46 / 69
アンバランサー・ユウと世界の均衡「星の船」編
ジーナが、即決する。
しおりを挟む
「あの月には、アーテミスがいるから……」
そう言うミネーヴァさまに
「ミネーヴァさま、そもそも、どうして、アーテミスさまは月にいるの?」
ジーナが、ずばりと聞いた。
「そうね……」
ミネーヴァさまは、自分も神酒茶をひとくち口に運び、そして語りはじめた。
「あなたたちは、知っているかしら? 神は、けっして自らの属する土地を離れることができない、ということを。
わたしたち、この世界の神はみな、とても大きな力をもっているけれど、自分の民の生きるその地を離れて存在することだけはできないの。
だから、わたしがシンドゥーに行くことはできないし、ガネーシャさまやヴリトラさまが、わたしを訪ねてくることもできない」
「ガネーシャさまも、禁呪の事件の時にそうおっしゃってました。だから、われわれは助けにいけないんだと」
「そう。民のいる地をはなれたら、その神はこの世界から消滅してしまうの」
「神さまが、消滅……?!」
「本来、このエルランディアの地には、わたしとアーテミスという姉妹神が加護を与えていました。それは、いまとなっては、遠い、遠い昔のことです。
アーテミスは、利発で、好奇心にあふれた子で、いつもわたしに言っていたわ。
お姉様、わたしはこのエルランディア以外の世界を見てみたい。まだ目にしたことのない知らない世界をみたい。
できるなら、この地上をはなれて、遠く、あの星の世界にまで行ってみたい。
うん、気持ちはわかるわ。わたしにもそんな思いはあるものね。
でも、神が神である限り、それはかなわないこと。
そんなアーテミスの気持ちに、禍つ神がつけこんだのね。いや……」
そこで、ミネーヴァさまはちょっと言葉を切って、
「つけこんだわけではないのかな……彼は、ただ、アーテミスの願いをかなえてくれようとしたのかな」
わたしは、その言葉に疑問を感じて、言った。
「禍つ神の、悪だくみではないんですか?」
「わからない。彼は、ひねくれてはいるけれど。そして、アーテミスの願いを後押しする、別の思惑もあったのかもしれないけれど……」
アーテミスさまに関しての、ミネーヴァさまの口ぶりは、意外なことに、禍つ神を一方的に断罪する口調ではなかったのだ。神々どうしの関係や気持ちは、わたしなんかには、よくわからないものなのかもしれない。
「とにかく、ある日、アーテミスがうれしそうな声でわたしに言ったわ。お姉様、別の世界に行く方法が、見つかった! と。
それが、星の船よ。
ユウは、気が付いたでしょう。あの星の船には動力がないことを」
「ですね。あれは、あのままでは飛ばない」
「そうなの。発達した古代文明の技術力をもってしても、この星をはなれることはできませんでした。この星の重力をふりきって、宇宙にとびだし、そして宇宙を駆ける、そのための駆動機関がとうとう完成しないまま、古代文明は滅びたわ。そして、何台かの試作品の星の船は、何千年ものあいだ格納庫にしまわれたままとなった……」
ユウが、ミネーヴァさまの言葉に、続けて言った。
「古代文明の技術だけでは、星の船は飛べない。しかし、そこに神の力が加わったら、話は別だ」
「そう。神を駆動機関として設定できれば、星の船は飛ぶ」
「ええっ?」
「神さまを、そんなことに?」
「なんて、畏れ多い……」
とビーグル一家が、いっせいに声を上げる。
「でも、神さまは、自分の土地を離れられないんでしょう? 星の船が飛んだら、神さまは消えちゃうんでは……?」
「それも解決したのね。あなたたちがなんども見た、例の黒い箱あるでしょう?」
「ああ、あの空間を切り取って穴をあけちゃうやつね。ぶっそうな兵器」
「あれを応用したの、あれを使って、神とその土地の一部を切り取り、そこに魔法陣を加えて、封印し、星の船の動力部分にすえつける。そうすることによって、星の船は、神を動力として宇宙を飛ぶことができる。神も、その状態であれば、消滅せずに、自分の民の地を離れることができる」
「でも、それは……それをしたら」
とマリア院長が言った。
「動力となった神さまはどうなってしまわれるのですか? 星の船から、一歩も外に出ることはできませんよね」
「そうね。船と一体化しているから」
「それは、しかし、ひどく危険な試みですね。もし失敗したら、そこで消滅だ。ぶじに帰ってこられればいいけれど……」
とユウが言う。
「そこまでしても、あの子は、アーテミスは、別の世界を見てみたかったのよ……」
ミネーヴァさまは、遠くを見る顔でいった。
「この方法を提案してきたのは、禍つ神。そして、アーテミスはその提案にのった」
「なんてことを!」
わたしは切なくなった。
アーテミスさまの、その、新しい世界をみてみたいという渇望。
そして、自分の消滅をかけても、その機会に挑む、勇気。
「アーテミスは、星の船に乗った。そして旅立ち、それっきり帰ってこない。
お姉様、もうじき月につくわ、ついたら、お月さまがどんなところか教えてあげるわね、それが最後の連絡で。
そのあと、なにがあったのか。ぷつりと連絡はとだえ、どれほど待っても、なにも……。
無事でいるのかもわからない。
おりにふれ、月を見上げるけれど……」
ミネーヴァさまは、憂いをたたえた顔で
「たぶん、アーテミスの存在は、まだこの世界にある。もし、アーテミスが消えてしまったら、姉であるわたしにわからないはずはないから。
でも、それならば、なぜ連絡がないのでしょう……」
ミネーヴァさまは、ユウの顔をみつめて、
「もし、あのとき、あなたがこの地にいれば、アーテミスは、禍つ神の提案にのらなかったかもしれないわね……だって、あなた自身が、別の世界そのものだから」
そう言った。
「ぼくも、アーテミスさまにお会いしてみたかったな……いや、今からでも会えるかな」
ユウが答えた。
「ぼくらが、月に行きさえすれば」
「……行ってくださるの、ユウ? あの、遙かな月まで」
ミネーヴァさまが、ささやくように言った。
「もちろんです! ミネーヴァさま」
と、きっぱり答えたのは、ジーナだった。
「わたしたちが、月に行って、アーテミスさまを連れて帰ります!」
断言した。
ちょっとジーナ。あんた、なにをいきなり仕切ってるのよ。
それは、わたしだって、ミネーヴァさまの力になりたいけど……。
ユウを見る。
ユウは、笑って
「ぼくたち、できることをするって、約束しましたから」
そう答えたのだった。
「ありがとう、ユウ、そしてジーナ、ライラ」
こうして、わたしたちは、あの月に行くことになったのですが……。
「ただ、その前に、すこし確かめたいことがあるから」
とユウが言い出した。
「ちょっと、会いにいってみようかな……」
「?」
「だれに?」
ユウは、いつもの調子でさらりと言った。
「禍つ神に」
「「「えええーっ?!」」」
わたしたちは叫んだ。
「あら、まあ」
と、ミネーヴァさまもいった。
アンバランサーは、あいかわらず、とんでもないです……。
そう言うミネーヴァさまに
「ミネーヴァさま、そもそも、どうして、アーテミスさまは月にいるの?」
ジーナが、ずばりと聞いた。
「そうね……」
ミネーヴァさまは、自分も神酒茶をひとくち口に運び、そして語りはじめた。
「あなたたちは、知っているかしら? 神は、けっして自らの属する土地を離れることができない、ということを。
わたしたち、この世界の神はみな、とても大きな力をもっているけれど、自分の民の生きるその地を離れて存在することだけはできないの。
だから、わたしがシンドゥーに行くことはできないし、ガネーシャさまやヴリトラさまが、わたしを訪ねてくることもできない」
「ガネーシャさまも、禁呪の事件の時にそうおっしゃってました。だから、われわれは助けにいけないんだと」
「そう。民のいる地をはなれたら、その神はこの世界から消滅してしまうの」
「神さまが、消滅……?!」
「本来、このエルランディアの地には、わたしとアーテミスという姉妹神が加護を与えていました。それは、いまとなっては、遠い、遠い昔のことです。
アーテミスは、利発で、好奇心にあふれた子で、いつもわたしに言っていたわ。
お姉様、わたしはこのエルランディア以外の世界を見てみたい。まだ目にしたことのない知らない世界をみたい。
できるなら、この地上をはなれて、遠く、あの星の世界にまで行ってみたい。
うん、気持ちはわかるわ。わたしにもそんな思いはあるものね。
でも、神が神である限り、それはかなわないこと。
そんなアーテミスの気持ちに、禍つ神がつけこんだのね。いや……」
そこで、ミネーヴァさまはちょっと言葉を切って、
「つけこんだわけではないのかな……彼は、ただ、アーテミスの願いをかなえてくれようとしたのかな」
わたしは、その言葉に疑問を感じて、言った。
「禍つ神の、悪だくみではないんですか?」
「わからない。彼は、ひねくれてはいるけれど。そして、アーテミスの願いを後押しする、別の思惑もあったのかもしれないけれど……」
アーテミスさまに関しての、ミネーヴァさまの口ぶりは、意外なことに、禍つ神を一方的に断罪する口調ではなかったのだ。神々どうしの関係や気持ちは、わたしなんかには、よくわからないものなのかもしれない。
「とにかく、ある日、アーテミスがうれしそうな声でわたしに言ったわ。お姉様、別の世界に行く方法が、見つかった! と。
それが、星の船よ。
ユウは、気が付いたでしょう。あの星の船には動力がないことを」
「ですね。あれは、あのままでは飛ばない」
「そうなの。発達した古代文明の技術力をもってしても、この星をはなれることはできませんでした。この星の重力をふりきって、宇宙にとびだし、そして宇宙を駆ける、そのための駆動機関がとうとう完成しないまま、古代文明は滅びたわ。そして、何台かの試作品の星の船は、何千年ものあいだ格納庫にしまわれたままとなった……」
ユウが、ミネーヴァさまの言葉に、続けて言った。
「古代文明の技術だけでは、星の船は飛べない。しかし、そこに神の力が加わったら、話は別だ」
「そう。神を駆動機関として設定できれば、星の船は飛ぶ」
「ええっ?」
「神さまを、そんなことに?」
「なんて、畏れ多い……」
とビーグル一家が、いっせいに声を上げる。
「でも、神さまは、自分の土地を離れられないんでしょう? 星の船が飛んだら、神さまは消えちゃうんでは……?」
「それも解決したのね。あなたたちがなんども見た、例の黒い箱あるでしょう?」
「ああ、あの空間を切り取って穴をあけちゃうやつね。ぶっそうな兵器」
「あれを応用したの、あれを使って、神とその土地の一部を切り取り、そこに魔法陣を加えて、封印し、星の船の動力部分にすえつける。そうすることによって、星の船は、神を動力として宇宙を飛ぶことができる。神も、その状態であれば、消滅せずに、自分の民の地を離れることができる」
「でも、それは……それをしたら」
とマリア院長が言った。
「動力となった神さまはどうなってしまわれるのですか? 星の船から、一歩も外に出ることはできませんよね」
「そうね。船と一体化しているから」
「それは、しかし、ひどく危険な試みですね。もし失敗したら、そこで消滅だ。ぶじに帰ってこられればいいけれど……」
とユウが言う。
「そこまでしても、あの子は、アーテミスは、別の世界を見てみたかったのよ……」
ミネーヴァさまは、遠くを見る顔でいった。
「この方法を提案してきたのは、禍つ神。そして、アーテミスはその提案にのった」
「なんてことを!」
わたしは切なくなった。
アーテミスさまの、その、新しい世界をみてみたいという渇望。
そして、自分の消滅をかけても、その機会に挑む、勇気。
「アーテミスは、星の船に乗った。そして旅立ち、それっきり帰ってこない。
お姉様、もうじき月につくわ、ついたら、お月さまがどんなところか教えてあげるわね、それが最後の連絡で。
そのあと、なにがあったのか。ぷつりと連絡はとだえ、どれほど待っても、なにも……。
無事でいるのかもわからない。
おりにふれ、月を見上げるけれど……」
ミネーヴァさまは、憂いをたたえた顔で
「たぶん、アーテミスの存在は、まだこの世界にある。もし、アーテミスが消えてしまったら、姉であるわたしにわからないはずはないから。
でも、それならば、なぜ連絡がないのでしょう……」
ミネーヴァさまは、ユウの顔をみつめて、
「もし、あのとき、あなたがこの地にいれば、アーテミスは、禍つ神の提案にのらなかったかもしれないわね……だって、あなた自身が、別の世界そのものだから」
そう言った。
「ぼくも、アーテミスさまにお会いしてみたかったな……いや、今からでも会えるかな」
ユウが答えた。
「ぼくらが、月に行きさえすれば」
「……行ってくださるの、ユウ? あの、遙かな月まで」
ミネーヴァさまが、ささやくように言った。
「もちろんです! ミネーヴァさま」
と、きっぱり答えたのは、ジーナだった。
「わたしたちが、月に行って、アーテミスさまを連れて帰ります!」
断言した。
ちょっとジーナ。あんた、なにをいきなり仕切ってるのよ。
それは、わたしだって、ミネーヴァさまの力になりたいけど……。
ユウを見る。
ユウは、笑って
「ぼくたち、できることをするって、約束しましたから」
そう答えたのだった。
「ありがとう、ユウ、そしてジーナ、ライラ」
こうして、わたしたちは、あの月に行くことになったのですが……。
「ただ、その前に、すこし確かめたいことがあるから」
とユウが言い出した。
「ちょっと、会いにいってみようかな……」
「?」
「だれに?」
ユウは、いつもの調子でさらりと言った。
「禍つ神に」
「「「えええーっ?!」」」
わたしたちは叫んだ。
「あら、まあ」
と、ミネーヴァさまもいった。
アンバランサーは、あいかわらず、とんでもないです……。
0
あなたにおすすめの小説
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
飯屋の娘は魔法を使いたくない?
秋野 木星
ファンタジー
3歳の時に川で溺れた時に前世の記憶人格がよみがえったセリカ。
魔法が使えることをひた隠しにしてきたが、ある日馬車に轢かれそうになった男の子を助けるために思わず魔法を使ってしまう。
それを見ていた貴族の青年が…。
異世界転生の話です。
のんびりとしたセリカの日常を追っていきます。
※ 表紙は星影さんの作品です。
※ 「小説家になろう」から改稿転記しています。
酒好きおじさんの異世界酒造スローライフ
天野 恵
ファンタジー
酒井健一(51歳)は大の酒好きで、酒類マスターの称号を持ち世界各国を飛び回っていたほどの実力だった。
ある日、深酒して帰宅途中に事故に遭い、気がついたら異世界に転生していた。転移した際に一つの“スキル”を授かった。
そのスキルというのは【酒聖(しゅせい)】という名のスキル。
よくわからないスキルのせいで見捨てられてしまう。
そんな時、修道院シスターのアリアと出会う。
こうして、2人は異世界で仲間と出会い、お酒作りや飲み歩きスローライフが始まる。
公爵令嬢は結婚式当日に死んだ
白雲八鈴
恋愛
今日はとある公爵令嬢の結婚式だ。幸せいっぱいの公爵令嬢の前に婚約者のレイモンドが現れる。
「今日の結婚式は俺と番であるナタリーの結婚式に変更だ!そのドレスをナタリーに渡せ!」
突然のことに公爵令嬢は何を言われたのか理解できなかった。いや、したくなかった。
婚約者のレイモンドは番という運命に出逢ってしまったという。
そして、真っ白な花嫁衣装を脱がされ、そのドレスは番だという女性に着させられる。周りの者達はめでたいと大喜びだ。
その場所に居ることが出来ず公爵令嬢は外に飛び出し……
生まれ変わった令嬢は復讐を誓ったのだった。
婚約者とその番という女性に
『一発ぐらい思いっきり殴ってもいいですわね?』
そして、つがいという者に囚われた者の存在が現れる。
*タグ注意
*不快であれば閉じてください。
【完結】異世界で神の元カノのゴミ屋敷を片付けたら世界の秘密が出てきました
小豆缶
ファンタジー
父の遺したゴミ屋敷を片付けていたはずが、気づけば異世界に転移していた私・飛鳥。
しかも、神の元カノと顔がそっくりという理由で、いきなり死刑寸前!?
助けてくれた太陽神ソラリクスから頼まれた仕事は、
「500年前に別れた元恋人のゴミ屋敷を片付けてほしい」というとんでもない依頼だった。
幽霊になった元神、罠だらけの屋敷、歪んだ世界のシステム。
ポンコツだけど諦めの悪い主人公が、ゴミ屋敷を片付けながら異世界の謎を暴いていく!
ほのぼのお仕事×異世界コメディ×世界の秘密解明ファンタジー
出来損ないと追放された俺、神様から貰った『絶対農域』スキルで農業始めたら、奇跡の作物が育ちすぎて聖女様や女騎士、王族まで押しかけてきた
黒崎隼人
ファンタジー
★☆★完結保証★☆☆
毎日朝7時更新!
「お前のような魔力無しの出来損ないは、もはや我が家の者ではない!」
過労死した俺が転生したのは、魔力が全ての貴族社会で『出来損ない』と蔑まれる三男、カイ。実家から追放され、与えられたのは魔物も寄り付かない不毛の荒れ地だった。
絶望の淵で手にしたのは、神様からの贈り物『絶対農域(ゴッド・フィールド)』というチートスキル! どんな作物も一瞬で育ち、その実は奇跡の効果を発揮する!?
伝説のもふもふ聖獣を相棒に、気ままな農業スローライフを始めようとしただけなのに…「このトマト、聖水以上の治癒効果が!?」「彼の作る小麦を食べたらレベルが上がった!」なんて噂が広まって、聖女様や女騎士、果ては王族までが俺の畑に押しかけてきて――!?
追放した実家が手のひらを返してきても、もう遅い! 最強農業スキルで辺境から世界を救う!? 爽快成り上がりファンタジー、ここに開幕!
おばさんは、ひっそり暮らしたい
蝋梅
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
番外編を不定期ですが始めました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる