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24 王宮訪問
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間もなく学院に入学するという頃に僕は両親と一緒に馬車に乗せられた。
シヴァは留守番だが、何故かアーサーが一緒だった。久々の外出が嬉しいのか僕の懐の中で鼻歌を歌っている。
「今日はどちらに向かうのですか?」
答えてくれるかどうかはわからないがとりあえず父上に聞いてみた。
「王宮だ」
何とも簡潔な答えが返ってきたが、王宮に行くって言う事は王様に会いに行くって事だろうか?
「王宮に何をしに行くのですか?」
今度は父上の代わりに母上が答えてくれた。
「お茶会に招待されたのよ。あちらにはジェレミーと同い年の王子がいらっしゃるから、学院に入る前に親睦を深めたいそうよ」
なるほど。学院に入る前に仲良くしておこうと言うわけか。だけどその後の母上の発言は僕にとって衝撃だった。
「陛下とアルフレッド様はいとこ同士だから、王子とジェレミーははとこになるわね」
父上が王様といとこ同士?
つまり僕のお祖母様は王族って言う事か?
まさかの事実に僕は頭がクラクラしてきた。
そもそもは国王の弟が初代公爵を賜ったものだそうだ。
そして何代かに一人、王族から公爵家に婚姻で入ってくるらしい。
そうすると、もしかしたら僕の結婚相手が王女と言う可能性もあるって事かな。
そんな事を考えていると、やがて王宮が見えてきた。
馬車が停まると扉が開かれ、父上が降りるとスッと母上に手が差し出される。
母上は優雅に父上の手に自分の手を添えるとふわりと降り立った。
母上が僕を振り返り、降りるように頷いたので続けて僕も馬車から降りる。
出迎えてくれた侍従に促されて扉を入ると、そこにも使用人がズラリと並んでいた。
執事らしき人が一歩前に出て僕達に挨拶をしてくれる。
「お待ちしておりました、アルフレッド様。ジュリア様。ジェレミー様。ご案内いたします。どうぞ、こちらへ」
その人に先導されて王宮の中を歩く。
流石に王宮だけあって、調度品は公爵家よりは格段に上だとわかる。
あまりキョロキョロするわけにもいかないので、平常心を装って父上達の後に続いて歩くとやがてとある扉の前で止まった。
扉がノックされると「入れ」と声がかかる。
扉が左右に開かれ、部屋の中へと足を踏み入れると、奥のテーブルに腰掛けている3人の人物が見えた。
真ん中に座っていた男の人が立ち上がる。おそらくこの人が国王陛下だろう。
「やあ、アルフレッド。よく来てくれた。とりあえず座り給え」
こちらの挨拶もそこそこにテーブルへと案内されると、国王一家と対面する席に腰をかけた。
普通、国王に謁見した場合、色々と口上を述べたりするんじゃないんだろうか。
どうやら私的なお茶会のようだ。
僕は正面に座っている少年に目を向けた。
父親がいとこ同士だからだろうか、どことなく自分に似ているような気がする。
向こうもそう思っているのかはわからないが、僕と目が合うとニコリと笑ってくれたので僕も笑みを返す。
「学院の入学前にこうして会うことが出来て良かったよ。君がジェレミーか。アルフレッドの子供時代によく似てるな。ジュリアもジェレミーも体調を崩していたと聞いていたが、回復して何よりだ」
国王陛下は僕に向かって言葉をかけると王妃と王子を紹介してくれた。王子はクリスと言う名前で僕よりも誕生日が早いらしい。
しばらくは6人で歓談していたが、やがて王妃は母上を連れて庭園へと移動していった。おそらく女同士のおしゃべりが始まるのだろう。
母親達が出ていくのを皮切りに僕とクリスも二人だけで話をしろと部屋を追い出された。
「僕の部屋に行こうか。君とは色々と話をしたいと思っていたんだ」
侍従を連れてクリスの部屋へと移動する。
メイドがお茶の用意を終えて部屋を退出すると、クリスはズイと僕に顔を寄せて囁いた。
「アーサーを連れてきてくれたんだろう。見せてくれよ」
どうやらアーサーを連れて来いと言ったのはクリスのようだ。僕が出すより先にアーサーが懐の中から飛び出した。
「流石はアンドリューの息子だな。好奇心旺盛な所はそっくりだ」
アーサーの言葉からすると国王陛下も父上にアーサーを見せろとせがんだようだ。
「へぇー、凄い。これが公爵家に代々伝わる聖剣か。あれ? でも2本で対なんだろう? もう1本は?」
そんな事まで知っているのか。確かに代々伝わっているのなら、それなりに有名な話なんだろう。だけどアーサーが聖剣?
「連れてくるわけが無かろう。私の妻を見知らぬ男の目に晒すつもりはないからな」
アーサーがふんぞり返って断言しているが、それって独占欲丸出しの男の台詞だよね。
クリスがアーサーを触ろうと手を伸ばすが、途端にバチッと弾かれる。
「持ち主以外には触れないって言うのは本当なんだね。ねぇ、ジェレミー。剣の状態になるのを見せて貰っていいかな」
クリスが僕にそうお願いしてくる。
僕は別に構わないけど、アーサーはどうなんだろう。
「何だ、私の勇姿が見たいのか。勿論見せてやってもいいぞ。さぁ、ジェレミー」
アーサーが嫌と言う訳が無かったな。
僕はアーサーを手に握ると、柄の魔石に魔力を込めた。アーサーの刀身が光輝き、剣の大きさに変化する。
「素晴らしいな。ジェレミー、アーサー。僕の我儘を聞いてくれてありがとう」
クリスは僕に礼を言ってアーサーを元に戻すように告げた。王子の前で剣を持っているなんて、事情を知らない人が見たら誤解を招きそうだよね。
王子ってもっと我儘で高圧的な態度を取るのかと思っていたけれど意外と気さくな性格だったのでちょっと安心した。
この先の学院生活が楽しみだ。
シヴァは留守番だが、何故かアーサーが一緒だった。久々の外出が嬉しいのか僕の懐の中で鼻歌を歌っている。
「今日はどちらに向かうのですか?」
答えてくれるかどうかはわからないがとりあえず父上に聞いてみた。
「王宮だ」
何とも簡潔な答えが返ってきたが、王宮に行くって言う事は王様に会いに行くって事だろうか?
「王宮に何をしに行くのですか?」
今度は父上の代わりに母上が答えてくれた。
「お茶会に招待されたのよ。あちらにはジェレミーと同い年の王子がいらっしゃるから、学院に入る前に親睦を深めたいそうよ」
なるほど。学院に入る前に仲良くしておこうと言うわけか。だけどその後の母上の発言は僕にとって衝撃だった。
「陛下とアルフレッド様はいとこ同士だから、王子とジェレミーははとこになるわね」
父上が王様といとこ同士?
つまり僕のお祖母様は王族って言う事か?
まさかの事実に僕は頭がクラクラしてきた。
そもそもは国王の弟が初代公爵を賜ったものだそうだ。
そして何代かに一人、王族から公爵家に婚姻で入ってくるらしい。
そうすると、もしかしたら僕の結婚相手が王女と言う可能性もあるって事かな。
そんな事を考えていると、やがて王宮が見えてきた。
馬車が停まると扉が開かれ、父上が降りるとスッと母上に手が差し出される。
母上は優雅に父上の手に自分の手を添えるとふわりと降り立った。
母上が僕を振り返り、降りるように頷いたので続けて僕も馬車から降りる。
出迎えてくれた侍従に促されて扉を入ると、そこにも使用人がズラリと並んでいた。
執事らしき人が一歩前に出て僕達に挨拶をしてくれる。
「お待ちしておりました、アルフレッド様。ジュリア様。ジェレミー様。ご案内いたします。どうぞ、こちらへ」
その人に先導されて王宮の中を歩く。
流石に王宮だけあって、調度品は公爵家よりは格段に上だとわかる。
あまりキョロキョロするわけにもいかないので、平常心を装って父上達の後に続いて歩くとやがてとある扉の前で止まった。
扉がノックされると「入れ」と声がかかる。
扉が左右に開かれ、部屋の中へと足を踏み入れると、奥のテーブルに腰掛けている3人の人物が見えた。
真ん中に座っていた男の人が立ち上がる。おそらくこの人が国王陛下だろう。
「やあ、アルフレッド。よく来てくれた。とりあえず座り給え」
こちらの挨拶もそこそこにテーブルへと案内されると、国王一家と対面する席に腰をかけた。
普通、国王に謁見した場合、色々と口上を述べたりするんじゃないんだろうか。
どうやら私的なお茶会のようだ。
僕は正面に座っている少年に目を向けた。
父親がいとこ同士だからだろうか、どことなく自分に似ているような気がする。
向こうもそう思っているのかはわからないが、僕と目が合うとニコリと笑ってくれたので僕も笑みを返す。
「学院の入学前にこうして会うことが出来て良かったよ。君がジェレミーか。アルフレッドの子供時代によく似てるな。ジュリアもジェレミーも体調を崩していたと聞いていたが、回復して何よりだ」
国王陛下は僕に向かって言葉をかけると王妃と王子を紹介してくれた。王子はクリスと言う名前で僕よりも誕生日が早いらしい。
しばらくは6人で歓談していたが、やがて王妃は母上を連れて庭園へと移動していった。おそらく女同士のおしゃべりが始まるのだろう。
母親達が出ていくのを皮切りに僕とクリスも二人だけで話をしろと部屋を追い出された。
「僕の部屋に行こうか。君とは色々と話をしたいと思っていたんだ」
侍従を連れてクリスの部屋へと移動する。
メイドがお茶の用意を終えて部屋を退出すると、クリスはズイと僕に顔を寄せて囁いた。
「アーサーを連れてきてくれたんだろう。見せてくれよ」
どうやらアーサーを連れて来いと言ったのはクリスのようだ。僕が出すより先にアーサーが懐の中から飛び出した。
「流石はアンドリューの息子だな。好奇心旺盛な所はそっくりだ」
アーサーの言葉からすると国王陛下も父上にアーサーを見せろとせがんだようだ。
「へぇー、凄い。これが公爵家に代々伝わる聖剣か。あれ? でも2本で対なんだろう? もう1本は?」
そんな事まで知っているのか。確かに代々伝わっているのなら、それなりに有名な話なんだろう。だけどアーサーが聖剣?
「連れてくるわけが無かろう。私の妻を見知らぬ男の目に晒すつもりはないからな」
アーサーがふんぞり返って断言しているが、それって独占欲丸出しの男の台詞だよね。
クリスがアーサーを触ろうと手を伸ばすが、途端にバチッと弾かれる。
「持ち主以外には触れないって言うのは本当なんだね。ねぇ、ジェレミー。剣の状態になるのを見せて貰っていいかな」
クリスが僕にそうお願いしてくる。
僕は別に構わないけど、アーサーはどうなんだろう。
「何だ、私の勇姿が見たいのか。勿論見せてやってもいいぞ。さぁ、ジェレミー」
アーサーが嫌と言う訳が無かったな。
僕はアーサーを手に握ると、柄の魔石に魔力を込めた。アーサーの刀身が光輝き、剣の大きさに変化する。
「素晴らしいな。ジェレミー、アーサー。僕の我儘を聞いてくれてありがとう」
クリスは僕に礼を言ってアーサーを元に戻すように告げた。王子の前で剣を持っているなんて、事情を知らない人が見たら誤解を招きそうだよね。
王子ってもっと我儘で高圧的な態度を取るのかと思っていたけれど意外と気さくな性格だったのでちょっと安心した。
この先の学院生活が楽しみだ。
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