5 / 63
第一部 「エルフの禁呪」編
その人の不思議な匂いは、あたしの身体を熱くさせる(ジーナ)
しおりを挟む
あっけなく、あたしはやられた。
なんとしても、ライラだけは守らなくちゃって、思ったんだけど。
必死にくりだしたあたしの剣は、男を怒らせただけだった。
男のダガーが閃いたかとおもうと、
(えっ? なに!?)
あたしの胴衣がざっくりさけて。
真っ赤な血が噴き出して、ぼたぼた滴った。
まず感じたのは、燃えるような熱さ。
つぎには、それが激烈な痛みになって、身体をつきぬけて。
斬られた!
って思うと、膝からすうっと力が抜け、頭の中もからっぽになっていって。
「ジーナぁーっ!!」
ライラの叫びが聞こえたような気がしたけど、もう、自分が立っているのか、倒れているのかそれさえもわからなくなって。
あたりの音もなんにも聞こえなくなって。
(ああ……あたしは、このまま死んじゃうんだ……)
目は開いているはずなのに、なにも見えなくて。
目の前はみな、うす暗い。
(あたし……死んだら、お母さんたちのところにいくのかな……)
そう思ったけど、でも、孤児のあたしは、お母さんの顔も知らないから
(会えても、お母さんだって、わかるのかな……)
ああ、もう、体がなにも感じなくなった。
(ラ…イ…ラ…ご…め…ん…あ……た………し………も…………う………)
あたしの命の天秤が、「死」に向かって、取り返しがつかないところまで傾こうとした時。
「すぐだからね」
どこからか、そんな声がきこえたような気がした。
そして、あたしの胸のあたり、暖かいお湯のようななにかが、力強い流れになってそそぎこまれるのを感じた。
不思議な、身体が熱くなるような匂いが、あたしをつつんでいた。
……。
………。
…………。
そして
世界の音がもどる。
光がもどる。
それまで消えていた、五感がもどる。
わたしの体が、命がもどってくる。
「うぅう……」
口からは呻き声がでた。
「ジーナ、ジーナ!」
あたしを呼ぶ、ライラの声がきこえて。
目の前に、あたしをのぞきこむライラの顔があったのだ。
「ジーナ、だいじょうぶ?」
ライラは悲痛な顔をしている。
「……ライラ?……あたし……どうなったの?」
あたしが聞くと、ライラは泣き出した。
視線を落として、斬られた胸を確認する。
胴衣はさけて、たしかに斬られているのだけれど、下の肌がみえているけど、不思議なことに傷がなかった。
あんなに吹き出した血も、ほとんど付いていない。
夢?
いや、あの痛みはほんとうだった。
おかしなことに今、痛みはなんにも感じないけど。
そして気がついた。
あたしの横に、もう一人。
知らない人がいることに。
その人は、やさしそうな目で、じっとあたしをみていた。
黒い髪。そして、瞳の色も黒くて。
若い、男の人だった。
(あっ! 胸!!)
あたしは、あわてて自分の胸をかくした。顔が熱くなった。
その人は、ユウと名のった。
この辺りの人ではなさそう。
それどころか、この国の人でもないかも。
まず見た目からおかしい。
服装がへんだ。
胴衣が裂けてしまったあたしに、自分の黄色い上着をかしてくれたけど、その服。
肌ざわりはすごく良くて、でもなんの生地なのかわからない。縫い目が異常に細かくて、まるで貴族が着るような高級な感じがする。
まさか、ユウさん貴族?
それに、服の前をあわせるのも、紐でもないし、釦でもない。なにか白い札みたいな小さなものを、 ちゃーっと引き上げると、それで服が完全に一つになってしまうんだ。ユウさんは「ふぁすなあ」とか言ってた。なんのことかわからないけど。
服の胸には、青く文字のような模様のようなものが書いてあるけど、もちろん意味なんてわからない。
なにかの紋章かな?
ひょっとして、魔法使いの呪符?
そうかもしれない。
魔法使いだよ、この人は。
だって、ユウさんは、たった一人で、不思議な魔法をつかって、盗賊たちを全員倒してしまったのだから。
「じゅうりょく」を操作した、って説明してくれたけど、まあ、あたしなんかに魔法の理屈がわかるわけないよね。そうなんだ、って思うだけ。
ライラは、ユウさんの話をきいたあとでも、
「こんな魔法きいたことないよ……おかしいよぉ」
なっとくいかない顔をしていた。
ライラは自分でも魔法を勉強してるし、頭を使うのが好きみたいだから、なんか難しく考えてるみたいだけどさ。
これはどう考えて魔法でしょ。それも上級者の。
ライラが言うには、一発でみんな、ばったり倒れたって。
すごいよ。
かっこいいよ。
その上、死にかかっていたあたしの傷も治してくれたんだ。
いや、自分で言うのもへんだけど、あれは、ふつうならぜったい死んでたね。
気が遠くなりながら、死ぬって、こういうことなんだ、って思ったもん。
それが、傷も残さず直っちゃった。
これも魔法だよね。
やっぱり、ユウさんてすごい魔法使いなんじゃないかな。大魔導師?
ひょっとして、宮廷魔導師かなんかで、お忍びで旅をしているとか?
でもそれにしては、見た目、若いよね。
あたしやライラとそんなに違わない感じだし。
やっぱり宮廷魔導師はないか……。
とにかく、ユウさんのおかげで命がたすかったのは確かだ。
なにしろ、命の恩人なんだから。
好感度高いよ。
ユウさんハンサムだし。
それに、あの、不思議な匂い!
あたしは獣人だから、鼻はすごく良い。
自慢じゃないけど、匂いだけでいろんなことがわかってしまう。
例えば、ユウさんがなにか、美味しそうな甘ーい匂いのするものを、今、服のどこかに持っていることだって、分かっちゃう。それがなにかすごく気になるけど、それはそれとして。
そんなに鼻がよくて、なんであいつらの接近に気づかなかった?
すみません。
薬草集めの報酬でおいしいものを買うことで頭がいっぱいで……。
そういうところをライラによく叱られるんだよなあ。
その話じゃなくて。
ユウさんから、不思議な匂いが出ているんだ。
ライラにはぜんぜん感じられないみたい。
あたしが匂いのことをいうたびに、不思議そうな顔をするから。
ユウさん自身も、自分がそんな匂いを出しているなんて分からないみたい。
わたしがそのことを言ったら、あせったように自分のにおいをかいでた。
おかしくって、笑ってしまったけど。
ひょっとして、この匂い、あたしにしか分からないのかなあ。
こんなにはっきりした匂いなんだけどなあ。
ヒトにはわからない匂いなのかもしれない。
説明が難しいんだけど、すごくはっきりして際立つような匂いで、でもけっして嫌なにおいじゃないの。
花の季節のジャコウソウの匂いが近い?
ちがうな。
やっぱり例えようがないな……。
あたしはこれまで一度もこんな匂いをかいだことがない。
そして、その匂いをかいでいると、なんだか頭の芯がぼうっとしてきて、体が熱くなるような、胸がドキドキして、なんかじっとしていられなくなるような、もっとその匂いに近づきたくなるような……。
気をつけないと、我を忘れそう。
危ない、危ない……。
そんなユウさんだから、このままお別れじゃなくて、もっといっしょにいられたらいいなと思っていたら、
ライラが、緊張した顔で
「わたしたちの家にきませんか?」
って誘った。
ライラ、えらい!
さすがライラだ。
ライラがんばった。
さすがあたしの友だちだ!
「それがいい!」
あたしも思わずとびあがったよ。
ユウさんにあたしたちの家に来てもらって、もっと話をするんだ!
なんとしても、ライラだけは守らなくちゃって、思ったんだけど。
必死にくりだしたあたしの剣は、男を怒らせただけだった。
男のダガーが閃いたかとおもうと、
(えっ? なに!?)
あたしの胴衣がざっくりさけて。
真っ赤な血が噴き出して、ぼたぼた滴った。
まず感じたのは、燃えるような熱さ。
つぎには、それが激烈な痛みになって、身体をつきぬけて。
斬られた!
って思うと、膝からすうっと力が抜け、頭の中もからっぽになっていって。
「ジーナぁーっ!!」
ライラの叫びが聞こえたような気がしたけど、もう、自分が立っているのか、倒れているのかそれさえもわからなくなって。
あたりの音もなんにも聞こえなくなって。
(ああ……あたしは、このまま死んじゃうんだ……)
目は開いているはずなのに、なにも見えなくて。
目の前はみな、うす暗い。
(あたし……死んだら、お母さんたちのところにいくのかな……)
そう思ったけど、でも、孤児のあたしは、お母さんの顔も知らないから
(会えても、お母さんだって、わかるのかな……)
ああ、もう、体がなにも感じなくなった。
(ラ…イ…ラ…ご…め…ん…あ……た………し………も…………う………)
あたしの命の天秤が、「死」に向かって、取り返しがつかないところまで傾こうとした時。
「すぐだからね」
どこからか、そんな声がきこえたような気がした。
そして、あたしの胸のあたり、暖かいお湯のようななにかが、力強い流れになってそそぎこまれるのを感じた。
不思議な、身体が熱くなるような匂いが、あたしをつつんでいた。
……。
………。
…………。
そして
世界の音がもどる。
光がもどる。
それまで消えていた、五感がもどる。
わたしの体が、命がもどってくる。
「うぅう……」
口からは呻き声がでた。
「ジーナ、ジーナ!」
あたしを呼ぶ、ライラの声がきこえて。
目の前に、あたしをのぞきこむライラの顔があったのだ。
「ジーナ、だいじょうぶ?」
ライラは悲痛な顔をしている。
「……ライラ?……あたし……どうなったの?」
あたしが聞くと、ライラは泣き出した。
視線を落として、斬られた胸を確認する。
胴衣はさけて、たしかに斬られているのだけれど、下の肌がみえているけど、不思議なことに傷がなかった。
あんなに吹き出した血も、ほとんど付いていない。
夢?
いや、あの痛みはほんとうだった。
おかしなことに今、痛みはなんにも感じないけど。
そして気がついた。
あたしの横に、もう一人。
知らない人がいることに。
その人は、やさしそうな目で、じっとあたしをみていた。
黒い髪。そして、瞳の色も黒くて。
若い、男の人だった。
(あっ! 胸!!)
あたしは、あわてて自分の胸をかくした。顔が熱くなった。
その人は、ユウと名のった。
この辺りの人ではなさそう。
それどころか、この国の人でもないかも。
まず見た目からおかしい。
服装がへんだ。
胴衣が裂けてしまったあたしに、自分の黄色い上着をかしてくれたけど、その服。
肌ざわりはすごく良くて、でもなんの生地なのかわからない。縫い目が異常に細かくて、まるで貴族が着るような高級な感じがする。
まさか、ユウさん貴族?
それに、服の前をあわせるのも、紐でもないし、釦でもない。なにか白い札みたいな小さなものを、 ちゃーっと引き上げると、それで服が完全に一つになってしまうんだ。ユウさんは「ふぁすなあ」とか言ってた。なんのことかわからないけど。
服の胸には、青く文字のような模様のようなものが書いてあるけど、もちろん意味なんてわからない。
なにかの紋章かな?
ひょっとして、魔法使いの呪符?
そうかもしれない。
魔法使いだよ、この人は。
だって、ユウさんは、たった一人で、不思議な魔法をつかって、盗賊たちを全員倒してしまったのだから。
「じゅうりょく」を操作した、って説明してくれたけど、まあ、あたしなんかに魔法の理屈がわかるわけないよね。そうなんだ、って思うだけ。
ライラは、ユウさんの話をきいたあとでも、
「こんな魔法きいたことないよ……おかしいよぉ」
なっとくいかない顔をしていた。
ライラは自分でも魔法を勉強してるし、頭を使うのが好きみたいだから、なんか難しく考えてるみたいだけどさ。
これはどう考えて魔法でしょ。それも上級者の。
ライラが言うには、一発でみんな、ばったり倒れたって。
すごいよ。
かっこいいよ。
その上、死にかかっていたあたしの傷も治してくれたんだ。
いや、自分で言うのもへんだけど、あれは、ふつうならぜったい死んでたね。
気が遠くなりながら、死ぬって、こういうことなんだ、って思ったもん。
それが、傷も残さず直っちゃった。
これも魔法だよね。
やっぱり、ユウさんてすごい魔法使いなんじゃないかな。大魔導師?
ひょっとして、宮廷魔導師かなんかで、お忍びで旅をしているとか?
でもそれにしては、見た目、若いよね。
あたしやライラとそんなに違わない感じだし。
やっぱり宮廷魔導師はないか……。
とにかく、ユウさんのおかげで命がたすかったのは確かだ。
なにしろ、命の恩人なんだから。
好感度高いよ。
ユウさんハンサムだし。
それに、あの、不思議な匂い!
あたしは獣人だから、鼻はすごく良い。
自慢じゃないけど、匂いだけでいろんなことがわかってしまう。
例えば、ユウさんがなにか、美味しそうな甘ーい匂いのするものを、今、服のどこかに持っていることだって、分かっちゃう。それがなにかすごく気になるけど、それはそれとして。
そんなに鼻がよくて、なんであいつらの接近に気づかなかった?
すみません。
薬草集めの報酬でおいしいものを買うことで頭がいっぱいで……。
そういうところをライラによく叱られるんだよなあ。
その話じゃなくて。
ユウさんから、不思議な匂いが出ているんだ。
ライラにはぜんぜん感じられないみたい。
あたしが匂いのことをいうたびに、不思議そうな顔をするから。
ユウさん自身も、自分がそんな匂いを出しているなんて分からないみたい。
わたしがそのことを言ったら、あせったように自分のにおいをかいでた。
おかしくって、笑ってしまったけど。
ひょっとして、この匂い、あたしにしか分からないのかなあ。
こんなにはっきりした匂いなんだけどなあ。
ヒトにはわからない匂いなのかもしれない。
説明が難しいんだけど、すごくはっきりして際立つような匂いで、でもけっして嫌なにおいじゃないの。
花の季節のジャコウソウの匂いが近い?
ちがうな。
やっぱり例えようがないな……。
あたしはこれまで一度もこんな匂いをかいだことがない。
そして、その匂いをかいでいると、なんだか頭の芯がぼうっとしてきて、体が熱くなるような、胸がドキドキして、なんかじっとしていられなくなるような、もっとその匂いに近づきたくなるような……。
気をつけないと、我を忘れそう。
危ない、危ない……。
そんなユウさんだから、このままお別れじゃなくて、もっといっしょにいられたらいいなと思っていたら、
ライラが、緊張した顔で
「わたしたちの家にきませんか?」
って誘った。
ライラ、えらい!
さすがライラだ。
ライラがんばった。
さすがあたしの友だちだ!
「それがいい!」
あたしも思わずとびあがったよ。
ユウさんにあたしたちの家に来てもらって、もっと話をするんだ!
1
あなたにおすすめの小説
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
神々の間では異世界転移がブームらしいです。
はぐれメタボ
ファンタジー
第1部《漆黒の少女》
楠木 優香は神様によって異世界に送られる事になった。
理由は『最近流行ってるから』
数々のチートを手にした優香は、ユウと名を変えて、薬師兼冒険者として異世界で生きる事を決める。
優しくて単純な少女の異世界冒険譚。
第2部 《精霊の紋章》
ユウの冒険の裏で、田舎の少年エリオは多くの仲間と共に、世界の命運を掛けた戦いに身を投じて行く事になる。
それは、英雄に憧れた少年の英雄譚。
第3部 《交錯する戦場》
各国が手を結び結成された人類連合と邪神を奉じる魔王に率いられた魔族軍による戦争が始まった。
人間と魔族、様々な意思と策謀が交錯する群像劇。
第4部 《新たなる神話》
戦争が終結し、邪神の討伐を残すのみとなった。
連合からの依頼を受けたユウは、援軍を率いて勇者の後を追い邪神の神殿を目指す。
それは、この世界で最も新しい神話。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる