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ダンジョンの外
80阿鼻叫喚な世界
しおりを挟むやっぱり何か入っている食べ物だったんだと確信したけど、俺もコブリンの精液を振りかけちゃったし、まあ良いや!!
「じゃあさ、何故俺ばかりに食べさせて貴方は此処にある食べ物を食べないのさ?この料理本当に臭いんだよ!!別に食べたくなければ食べなくて良いけど、臭いを嗅いでみてよ!!ほらっ!!」
俺がそう言うと、ハイエナ冒険者は嫌々ながらも食べ物の臭いを嗅ぎ始めた。
食べ物自体は危険な物が入っている可能性があるけど、食べなければ……臭いだけならと油断したんだろう。
「ううん?なんだこの異臭は……臭い……臭いのにおかしいぞ……」
どんどん臭いを嗅ぎ続けるハイエナ冒険者に、「俺、ちょっと用を足して来るね」と言って別のテーブルに移動して、他のハイエナ冒険者に絡まれつつも、緑の精液を飲み物や食べ物の中に振りかけていく……
途中、ランズの方をチラッと確認してみたら、ランズも楽しい話をしている様にしか見えないけれど、俺の方をチラッと見て小さく頷いている。
よし、計画通りみたい。
それから本当に用を足したくなって本当に用を足しに席を離れて戻って来るとそこはハイエナ冒険者達の阿鼻叫喚な世界へと変わっていた。
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