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23 魔力の訓練
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午前中は光魔法と水魔法を交互に使って、庭園の花達を元気にしていったが流石に疲れた。
花が元気になるにつれて僕は疲労が溜まっていくのだ。
何度か回復薬を飲みながら魔法をかけていったが、甘味を貰えたのは最初だけだった。
「甘い物の取り過ぎは体に良くないから我慢しなさい」
ニッコリと笑って僕を突き放す母上だった。だったら最初から甘味なんて出さなければいいと思うんだけどね。
優しいんだか、厳しいんだかわからない人である。
側で見学していたシヴァがボソリと告げた。
「優しそうな顔をして結構なスパルタ教育だな。あの公爵にお似合いだ」
ヘトヘトになった頃にようやく終わりを告げられ屋敷の中に戻った。
ソファーでぐったりしていると、やがて昼食の支度が出来たと呼ばれた。
食堂に父上の姿は無く、長いテーブルの席についたのは僕と母上だけだった。
「母上。父上はどちらですか?」
不思議に思って尋ねると母上は何でもない事のように答えた。
「今日は王宮にお仕事に行かれました」
王宮で仕事?
そう言えば公爵家だとは聞いていたが、父上が何の仕事をしているのかは聞いた事が無かった。
「あの、父上は何の仕事をされているのですか?」
僕の質問に母上はしばらく目を瞬かせていたが、すぐに納得したように告げた。
「あら、アルフレッド様から聞いていないのね。アルフレッド様はこの国の宰相をなさってますよ」
宰相って事はこの国の国政に関わっているって事か。まぁ、公爵家という立場を考えれば当然なのかもしれないな。
「あの、もしかして僕は後を継がないといけないのでしょうか?」
恐る恐る母上に尋ねてみる。今まで孤児として生きてきた僕が、この先国政に関わる事が出来るのだろうか?
「さぁ、どうでしょう。それを決めるのはわたくしではありませんわ」
母上ににべもなく告げられる。
昼食を終えると母上にニッコリと告げられる。
「お昼からはしっかり体を休めなさいね。それと午後からは家庭教師の先生がいらっしゃるからしっかりお勉強なさい」
つまりお昼からは体を休めて頭を働かせなさいと言う事か。
僕には母上に逆らうという選択肢はない。有り難く受け止める事にしよう。
午後からは家庭教師の先生がやってきた。
少しお年を召した老婦人だった。
文字の書き取りを練習させられたが、綺麗な文字を書かないと何度もやり直しをさせられた。
この先生もなかなかに厳しい人だった。
この家はスパルタ教育者の集まりなんだろうか。
夕食時には父上も王宮から戻って来ていて、母上から僕の教育の進捗状態を聞いて満足そうにしていた。
翌日は土魔法の使い方を教えられた。
庭の片隅で地面を盛り上がらせたり、元に戻したりというものだ。
今まで使ったことのない魔法なので、使い方がわからずに苦戦していた。
もちろん、あの不味い薬も飲まされながらの特訓である。
午後からはまた別の家庭教師によって計算の授業が始まった。
これに関しては前世の記憶があるので難なくこなすことが出来た。
雷魔法についてはシヴァが相手を務めてくれた。
手のひらを天にかざして、空から雷を集める。
これってつまり電気ってことじゃないのかな。感電死したりしないんだろうか?
その辺りの原理が良くわからないが、とりあえず言われた通りに雷を集めて、それをシヴァにぶつける。
最も僕が出す雷なんて、シヴァには全く通用しなかったけれどね。
但し、闇魔法に関しては何故か教えて貰う事は無かった。
何でも闇魔法は教えられる者が限られているらしい。
学院に通うようになったら教えて貰えると言う事だった。
この国の学院は11歳から通うようになるそうで、学院に通うのは貴族と富豪だけと決まっている。
11 ~13歳までは初等科、14~16歳までは中等科、そして17~18歳は高等科でこれは貴族のみが通うようになるそうだ。
そうして母上とシヴァに魔力の訓練を受けながら、やがて僕は11歳を迎える年になった。
花が元気になるにつれて僕は疲労が溜まっていくのだ。
何度か回復薬を飲みながら魔法をかけていったが、甘味を貰えたのは最初だけだった。
「甘い物の取り過ぎは体に良くないから我慢しなさい」
ニッコリと笑って僕を突き放す母上だった。だったら最初から甘味なんて出さなければいいと思うんだけどね。
優しいんだか、厳しいんだかわからない人である。
側で見学していたシヴァがボソリと告げた。
「優しそうな顔をして結構なスパルタ教育だな。あの公爵にお似合いだ」
ヘトヘトになった頃にようやく終わりを告げられ屋敷の中に戻った。
ソファーでぐったりしていると、やがて昼食の支度が出来たと呼ばれた。
食堂に父上の姿は無く、長いテーブルの席についたのは僕と母上だけだった。
「母上。父上はどちらですか?」
不思議に思って尋ねると母上は何でもない事のように答えた。
「今日は王宮にお仕事に行かれました」
王宮で仕事?
そう言えば公爵家だとは聞いていたが、父上が何の仕事をしているのかは聞いた事が無かった。
「あの、父上は何の仕事をされているのですか?」
僕の質問に母上はしばらく目を瞬かせていたが、すぐに納得したように告げた。
「あら、アルフレッド様から聞いていないのね。アルフレッド様はこの国の宰相をなさってますよ」
宰相って事はこの国の国政に関わっているって事か。まぁ、公爵家という立場を考えれば当然なのかもしれないな。
「あの、もしかして僕は後を継がないといけないのでしょうか?」
恐る恐る母上に尋ねてみる。今まで孤児として生きてきた僕が、この先国政に関わる事が出来るのだろうか?
「さぁ、どうでしょう。それを決めるのはわたくしではありませんわ」
母上ににべもなく告げられる。
昼食を終えると母上にニッコリと告げられる。
「お昼からはしっかり体を休めなさいね。それと午後からは家庭教師の先生がいらっしゃるからしっかりお勉強なさい」
つまりお昼からは体を休めて頭を働かせなさいと言う事か。
僕には母上に逆らうという選択肢はない。有り難く受け止める事にしよう。
午後からは家庭教師の先生がやってきた。
少しお年を召した老婦人だった。
文字の書き取りを練習させられたが、綺麗な文字を書かないと何度もやり直しをさせられた。
この先生もなかなかに厳しい人だった。
この家はスパルタ教育者の集まりなんだろうか。
夕食時には父上も王宮から戻って来ていて、母上から僕の教育の進捗状態を聞いて満足そうにしていた。
翌日は土魔法の使い方を教えられた。
庭の片隅で地面を盛り上がらせたり、元に戻したりというものだ。
今まで使ったことのない魔法なので、使い方がわからずに苦戦していた。
もちろん、あの不味い薬も飲まされながらの特訓である。
午後からはまた別の家庭教師によって計算の授業が始まった。
これに関しては前世の記憶があるので難なくこなすことが出来た。
雷魔法についてはシヴァが相手を務めてくれた。
手のひらを天にかざして、空から雷を集める。
これってつまり電気ってことじゃないのかな。感電死したりしないんだろうか?
その辺りの原理が良くわからないが、とりあえず言われた通りに雷を集めて、それをシヴァにぶつける。
最も僕が出す雷なんて、シヴァには全く通用しなかったけれどね。
但し、闇魔法に関しては何故か教えて貰う事は無かった。
何でも闇魔法は教えられる者が限られているらしい。
学院に通うようになったら教えて貰えると言う事だった。
この国の学院は11歳から通うようになるそうで、学院に通うのは貴族と富豪だけと決まっている。
11 ~13歳までは初等科、14~16歳までは中等科、そして17~18歳は高等科でこれは貴族のみが通うようになるそうだ。
そうして母上とシヴァに魔力の訓練を受けながら、やがて僕は11歳を迎える年になった。
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