ…、あまり男の顔をじっと見つめたりするものじゃない。自覚がないのなら余計に気を付けた方がいい。」
「え。ど、どうしてですか?」
「その気がなくても、目が合ったり、笑いかけたりすれば誘われたなどと勘違いする男がいるからだ。君はもう少し自分の美しさを自覚した方がいい。」
「え、う、美しいって…、わ、私がですか?」
面と向かって言われた言葉にリスティーナは顔を赤くして動揺した。
「気付いていなかったのか?…呆れるな。それでよく今まで無事だったものだ。」
「ほ、褒めすぎです!わ、私はそこまで美しくありませんから!う、美しいというのは、ダニエラ様やアーリヤ様達のような方達の事で…!」
リスティーナにはあの二人のように華やかな容姿も女らしい色気も持ち合わせていない。
そういえば、あの二人には劣るが異母姉、レノアも同じタイプの美女だ。
華やかで色気があって…、何より胸が大きいという点がよく似ている。
リスティーナの胸は平均的な大きさであそこまで育っていない。
それに、リスティーナには圧倒的に華やかさというものに欠けていた。
ダニエラ達が薔薇なら、リスティーナは道端に生える野花のようなものだ。踏まれても気付かれない。そんなちっぽけな花。
レノアにも散々容姿の事で馬鹿にされた。地味、みすぼらしい、陰気臭い顔だと言われ、みっともない髪だと嘲笑われた。無理矢理髪を切られたこともある。
「そんな事はない。」
嫌な事を思い出してしまい、沈んでいたリスティーナはルーファスの言葉に思わず彼を見つめた。
「君の顔を初めて目にした時…、一瞬、妖精が迷い込んでしまったのかと思った。
その…、着替え終えた君を見た時も…、思わず見惚れてしまった程だ。」
「え…。」
あの時、彼が固まっていたのはそういう…?
ほ、本当に私をそんな風に思ってくれているの?社交辞令ではなく?
こんな風に褒められたことはないのでどう反応していいか分からずにリスティーナは戸惑った。
胸がドキドキと高鳴る。
「だから…、君はもう少し警戒心を持つべきだ。さっきのように俺の目をじっと見つめたりするものじゃない。」
「…違います。私、誰にでもそのような事はしていません。で、殿下だけです。こんな風に面と向かって話すのも視線を合わせるのも…。殿下が初めてです。」
「っ、だから、そういう事を軽々しく口にするなと…、」
「本当の事です!私…、実は男性が苦手なのです。男の人は…、怖いから…。」
メイネシア国にいた頃、リスティーナを蔑む貴族は多かったが一部の貴族だけはリスティーナに近付く男もいた。
正妃の子であるレノアは無理でもリスティーナなら簡単に落とせそうだと思われていたからだ。
王女であるリスティーナを落とせるか落とせないかで賭け事に興じる貴族達もいた。
表面上は優しくしてくる彼らだったがそれが不気味で怖かった。
リスティーナがいつまで経っても身体を許さないので逆上して、乱暴されかけたこともあったがいつも運良く逃れることができた。
それ以来、近付く男を信用できなくなり、疑うようになってしまった。
だから、リスティーナは男の目を見るのが苦手だし、話すのも辛かった。
そんなリスティーナが…、彼に対してはそんな感情を抱かなかった。むしろ、自分から近づいた。
今までこんな事はなかったのに…。
「でも…、殿下は怖くないんです…。さ、触っても嫌じゃなくて、むしろ…、」
その先の言葉ははしたないと思い、言えなかった。リスティーナはスカートの裾をキュッと握りながら言った。
「わ、私…、殿下のことをもっと、よく知りたいのです。そう思われるのは…、迷惑、でしょうか…?」
ルーファスは数秒、黙ったまま答えない。
やっぱり…、迷惑よね。殿下が優しいから、私ったらつい欲を出してしまって…。
リスティーナがそう思っていると、ルーファスが立ち上がり、リスティーナに近付いた。
背が高い彼に見下ろされる。
「君の好きなようにすればいい。知りたいことは可能な範囲で答えよう。ただ…、一つだけ約束してくれ。」
約束…?何だろう。リスティーナは彼の言葉を待った。ルーファスは目を細めて、リスティーナに手を伸ばした。が、その手は触れることなく、下ろされる。不思議そうにしているリスティーナに彼は言った。
「絶対に俺を傷つけないと約束してくれ。それだけを守ってくれればいい。」
リスティーナは目を見開いた。彼がそう言った理由がすぐに分かった。
彼を傷つけることで呪いの力が発動して、私が傷つくことを心配してくれているんだ。
彼は私を傷つけまいと案じてくれている。こうして、忠告することで私の身を守ろうとしてくれている。リスティーナは胸が熱くなった。自分ではなく、他人を案じてくれる彼の優しさが嬉しかった。
「…はい。殿下。約束します。」
リスティーナが微笑んでそう返すと、ルーファスの目元が少しだけ和らいだ気がした。
よく見ないと気付かないがこうして、観察すれば彼の目にはちゃんとした感情の色がある事が見て取れる。
「それなら、いい。」
すぐに無表情に戻ったルーファスにリスティーナは嬉しそうに微笑んだ。
「長話に付き合わせて悪かったな。俺はそろそろ失礼する。」
「い、いえ!とんでもありません。私こそ、引き留めてしまい申し訳ありませんでした。」
これでお別れだと思うと、リスティーナは寂しい気持ちになった。次にいつ会えるのかも分からない。
ルーファスは一度、リスティーナに振り返ると、
「今日はゆっくり休め。」
短くそれだけ言うと、彼はそのまま部屋から出て行った。
無愛想ながらも優しい言葉をかけてくれた彼にリスティーナはじんわりと胸が熱くなった。
そのまま彼の背中が見えなくなるまで見送った。
「え?」
「俺を優しいと言ったり、俺の妻になって良かったなどと言ったり…、そんな事を言うのは君だけだ。本当に君は変わった女だな。」
そう言った彼の口調はどことなく優しくて…、柔らかい表情を浮かべていた。リスティーナはまたしてもそんな彼に見惚れてしまう。
「何故、そんな目で俺を見るんだ。」
「ッ…!も、申し訳ありません!」
ルーファスにそう指摘され、リスティーナは慌てて目を逸らし、頭を下げた。
「君は…、いつもそうやって男を見つめたりするのか?」
「え、あの…、そんなに私…、酷い顔をしていましたか?」
リスティーナは思わず頬に手をやり、不安そうに彼に訊ねた。
「いや。そういう意味じゃない。ただ…、あまり男の顔をじっと見つめたりするものじゃない。自覚がないのなら余計に気を付けた方がいい。」
「え。ど、どうしてですか?」
「その気がなくても、目が合ったり、笑いかけたりすれば誘われたなどと勘違いする男がいるからだ。君はもう少し自分の美しさを自覚した方がいい。」
「え、う、美しいって…、わ、私がですか?」
面と向かって言われた言葉にリスティーナは顔を赤くして動揺した。
「気付いていなかったのか?…呆れるな。それでよく今まで無事だったものだ。」
「ほ、褒めすぎです!わ、私はそこまで美しくありませんから!う、美しいというのは、ダニエラ様やアーリヤ様達のような方達の事で…!」
リスティーナにはあの二人のように華やかな容姿も女らしい色気も持ち合わせていない。
そういえば、あの二人には劣るが異母姉、レノアも同じタイプの美女だ。
華やかで色気があって…、何より胸が大きいという点がよく似ている。
リスティーナの胸は平均的な大きさであそこまで育っていない。
それに、リスティーナには圧倒的に華やかさというものに欠けていた。
ダニエラ達が薔薇なら、リスティーナは道端に生える野花のようなものだ。踏まれても気付かれない。そんなちっぽけな花。
レノアにも散々容姿の事で馬鹿にされた。地味、みすぼらしい、陰気臭い顔だと言われ、みっともない髪だと嘲笑われた。無理矢理髪を切られたこともある。
「そんな事はない。」
嫌な事を思い出してしまい、沈んでいたリスティーナはルーファスの言葉に思わず彼を見つめた。
「君の顔を初めて目にした時…、一瞬、妖精が迷い込んでしまったのかと思った。
その…、着替え終えた君を見た時も…、思わず見惚れてしまった程だ。」
「え…。」
あの時、彼が固まっていたのはそういう…?
ほ、本当に私をそんな風に思ってくれているの?社交辞令ではなく?
こんな風に褒められたことはないのでどう反応していいか分からずにリスティーナは戸惑った。
胸がドキドキと高鳴る。
「だから…、君はもう少し警戒心を持つべきだ。さっきのように俺の目をじっと見つめたりするものじゃない。」
「…違います。私、誰にでもそのような事はしていません。で、殿下だけです。こんな風に面と向かって話すのも視線を合わせるのも…。殿下が初めてです。」
「っ、だから、そういう事を軽々しく口にするなと…、」
「本当の事です!私…、実は男性が苦手なのです。男の人は…、怖いから…。」
メイネシア国にいた頃、リスティーナを蔑む貴族は多かったが一部の貴族だけはリスティーナに近付く男もいた。
正妃の子であるレノアは無理でもリスティーナなら簡単に落とせそうだと思われていたからだ。
王女であるリスティーナを落とせるか落とせないかで賭け事に興じる貴族達もいた。
表面上は優しくしてくる彼らだったがそれが不気味で怖かった。
リスティーナがいつまで経っても身体を許さないので逆上して、乱暴されかけたこともあったがいつも運良く逃れることができた。
それ以来、近付く男を信用できなくなり、疑うようになってしまった。
だから、リスティーナは男の目を見るのが苦手だし、話すのも辛かった。
そんなリスティーナが…、彼に対してはそんな感情を抱かなかった。むしろ、自分から近づいた。
今までこんな事はなかったのに…。
「でも…、殿下は怖くないんです…。さ、触っても嫌じゃなくて、むしろ…、」
その先の言葉ははしたないと思い、言えなかった。リスティーナはスカートの裾をキュッと握りながら言った。
「わ、私…、殿下のことをもっと、よく知りたいのです。そう思われるのは…、迷惑、でしょうか…?」
ルーファスは数秒、黙ったまま答えない。
やっぱり…、迷惑よね。殿下が優しいから、私ったらつい欲を出してしまって…。
リスティーナがそう思っていると、ルーファスが立ち上がり、リスティーナに近付いた。
背が高い彼に見下ろされる。
「君の好きなようにすればいい。知りたいことは可能な範囲で答えよう。ただ…、一つだけ約束してくれ。」
約束…?何だろう。リスティーナは彼の言葉を待った。ルーファスは目を細めて、リスティーナに手を伸ばした。が、その手は触れることなく、下ろされる。不思議そうにしているリスティーナに彼は言った。
「絶対に俺を傷つけないと約束してくれ。それだけを守ってくれればいい。」
リスティーナは目を見開いた。彼がそう言った理由がすぐに分かった。
彼を傷つけることで呪いの力が発動して、私が傷つくことを心配してくれているんだ。
彼は私を傷つけまいと案じてくれている。こうして、忠告することで私の身を守ろうとしてくれている。リスティーナは胸が熱くなった。自分ではなく、他人を案じてくれる彼の優しさが嬉しかった。
「…はい。殿下。約束します。」
リスティーナが微笑んでそう返すと、ルーファスの目元が少しだけ和らいだ気がした。
よく見ないと気付かないがこうして、観察すれば彼の目にはちゃんとした感情の色がある事が見て取れる。
「それなら、いい。」
すぐに無表情に戻ったルーファスにリスティーナは嬉しそうに微笑んだ。
「長話に付き合わせて悪かったな。俺はそろそろ失礼する。」
「い、いえ!とんでもありません。私こそ、引き留めてしまい申し訳ありませんでした。」
これでお別れだと思うと、リスティーナは寂しい気持ちになった。次にいつ会えるのかも分からない。
ルーファスは一度、リスティーナに振り返ると、
「今日はゆっくり休め。」
短くそれだけ言うと、彼はそのまま部屋から出て行った。
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