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第1章 幼少期
洗礼式編 2話
しおりを挟む「「申し訳ありません!待たしてしまいました!」」
俺とシュンはあわてて謝る。
「レイハルト、シュレイン、謝る必要など無いから顔を上げて」
父上が声をかけてくれたので俺とシュンは顔を上げた。
父上とは、シュレインと会った次の日に二人で遊んでいたら急にやってきたのだ。
そこで話してわかったが、父上は俺とシュレインを溺愛しているらしい。
最初に陛下と呼んだら涙目で父上と呼んでくれと言われた。
そこからは父上と呼んでいる。公的なときでも、よほど厳格ではない限り父上と呼んでくれと言われた。
それから父上は自分の身内と認識していない人に対してはとことん冷酷だ。
身内に対しても違いがある。例えば、俺とシュレイン、母上ぐらいまでは激甘だが、他の、第2王妃とかそこら辺には冷酷とまではいかないが、冷たい。
第2王妃はシュンの母親なのにどうして冷たいのかわからないが俺は少し嘘くさいのでなるべくちかくに寄らないようにしている。
そう考えながら顔を上げると、とたんに目線が高くなった。
父上に抱き上げられたのだ。隣を見るとシュンも抱き上げられていた。
「「父上!?」」
二人で声をあげると「何かな?」と言いたげな顔で俺たちの方を見た。
「「いえ、ビックリしただけです。」」
二人で揃って返すと父上が急に笑い出した。
何でだ?
二人で顔を見合わせていると父上がさらに笑い出したが父上の近衛騎士がやってきて
「準備が整いました」
と言ったら、笑いが一瞬で収まった。
「それじゃあ行こうか」
父上が声をかけて歩き出す。
ちなみに俺たちは抱き上げられたままだ。
玄関を出ると、大きくて豪華な車が3つ並んでいた。
中でも一番大きくて豪華な馬車に父上に抱き上げられたまま乗る。
母上と第2王妃はそれぞれの馬車に乗ったみたいだ。
いいのかな?と思っていると、顔に出ていたのか父上が声をかけてきた。
「いいんだよ。事前に二人には言っておいたから。まぁ本来は二人とも母親と乗るんだけどね」
…良いんだ。まぁ、国王に口出しできる人なんてほとんどいないしね。
「「そうなんですか、ところでさっき笑っていたのはどうしてですか?」」
馬車が出発したところで、気になっていたことを聞くと、シュンと同じタイミングになった。
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