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学院編
131 救援
大蛇は今にもエドワード王子に飛びかからんとしている。
それを阻止するために僕は今一度、エドワード王子の前に出た。
『エドアルド様。そこをどいてください。貴方様を次期国王にするためにもエドワード王子は排除しなくてはなりません』
途端にアーサーとブライアンが大蛇の言葉に反応した。
「エドアルドを次期国王だって!?」
「エドを次期国王ってどういう事だ!?」
僕も大蛇から発せられた言葉に頭を抱えたくなった。
よりによってアーサー達がいる前でそんな事を暴露されるなんて…。
後でオーウェンに記憶を消してもらわなくては…。
もっともそれまで命があるかどうかだけどね。
「ファイア!」
僕は短く唱えると大蛇に向かって炎を投げつけた。
炎は大蛇の身体に当たったものの一瞬でかき消えてしまう。
『こんな炎など、いくらぶつけられてもこの身体には効きませんよ』
大蛇は口を開けると『カッ!』と何かを吐き出した。
深い緑色の液体が僕達の数十センチ前に落ちると床がドロドロに溶けた。
硫酸に近い液体だろうか?
流石にあんなのが身体に当たったら身体が溶けてしまうだろう。
『エドアルド様、そこをどいてください。溶けてなくなりたくないないでしょう?』
大蛇が優しく諭すような声で僕に語りかけてくる。
「ファイア!」
僕は先ほどよりも大きな火の玉を大蛇にめがけて投げた。
だが、炎は大蛇の身体には当たるものの大蛇の身体にキズ一つつけられない。
「エドアルド、今度は僕がやってみよう」
エドワード王子は僕の前に立つと「ファイア!」と唱えて大蛇に火の玉をぶつけた。
だが、先ほどの僕が出した炎と同様に大蛇を傷つけるには至らない。
エドワード王子が前に出た事で大蛇は再び酸性の毒液を吐き出した。
僕達は慌てて後ろへと後退する。
今まで立っていた所に毒液が降りかかり、床の表面が溶ける。
このままではやられる!
またもや大蛇が毒液を吐き出したが、こちらに到達する前に空中でベッタリと張り付いた。
まるで見えない透明な壁にぶつかったようだ。
『おのれ、小癪な!』
大蛇が再び毒液を吐き出してくるが、先ほどと同様に透明な壁に阻まれる。
緑色の液体が透明な壁をつうっと伝い落ちる。
一体誰がこの透明な壁を作ったのだろうか?
「やれやれ、何とか間に合ったようですね」
緊迫した場面だというのに、やけにのんびりとした声が僕の耳に届いた。
「オーウェン!?」
後ろを振り返ると長い銀髪をサラリとかき上げるオーウェンがそこにいた。
…だから、そんなポーズは要らないってば!
オーウェンの隣にはヴィンセントが立っている。
二人の姿を見て僕とエドワード王子はホッと安堵の息を吐くが、アーサーとブライアンは警戒の色を隠さない。
「誰ですか? この人達もエドワード王子を狙っているのですか!?」
ブライアンに指さされ、オーウェンは優雅に微笑んでみせる。
「私はオーウェン。最初にこの国を治めていた者です。私の事よりあの大蛇をどうにかする方が先でしょう?」
オーウェンが呆れたような口調でブライアンを諭すと、ブライアンはハッとしたように大蛇の方を向いた。
大蛇はその間にも何度も透明な壁に向かって緑色の液体を吐き続けている。
そろそろ大蛇の吐き出した液体で大蛇の身体が隠れてしまいそうだ。
「いつまでもこのままではいられませんからね。以前にも言ったように私は人間界の事に手出しは出来ません。エドアルド君とエドワード王子の二人であの大蛇に立ち向かってください」
オーウェンはそう言うけれど、一体どうやったらあの大蛇を退治出来るのだろうか?
それを阻止するために僕は今一度、エドワード王子の前に出た。
『エドアルド様。そこをどいてください。貴方様を次期国王にするためにもエドワード王子は排除しなくてはなりません』
途端にアーサーとブライアンが大蛇の言葉に反応した。
「エドアルドを次期国王だって!?」
「エドを次期国王ってどういう事だ!?」
僕も大蛇から発せられた言葉に頭を抱えたくなった。
よりによってアーサー達がいる前でそんな事を暴露されるなんて…。
後でオーウェンに記憶を消してもらわなくては…。
もっともそれまで命があるかどうかだけどね。
「ファイア!」
僕は短く唱えると大蛇に向かって炎を投げつけた。
炎は大蛇の身体に当たったものの一瞬でかき消えてしまう。
『こんな炎など、いくらぶつけられてもこの身体には効きませんよ』
大蛇は口を開けると『カッ!』と何かを吐き出した。
深い緑色の液体が僕達の数十センチ前に落ちると床がドロドロに溶けた。
硫酸に近い液体だろうか?
流石にあんなのが身体に当たったら身体が溶けてしまうだろう。
『エドアルド様、そこをどいてください。溶けてなくなりたくないないでしょう?』
大蛇が優しく諭すような声で僕に語りかけてくる。
「ファイア!」
僕は先ほどよりも大きな火の玉を大蛇にめがけて投げた。
だが、炎は大蛇の身体には当たるものの大蛇の身体にキズ一つつけられない。
「エドアルド、今度は僕がやってみよう」
エドワード王子は僕の前に立つと「ファイア!」と唱えて大蛇に火の玉をぶつけた。
だが、先ほどの僕が出した炎と同様に大蛇を傷つけるには至らない。
エドワード王子が前に出た事で大蛇は再び酸性の毒液を吐き出した。
僕達は慌てて後ろへと後退する。
今まで立っていた所に毒液が降りかかり、床の表面が溶ける。
このままではやられる!
またもや大蛇が毒液を吐き出したが、こちらに到達する前に空中でベッタリと張り付いた。
まるで見えない透明な壁にぶつかったようだ。
『おのれ、小癪な!』
大蛇が再び毒液を吐き出してくるが、先ほどと同様に透明な壁に阻まれる。
緑色の液体が透明な壁をつうっと伝い落ちる。
一体誰がこの透明な壁を作ったのだろうか?
「やれやれ、何とか間に合ったようですね」
緊迫した場面だというのに、やけにのんびりとした声が僕の耳に届いた。
「オーウェン!?」
後ろを振り返ると長い銀髪をサラリとかき上げるオーウェンがそこにいた。
…だから、そんなポーズは要らないってば!
オーウェンの隣にはヴィンセントが立っている。
二人の姿を見て僕とエドワード王子はホッと安堵の息を吐くが、アーサーとブライアンは警戒の色を隠さない。
「誰ですか? この人達もエドワード王子を狙っているのですか!?」
ブライアンに指さされ、オーウェンは優雅に微笑んでみせる。
「私はオーウェン。最初にこの国を治めていた者です。私の事よりあの大蛇をどうにかする方が先でしょう?」
オーウェンが呆れたような口調でブライアンを諭すと、ブライアンはハッとしたように大蛇の方を向いた。
大蛇はその間にも何度も透明な壁に向かって緑色の液体を吐き続けている。
そろそろ大蛇の吐き出した液体で大蛇の身体が隠れてしまいそうだ。
「いつまでもこのままではいられませんからね。以前にも言ったように私は人間界の事に手出しは出来ません。エドアルド君とエドワード王子の二人であの大蛇に立ち向かってください」
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