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第一章 始まり
さらば故郷、復讐を果たすその日まで
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~旅立ちの日~
「バニィ、歯ブラシは持った?着替えは?忘れ物はなぁい?」
「母上、心配なさらずとも仕度は出来ています。いつまでも子ども扱いしないで下さい」
「何を言っているの?あなたはいつまでも私の子よ」
「はぁ・・・確かにそうではありますがそういう意味ではありません」
「ヘイトリッド、シャノワール、バニィを頼みますよ」
「はい、例えこの命に代えても必ずやお守りしてみせます」
「バニィ、毎月手紙を送るのよ。そして父の命日には必ず帰ってくること、いい?」
「承知しております。では母上、お元気で」
「あなたも体には気を付けなさいね」
俺は母の両頬にキスをして別れを告げる。
今日はいい天気だ。
丘の上をさわやかな風が吹き抜ける、この見晴らしも暫く見れなくなると思うと何だか切ない。
10年か・・・長いようで短かい、今日俺は俺の育ったこの地を去る。初めは酷いところと蔑んだが悪い思い出ばかりではない。大自然に囲まれて、時間がゆっくり流れているようにさえ感じる、のどかと言えばいいのだろうか?目的を遂げたら故郷に戻ってのんびり田舎暮らしをするのも悪くない。
「マスター、名残惜しいの?」
「こんなところでも俺にとっては故郷だからな、それに母上のことも気がかりだ」
「ご主人様は親思いなのですね?意外です」
「意外とは何だ?俺とて妖精の子だ、母親一人残して思うところはある」
「も、申し訳ありません!そんなつもりでは・・・」
「構わんよシャノワール、昨日今日のあれだ、自分が冷酷なことくらい重々承知している。
それよりもだ、変身してないときもシャノワールと呼ぶのはいささか抵抗がある。真の名は何と言う?」
「本当の名は失いました。『シャノ』、そうお呼びしてくれれば結構です」
「良いのか?その名には嫌な思い出があるだろう?」
「実は結構気に入ってるんです、この名前」
「そうか、では改めてよろしく言おう、シャノ」
「よろしくシャノ」
「こちらこそよろしくお願いします、ご主人様、ヘイトリッド」
「リットでいい」
「はい、リット!」
この先、一体どんな困難が俺達を待ち受けているのか分からない。だが、ここにいる者たちは心に何かしらの闇を抱えている。その闇がある限り、何があろうと俺達は決して止まらない。世界に思い知らせるその日まで、復讐の炎を絶やすことは決してない。
こうして俺達は戦死者の館へと旅立った。
~イーヴィングル河川港(おまけ)~
シャノがはしゃぐ。
「リット見て下さい、魔法少女ですよ。でもあの子一人でここにいる全員担いで飛べるのでしょうか?」
「あなたバカね、いくら魔法少女でも一度に500人も運べる訳ないでしょ?仮に運べたとしてもその乗り心地は最悪よ」
「・・・リット、お前が言うな」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
これで第一章終わりです。
楽しんでいただけたでしょうか?
クソみたいな妖精が流行る昨今ですがバニィもどっぷりダークサイドに染まっています。
きっとシスの暗黒卿と気が合うんじゃないですかね?(笑
こんなお話ですが今後ともよろしくお願いします!m(_ _)m
「バニィ、歯ブラシは持った?着替えは?忘れ物はなぁい?」
「母上、心配なさらずとも仕度は出来ています。いつまでも子ども扱いしないで下さい」
「何を言っているの?あなたはいつまでも私の子よ」
「はぁ・・・確かにそうではありますがそういう意味ではありません」
「ヘイトリッド、シャノワール、バニィを頼みますよ」
「はい、例えこの命に代えても必ずやお守りしてみせます」
「バニィ、毎月手紙を送るのよ。そして父の命日には必ず帰ってくること、いい?」
「承知しております。では母上、お元気で」
「あなたも体には気を付けなさいね」
俺は母の両頬にキスをして別れを告げる。
今日はいい天気だ。
丘の上をさわやかな風が吹き抜ける、この見晴らしも暫く見れなくなると思うと何だか切ない。
10年か・・・長いようで短かい、今日俺は俺の育ったこの地を去る。初めは酷いところと蔑んだが悪い思い出ばかりではない。大自然に囲まれて、時間がゆっくり流れているようにさえ感じる、のどかと言えばいいのだろうか?目的を遂げたら故郷に戻ってのんびり田舎暮らしをするのも悪くない。
「マスター、名残惜しいの?」
「こんなところでも俺にとっては故郷だからな、それに母上のことも気がかりだ」
「ご主人様は親思いなのですね?意外です」
「意外とは何だ?俺とて妖精の子だ、母親一人残して思うところはある」
「も、申し訳ありません!そんなつもりでは・・・」
「構わんよシャノワール、昨日今日のあれだ、自分が冷酷なことくらい重々承知している。
それよりもだ、変身してないときもシャノワールと呼ぶのはいささか抵抗がある。真の名は何と言う?」
「本当の名は失いました。『シャノ』、そうお呼びしてくれれば結構です」
「良いのか?その名には嫌な思い出があるだろう?」
「実は結構気に入ってるんです、この名前」
「そうか、では改めてよろしく言おう、シャノ」
「よろしくシャノ」
「こちらこそよろしくお願いします、ご主人様、ヘイトリッド」
「リットでいい」
「はい、リット!」
この先、一体どんな困難が俺達を待ち受けているのか分からない。だが、ここにいる者たちは心に何かしらの闇を抱えている。その闇がある限り、何があろうと俺達は決して止まらない。世界に思い知らせるその日まで、復讐の炎を絶やすことは決してない。
こうして俺達は戦死者の館へと旅立った。
~イーヴィングル河川港(おまけ)~
シャノがはしゃぐ。
「リット見て下さい、魔法少女ですよ。でもあの子一人でここにいる全員担いで飛べるのでしょうか?」
「あなたバカね、いくら魔法少女でも一度に500人も運べる訳ないでしょ?仮に運べたとしてもその乗り心地は最悪よ」
「・・・リット、お前が言うな」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
これで第一章終わりです。
楽しんでいただけたでしょうか?
クソみたいな妖精が流行る昨今ですがバニィもどっぷりダークサイドに染まっています。
きっとシスの暗黒卿と気が合うんじゃないですかね?(笑
こんなお話ですが今後ともよろしくお願いします!m(_ _)m
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復讐物超好物です。
これからも頑張って下さい。
読んでいただきありがとうございます!
初感想超うれしいっス(感ノД`動)クスン..
これからも頑張っていくのでどうぞよろしくお願いします。