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第2章 学園
学園編 5話
しおりを挟むシュンが目を覚ました。
「ハル…?」
「ごめん、起こしちゃった?」
「ううん、大丈夫」
少しやり取りしたあとにシュンは体を起こした。
「シュレイン、体調は大丈夫か?」
「父上!?すみません!もう大丈夫です。ハル、起こしてくれたら良かったのに…」
父上がいたことに驚きの声をあげるシュン。
「俺がいやだった」
「…そう」
「あんなことがあった直後だが…。2人とも、今日はちょうど話があったんだ」
父上が唐突に口を開いた。
「「?」」
何かあったのだろうか
「ふっ」
二人で首をかしげる様子に父上が微笑む。
「2人の部屋を王宮に移そうと思っているんだ」
、、、
そんなこと?
何か重要なことかと思った。
でも、
「なぜ急に?」
「いつまでも後宮にいるわけにはいかないだろう」
あ~、そっか。
俺らの住んでるところ後宮だったわ。
「なるほど、わかりました。荷物はどうすれば良いですか?」
「今日中に使用人に移動させる。今日の夕方には移動も終わるだろうから夜から新しい部屋を使ってくれ」
はや…
「ずいぶんと急ぎますね」
シュンが俺の気持ちを代弁してくれる。
「少し前から話をしようと思っていたんだがな、時間が合わなかったんだ。だか、今回のことがあったから今日中に移動させることにした」
うん。父上ナイス!
「わかりました。では、今日は俺たち城の書庫へ行く予定でしたのでこれで失礼します」
「あぁ、気を付けてな」
執務室を出るためにドアノブに手を掛ける。
「あ、少し待ってくれ」
ドアを開けようとしたところで父上に声をかけられた。
「どうかしましたか?」
「2人の部屋の場所は俺の部屋のある階だ。後は侍女やたちに聞いてくれ」
「「わかりました」」
そう返して、シュンと2人で部屋を出る。
そのままシュンと雑談を交わしながら書庫へ向かった。
ーーーーーーー
字が読みづらくなって顔を上げる。
窓の方へ顔を向けると日が落ちかけていた。
暗くなっていることに気づかないほど本に集中していたらしい。
本を閉じたところで後ろから声がかかった。
「あ、ハル。読み終わった?」
「いや、まだ読み終わってないけど暗くなってきたから」
そう言って本を戻すために立ち上がる。
「シュンは?」
「ちょうどさっき読み終わって、本戻してからハルに声をかけようと思ってたところ」
「そっか、じゃあ本を戻してくるから待ってて」
「うん」
そう言って本棚へ向かう。
シリーズの本を4冊もってきていたのでまとめて持つとそれなりの重さがあった。
ちなみに読んでいたのは属性理論学の本だ。
最近は専らこれにはまっている。
城の書庫は広いが、それなりに訪れていて、場所は覚えているため、すぐにシュンのところへ戻る。
と、シュンがサンドウィッチを口にしていた。
いつの間に?
「シュン、それは?」
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